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【サポーターズコラム】「子どもを親の思い通りにさせる」なんて幻想…。子育てで困って、たどり着いた方法は?|兵頭由衣さん

【サポーターズコラム】「子どもを親の思い通りにさせる」なんて幻想…。子育てで困って、たどり着いた方法は?|兵頭由衣さん

子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!

子育て情報や話題のスポットを保護者目線でお伝えしていく「ココハレサポーターズ」。2023 年度は 10 人のお母さんたちが活動しました。

「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介してきました。ラストは兵頭由衣さんです。

子育てに困った時、皆さんはどうしていますか?上手に関わったとしても、「子どもを親の思い通りにさせる」なんて幻想ですね。 4 児の母・兵頭さんがたどり着いた方法は「寝かせる」です。

初めて触れた赤ちゃんは長女でした

ココハレサポーターズの兵頭由衣です。

しっかり長女、おっとり長男、ちゃっかり次男、もっちり次女の 4 児母です。スイカゲームにみんなでハマっています。

私は典型的な核家族育ちで、長女が初めて触れる赤ちゃんでした。

ミルク?おっぱい?おむつ?寝かしつけ?勝手に寝るんじゃないの?という無知すぎるで状態で育児スタート。

何をどうしていいか全く分からず途方に暮れ、長女の一挙一動に右往左往し、何をするにも神経質になり、「かわいい♡」と思う余裕はなかったことを覚えています。

母「あーやれやれやっと寝た」、長女「あーやれやれ。やっと寝かせてもらえたわ」
母「あーやれやれやっと寝た」、長女「あーやれやれ。やっと寝かせてもらえたわ」

長女が泣いている理由はもちろん分からないので、とりあえず抱っこで毎日何時間もゆらゆら。

こんなに抱っこでゆらゆらしてステップを踏んでいるなら、うどんを踏めるかも。あやしてうどんも作れるなんて一石二鳥だわ。ふふふ…。

うどんを作ったこともないのにそんなことを考え、本当に中力粉を買いました(結局作っていませんが)。

夫いわく「あの時は相当おかしくなっていた」そうです(笑)。

「昔はよかった」「かわいいのは今のうち」…産後の身にマウントはしんどい!

子育ての困りごとはたくさんありましたが、誰かに相談すると…。

「これがいかん!こうした方がいい!」とか、「あの頃はね〜」という“昔はよかった話”が始まったり。

「子どもがかわいいのは今のうちだよ〜」と悩みを矮小(わいしょう)化されたり。

「うちなんかもっと大変だよ〜。恵まれてる方だよ〜」とマウントを取られたり。

(私も人によく言っちゃう…反省…)

オーテピアに行けた時は、本を借りた帰りに必ず科学館で会議をしています
オーテピアに行けた時は、本を借りた帰りに必ず科学館で会議をしています

産後の頭でアドバイスをありがたく素直に受け取るのはしんどいな!と思っていたところ、「本を読む」に行き着きました。

本なら私にいろいろ言ってこないので(笑)、気になった子育て本を片っ端から図書館で借りました。オーテピアのアプリを利用して検索、予約し、近くの分室に取り寄せてもらい、それを取りに行っています。

読んでみて、「お!これは…」と思ったものは子どもたち相手に実践して、うまくいけば「あー私って天才、いいこと知ってる、ぐはは!」という気分になれました。

目の前の子どもは、本に書いている通りには動きません

しかし、そう思えるのは数分くらいなもんです。

目の前の子どもが本に書いてある通りにずっといてくれるなんて、ほぼありません。そして私の「疲れ」が出てくると、武装した知識をあっさりデリートしてきます。

一つのビーズクッションに4人でぎゅうぎゅうに座る仲良しな時もあれば、顔を見ればけんかしまくってる4人です
一つのビーズクッションに4人でぎゅうぎゅうに座る仲良しな時もあれば、顔を見ればけんかしまくってる4人です

むむむ…この前読んだ本になんて書いてあったけ?

この前いい感じと思ったマインドはなんだっけ?

あっさり脳からデリート、そして思い出せないという負のループ…。子育てとはなんと恐ろしいものなのでしょうか…。

せっかく本を参考に編み出した攻略法が「疲れ」で消去される。そのやるせなさに、1 歳児みたいにひっくり返りそうな瞬間が多々あります。

こんな風にひっくり返りたくなります
こんな風にひっくり返りたくなります

そんなこんなでいろいろあがいた結果、最近は困りごとをとりあえず寝かせることにしました。

困っても、パン生地を寝かせるみたいな感じでちょっと置いておけば、時間が解決することもあるだろう。子どもを思い通りにするなんて幻想…。いわゆる、まぁいっか精神!大事ですね〜。

ヨガでマインドフルネス!…なんて夢のまた夢です
ヨガでマインドフルネス!…なんて夢のまた夢です

人と話すのも読書も自分が楽しむために。

疲れないように事前に対処できることはする。

疲れたらとにかく休む。

自分の心身をまず大切にしよう。

子育てに向き合えば向き合うほど、子どもたちに振り回され、ままならない日々ですが、自分の心身の声を聴くことの大切さを学ぶ日々でもあるんだなと、最近思ったことでした。

 

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この記事の著者

門田朋三

ココハレサポーターズ

高知県内で暮らし、子育てをしているお母さんたち。子育て情報や話題のスポットなどを保護者目線でお伝えしていきます。

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