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小中高生が「ジンデ池生物研究所」を結成しました|週間高知の子どもニュース(2021年5月15~21日)

早くも梅雨入りした高知県!ジメジメした天気の中でも高知県内の子どもたちは学校の内外でさまざま取り組みをしています。

今週は子どもたちの自主的な活動のニュースが届きました。須崎市の植村優人さん=小津高校 1 年=が生き物好きの小中高生ら 4 人と調査研究グループ「ジンデ池生物研究所」を結成しました。室戸市の小学校卒業生らは、黒潮町の支援活動に賛同してトンガの子どもたちに贈るランドセルを集めています。

2021 年 5 月 15 ~ 21 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

小中高生が「ジンデ池生物研究所」結成 須崎のトンボ少年、ため池保全へ高知県内の仲間と

「ジンデ池生物研究所」を立ち上げた植村優人さん(中央)と中沢陸君(右)、前田蛍太さん(左)=須崎市安和の須崎地区森林組合
「ジンデ池生物研究所」を立ち上げた植村優人さん(中央)と中沢陸君(右)、前田蛍太さん(左)=須崎市安和の須崎地区森林組合

(高知新聞 2021 年 5 月 15 日掲載)

須崎市の〝トンボ少年〟こと植村優人さん(15)=小津高校1年=がこのほど、生き物好きの小中高生ら4人と調査研究グループ「ジンデ池生物研究所」を結成した。植村さんが絶滅危惧種のトンボを確認した同市安和の農業用ため池の保全に向け、生態調査に一層力を入れていく。

植村さんは幼いころから昆虫好きで、小学5年から「高知市子ども科学図書館」(現高知みらい科学館)のネイチャークラブに通って標本作りを学習。県内外で採集を続け、標本展も開いている。

2019年には、須崎市が決壊防止工事を予定するジンデン池(通称ジンデ池)を独自に調査。県レッドデータブックで絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているキトンボなどを確認し、池の保全を呼び掛けた。これを受け、市も生き物に配慮した工法を検討している。

植村さんはその後も池での調査を月1回程度継続。一方で今春の高校進学後は、生物部の活動などで調査頻度を保つのが難しくなると考えた。そこで入学前の3月、ネイチャークラブの仲間らを誘い「ジンデ池生物研究所」を立ち上げた。

メンバーは所長の植村さんのほか、いずれも高知市在住で丸の内高校1年の前田蛍太さん(15)、介良中学校2年の黒岩拓真さん(13)、潮江小学校6年の中沢陸君(12)。加えて、ネイチャークラブの指導者で元小学校教員の西川裕文さん(67)=須崎市=を顧問に迎えた。

調査は月2回程度、都合のつくメンバーが行うことにしており、植村さんは「別の人が調査することで、自分が見逃した生き物が見つかるかもしれない」と期待する。メンバーも「どういう生き物がいるのか楽しみ」(前田さん)などと意欲を見せ、西川さんは「5年、10年と続けることで調査の精度も上がる。頼もしい子どもたちに協力していきたい」と話している。

植村さんは9日、安和の須崎地区森林組合で2年間の調査結果を住民らに発表し、「貴重な生態を知り、池を守ってほしい。これからも僕たちの調査を見守ってください」と訴えていた。(富尾和方)

大野台地で幼稚園児がジャガイモ収穫 高知・田野町

ジャガイモ掘りを楽しむ園児(田野町)
ジャガイモ掘りを楽しむ園児(田野町)

(高知新聞 2021 年 5 月 16 日掲載)

安芸郡田野町の田野幼稚園の年長組20人が14日、同町の大野台地でジャガイモの収穫を体験した。

同台地のジャガイモは赤土の畑で栽培され、色白で身が締まり味が濃いのが特徴。約2・6ヘクタールで栽培している安岡博明さん(58)が、町の特産品を知ってもらおうと企画した。

園児たちが掘りやすいよう、安岡さんがあらかじめ掘り返した畑で作業開始。園児は「これ見て、大きい!」「どっちが多く取るか競争や」とはしゃぎながらスコップを動かしていた。

