【サポーターズコラム】オセロ、UNO…ゲームに負けると、泣いてぐちゃぐちゃ。子どもたちが「勝敗」を受け入れたきっかけは?|坂本朱理さん
子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!
ココハレの企画を考えたり、親子で参加したりして、ココハレを盛り上げている「ココハレサポーターズ」。2024 年度は 7 人のお母さんたちが活動しています。
「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介していきます。
オセロやトランプ、UNOなど、家族で楽しみたいおうち遊び。でも、子どもって負けそうになると、泣いたり、ぐちゃぐちゃにしたりしませんか?小学 3 年生と年長児のママ・坂本朱理さんも対応に悩んでいました。助けてくれたのは「家族以外の支え」でした。
この春、4度目の高知生活がスタートしました!
こんにちは。ココハレサポーターズの坂本朱理です。
夫、小学 3 年の長男、年長の長女の 4 人家族です。夫の転勤で、この春から 4 度目の高知での生活が始まりました。
最近は、子どもたちも高知での生活に慣れ始めたので、私も仕事を始めました。
新しい環境に慣れる難しさを身に染みて実感していると同時に、子どもたちの適応能力をうらやましく思っています。
遊びなのに楽しく遊べない日々にイライラ
子どもたちが大きくなるにつれて、オセロやカードゲーム、ボードゲームなど、ルールや勝敗のあるおうち遊びが増えていった我が家。
正直、私はごっこ遊びや戦いごっこなどが苦手だったので、「やっとお互い楽しめるおうち時間が過ごせる」と思っていました。
しかし、いざ子どもたちと勝敗のつくカードゲームやボードゲームをすると、まあ大変。
負けそうになると、カードをぐちゃぐちゃにしたり、「やめる!」と言って途中で逃亡したり…。
初めのうちは、親もなだめたり、わざと負けてみたりと試行錯誤。
でも、何度もそれが続くと、こちらもイライラしてしまいます。
子どもたちの好きなことは伸ばしてあげたい
とは言え、ゲームをして遊ぶのは大好きな子どもたち。
負けて何度も逃亡したり、大泣きしたりしたとしても、すぐにまた「やろう!」と誘ってくるのです。
ちょうど、転勤で子どもたちが転校・転園したばかりだったということと、オセロが大好きだったということで、友達づくりも兼ねて、近くの公民館で教えてくれている囲碁教室に兄妹で通い始めました。
長男は、オセロが大好きだったということでドハマり(石の色が同じだというだけで、ルールは全く違いますが…笑)。
長女は優しい先生やお姉ちゃんたちがかまってくれるのがうれしくて、すんなりハマっていきました。
子どもたちなりの勝敗の世界
通い始めてからは、楽しく囲碁のルールやマナーを学び、どんどん吸収していく子どもたち。
だんだんと慣れ始めると、囲碁の大会に出る機会が増えていきました。
目の前で、勝敗が数字ではっきり分かることを経験し、初めは対局中に泣き始めたり、対局を渋ったり…。
親としてもその姿を見て「どう接したらいいんだろう」と悩んでいました。
そんな時、先生からの
「頑張ったね!最後まで座っていてえらかったよ!」
お友達からの
「俺も負けたよー。悔しい!」
という言葉で、子どもたちは大会を渋らなくなっていきました。
親以外にも頑張ったことを認めてくれる存在がいたり、悔しい気持ちに寄り添って共感してくれる存在がいることで、
「次も頑張ってみようかな?」
「お兄ちゃんお姉ちゃんも負けて悔しいのか!」
と、子どもなりに感じたのかもしれません。
子どもたちの成長は頼もしいけれど…
囲碁を始めてから、家でのゲームでも逃亡したり、大泣きしたりすることが徐々に減っていき、前よりは家で子どもたちとゲームやルールのある遊びを楽しめるようになりました。
感情を爆発させている子どもたちにイライラしたり、悩んだりしていた時期もありましたが、そんな時期があったからこそ、家族以外に認めてくれる存在、共感してくれる存在が子どもたちの中で大きくなったのかもしれません。
少しずつ、家庭以外の場所で子どもたちなりに成長していく姿を頼もしく思いますが、なぜか寂しさが勝ってしまう今日この頃です。
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