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コロナ差別なくそう 高知国際中生が運動推進|週間高知の子どもニュース(2021年6月5~11日)

6月の第 2 週。梅雨の中休みでしょうか、雨も少なく子どもたちがお日様のもとで遊ぶことができました。

新型コロナウイルスに起因する差別防止を訴える「シトラスリボン運動」を広めようと、高知国際中学校(高知市鴨部2丁目)の2年生が同校で活動を始めました。運動を推進する香南市の小学生サークル「香南っ子映像倶楽部(くらぶ)」出身の沢田千代子さん(13)で、仲間と一緒に啓発用の飾り結びを手作りしました。

2021 年 6 月 5 ~ 6 月 11 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

児童ら「巨大野球盤」で熱戦交流!日高特別支援学校と須崎・浦ノ内小

〝バッティング〟に挑戦する中平優子さん=中央。ほかの児童が優しく手助けした(写真はいずれも須崎市浦ノ内東分の浦ノ内小)
〝バッティング〟に挑戦する中平優子さん=中央。ほかの児童が優しく手助けした(写真はいずれも須崎市浦ノ内東分の浦ノ内小)
両翼5メートルの巨大野球盤に児童らも興奮
両翼5メートルの巨大野球盤に児童らも興奮

(高知新聞 2021 年 6 月 5 日掲載)

知的障害者が通う日高特別支援学校(高岡郡日高村下分)と須崎市の浦ノ内小学校の児童が4日、巨大野球盤で交流した。障害の有無にかかわらず楽しめるゲームで、児童の声援が響いた。

浦ノ内小の体育館には、埼玉県から運ばれた特製の大型野球盤「ユニバーサル野球」が設置された。合板製で、本塁から両翼までは約5メートルあり、実際の野球場の約20分の1のサイズ。ホームベース上の回転板に乗ったボールを打つ。木製のバットは、ピンを引き抜くとばね仕掛けでスイングする仕組みで、わずかな力でも楽しめる。転がった場所で安打やアウトになるなど、野球盤の遊び方とほぼ同じだ。

鉄道車両の整備などを行う堀江車輌電装(東京)の障がい者支援事業部が、脳性まひのある少年の「野球がしたい」という願いをかなえようと、2017年から試作を繰り返し昨年完成。今年は20年の高校野球秋季地区大会優勝校のある自治体での体験授業を企画。四国は明徳義塾高校がある須崎市で開催された。

体育館では、浦ノ内小3年生12人と日高特別支援学校の1人に楠瀬耕作市長や細木忠憲教育長らも加わり、2チームに分かれて対戦。児童らは教員による本番さながらのアナウンスで打席に向かい、「頑張れ」「かっ飛ばせ」の声援や拍手を受けながら安打を狙った。

惜しくもヒットは出なかったものの、坂口聖弥君(8)は「打つのは難しかったけどみんなでできて楽しかった」とにっこり。日高特別支援学校小学部3年の中平優子さん(9)も〝打席〟に立ち、バッティングに挑戦。付き添った母親の佳代さん(44)=浦ノ内池ノ浦=は「一緒に応援をしたりされたりして交流を楽しめていて良かった。この野球は分かりやすくいい仕組みですね」と目を細めていた。(富尾和方)

コロナ差別なくそう 高知国際中生がシトラスリボン運動推進

クラスメートにシトラスリボンを手渡す沢田千代子さん(右)と山田咲八乃さん(右から2人目)=高知市の高知国際中学校
クラスメートにシトラスリボンを手渡す沢田千代子さん(右)と山田咲八乃さん(右から2人目)=高知市の高知国際中学校

(高知新聞 2021 年 6 月 5 日掲載)

新型コロナウイルスに起因する差別の防止を訴える「シトラスリボン運動」を広めようと、高知国際中学校(高知市鴨部2丁目)の2年生がこのほど、同校で活動を始めた。運動を推進する香南市の小学生サークル「香南っ子映像倶楽部(くらぶ)」出身の沢田千代子さん(13)で、仲間と一緒に啓発用の飾り結びを手作りした。

感染者や、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカー(社会に不可欠な働き手)らへの差別根絶を目指す運動。参加者はシトラス(かんきつ類)色のひもで作った飾り結びを身に着けるなどして意思を示す。

沢田さんは、同倶楽部の後輩が運動に取り組んでいることを知り「高知市でも広めたい」と発案。同級生の山田咲八乃(さやの)さん(13)と、自主的なボランティア活動として啓発を始めた。

まず賛同した25人の生徒と一緒に、全校生徒や教員らに渡す飾り結び約250個を手作り。2年生には5月31日、帰りのホームルームで手渡した。沢田さんは「(身近な人が感染しても)お帰り、ただいまと明るく迎える雰囲気をつくりたい」と思いを伝え「目立つところに着けて、差別をなくしていきましょう」と呼び掛けた。

