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「コロナ禍でも夏らしい催しを」四万十市でこだわりのお化け屋敷|週間高知の子どもニュース(2021年8月21~27日)

「コロナ禍でも夏らしい催しを」四万十市でこだわりのお化け屋敷|週間高知の子どもニュース(2021年8月21~27日)

夏休みも終盤。ようやく長雨が終わりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大でおでかけが難しい状況が続いています。

「コロナ禍でも夏らしい催しを」と、四万十市の社会福祉法人でお化け屋敷が企画されました。職員さんこだわりの力作で、障害児入所施設の利用者らが悲鳴を上げながら楽しみました。例年なら夏祭りが開かれるそうです。来年は地域の子どもたちも参加できますように。

2021 年 8 月 21~27 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

全国高校生模擬裁判選手権で高知・追手前高が金賞「分かりやすく伝える」努力

模擬裁判選手権で主張を述べる追手前高の生徒(高知市追手筋2丁目の同校)
模擬裁判選手権で主張を述べる追手前高の生徒(高知市追手筋2丁目の同校)

(高知新聞 2021 年 8 月 24 日掲載)

高校生が弁護士や検察官役を務め、架空の事件で弁論を戦わせる「第14回高校生模擬裁判選手権」がこのほど開催され、追手前高が全国29校中上位6校の金賞に輝いた。2年生12人が約1カ月かけて主張を準備。「分かりやすく伝えようと悩み続けた。努力が報われた」と喜んでいる。

日弁連の主催。各校2チームがそれぞれ別の高校と対戦し、現職の裁判官らが質問や尋問の的確さなどを審査する。大会は新型コロナウイルスの影響で7日、オンラインで開かれた。

題材は、自治体の女性職員を被告とする収賄事件。公共工事で建設業者と増額変更契約を結んだ見返りに、自宅の工事費用の値引きを受けた―との設定で、女性が賄賂と認識していたかどうかが争われた。

追手前の弁護チームは創志学園(岡山)と対戦。値引きが男性業者の好意による個人的なものとして無罪を主張した。証拠のLINE(ライン)のやりとりに着目し、「男性の返信が早い」と好意を推察。「被告も好意に気づいていた」「仕事上の公的な意識より、私的な意識が勝る」と弁論した。

検察チームは中央大学杉並(東京)と対戦。二つの工事を時系列で並べて関連性を強調し、「値引き分は個人でなく会社が負担した」などとして有罪を訴えた。

審査員講評で、弁護チームは「人の内面や心の動きに目を配った弁論」、検察チームは「事実を分かりやすく整理できている」と共に高評価された。

弁護チームの山中玲奈さん(16)は「これまで起訴された人は悪い人だと思い込んでいた。偏見を持たず、事実に基づいて判断することの大切さが分かった」と話していた。(馬場隼)

大人も叫ぶお化け屋敷 高知県四万十市の社会福祉法人が力作

(高知新聞 2021 年 8 月 26 日掲載)

高知県四万十市の社会福祉法人一条協会がこのほど、障害児入所施設などを運営する古津賀拠点(同市古津賀)でお化け屋敷を企画した=写真。利用者に楽しんでもらおうと工夫するうちに、大人も叫ぶ力作が出来上がってしまった。

拠点では例年夏祭りを開いており、今年は「新型コロナウイルス禍でも、せめて夏らしい催しを」と、約2週間かけお化け屋敷を準備。幽霊の絵、お札などを配した段ボールで部屋の壁や天井を覆い、不気味なBGMも流した。

キョンシーや鬼に扮(ふん)した職員が、地をはって追い回すなど、なかなかのこだわりぶり。夏祭りでは、利用者らの悲鳴が響き渡った。職員の吉川恵理奈さん(30)は「コロナでなければ地域の子らも招待したかった。来年も企画したい」と笑った。(今川彩香)

中高生が高知市政ただす オンライン模擬議会、20校21人参加

オンラインで画面越しに質問する生徒(高知市議会本会議場)
オンラインで画面越しに質問する生徒(高知市議会本会議場)

(高知新聞 2021 年 8 月 26 日掲載)

中高生が高知市の執行部に疑問や提言をぶつける模擬議会「こうち志議会」が25日、オンラインで開催された。20校の21人が防災や教育環境について市政をただした。

模擬議会は2003年にいったん途絶え、16年に復活。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止し、今年は各校と議場をオンラインでつないで実施した。

潮江中3年の川田野々花(ののか)さんは「学校の給食でも食物アレルギーがある人がいる。災害時、アレルギー対応の非常食が必要な人に届く態勢はあるか」と質問。担当部長が、市の備蓄米は代表的なアレルギー品目を含まないとする一方、「備蓄は自助が基本で、多岐にわたるアレルギーに対応する備蓄を各避難所に確保するのは難しい」と答えた。

生徒らは「職業学習に協力する企業の一覧を作っては」「山の避難路に手すりがなく、高齢者が登れない」などと対応を求め、市側が取り組みを説明した。議長を務めた高知商業高校3年の浅野朱音(しおん)さんは「行政の役割が理解できた。住民の方が気付くこともあり、提案することが大事だと思った」と話していた。(福田一昂)

高知・四万十高校ドローン部、学校・地域の魅力発信へ撮影中

めがね橋でドローンを操り、動画を撮影する四万十高校のドローン部員(四万十町下津井)
めがね橋でドローンを操り、動画を撮影する四万十高校のドローン部員(四万十町下津井)

(高知新聞 2021 年 8 月 27 日掲載)

高知県の県立高校で唯一、小型無人機ドローンを操る部活動がある四万十高校(高岡郡四万十町大正)の「ドローン部」の生徒が、学校や地域をPRする動画を制作しようと、培った操縦技術を駆使して撮影に奮闘している。

同町では2019年2月、農業や観光などへの活用を目指して町ドローン推進協議会が設立された。同年春には同校にも生徒4人によるドローン同好会が発足した。

3年目に入った現在は部に昇格し、7人の部員が主に学校のグラウンドで操縦などの練習を重ねる。3年の松井紗歩さん(17)は「野外だと距離感がつかみにくく難しい」。

部員を指導する同町の映像作家で同協議会会長、高橋正徳さん(53)は「マナーと安全、法令順守を徹底している」。熟練するまで校外での操縦は許さないそうだ。

PR動画は、同好会発足時の部員が今春3年生になり、「活動の集大成に」と制作を本格化させた。

部員は四万十川に架かる茅吹手(かやぶくて)沈下橋(新谷橋)や支流の梼原川などを撮影し、夏休み中にも同町下津井の森林軌道跡の3連アーチ橋(通称めがね橋)の上から手を振る映像などを収めた。

今後は生徒の学校生活なども撮り、早ければ10月中にも町公式ユーチューブなどで動画を発信する予定。部長の3年、田辺生弥(いくみ)さん(17)は「部活を通じて、より地域を知ることができた。最高の映像で高校や地域の魅力を発信したい」と張り切っていた。(小林司)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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