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佐川町の小学生がタブレット端末で地域について学んでいます|週間高知の子どもニュース(2021年5月8~14日)

大型連休明けの今週、高知県内の子どもたちは農業、漁業、演劇、交通安全、建設など、さまざまな分野の現場で豊かな学びを経験しました。

佐川町では教育委員会が町の歴史や文化などをまとめたデジタル教科書と副読本「サカワーク」を作り、4 月から小中学校で活用しています。タブレット端末で資料画像を 360 度回転させるなどデジタルならではの機能があり、子どもたちは楽しみながら地域について学んでいます。

2021 年 5 月 8 ~ 14 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

窪川高校生と四万十町児童が一番茶摘み交流

窪川高生と茶摘みを楽しむ児童(四万十町北琴平町)
窪川高生と茶摘みを楽しむ児童(四万十町北琴平町)

(高知新聞 2021 年 5 月 8 日掲載)

高岡郡四万十町北琴平町の窪川高校の生徒が6日、学校の茶畑に窪川小児童を招き、一番茶の手摘み体験を通して交流した。

同高は、校舎近くの13アールで茶を無農薬栽培。地域産業に関心を持ってもらおうと、2004年から児童らを招いている。昨年は新型コロナウイルスの影響で自粛した。

この日は窪川高地域リーダー養成コースの2、3年生13人と、窪川小3年生45人が参加。児童は、高級茶に仕上げるため新芽と若葉2枚を摘む「一芯二葉」を高校生に教わり、約10キロを収穫した。

自宅でも茶を栽培している同高2年、土居奈緒さん(16)は「上手に摘めたね」と児童を褒めながら手ほどき。窪川小3年、伊藤咲絵さん(8)は「何回摘んでも飽きない。面白い」と笑顔だった。茶葉は事前に収穫した80キロと合わせて加工し、両校の行事などで利用する。(小林司)

稚アユ240キロ、須崎市の新荘川で児童が放流

新荘川に稚アユを放流する新荘小児童ら(須崎市下分甲)
新荘川に稚アユを放流する新荘小児童ら(須崎市下分甲)

(高知新聞 2021 年 5 月 9 日掲載)

須崎市の新荘川で7日、新荘、上分両小学校の児童約30人が稚アユを放流して成長を願った。

新荘川漁協が240キロ(約2400匹)の稚アユを用意。下分甲の河原では、新荘小の1、2年生9人がバケツに入った10センチほどの稚アユに「行け!」「元気でね」などと声を掛け川に放った。

1年の田部汐里さん(6)は「放流は初めて。魚が小さくてかわいかった。早く大きくなってほしい」と笑顔を見せていた。

児童らによる放流は、市と同漁協の事業で2年ぶり。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止した。(富尾和方)

「自分の世界広げて」 ソレイユ元団員 いの町神谷小中で講演

(高知新聞 2021 年 5 月 10 日掲載)

世界的な人気を誇るカナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の元団員、宮海彦さんがこのほど、吾川郡いの町神谷の神谷小中学校で講演し、全校児童生徒40人に広い世界を見ることの大切さを伝えた=写真。

宮さんは東京都出身で2009~19年に同劇団に所属。現在はフリーの役者で、昨年9月から自転車で日本一周に挑んでいる。環境問題に関心を持ち各地の農家や企業を訪問しており、いの町で滞在した製紙会社を通じて6日、同校で講演することになった。

宮さんは、音楽が苦手にもかかわらずミュージシャンの役を演じた経験を披露し、「楽器の演奏も練習したらできるようになった。何事にも苦手意識は持たなくていい」と児童に語り掛けた。

一方で自身が出演したサーカスの映像も見せ、「苦手なことばかり頑張ろうとするのではなく、好きなことを伸ばしてほしい」とも。「好きなことを見つけるためにも、本を読んだりいろんな人や文化に出会ったりして自分の世界を広げてほしい」とエールを送った。(山崎友裕)

電子教材で高知・佐川町を〝丸分かり〟 歴史・産業・偉人を動画や3D画像で楽しく

サカワークを使って調べ学習をする児童たち(佐川町乙の佐川小学校)
サカワークを使って調べ学習をする児童たち(佐川町乙の佐川小学校)

(高知新聞 2021 年 5 月 10 日掲載)

高知県高岡郡佐川町教委が、町の歴史や文化などをまとめたデジタル教科書と副読本「サカワーク」を作り、4月から小中学校で活用している。タブレット端末で資料画像を360度回転させるなどデジタルならではの機能があり、子どもたちが楽しみながら主体的に郷土を学べるようになっている。