今後、他の学年や夜間学級の生徒らにも順次配布する。沢田さんと山田さんは「感染した方たちを差別するような今の雰囲気をなくすために、もっと活動を広めたい」と話していた。(深田恵衣)

泥まみれ田んぼ激走!南国市久礼田小が「どろんこ大会」

旗の奪い合いで泥んこになりながら田んぼを激走する久礼田小学校の5年生(南国市久礼田)
旗の奪い合いで泥んこになりながら田んぼを激走する久礼田小学校の5年生(南国市久礼田)

(高知新聞 2021 年 6 月 7 日掲載)

南国市の久礼田小学校がこのほど、学校近くの田んぼで「どろんこ大会」を開き、5年生21人が泥まみれになって田んぼ中を激走した。

11日に田植えする児童に泥の感触に慣れてもらおうと4日開いた。水が張られた田んぼに足を入れた児童は「あーっ、ひやい!」「気持ち悪い」と、ぬめーっとした感触に大騒ぎ。ただ、少しずつ歩を進めるうちに「あれ、なんか気持ちいい?」。

大会ではサッカーとビーチフラッグの2種目が行われ、児童は真剣そのもの。ビーチフラッグでは旗を目掛けて全力で疾走し、思い切り田んぼに滑り込んで泥だらけになりながら「めちゃめちゃ楽しい!」と声を弾ませていた。(深田恵衣)

香南市・夜須小児童、民生委員らに地域の課題聞く

民生児童委員の話に耳を傾ける児童(香南市夜須町西山の夜須小学校)
民生児童委員の話に耳を傾ける児童(香南市夜須町西山の夜須小学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 7 日掲載)

自分たちが暮らす地域の課題を考えようと、高知県香南市の夜須小学校の6年生27人がこのほど、学校に招かれた民生児童委員ら6人から日頃の活動や相談支援について話を聞いた。

教科書にある全国の事例などではなく、身近な課題を学ぼうと企画。児童は3日、六つの班に分かれ、同委員や市社会福祉協議会の職員に、津波避難や独居高齢者の孤立、児童虐待の防止などについてインタビューした。

「赤い羽根共同募金で集めたお金で高齢者にお弁当を配る」「体調不良で苦しむ人を訪問先で発見したことがある」などの実体験に耳を傾けた児童。「地域の人を知るため、毎朝あいさつしよう」「募金をして少しでも役に立ちたい」と、自分たちにできることを話し合った。

委員の女性は「お年寄りでも不登校の子でも、声を掛けて外に出るきっかけをつくってあげることが大切」とアドバイス。清藤あかりさん(12)は「人と積極的につながることが大事だと分かった」と話していた。(深田恵衣)

呼吸難抱え白球追う 高知・大方中野球部岩村さん、酸素ボンベ着け公式戦

小型ボンベをウエストポーチに入れ、バッターボックスに立つ岩村卓海さん(黒潮町入野の大方球場)
小型ボンベをウエストポーチに入れ、バッターボックスに立つ岩村卓海さん(黒潮町入野の大方球場)

(高知新聞 2021 年 6 月 7 日掲載)

呼吸中枢の疾病を抱えながらも、小型酸素ボンベを装着して野球に打ち込む中学生がいる。幡多郡黒潮町入野の大方中学校3年、岩村卓海さん(14)。選抜高校野球大会に出場した中村高校(四万十市中村丸の内)に触発されて中学から野球を始め、最上級生となった今年、公式戦出場を果たした。

自発的な呼吸が浅くなる「中枢性低換気症候群」。無意識下の睡眠時などに息を吸わなくなり、低酸素血症などを引き起こす可能性がある。小児慢性特定疾病に指定されており、治療法は見つかっていない。

岩村さんは幼い頃から、常に酸素ボンベを手放せない生活を送ってきた。学校には母親の浩美さん(47)が欠かさず付き添ってケア。通常の授業は机の脇に大型ボンベを据えて受けていたが、手足に軽度のまひもあり、体育は中学入学まで休みがちだったという。

そんな生活が一変したきっかけは、2017年3月、40年ぶりに選抜高校野球大会へ出場した中村高校野球部だった。当時の女子マネジャーが親戚で、父親の龍志郎さん(51)も野球部OB。妹を含め家族4人が甲子園で応援し、大舞台の熱気を目の当たりにした。

