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幡陽小児童が貝殻の標本作りに挑戦しました!|週刊高知の子どもニュース(2022年7月9~15日)

幡陽小児童が貝殻の標本作りに挑戦しました!|週刊高知の子どもニュース(2022年7月9~15日)

今週の高知県内は雨が降ったりやんだりで、梅雨に逆戻りしたような空模様でした。

土佐清水市の幡陽小学校で貝の専門家を招いた授業が行われました。全校児童 10 人が大岐の浜で採取した貝殻の標本作りに挑戦しました。

2022 年 7 月 9 ~ 15 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

被爆ピアノで平和の調べ 高知市・横内小で児童演奏

被爆ピアノを演奏する児童(高知市横内の横内小)
被爆ピアノを演奏する児童(高知市横内の横内小)

(高知新聞 2022 年 7 月 9 日掲載)

広島への原爆投下で被爆したピアノの演奏会が8日、高知市の横内小学校で開かれ、児童が平和を願う音を奏でた。

爆心地から1・8キロ離れた民家で、17歳の少女が使っていた「ミサコのピアノ」。無数のガラス片が刺さり、音が出ない状態だったが被爆2世の調律師、矢川光則さん(70)が2005年に修復し、全国各地でコンサートを開催。本県では、県生活協同組合連合会がコンサート開催に合わせ、学校での音楽会を開いている。

この日は6年生4人が、体育館で「折り鶴」を演奏。シンガー・ソングライターの梅原司平さんが被爆への怒りや悲しみを込めて作った曲で、新型コロナ対策のため、ほかの児童は教室でピアノ演奏に合わせて歌った。

演奏した門田藍奈さん(12)は「きれいな音が出ることに驚いた。傷の残ったピアノに触れ、平和の大切さを考えるきっかけになった」と話していた。(山下正晃)

幼稚園でジビエ給食 高知市 シカ肉バーグに140人舌鼓

シカ肉ハンバーグを頬張る園児(高知市の桜井幼稚園)
シカ肉ハンバーグを頬張る園児(高知市の桜井幼稚園)

(高知新聞 2022 年 7 月 10 日掲載)

幼児期にさまざまな食材に親しんでもらおうと高知市桜井町1丁目の桜井幼稚園が、8日の給食にジビエハンバーグを登場させた。香美市物部町産のシカひき肉にショウガや豆乳、豆腐などを加えて食べやすく調理。0歳児を除く140人の園児たちが「おいしい~」と頬張った。

食害対策として県内でも広がっているジビエ料理を食べ、農林業や自然環境に興味を持ってもらうことも狙い。

園児らが「シカはどうやってとるの?」と問い掛けると、シカ肉を提供したべふ峡温泉(香美市)の元調理長、小松康三さん(64)らが「9割は鉄砲で撃つ。農作物の被害を減らすためでもある」などと回答。「幼いころから食べ慣れていれば大人になってから抵抗感がなくなる。今日の給食を機にシカ肉を好きになってほしい」と呼び掛けた。

同園は1カ月に1度のペースで、給食でジビエ料理を提供する予定。ジビエ肉は匂いや癖があるため、子どもたちに人気のカレーなどのメニューに活用するという。(人見彩織)

幡陽小児童が貝殻標本作り、沖縄の専門家に学ぶ 土佐清水市

名和純さん=中央=のアドバイスを受けながら貝殻の標本を作る児童(土佐清水市大岐)
名和純さん=中央=のアドバイスを受けながら貝殻の標本を作る児童(土佐清水市大岐)

(高知新聞 2022 年 7 月 10 日掲載)

土佐清水市大岐の幡陽小学校でこのほど、貝の専門家を招いた授業が行われ、全校児童10人が大岐の浜で採取した貝殻の標本作りに挑戦した。

同校は本年度、年間を通じた環境学習として貝殻採取や観察に取り組んでいる。6、7日は、沖縄県名護市で貝の私設資料館を主宰する名和純さん(54)を講師に迎えた。

初日の講義で名和さんは、名護市の瀬嵩(せだけ)の浜と大岐に共通する二枚貝「オガタザクラ」を紹介。「大岐と瀬嵩の浜は似ている。大昔、海岸線がつながっていたのかもしれない」などと話し、児童の興味を引いていた。

2日目は名和さんの指導で標本作製。児童は見本や図鑑と見比べながら形や色を観察し、名前や採集日などを書いたラベルと一緒に袋に保存した。計約60種の標本ができ、児童は「貝の名前を知れた」「お気に入りが見つかった」と満足げだった。

貝殻の採取で大岐を頻繁に訪れる名和さんは「大岐は貝の宝庫。温暖化などで砂浜が減ってしまう前に、地域の貝の記録を残していってほしい」と話していた。(小笠原舞香)

ダムの放流想定し児童ら避難訓練 宿毛市

ダムの放流を想定して行った避難訓練(宿毛市橋上町奥奈路)
ダムの放流を想定して行った避難訓練(宿毛市橋上町奥奈路)

(高知新聞 2022 年 7 月 10 日掲載)

ダムの放流による川の増水を想定した避難訓練が8日、宿毛市橋上町奥奈路の松田川河畔で行われた。川遊びする機会が増える夏休みを前に、近くの橋上小学校と橋上中学校の児童生徒計16人がいざという時の行動を学んだ。

松田川上流には坂本ダムがあり、子どもたちに注意を促そうと、地元の自主防災会や学校が、県幡多土木事務所宿毛事務所などに協力を呼びかけた。

この日は午後3時ごろ、「間もなく放流量が増加するので、川の水位が上がります」と訓練用の放送とサイレンが流れた。子どもたちはすぐに川から上がり、下級生の手を引きながら川から離れた広場に避難した。

同事務所によるとサイレンは放流の30分前に鳴り、早ければ放流後40分ほどで水位が上がる。同中学校2年の岡井悠さん(13)は「いざという時は、靴を履いて逃げるとか落ち着いて行動したい」と話していた。(坂本出)

室戸市で人権啓発パレード

(高知新聞 2022 年 7 月 10 日掲載)

部落差別をなくする運動強調旬間(10~20日)を前に8日、室戸市浮津の室戸市役所周辺で職員や市民が啓発活動を行った=写真。

むろと保育園児22人のマーチングバンドを含む約100人がパレード。園児は「友達とけんかをせず仲良く遊びます」と宣言した。12日午後2時からは、市保健福祉センターやすらぎで記念講演が行われる。

園児らブルーベリー狩り 観光農園始まる 四万十町

ブルーベリー狩りを楽しむ子どもたち(四万十町小野)
ブルーベリー狩りを楽しむ子どもたち(四万十町小野)

(高知新聞 2022 年 7 月 12 日掲載)

高岡郡四万十町小野の観光農園でこのほど、ブルーベリー狩りが始まり、招かれた園児らが摘みたての実を頬張った。

同町十川の元会社員、松元昭夫さん(70)が四万十川沿いで営む「こいのぼりの里ブルーベリー農園」。約40アールで栽培する10種類のうち、甘みの強いブライトウェルなど7種類のブルーベリー狩りができる。今年は実の成熟が1週間ほど遅いという。

10日は地元の園児ら約10人が農園を訪れ、「大きいのが採れた。面白い」と楽しそうに摘み取っていた。

8月中旬まで無休(要予約)。入園料千円(小学生以下500円)。ジャム作り(2500円)や新聞バッグ作り(千円)のほか、アメゴのつかみ取りも受け付けている。問い合わせは松元さん(090・3785・7166)へ。(小林司)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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