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長岡小学校児童が障害者の立場に立って考える大切さを学びました|週刊高知の子どもニュース(2022年7月2~8日)

長岡小学校児童が障害者の立場に立って考える大切さを学びました|週刊高知の子どもニュース(2022年7月2~8日)

高知県内では梅雨明け後の夏空から一転、台風 4 号による豪雨など不安定な天気が続いています。今週は園児が各地で七夕飾りを楽しみました。

南国市の長岡小学校では、視覚や身体の障害者の生活を疑似体験する授業が行われました。子どもたちが障害者の立場に立って考える大切さを学びました。

2022 年 7 月 2 ~ 8 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

七夕さまに願いを JR高知駅で園児が飾り付け 

真剣な表情で飾り付けをする園児(高知市のJR高知駅)
真剣な表情で飾り付けをする園児(高知市のJR高知駅)

(高知新聞 2022 年 7 月 2 日掲載)

高知市のJR高知駅で1日、丑之助学園(同市北本町3丁目)の園児50人が七夕の飾り付けをした。さらさらと涼しげな2本のササは改札内で7日まで、利用客の目を楽しませる。

同駅の恒例行事で27回目。園児は駅員らと一緒に、短冊約260枚と色紙などで作った飾りを約4メートルのササに取り付けた。

「きょうりゅうとあそびたい」「しろいどれすがほしい」「おいしいごはんをいっぱいたべたい」「いっぱいねたいな」。短冊には、見る人を笑顔にする願い事がたくさん。

飾り付けを終えた園児たちは童謡「きらきらぼし」を合唱し、鍵盤ハーモニカや鉄琴などで「たなばたさま」を演奏。最後に「みんなの願いがお星さまに届きますように」と大きな声をそろえた。(人見彩織)

障害者の生活体験 介助の大切さ学ぶ 南国市・長岡小

車いす利用者の介助を体験する児童(南国市下末松の長岡小学校)
車いす利用者の介助を体験する児童(南国市下末松の長岡小学校)

(高知新聞 2022 年 7 月 2 日掲載)

視覚や身体の障害者の生活を疑似体験する授業がこのほど、南国市の長岡小学校で行われ、児童は障害者の立場に立って考える大切さを学んだ。

6月29日は4年生20人が参加。市社会福祉協議会の担当者が「視覚障害者を介助する際は、半歩前を相手のペースに合わせて歩いてあげて」とアドバイス。アイマスク体験では、介助者役の児童が「階段を下ります」「右に曲がります」などと声掛けしながら先導していた。

車いすを使う高知大学4年の青山結依さん(22)も先生役になり、2人一組でコーンの間を進んだり、段差を乗り越えたりする操作に挑戦。青山さんは「みんなと同じ目線で話ができないなどつらいと思うことはあるけど、車いすを通じて知り合いができたり、周りの人に助けてもらったり、うれしいこともたくさんあります」と笑顔で児童の質問に答えていた。

下村優心さん(9)は「車いすは段差を乗り越えるのが難しかった。目が不自由な人や車いすの人がいたら、声掛けしてあげたいと思います」と話していた。(海路佳孝)

高校、高専が児童に特色PR 南国市の5小学校が合同説明会

高校や高専の教育内容などについて説明を受ける児童(南国市の岡豊小学校)
高校や高専の教育内容などについて説明を受ける児童(南国市の岡豊小学校)

(高知新聞 2022 年 7 月 3 日掲載)

南国市岡豊町八幡の岡豊小学校でこのほど、市内の高校3校と高知高専の学校説明会が開かれた。同小を含む近隣5小学校の6年生約80人が参加し、各高校、高専の教育内容や部活の特色などを熱心に聞き入った。

高知農業、高知東工業、岡豊の3高校を招いた説明会は、昨年10月に国府小が初めて開催。今回は岡豊、国分、久礼田、白木谷、奈路の各小学校が、進学先や将来の夢を考えるきっかけにと合同で企画し、高知高専も加わった。

6月30日の説明会で、高校、高専側はそれぞれ校長や教員が自校の魅力を話した。高知農業は農業や畜産の分野でもIT技術の活用が進んでいることなどを紹介。高知東工業はプログラミングなどの実習が充実しており「就職内定率は100%」とPRした。

来年に開校40周年を迎える岡豊は運動部、文化部とも全国トップクラスの成績を上げているとアピール。高知高専は「未来のエンジニアを育てる学校。ものづくりに興味があり、世界で活躍したいと思っている人はぜひ進学を考えて」と呼び掛けた。

児童は「高校にも大学のような専門科があるのを初めて知った」「どこの高校に行きたいかは決めてないけど、勉強を頑張っていきたい」などと話していた。(海路佳孝)

室戸署で園児が七夕飾り

(高知新聞 2022 年 7 月 6 日掲載)

七夕飾りで交通安全を啓発しようと室戸市の室戸保育園の園児20人が5日、室戸署で短冊などをササに付けた=写真。

「園児は「パン屋さんになりたい」といった思い思いの願いを書いた短冊を飾り、署員らの前で「みんなで交通ルールを守りましょう」と宣言。稲本楓ちゃん(5)は「おまわりさんの言ったルールをちゃんと守ります」と話していた。

元五輪水泳選手の萩原智子さんら授業 水と森の大切さ伝える 須崎市の安和小

水や水泳の授業をした萩原智子さん=中央(須崎市の安和小)
水や水泳の授業をした萩原智子さん=中央(須崎市の安和小)

(高知新聞 2022 年 7 月 7 日掲載)

シドニー五輪女子200メートル背泳ぎ4位の萩原智子さん(42)=東京都=と一般社団法人「森と未来」代表理事の小野なぎささん(38)=同=による水をテーマにした授業がこのほど、須崎市安和の安和小学校で行われた。

2人は「水(みず)ケーション」と称して水と森の大切さを伝える授業を2015年から全国で展開。須崎市での授業は安和小が7校目で、4日は4~6年生16人が参加した。

水泳選手として世界を転戦した萩原さんは、塩素が強すぎたり緑色に濁っていたりした各国のプール事情をスライドで紹介。「水をたくさん使う水泳をしてきて、日本が水にすごく恵まれていると実感した。この大切さを伝えなければと思った」と授業のきっかけを説明した。小野さんは水を育む森林の役割について、地元で切り出したヒノキの丸太を使って解説した。

座学の後はプールで萩原さんが水泳を指導し、児童たちとふれあった。6年の中城新太君(11)は「萩原さんの泳ぎはスピードがあってすごかった。生活に欠かせない水や森林を大切にしていきたい」と話していた。(富尾和方)

園児が一宮交番で七夕飾りに願い 高知市

七夕の飾り付けを楽しむ園児と警察官(高知市の一宮交番)
七夕の飾り付けを楽しむ園児と警察官(高知市の一宮交番)

(高知新聞 2022 年 7 月 8 日掲載)

七夕の7日、高知市一宮中町3丁目の高知東署一宮交番に、園児たちが願いを書いた短冊を飾り付けた。

地域住民らでつくる同交番連絡協議会(大久保正司会長)の主催で17回目。一宮幼稚園と小規模保育施設「Azonoにこにこ駅」の園児計26人が参加した。

「せがのびますように」「リフティング100回できますように」「どろぼうがいなくなりますように」―。園児たちは、自分や一宮小学校の児童が書いた願い事の短冊を、署員や地域住民と一緒に高さ4メートルほどのササに飾った。

色鮮やかな七夕飾りを交番入り口に立てた後、水難事故防止を呼び掛ける同署員による人形劇やパトカーの乗車体験を楽しんだ。(人見彩織)

 

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この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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