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さおからびんびん!南国市奈路小学校の児童がアメゴ釣り上げました!|週刊高知の子どもニュース(2022年6月11~17日)

さおからびんびん!南国市奈路小学校の児童がアメゴ釣り上げました!|週刊高知の子どもニュース(2022年6月11~17日)

今週は梅雨空が広がった高知県内。子どもたちの元気なニュースで、じめじめを吹き飛ばしましょう!

南国市中谷でアメゴ釣りイベントが開かれました。地元の奈路小学校の児童たちが保護者や住民と交流しながら、竹ざおからびんびんと伝わる魚信に歓声を上げました。

2022 年 6 月 11~17 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

奈路小児童がアメゴ釣り 保護者や住民と自然満喫 南国市

アメゴを釣り上げて大興奮の児童(南国市中谷)
アメゴを釣り上げて大興奮の児童(南国市中谷)

(高知新聞 2022 年 6 月 11 日掲載)

南国市中谷で10日、アメゴ釣りイベントが開かれ、地元の奈路小学校児童が保護者や住民と交流しながら、竹ざおからびんびんと伝わる魚信に歓声を上げた。

奈路小は2000年度に小規模特認校制度を導入し、現在は全児童24人中17人が校区外から通っている。イベントは、校区外の子どもにも豊かな自然や地域住民と触れ合ってもらおうと、住民グループ「奈路地域活性化自治活動会」が10年ほど前から開いている。

学校近くの領石川で開かれたイベントには、全校児童や保護者ら約60人が参加。同会が事前にアメゴを放流しており、児童は「いっぱいおるで!」と大興奮。釣り糸を垂らすと次々とアメゴが掛かり、「どうやって針外すが?」「もっと釣りたい!」などとはしゃいでいた。

20センチを超える大物を釣った3年の白崎拓未君(9)は「手にぐぐって(当たりが)きた。釣りは初めてだったけど、大きいのが釣れてよかった」と笑顔。同会の川村一成会長(72)は「アメゴがいるきれいな川が地元にあることを知り、自然を大切にする心を育んでほしい」と話していた。(海路佳孝)

ジャグリング、風船…高知市鏡中に大道芸人登場! 生徒らどよめき歓声

芸を披露するRYUさん(高知市鏡今井の鏡中学校)
芸を披露するRYUさん(高知市鏡今井の鏡中学校)

(高知新聞 2022 年 6 月 11 日掲載)

大道芸人のRYU(りゅう)さん(36)=横浜市=が10日、高知市の鏡中学校でジャグリングなどを披露し、全校生徒28人の喝采を浴びた。

市文化プラザ「かるぽーと」(大規模改修のため本年度休館)を運営する市文化振興事業団が、子どもたちに幅広いパフォーマンスを楽しんでもらおうと企画。RYUさんは7日から4日間、市内7中学を訪れた。

鏡中体育館に、陽気な音楽に乗って登場したRYUさん。手始めに細長い風船を膨らませ、口に入れてぱくぱく。口に残ってないことを示すと、生徒から「ええー!」とどよめきと歓声が上がった。

さらに大きなバランスボールを手でくるくると回したり、高さ2メートル弱のはしごの上でジャグリングを披露したり。RYUさんは生徒に「何年もかかって、ようやくできるようになった技」「僕はお客さんに信頼されて、投げ銭をもらってる。信頼関係を大切にしないと、どんな仕事も成り立たないよ」などと語り掛けた。

1年の沢村優那さん(12)は「すごかった。何回も練習したらできるようになるんだと勇気をもらった」と興奮の面持ちだった。

同事業団は、今後も大道芸人を市内の中学校に派遣するという。(玉置萌恵)

佐川町の発明ラボ、集活センターへ出張 児童ら小物作り

デジタル工作機械の動きを興味深そうに見る子どもたち(佐川町加茂の集落活動センター「加茂の里」
デジタル工作機械の動きを興味深そうに見る子どもたち(佐川町加茂の集落活動センター「加茂の里」

