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双子のイヤイヤ期がたまらない!「子育てが同時に終わっていいね」にもやっと…|多胎児サークル「ツインズ プチポワ こうち」で双子、三つ子あるあるを語りました

双子のイヤイヤ期がたまらない!「子育てが同時に終わっていいね」にもやっと…|多胎児サークル「ツインズ プチポワ こうち」で双子、三つ子あるあるを語りました

街で時々見かける双子のきょうだい。「かわいいなぁ」と思うと同時に、「 2 人一緒にどうやって育ててるんだろう」「お父さんもお母さんも大変なのでは」と気になります。

そんなココハレ編集部員がおじゃましたのが、高知の多胎児サークル「ツインズ プチポワ こうち」のセミナー。双子先輩ママを囲む座談会が開かれ、双子育児、三つ子育児の大変なこと、楽しいことを語り合いました。

「双子のイヤイヤ期はたまらない!」「『子育てが同時に終わっていいね』と言われると、もやっとする」…。双子育児、三つ子育児の“あるある”を紹介します。

【多胎児サークルとは】双子育児、三つ子育児の大変さを共有し、支え合っています

「ツインズ プチポワ こうち」は 2021 年に誕生した高知の多胎児サークルです。代表の杉原香織さんが双子育児仲間に声をかけ、立ち上げました。杉原さんは年長の女の子の双子のお母さんです。

サークルでは子育てのセミナーを開いたり、ママブランチを企画したり。外遊びも取り入れています。

LINEグループでも大変なことや悩みを共有し、情報交換をしながら支え合っています。

2023年に開かれた「親子クッキング教室」。お菓子作りを楽しみました
2023年に開かれた「親子クッキング教室」。お菓子作りを楽しみました

今回の座談会は 2024 年 1 月 14 日、多胎児育児を考えるセミナーとして開かれました。「小梅助産院」(高知市春野町)の助産師で、17 歳になる双子のお母さんでもある谷泰子さんを迎え、語り合いました。

助産師の谷泰子さん。親子向けの性教育に取り組む「いのちのおはなしキャラバン隊!土佐姉妹」としても活動しています
助産師の谷泰子さん。親子向けの性教育に取り組む「いのちのおはなしキャラバン隊!土佐姉妹」としても活動しています

【双子妊娠】「おなかの出方がすごい」「太るのが怖い」…食事はしっかりと

座談会には、双子を妊娠中のお母さん、2 歳の双子と 8 カ月の赤ちゃんを育てるお母さんが参加しました。

双子を妊娠中のお母さんには、2 歳の子どもがいます。「今、まだ 5 カ月なんですけど、1 人目に比べておなかの出方がすごくて…」。確かに、双子と聞かなければ 7 カ月くらいかなという印象です。

「ツインズ プチポワ こうち」には多胎児を妊娠中のお母さんも参加できます
「ツインズ プチポワ こうち」には多胎児を妊娠中のお母さんも参加できます

双子の妊娠では「おなかがすごく出る」という人もいれば、「想像していたほどでもなかった」という人もいるそうですが、おなかが早く大きくなって動きづらくなります。早産のリスクも高まり、日常生活も制限されます。

「太るのが怖い」というお母さんに、谷さんは「バランス良く食べて」とアドバイスしました。

「『双子はおなかの中に 2 人いるから 2 人分食べて』なんて昔は言われましたけど、それは食べ過ぎ。でも、太るのを気にしすぎて食べないのもダメなので、食事はしっかり取ってくださいね」

【双子イヤイヤ期】「1人でもすごいのに、2人…」。生活リズムの違いに悩んでいます

2 歳の双子と 8 カ月の赤ちゃんを育てるお母さんが今、一番大変なのは双子のイヤイヤ期。「 1 人でもすごいのに、2 人。たまらないです…」

同じ双子でも、性格も違えば、イヤイヤの程度も違うそうです。「 2 人同時にイヤイヤという場面はあまりないので、そこは助かってますね」

双子ちゃんたち、同じようにお膝に乗りたがります
双子ちゃんたち、同じようにお膝に乗りたがります

2 歳、2 歳、8 カ月の 3 人育児は、それぞれのリズムの違いに悩まされるそうです。

「 3 人一緒にはなかなか寝てくれないので、寝かしつけを頑張っても『あぁ、お昼寝してくれない…』とか」。ご飯も双子からまだ目が離せない時期なので、「赤ちゃんを泣かせておいて食べさせたり、赤ちゃんを寝かせてから食べさせたりです」。

同じ双子でも、タイミングはそれぞれ
同じ双子でも、タイミングはそれぞれ

子どもには「お母さんを独占したい」という気持ちがあります。双子育児はどうしても「 2 人まとめて」が多くなりがち。谷さんは「パパがいる時に、1 人ずつお風呂に入れてみたらどうかな」と提案しました。

「親の愛情不足では決してないんだけど、『ママと 1 対 1 になりたい』という気持ちはあると思います。お風呂は狭いので、内緒のお話をしたり、スキンシップをしたり。親子のコミュニケーションの場におすすめですよ」

