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交通事故防止の願いを込め、「大輝のひまわり」を植えました|週間高知の子どもニュース(2021年4月24~30日)

5 月に入りました。連休はいかがお過ごしですか?

今週は命の大切さを考える取り組みを紹介します。土佐塾中高校の子どもたちがひまわりの種を校内に植えました。種は 3 年前に交通事故で亡くなった畠山大輝さんの遺族から譲り受けたもの。大輝さんは当時 12 歳で、土佐塾中に入学したばかりでした。ひまわりに込められた思いを全校生徒に伝えていくそうです。

2021 年 4 月 24 ~ 30 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

佐川町の園児がレトロポスト清掃

(高知新聞 2021 年 4 月 24 日掲載)

佐川町甲の佐川郵便局前にあるレトロな郵便ポストをこのほど、近くの花園保育園の園児たちが清掃した=写真。

郵便制度が始まった郵政記念日(4月20日)に合わせ、同園が毎年実施している。21日は同町の歴史的な町並みに溶け込むよう現在も使われている円筒状のポスト(1963年製、高さ約130センチ)を、年長組の19人が「きれいになってね」とぞうきんで磨き上げ。徳弘美都ちゃん(5)は「楽しかった。おばあちゃんに手紙を出したい」と話していた。

四万十川に「丸太こいのぼり」すいすい 四万十町の米奥小児童ら制作

四万十川を彩る丸太こいのぼり(四万十町米奥)
四万十川を彩る丸太こいのぼり(四万十町米奥)

(高知新聞 2021 年 4 月 25 日掲載)

高岡郡四万十町の米奥小学校の児童18人と住民らが絵付けした「丸太こいのぼり」が24日、同町米奥地区の四万十川に登場し、水面をカラフルに彩っている。5月23日まで。

保護者や住民でつくる学校運営協議会(村上智之会長)などが2011年から行っている。昨年は新型コロナウイルスの影響で自粛したが、県内の感染状況を踏まえ「子どもを元気づけたい」と設置した。

この日は、住民ら約20人が源流大橋下の水面に直径約20センチ、長さ約1・5メートルの18本を泳がせ、上空や橋の欄干にも大小約110匹のこいのぼりを飾り付けた。約300メートル上流の一斗俵沈下橋でも計約130匹が川と空を彩っている。

同小4年の坂本心美さん(9)は「久しぶりで色の塗り方が難しかった。今年は開催できてうれしい」と笑顔を見せていた。(小林司)

黒潮町の大粒イチゴ、南郷小児童20人が収穫

はしゃぎながらイチゴを収穫する南郷小学校の児童(黒潮町加持)
はしゃぎながらイチゴを収穫する南郷小学校の児童(黒潮町加持)

(高知新聞 2021 年 4 月 25 日掲載)

幡多郡黒潮町浮鞭の南郷小学校の児童が23日、同町加持のビニールハウスでイチゴ狩りを楽しんだ。栽培農家が「新年度を迎えた児童同士が仲良くなるきっかけに」と招待。児童はもぎたてを頬張り「おいしい!」と歓声を上げた。

同町浮鞭のイチゴ農家、大林理恵さん(51)が5年ほど前から、収穫終盤の4月下旬に児童を招いている。この日は1、2年生20人が訪れた。

ハウス内には、幡多地域で生産されている大粒イチゴ「おおきみ」が鈴なりで、児童は畝の間を歩き回り、一つもいではパクリ。「いつも食べるのよりおいしい」「大きいの見つけた」と大はしゃぎで、上級生が給食で食べる分もたっぷり収穫した。

大林さんは「イチゴ狩りが新年度最初の行事として、楽しい学校生活のスタートになってくれたらうれしい」と目を細めていた。(河本真澄)

高知くろしおキッズ 新たに24人認定 アスリート育成

速く走るためのトレーニングに励むキッズたち(香南市の県青少年センター)
速く走るためのトレーニングに励むキッズたち(香南市の県青少年センター)

(高知新聞 2021 年 4 月 27 日掲載)