(高知新聞 2022 年 6 月 12 日掲載)

高岡郡佐川町のものづくり拠点「さかわ発明ラボ」の出張ワークショップ(WS)が11日、同町加茂の集落活動センター「加茂の里」で開かれ、子どもたちが町産材とデジタル工作機械を使って小物作りを楽しんだ。

ラボの活動を知ってもらおうと、スタッフの地域おこし協力隊員らが企画。参加した加茂地区の児童らは、ウサギやクマをデザインしたハート形のキーホルダーなどの原案を紙に描き、タブレット端末で写真を撮ってデータ化。センターに備えられているレーザーカッターでデータを読み取り、町産材を切り出していった。

児童らは自動でカッターが動き、作品が徐々に仕上がっていく様子に興味津々。加茂小学校3年の大山春花さん(8)は「初めてやったけど、上手にできた。思ったより簡単やった」と笑顔で、発明ラボスタッフの嵐萌希さん(24)は「今後も町内の集活センターなどを回って活動したい」と話していた。(楠瀬健太)

デジタルで石碑解読 小中生が津波の教訓学ぶ 須崎市

津波石碑から教訓を学んだ学習会(須崎市新町2丁目)
津波石碑から教訓を学んだ学習会(須崎市新町2丁目)

(高知新聞 2022 年 6 月 14 日掲載)

津波災害を記録する石碑の解読、保存に3Dデジタル技術を活用する学習会が12日、須崎市内で開かれた。小中学生7人が、過去の教訓を伝える大切さや難しさに関する専門家の説明に耳を傾けた。

海洋研究開発機構・高知コア研究所(南国市)主催で、2020年の土佐清水市に続いて県内2カ所目。

参加者は、国土地理院の地図を調べ須崎市の中心市街地に津波被害を記録する自然災害伝承碑が6基あることを確認。このうち5基を実際に見て回った。

新町2丁目の新町津波之碑はチリ地震津波(1960年)について記載。同研究所スタッフが文字を読みながら「遠い場所で起きた地震だからといって油断してはいけない」などの教訓を紹介した。同地震で流失した桜川の大峰橋(神田)下流にある旧橋脚の台座も見学。被害の爪痕が今も残ることを学んだ。

石碑の3Dデータづくりでは、撮影した写真をパソコンで取り込み専用ソフトで立体化。経年劣化した銘板の再現も行い、子どもたちはデータ処理で彫り込み文字を浮かび上がらせる技術も体験した。

高知市から参加した付属小4年の佐竹星南君(9)は「一つの石碑からいろいろなことが分かった。もっと知りたくなったので高知市の石碑も調べてみたい」と興味を示していた。(富尾和方)

シャッター絵で商店街を元気に 城西中美術部員描く 高知市升形

シャッターに店のイメージを明るく描いた城西中学校の美術部員ら(高知市升形)
シャッターに店のイメージを明るく描いた城西中学校の美術部員ら(高知市升形)

(高知新聞 2022 年 6 月 15 日掲載)

商店街をシャッターペイントで盛り上げようと、城西中学校(高知市大膳町)の美術部員21人が、升形商店街にある店のシャッター(縦2・5メートル、横5メートル)に絵を描いた。

同商店街にある種苗・農業資材販売店「カダ屋シード」の加田貴士社長(57)が、コロナ下でも生徒が地域に出て活躍する機会をと、店のシャッターの新調に合わせ「絵を描いてもらおう」と部員に協力を呼び掛けた。

生徒たちは種苗を扱う店らしく、苗を優しく包む手が温かく光っているようなデザインを考案。5月から店が閉まる週末に作業を進め、最終日の6月12日に、細部を整えて完成させた。

3年の小松千鶴さん(14)は「脚立に乗って描くのは難しかったけど、完成して良かった」。3年の塩田きみ部長(14)は「部員全員で一つの作品を作れて、いい思い出になった。このイラストで商店街がにぎやかになってほしい」と満足そうに話した。(森田千尋)

 

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この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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