教員らの担当者会と、保護者らの検討委員会が2018年度から3年がかりで内容や学習の進め方を議論してきた力作で、制作費は約1950万円。

デジタル教材は小学1・2年、3・4年、5・6年と中学生以上向けの4種を制作し、小学生版はそれぞれ紙の副読本とセット。総合的な学習の時間に限らず、各教科で活用している。

町の動植物や祭り、史跡、偉人、産業など幅広い分野を解説。小学生版では例えば、茶栽培について文字情報で学んだ後、実際の様子を動画で見て理解を深める。かつて台風で浸水した町の画像を指で〝めくる〟と今の町並みが現れて比較ができたり、3D画像で貴重な土器の底を見たりもできる。

副読本は、町の地図とともに〝探検〟や実地学習も促す。町出身の学者やスポーツ選手の歩みを紹介しながら、子どもたちが自分の人生を重ねて夢や目標を立てるなど、さまざまな工夫を施した。

4月下旬、佐川小学校では6年生が町のパンフレット作りをテーマにサカワークを使った調べ学習に取り組んだ。児童は動画を見つつ歴史的な建造物をまとめたり、植物を季節ごとに分類したり。古味佳奈さん(11)は「今まで知らんかった佐川の伝統とか歴史が分かるし、調べたいことを自分で調べられる」と喜んでいた。

浜田陽治教育長は、教材を通して「子どもたちが地域のことを理解し、どんな未来を創造していくかを考えてくれるようになれば」と期待を込めている。(楠瀬健太)

生の舞台に児童夢中 四万十市で「こども演劇祭」

(高知新聞 2021 年 5 月 11 日掲載)

子どもたちに生の舞台芸術に触れてもらい、豊かな感性を育んでもらう「四万十川こども演劇祭」が10日、四万十市具同田黒1丁目の具同小学校での公演で始まった=写真。14日まで市内5カ所で開催され、市内の全児童がステージを鑑賞する。

「地域に根付いた演劇祭」をテーマに、同市や中村こども劇場などでつくる実行委員会が1993年から隔年で開催。通常は保護者や住民も招待するが、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、観客は児童に限定した。

今回は、劇団風の子関西(京都府)が、鳥や獣と話すことができる少年を主人公にした冒険譚(たん)「風の少年シナド」を上演。体育館には背景の布やステージが設営され、6人の劇団員が多彩な小道具を駆使しながら、子どもたちを物語の世界へ引き込んだ。

劇団員の尾形宏美さん(38)は「感染症対策をして、子どもたちの心を動かす劇を届けたい」とにっこり。同校5年の浜田陽愛(ひな)さん(10)は「山うばの行動や、竜の表現が印象的で、とても楽しめた」と喜んでいた。(今川彩香)

五台山小児童が田植え 高知市

横一列になって田植え体験をする児童たち(高知市五台山)
横一列になって田植え体験をする児童たち(高知市五台山)

(高知新聞 2021 年 5 月 11 日掲載)

高知市の五台山小学校(森一正校長)の5、6年生26人が10日、地元の水田で田植え体験をし、普段味わうことのできない土の感触を楽しんだ。

「農家の苦労や生産の喜びを知ろう」と、同校が1995年から続けている体験学習。近くの農家、横田健さん(72)の協力で、約10アールの水田に植えた。

はだしで田んぼに入った児童たちは、ヌルッとした泥の感触に「沈んでいく!」「冷たい!」と大はしゃぎ。地元の人の助言でこつをつかむと、もち米の一種「カグラモチ」の苗を、横一列で競うように植えた。

田植えを終えた児童たちは「想像以上に大変だった。ご飯を残さずに食べたい」「秋の収穫が楽しみ」と笑顔で話していた。9月に稲刈りをし、12月には餅つきを行う予定。(山仲健一)

架け替え工事中の大栃橋に児童らお絵かき 古里のシンボルに親しむ 香美市

舗装前の橋の上に思い思いにチョークで絵を描く大栃中の生徒ら(香美市物部町大栃)
舗装前の橋の上に思い思いにチョークで絵を描く大栃中の生徒ら(香美市物部町大栃)

(高知新聞 2021 年 5 月 12 日掲載)

老朽化に伴い架け替え工事が進んでいる香美市物部町の大栃橋で10日、地元の小中学生らを招いた見学会が開かれた。子どもたちは舗装前の橋の路上にチョークで特産品などを描き、新しくなる古里のシンボルに親しんだ。

新しい橋(全長201メートル、幅10・5メートル)は現在の橋の隣に架設中で、2022年夏ごろまでに完成予定。県中央東土木事務所が建設業や地元のインフラに興味を持ってもらおうと、見学会を企画した。

