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RSウイルス感染症が高知県内で過去最多ペースで増えています

RSウイルス感染症」が全国で流行しています。高知県内では 6 月から患者が増え、過去最多ペースで急増しています。2020 年に感染者が少なく、免疫を持つ子どもが少ないことが要因として考えられるそうです。

RSウイルス感染症は「2歳までに100%かかる」と言われています。通常は風邪の症状で終わりますが、細気管支炎や肺炎などを起こすと、入院になる場合があります。

ココハレでは「教えて!吉川先生」でRSウイルス感染症について紹介しています。小児科医・吉川清志先生は、しっかり手洗いをするなど、通常の感染症対策を行った上で、「『かかったらダメ』と考えるのではなく、かかった時には適切に対応できるように心掛けましょう」と話しています。風邪の症状に加えて、呼吸が苦しそうな時や、ご飯を食べられない時は必ず受診してください。

 

RSウイルス感染急増 高知県内過去最多ペース 県「マスクと手洗い徹底して」

(高知新聞 2021 年 7 月 15 日掲載)

風邪に似た症状で、乳幼児は肺炎を起こす恐れがある「RSウイルス感染症」が全国で流行し、高知県内の感染者も2003年の調査開始以降、過去最多ペースで急増している。感染者の大半は子どもとみられ、県は「マスク着用と手洗いを徹底してほしい」と注意喚起している。

同ウイルスは飛沫(ひまつ)や接触で感染が広がり、発熱や鼻水、せきなどの症状が出る。ほとんどの子どもは2歳までに一度は感染するとされる。

2、3歳以上の子どもや大人は、軽い風邪のような症状で済むことが多い。しかし、生後数カ月間に初めて感染すると、細気管支炎や肺炎を引き起こすことがある。

県内では今年6月から感染者数が急増。28医療機関(小児科)から報告された7月5~11日の患者数は1医療機関当たり11・39人になった。これは過去最多だった17年9月の6・73人を超えている。

県健康対策課は感染拡大について、「昨年は感染者が非常に少なく、免疫を持つ子どもが少ないことが要因の一つかもしれない」と推測。「保育園などではおもちゃや手すりなど、子どもが触れる部分の消毒を」と呼び掛けている。(山本仁)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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