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越知町の小中学生が調べ学習の成果を展示しました|週間高知の子どもニュース(2022年1月22~28日)

越知町の小中学生が調べ学習の成果を展示しました|週間高知の子どもニュース(2022年1月22~28日)

今週の高知の子どもたち。近くのダムを見学したり、学校周辺を清掃したり、地域に密着した活動を行いました。

高岡郡越知町の小中学生による調べ学習の成果や美術作品などを展示する企画展が、同町越知丙の横倉山自然の森博物館で開催されています。

2022 年 1 月 22 ~ 28 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

行川学園児童生徒がダム工事を見学 高知市

ダムをまじまじと観察する子どもたち(高知市の行川ダム)
ダムをまじまじと観察する子どもたち(高知市の行川ダム)

(高知新聞 2022 年 1 月 22 日掲載)

高知市行川の義務教育学校「行川学園」の全児童・生徒約50人がこのほど、学校近くの行川ダムを見学し、ダムの役割などを学んだ。

行川ダム(高さ7メートル、幅43メートル)は県の砂防ダムで1977年建設。近年の豪雨に対応するため、2021年9月から改築工事を行っている。

19日の見学は同校の地域学習の一環で、まず現場担当者が西日本豪雨時のニュース映像を使い、砂防ダムから流木があふれる危険性を指摘。「ダムにスリットがあれば流木をせき止められる。これを造ってるんだよ」などと工事の概要を紹介した。

その後、子どもたちは徒歩でダムへ。新たに設けられた鉄製のスリットを間近から、まじまじと見上げていた。6年の森琉貴君(12)は「(完成すれば)ほとんどの流木が川に流れんなるき安心」と話していた。(玉置萌恵)

鏡野中生が学校周辺清掃 香美市

(高知新聞 2022 年 1 月 22 日掲載)

香美市の鏡野中学校の生徒がこのほど、学校周辺のごみを拾った=写真。

同校では30年以上前から生徒会主導で周辺清掃を続け、近隣住民によると活動する姿が地域にとけ込んでいるという。

清掃は18日に実施。自由参加ながら全校生徒の約4割に当たる150人が集まり、路地の缶や空き瓶を拾った。生徒会長で2年生の山崎結太さんは「長年の活動で学校周辺がきれいなのが当然になってきてうれしい」と話した。

園児20人がシイタケ駒打ち JA指導で挑戦 本山町

原木にシイタケの種駒を打ち込む園児たち(本山町本山)
原木にシイタケの種駒を打ち込む園児たち(本山町本山)

(高知新聞 2022 年 1 月 24 日掲載)

長岡郡本山町の本山保育所でこのほど、同保育所の年長児20人が原木シイタケの駒打ちを体験した。

同町古田の畠山日出男さん(67)らが約30年前に始め、現在はJA高知県の青壮年部本山支部が毎年開催。同町の原木シイタケ農家は現在3、4軒といい、畠山さんは「30年ほど前は15軒くらいが育てていたが、高齢化が進み、後継者もおらん状況」とする。

園児らの体験は例年、畠山さんのほ場で収穫と合わせて行うが、今回は新型コロナウイルス感染防止のため21日に、保育所で駒打ちのみ実施した。

園児たちは長さ約1メートル、直径5センチ前後のクヌギやナラの原木に、菌を付けた直径約1センチの種駒を金づちでトントン。青壮年部員から「早いねえ、ようできちゅう」「もうちょっと深く打ったらええかな」とアドバイスを受けながら、1時間で約100本に打ち終えた。

種駒を打った原木は園児にプレゼントされた。シイタケは約2年後に収穫できる見込みという。(谷沢丈流)

高知市の秦中央保育園が移転 園児が風船飛ばし祝う

園児たちが紙風船を飛ばして移転新築を祝った(高知市中秦泉寺の秦中央保育園)
園児たちが紙風船を飛ばして移転新築を祝った(高知市中秦泉寺の秦中央保育園)

高知市中秦泉寺の市立秦中央保育園がこのほど移転新築され26日、園児たちによる落成行事が行われた。年明けの4日から新しい園舎に通っている約140人が紙風船を飛ばし、“引っ越し”を祝った。同園の完成で、市立27保育・幼稚園の耐震化が完了した。

旧園舎は同市北秦泉寺にあり、1974年の建設。老朽化が課題となり、市は2015年に南西約400メートルの場所に移転する方針を決めていた。新園舎は鉄筋コンクリート造り2階建て延べ1412平方メートル。総工費約6億円をかけ、昨年11月に完成した。

22日の落成式典は新型コロナウイルス感染対策で大人のみ出席。同園が、園児にも祝ってもらおうと26日に「落成式ごっこ」を開いた。

園庭などに集まった園児たちは「新しい保育園、うれしくて楽しいです」とあいさつし、色とりどりの紙風船を空に放った。旧園舎の方角に飛んでいく紙風船を見ながら「ありがとう」「バイバーイ」と声を上げた。

同園整備をめぐっては、地元側が隣接する秦ふれあいセンターとの一体整備を要望。地域との合意形成に時間を要したが、最終的に同センターとの連携機能を持たせた単独整備となった。

市保育幼稚園課によると、町内会などは土日の休園日に園舎2階のホールを利用でき、園児と地域住民の交流の場として活用できる運用とするという。(大野泰士)

化石、植物、水生生物…越知小中学生の調査成果や作品、横倉山博物館で展示

子どもたちの学習成果を展示する企画展(越知町の横倉山自然の森博物館)
子どもたちの学習成果を展示する企画展(越知町の横倉山自然の森博物館)

高岡郡越知町の小中学生による調べ学習の成果や美術作品などを展示する企画展が、同町越知丙の横倉山自然の森博物館で開催されている。30日まで。

越知小の児童が横倉山の化石、植物などについて調査し新聞形式でまとめたものや、越知中の生徒の造形作品など約300点を展示している。

越知小の4年生31人は、仁淀川の水生生物について調査。昨夏、学校近くの川に入ってカワゲラやカゲロウなどを採集し、模造紙に生き物のイラスト付きでまとめた。井関諒(まこと)君(9)は「いろんな生き物がおって、仁淀川がすごくきれいなんやってあらためて分かった」と話していた。(楠瀬健太)

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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