収穫したジャガイモを見た園児は「フライドポテトにして食べたい」「カレーライスに入れたらおいしそう」と笑顔で話していた。(植村慎一郎)

無人島長平救ったアホウドリを学ぶ 高知・香南市の児童

アホウドリの模型を抱いて大きさを体感する児童ら(香南市香我美町下分の山南防災コミュニティセンター)
アホウドリの模型を抱いて大きさを体感する児童ら(香南市香我美町下分の山南防災コミュニティセンター)

(高知新聞 2021 年 5 月 17 日掲載)

高知県香南市香我美町岸本出身の船乗り「無人島長平」こと野村長平(1762~1821年)に親しんでもらおうと15日、香南市の山南防災コミュニティセンターで、長平が命をつないだアホウドリについて子どもたちが学ぶイベントが開かれた。長平は1785年に土佐沖で嵐に遭い、伊豆諸島の無人島、鳥島に漂着。アホウドリの肉や卵を食べて12年余り生き延び、古里に生還した。

イベントは、長平の没後200周年を記念して香我美市民館が企画。市内の小学生10人が、紙芝居で長平のストーリーを学んだ。

続いて、山階鳥類研究所(千葉県)の賛助会員、門脇位明(のりあき)さん(58)=香我美町上分=がアホウドリの実物大模型を見せながら解説。「見た目はとてもきれいだが、数が少ない。(蔑称めいたアホウドリではなく)『オキノタユウ』と呼んで大切にしようという動きが広がっている」「体重は6キロ、翼を広げた大きさは2メートルくらい」などと説明すると、子どもたちは「でっかい!」と驚いていた。

佐古小学校2年の山内陽向(ひなた)君(8)は「鳥を食べて生き延びた長平はすごい。助けてくれた鳥なので『オキノタユウ』と呼んでいきたい」と話していた。(深田恵衣)

ランドセルをトンガに寄贈 室戸の小学校卒業生ら、黒潮町の支援活動に賛同

トンガの子どもたちに貢献できてうれしいと話す山田葵音さん(室戸市浮津の室戸小学校)
トンガの子どもたちに貢献できてうれしいと話す山田葵音さん(室戸市浮津の室戸小学校)

(高知新聞 2021 年 5 月 20 日掲載)

高知県室戸市内の小学校を今春卒業した子や保護者有志が、トンガの子どもたちにランドセルを贈る幡多郡黒潮町の活動に賛同し、現在収集に取り組んでいる。ランドセルは6月末、事務局の同町教委に託す予定。

黒潮町は、2016年に同町で開かれた「世界津波の日 高校生サミット」にトンガの生徒が参加したのをきっかけに支援を開始。町婦人連合会と町PTA連合会を中心に毎年50個のランドセルを贈っている。

今年1月、同町がランドセルの発送準備を進めているとの本紙記事を見た当時の室戸小6年、山田葵音(あおね)さん(12)がクラスで話題にし、担任の教員が「みんなでやらん?」と提案。山田さんの母、茜さん(42)も協力し、4月の室戸中学校入学式で提供を呼び掛けた。

集まったランドセルは5月19日時点で19個。葵音さんは「貢献できて良かった」と喜び、茜さんは「粗大ごみになるのはもったいない。SDGs(持続可能な開発目標)の一環にもなる」と話した。

黒潮町教委も「東と西、遠く離れた所で子どもたちが動いてくれ、本当にありがたい」と感謝。ランドセルは室戸小が保管し、発送する6月末まで募集している。問い合わせは同小(0887・22・0888)へ。(板垣篤志)

園児と児童生徒80人が田植え体験 芸西村

田植えを体験する幼稚園児や小中学生(芸西村和食甲)
田植えを体験する幼稚園児や小中学生(芸西村和食甲)

(高知新聞 2021 年 5 月 20 日掲載)