世界で活躍するアスリートの育成を目指す高知県の事業「高知くろしおキッズ」の2021年度認定式が25日、香南市野市町西野の県青少年センターで行われ、新メンバーの小学4、5年生計24人が飛躍を誓った。

177人の応募者から選考。6年生までの間、飛び込みやカヌー、ゴルフといったさまざまなスポーツに取り組み、技能向上を目指しながら競技の適性を探る。

認定式では県文化生活スポーツ部の岡村昭一部長が「感謝の気持ちを忘れず練習に取り組み、高知県のスポーツ界をリードする存在になってほしい」と激励。新メンバーの江陽小4年、山本託也君(9)が「将来オリンピックで活躍できるように頑張ります」とあいさつした。

その後、スポーツトレーニングコーチの井場正知さん(45)を講師に早速練習。速く走るための体の使い方などを教わっていた。(深田恵衣)

バイオリンと舞踏 児童生徒222人魅了 土佐町

生徒を魅了した須賀麻里江さん=右=と山根海音さん(土佐町宮古の土佐町小中学校)
生徒を魅了した須賀麻里江さん=右=と山根海音さん(土佐町宮古の土佐町小中学校)

(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)

土佐郡土佐町の土佐町小中学校でこのほど、高知市在住のバロックバイオリン奏者、須賀麻里江さんと香南市出身の舞踊家、山根海音(みおん)さん=東京都=の公演が行われ、児童生徒222人を魅了した。

NPO法人こうち音の文化振興会が「本物に触れ感性を育んでほしい」と企画した。

22日は須賀さんがバッハの無伴奏バイオリンのためのソナタ第1番などを演奏。その音色に合わせて山根さんが即興で舞を披露した。感情のこもったパフォーマンスに児童生徒はくぎ付けとなり、思わず踊りだす子どももいた。

吹奏楽部の中学2年、山中優花さん(13)は「演奏と踊りは自由自在やのに、ピタっと息が合っていて感動しました」と笑顔で話した。

同日夜には同町石原地区でも公演が行われた。(竹内将史)

お金の役割学ぶ絵本寄贈 宿毛商工会議所青年部

(高知新聞 2021 年 4 月 28 日掲載)

宿毛商工会議所青年部(宿毛YEG)はこのほど、宿毛市教委員会と坂本図書館に、お金の役割などについて学ぶ絵本を計35冊寄贈した。

絵本は日本YEGが製作。東京商工会議所の初代会頭で、新1万円札に肖像画が使われる渋沢栄一も紹介している。

20日、宿毛YEGの田口誠会長らが同市桜町の宿毛小学校で児童に絵本を贈った=写真。田口会長は「渋沢は岩崎弥太郎のライバルと呼ばれ、竹内綱と交流するなど、地元の偉人とも関わりがある。お金の役割とともに人物像も学んでほしい」と話した。

土佐塾中高生が「大輝のひまわり」植える 交通事故防止へ願い込め 高知市

ひまわりの種を植える生徒たち(高知市の土佐塾中高校)
ひまわりの種を植える生徒たち(高知市の土佐塾中高校)

(高知新聞 2021 年 4 月 29 日掲載)

命の大切さに思いを込め、高知市北中山の土佐塾中高校の生徒が28日、3年前に交通事故で12歳で亡くなった畠山大輝さん(当時同中1年)の遺族から譲り受けたひまわりの種を校内に植えた。

大輝さんは入学間もない2018年4月、自転車で登校中に同市内の横断歩道上で大型トラックにひかれて亡くなった。

その後、母親の理夏さん(50)=同市池=が、交通事故防止を願い「大輝のひまわり」と名付けたひまわりを育て始めた。昨夏には亡き息子への思いを書き留めた詩集「花を買う」を出版し、種を希望者に贈ってきた。

同校でも30粒ほど譲り受け、今年から育てることに。この日の放課後、生徒会の9人がプランターに1粒ずつ丁寧に植え付けた。集会などの機会に、ひまわりに込められた思いを全校生徒に伝えていくという。

生徒会長で同校2年の吉井桃々(もも)さんは「世話をして、大きくきれいに咲かせたい。(生徒に)命の大切さを考えてもらえるようにしたい」と話している。(松田さやか)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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