0歳からの読み聞かせにぴったり!絵本「ころころアルマジロ」が高知の「有記出版」から刊行されました
「高知から全国に、親子で楽しめる絵本を届けたい」と活動する高知の小さな出版社が 2026 年 5 月、初の絵本「ころころアルマジロ」を刊行しました。
企画と文を担当したのは、有記出版の山本仁さん。絵はココハレの「うちのこザウルス」などでおなじみのデザイナー・岡崎紗和さんが手がけました。
主人公は小さなアルマジロ。くるくる丸まって、ころころ転がって、いろんな仲間に出会うストーリーは、0 歳児からの読み聞かせにぴったりです。
目次
本との楽しい“出会い”を子どものころから…思いを込めて絵本を作りました
「ころころアルマジロ」は 2026 年 5 月 1 日、高知市の有記出版から刊行されました。
有記出版は元高知新聞記者の山本さんが立ち上げた“ひとり出版社”。書籍制作から販売まで 1 人で担当しています。
絵本を作ろうと思ったきっかけは、昨今の「本離れ」に「活字離れ」。「子どものころに本との楽しい“出会い”を経験できれば、大人になっても本に親しめるのでは」と考えました。
制作にあたっては出版社の活動を全国の人に知ってもらおうと、クラウドファンディングにも挑戦。41 万 8000 円が集まりました。
「ころころ くるくる」「ころころ かくかく」…「さがし絵」も楽しめます
支援者の思いも受けて完成したのが「ころころアルマジロ」です。
「きょうは どこまで ころがれるかな?」「えい!」とアルマジロが転がる場面から始まり、ゾウさん、おさるさん…と、次々に登場します。
アルマジロがころころ転がる方向に読み手の視線も自然に動き、次のページを早くめくりたくなるような仕掛け。
「ころころ くるくる」「ころころ かくかく」など、リズムも楽しい一冊です。
制作の過程では、文章を声に出して読んでみたり、絵と文章の配置を何度も調整したり。
山本さんは自分で書いた文章を絵に置き、「長い」と感じる部分を削るなど、試行錯誤したそう。
岡崎さんは「色が印象的な動物を選び、アルマジロは『かわいい』と思ってもらえるように、何度もブラッシュアップを重ねました」と振り返りました。
ちなみに、岡崎さんの好きなキャラクターは「おさるさん」。
「サルの動きや配色でいろいろ遊べたので、描いていてとても楽しかった」とのこと。楽しすぎて描き込んでしまい、「元に戻したり、修正しながらの制作となりました(笑)」。
岡崎さんの遊び心が満載なのが「さがし絵」のページ。アルマジロはどこ?
あれもこれも「ころころ」になるんだなと感心し、癒やされたココハレ編集部員です。
ファーストブックにおすすめ!「前に進む楽しさ」を親子で感じてください!
山本さんと岡崎さんは夫婦で、刊行前の 4 月に第 1 子となる女の子が誕生しました。
「自分の子に読むことも想定しながら、『わが子に見せても恥ずかしくない絵本を』と思いながら作りました」と山本さん。
岡崎さんはママとして娘さんに読んであげる日が楽しみとのこと。「子どもと絵本を読む経験を通して、デザインやイラストで『人に伝える』という自分の仕事への理解もより深まってくるのでは」と期待しています。
「ころころアルマジロ」は物語に親しむ前の赤ちゃんや幼児に向けた絵本です。山本さんは大きな意味やメッセージ性は特に持たせず制作しましたが、自分の中には「前向き」というテーマがありました。
「『前向きに生きよう』とかではなくて、小さな動物が自ら進み、それをいろんな動物が受け入れていくことはイメージしました。純粋に、見て楽しいファーストブックに仕上がったと思います。親子で一緒に読んで、前に進む楽しさをぜひ感じてください!」
「ころころアルマジロ」は有記出版のウェブサイトやAmazonなどで購入できます。県内の書店でも注文できます。
ころころアルマジロ
- 絵:岡崎紗和、文:山本仁
- サイズ:縦 21.5 cm 、横 21.5 cm
- ページ:24 ページ
- 定価:1300 円(税抜き)
- 発行所:有記出版
- ウェブサイト:https://yuki-pub.com/
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