安芸郡芸西村の幼稚園児と小中学生約80人が18日、同村和食甲の村有田で田植えを体験した。

村教委が食育の一環として毎年行っている。青年農業士連絡協議会芸西支部のメンバーの指導で、約700平方メートルの田に苗を植えていった。

子どもたちは各世代が交わるように班分けされ、年長者が年少者をサポートした。田んぼに足を入れると「足が抜けん」「こける、こける!」と大はしゃぎ。泥にまみれながら、苗の列がまっすぐになるように丁寧に植えていった。

米は9月ごろに子どもたちが収穫する予定。学校給食に利用するほか、村内の高齢者施設にも贈る。(森部智成)

宿毛小学校で交通安全教室

(高知新聞 2021 年 5 月 20 日掲載)

宿毛市桜町の宿毛小学校でこのほど、交通安全教室が開かれ、児童が横断歩道の渡り方などを学んだ=写真。

12日の教室には1、3年生計110人が参加。体育館に教材用の信号機を設け、宿毛署員らが「左右を確認して手を上げて」「道を譲ってくれた車の運転手にお辞儀しましょう」などと指導した。

同校は毎週水曜、児童会が中心となって通学時のあいさつ運動を続けており、同署から交通安全推進のモデル校に指定された。

久礼、室戸の両小学校児童 リモート中継で自転車運転競う

オンラインで自転車運転を競う児童(中土佐町の中土佐地区人権啓発センター)
オンラインで自転車運転を競う児童(中土佐町の中土佐地区人権啓発センター)
学科も含めた競技では室戸小が勝利した(室戸市浮津の同校)
学科も含めた競技では室戸小が勝利した(室戸市浮津の同校)

(高知新聞 2021 年 5 月 21 日掲載)

高知県高岡郡中土佐町久礼の久礼小学校と室戸市浮津の室戸小学校の児童がオンラインで自転車の運転知識や技術を競う「リモート自転車大会」が、このほど開かれた。

中土佐町中土佐地区人権啓発センターと室戸小に、毎年東京で開催される交通安全子供自転車全国大会と同じ仕様のS字や8の字など4コースを再現。18日、オンラインで両校の代表3人ずつの実技を中継した。

110~120センチ間隔で並べられたピンの間を通過するジグザグ走行では、自転車がコースをはみ出たり、ピンを倒したり悪戦苦闘。「頑張れ」の声援を受けながら完走していた。

久礼小5年、坂上月乃さん(10)は「幅が狭く思うように自転車を動かせなくて難しい。これからは注意して運転したい」。室戸小6年の畠中碧海(みうな)さん(11)は「自転車のコントロールは意外と難しい。安全な道を、気を付けて通りたい」と話していた。

学科を含めた競技で、室戸小が160対143(300点満点)で勝利した。自転車安全利用促進月間に合わせ須崎、室戸の両署が初めて開いた。(富尾和方、板垣篤志)

避難児童の引き渡し訓練、保護者ら参加 高知県・黒潮町の南郷小学校

教員が名簿を確認して、児童を保護者に引き渡した訓練(黒潮町浮鞭)
教員が名簿を確認して、児童を保護者に引き渡した訓練(黒潮町浮鞭)

(高知新聞 2021 年 5 月 21 日掲載)

幡多郡黒潮町浮鞭の南郷小学校はこのほど、南海トラフ地震時に避難した児童を保護者に円滑に引き渡す訓練を初めて行った。

県の想定によると、同校には地震発生後20~30分で5~10メートルの津波が到達する。同校は、避難先に児童を迎えに来る可能性のある保護者らの氏名を登録。所在不明など災害時の混乱を防ぐため、登録者のみに児童を引き渡すことにしている。

18日の訓練には、児童49人と保護者24人が参加した。児童は、学校の北約1キロにある高台に16分で到着。保護者は車や徒歩で迎えに訪れた。児童は、あらかじめ世帯別に分かれ、教員は登録者名簿で確認してから引き渡していった。

訓練は、保護者が避難場所を知る機会にもなったようで石橋真衣子さん(41)は「地震で慌てていたら、避難場所がどこかすぐに分からなかったかも。訓練に参加して良かった」と話していた。(河本真澄)

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 8 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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