大栃小中学校の児童生徒や大栃保育園の園児約50人が舗装前の真っ白なコンクリートの上を歩き、カラーチョークで思い思いに絵を描いた。地元特産のユズや名所「塩の道」などのイラストに加え、「自然を守ろう」などのメッセージも書いて記念撮影を楽しんだ。

子どもたちの“力作”は今後、アスファルト舗装の下に隠れてしまうが、大栃中3年の藤原美希さん(14)は「いつも通ることになる橋に絵を残せてうれしい。物部の魅力をいっぱい詰め込みました」と声を弾ませていた。(小笠原舞香)

自転車ヘルメット着用、波介小学校がモデル校に 高知県内初、土佐署指定

ヘルメットを着用し安全な自転車の乗り方を学ぶ児童ら(土佐市の波介小)
ヘルメットを着用し安全な自転車の乗り方を学ぶ児童ら(土佐市の波介小)

(高知新聞 2021 年 5 月 12 日掲載)

土佐署は11日、高知県内初の「自転車ヘルメット着用モデル校」として土佐市波介の波介小学校を指定した。同校は学校やPTAが着用に力を入れており、児童の9割がヘルメットを持っているという。

自転車安全利用促進月間の5月に合わせ、小学生の段階からヘルメットを習慣にしてもらおうと、同署が独自に企画して指定した。

指定式では、朝比奈正敏署長が児童代表に指定書を贈呈。小学生の頭の重さとほぼ同じ4キロのダンベルをグラウンドに落としながら「下がアスファルトだとすごい衝撃になる。必ずヘルメットを着けてください」と呼び掛けた。

3年生以上の19人には、市交通安全指導員らが自転車の安全な乗り方を指導。6年の田村啓太郎君(12)は「ヘルメットは命を守ってくれると感じた。中学生になっても着けたい」と話していた。(山崎友裕)

高知市教育支援センター「みらい」で初の運動会、不登校の15人楽しむ

リレーを楽しむ生徒ら(高知市教育支援センター「みらい」)
リレーを楽しむ生徒ら(高知市教育支援センター「みらい」)

(高知新聞 2021 年 5 月 12 日掲載)

不登校の子どもたちが通う高知市教育支援センター「みらい」(同市桟橋通2丁目)で11日、初めての運動会が開かれた。生徒の「やりたい!」の声で実現。青空の下、リレーや借り物競走などで大いに盛り上がった。

みらいは1972年度から支援活動を続けており、現在は92人の小中学生が通う。吉本恭子センター長は「学校行事に抵抗のある子が多い。運動会をするという発想がなかったのでは」という。

きっかけは今年2月、中3の女子生徒(14)が「運動会をやりたい」と吉本センター長に伝えたこと。生徒の仲良し3人組を中心としたメンバーで種目を決め、準備を進めてきた。

「第1回みらい運動会」には、小中学生15人と支援スタッフら計44人が参加。玉入れや障害物競走など9種目を時に真剣に、時に笑顔で取り組んだ。競技に参加しない子も拍手で応援したり、音楽を流したりしてサポート。約2時間、みんなで楽しんだ。

言い出しっぺの生徒は「めちゃくちゃ楽しかった。みんなの笑顔が思い出になる。これからも、いろいろ楽しいことを考えたい」と充実感たっぷり。

吉本センター長は、「人前で話すのが苦手な子たちが、準備の過程で意見を言えるようになった。願いをかなえた経験は、今後の自信になるはず」と目を細めていた。(石丸静香)

交通事故防ごう モデル校に横浜小 高知南署が指定

モデル隊員の委嘱状を手渡される児童(高知市の横浜小)
モデル隊員の委嘱状を手渡される児童(高知市の横浜小)

(高知新聞 2021 年 5 月 13 日掲載)

高知南署は12日、目(アイ)や愛の力で交通事故を防ぐ「横断歩道アイズ宣言」の初モデル校に、高知市瀬戸東町1丁目の横浜小学校を指定した。

モデル校の子どもたちは横断歩道を渡る際に、手を上げ車に合図(アイズ)▽左右の安全と車の停止を目(アイ)で確認▽車には愛(アイ)を込めてあいさつする―ことを心掛けるという。

同校での指定式で室津康博署長は「命を守る行動として多くのアイをもって」と呼び掛け。364人の児童を代表し、6年の吉田光希君(11)と尾立規晴(ただはる)君(11)が宣言を朗読した。

同署は昨秋からアイズ宣言を普及。ドライバー向けに、信号のない横断歩道では速度を落とす▽歩行者がいれば一時停止する―と宣言した事業者にステッカーを配布している。(玉置萌恵)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 8 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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