多胎児でなくても、例えば上の子の赤ちゃん返りが激しい時や、子どもに何かあったのかなと気になる時にも、1 対 1 のお風呂がおすすめだそうです。

【双子、三つ子の授乳】双子は「同時授乳」、三つ子は「ローテーション」…先輩ママの経験が受け継がれています

双子、三つ子の授乳も、1 人の子育てと同じように、母乳、混合、ミルクの人がいます。

母乳では 2 人一緒に授乳させる「同時授乳」ができます。双子の頭をそれぞれ片手で支えながら抱っこして飲ませます。

同時授乳にはこつがいるので、「ツインズ プチポワ こうち」では谷さんに教えてもらったり、先輩ママが経験を語ったりしています。

こちらは2人抱っこ。抱き方にこつがあるそうで、谷さんが実演してくれました
こちらは2人抱っこ。抱き方にこつがあるそうで、谷さんが実演してくれました

今回の座談会には三つ子のお母さんは参加していませんでしたが、杉原さんが三つ子の授乳について話してくれました。

「最近生まれた三つ子ちゃんなんですが、2 人は母乳の同時授乳で、1 人は搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませるというのをローテーションで回してるそうですよ」

ローテーション!なるほど!

【双子のけんか】同じおもちゃを買い与えても、取り合いになります

双子育児の“あるある”な悩みが、同じ物を二つ買うかどうか。おもちゃや絵本など、「二つも要る?」と思いつつ、やっぱり二つ買うそうです。

「 1 人が買って、1 人が我慢というのは絶対にないので、買うなら 2 人ともに買うことになりますよね」

「園で購入する毎月の絵本も『同じのを 2 冊も要らない』と思うけど、やっぱり 2 冊かな…」

「クラス写真は正直、『 1 枚でいいんじゃない?』と思います…」

「同じおもちゃで、同じように遊びたい!」
「同じおもちゃで、同じように遊びたい!」

けんかにならないように同じおもちゃを二つ買ったとしても、どちらかのおもちゃを取り合うけんかは起こるそうで…。

双子の年齢が上がるにつれて、貸し借りができるようになり、次第に好みも分かれていくそうです。

【双子の小学校入学】「2人一緒」が安心…きょうだいのクラスについつい入っちゃう

お母さんのおなかの中から、ずっと一緒に過ごしてきた双子ちゃん。多くが小学校に入学後、クラス分けで、初めての「分離」を体験します。

「双子は常に 2 人一緒、“ニコイチ”の習性があります」と谷さん。クラスが分かれたのに、ついつい、きょうだいのクラスに入ってしまうことがあるそう。

「授業が始まって『○○君がいない!』と騒ぎになったことがあります。2 人でいる安心感がきっとあるんでしょうね」

双子ちゃんは、お母さんのおなかの中から常に一緒
双子ちゃんは、お母さんのおなかの中から常に一緒

一方で、思わぬところで別行動していたというエピソードも披露してくれました。

「入学式早々、1 人だけ帰ってきて。『もう 1 人は?』と慌てたら、お友達といたということがありました。親が『 双子は 2 人でいるから大丈夫』と安心しきっていたら駄目だなと思いました」

小学校入学は子育ての節目。双子の場合は「クラスが分かれる」という問題も加わります
小学校入学は子育ての節目。双子の場合は「クラスが分かれる」という問題も加わります

双子でクラスが分かれた場合、宿題の量に差が出てしまい、家で「ずるい!」ともめる…なんてことも“あるある”だそうです。

ランドセルや算数セットの購入など、入学にかかる費用は一度に 2 人分。書類や名前の記入も 2 人分。入学後は宿題チェックや本読みカードへのサインも 2 人分。三つ子になると、3 人分…。多胎児育児、大変です!

【双子、三つ子の親への言葉】「子育てが同時に終わっていいね」「愛情が半分になってかわいそう」…もやっとします

双子や三つ子のお父さん、お母さんがよくかけられる言葉がこちら。

「子育てが同時に終わっていいね」「年子の方が大変よ」

座談会では「確かに同時に終わるし、年齢差のあるきょうだいの育児が逆に想像できないけど…」と前置きしつつ、「多胎児育児って大変さの濃さが全然違うのに…と、もやっとする」という声が上がりました。

気持ちを出し合える場に支えられています
気持ちを出し合える場に支えられています

見ず知らずの人から「双子?かわいそうに」と言われた経験のあるお母さんもいました。

「『双子だと親の愛情が半分になる』『子育ての手が足らないから、子どもも親もかわいそう』と言われました。なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろうと、落ち込みました」

反対に、「双子って大変だよね。頑張ってるね」「毎日お疲れさま」と声をかけられると、元気になるそうです。

「毎日、子育てお疲れさま」の言葉に元気をもらっています
「毎日、子育てお疲れさま」の言葉に元気をもらっています

「街で双子、三つ子を見かけると、すごく親近感が湧きますよね」「赤ちゃんだと、『今、大変だよね。寝れないよね…』って泣きそうになる。あの頃は『死なせないように』って必死だった」と話していました。

 

双子、三つ子育児の“あるある”、いかがでしたか?最後の「もやっとする言葉」が特に心に残ったココハレ編集部員です。子育ての状況は各家庭で異なりますし、「大変だ」と感じることは人それぞれです。相手の気持ちを思いやりながら、共に子育てを頑張っていきたいですね。

「ツインズ プチポワ こうち」の活動はインスタグラムで発信しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 2 と年中児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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