「その時のプレーがすごくかっこよくて、自分もやりたくなった」。当時10歳の岩村さんは衝撃を受け、中学では野球部を希望した。主治医も家族も反対したが、岩村さんは譲らず。浩美さんは「聞き分けは良いのに、野球だけは折れなかった」。その熱意が周囲の心を動かし、晴れて野球部員となった。

激しい運動時も、意識しないと深く息を吸い込めないため、周囲の部員が「深呼吸、忘れないで」と声を掛けてきた。体力、技術とも伸びて4月からレギュラー入り。6日には、県中学総合体育大会(総体)幡多地区予選の初戦で、宿毛市の東中と対戦した。

「7番・右翼」で出場した岩村さんは三回裏、振り逃げで一塁へ。さらに盗塁を試みたが、惜しくも失敗。チームも0―10のコールド負けを喫した。

岩村さんは「出塁して安堵(あんど)したけど、けん制で焦ってしまった」と悔しさをにじませつつ、「次は夏の県選手権。最後の大会なので、もっと塁に出られるよう練習したい」。好プレーを誓っていた。(河本真澄)

14歳が日商簿記1級合格 青木さん(土佐中)快挙 「頼られる会計士」目指す

日商簿記検定1級の合格証書を手に笑顔を見せる青木新汰さん(高知新聞社)
日商簿記検定1級の合格証書を手に笑顔を見せる青木新汰さん(高知新聞社)

(高知新聞 2021 年 6 月 8 日掲載)

公認会計士や税理士などへの登竜門で、合格率10%程度の難関試験「日商簿記検定1級」に、土佐中学3年の青木新汰さん(14)が合格した。県内6商工会議所に残る記録によると、これまでの県内最年少記録を4歳更新する快挙。関係者は一様に「すごすぎる」と驚いている。

1級は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4分野。検定を主催する日本商工会議所によると、「経営管理や経営分析に求められるレベル」。全国の合格者の年齢データはないものの、受験生の多くが社会人や大学生という。

青木さんが簿記の勉強を始めたのは小学4年の時。仕事で経理を担当する父親(58)を「ライバルで、目標」としてきたためだ。

小学生の頃から、父と算数や数学の問題を解くスピードや得点を競って楽しみ、小4時に高2レベルの「数学検定2級」に合格。父が苦しむ問題もさらさら解けるようになり、「数学以外でも父を超えたい」。ここから簿記の勉強を始め、小5で2級に合格した。

受験もあり、いったん簿記から離れたが、中2になったある日、父親が「職場で席が隣の(公認会計士の)井上さんには知識で負ける」というぼやきを聞き、「情けない。父のかたきは俺が取る!」と一念発起。「打倒、井上」を胸に、週末の5、6時間、机に向かった。

当初は「時価会計とか退職給付会計とか専門用語ばかりで、問題の意味すら分からなかった」。それでも父親のアドバイスも受け、問題を解くうちに覚えた。得意の数学も駆使し、公式の丸暗記ではなく、我流で解くなどして理解を深めていった。

昨年11月の初挑戦は不合格だったが、今年2月の再挑戦で合格。合格率わずか7・9%の狭き門だった。

「友人には、簿記って言うても分からんやろうき、言ってない」と青木さん。今は公認会計士を目指して勉強中で、「税金や民法の知識も身に付けて、頼られる会計士になりたい」と意気込んでいる。(石丸静香)

清掃前プールで昆虫採集 ヤゴは羽化へ飼育 土佐清水市下川口小

ヤゴなどの生き物を捕獲する児童ら(土佐清水市の下川口小学校)
ヤゴなどの生き物を捕獲する児童ら(土佐清水市の下川口小学校)

(高知新聞 2021 年 6 月 9 日掲載)

土佐清水市下川口の下川口小学校で7日、清掃前のプールに生息する水生昆虫の採集、観察学習が行われた。児童は県立足摺海洋館「SATOUMI」(同市三崎)の飼育員と一緒にアキアカネのヤゴなどを捕まえ、特徴を学んだ。

生き物を身近に感じ、興味を持ってもらおうと同館が提案。全校児童16人が網を手に浅く水の張ったプールに入った。児童は「オタマジャクシおる~」「アメンボ捕れた」などと楽しそうに次々と捕獲していった。

飼育員は「アメンボは手でつかむと危険を感じ、焦がした飴(あめ)の匂いがするから名前が付けられた」などと昆虫の特徴を説明。「農薬など人の手が加わったことで生き物のすみかや数が減っている。清水の自然を守っていけるように、生き物を大切にしてほしい」と語り掛けた。

児童は「オタマジャクシの尻尾はどうやって短くなるの?」「アメンボの卵は水中か水面どっちにあるの?」などと興味深そうに質問していた。捕獲したヤゴは学校で羽化まで育てるという。(山崎彩加)

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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