ペタンクのアジア大会に山田小6年・和田君が出場！表彰台を目指します｜週刊高知の子どもニュース（2022年10月1日～7日）

（高知新聞 2022 年 10 月 1 日掲載）

室戸市佐喜浜町の佐喜浜小学校の児童は３０日、自らがデザインした「ストップマーク」を通学路の路面に貼り付けた＝写真。

歩行者の飛び出し防止などを目的に室戸署が企画。同校５、６年生が「とまれ」などの文字を入れてデザインした１２種類６０枚を作製し、横断歩道前などに貼り付けていった。同署による交通安全教室も同日行われた。

（高知新聞 2022 年 10 月 2 日掲載）

香美市土佐山田町宮ノ口の片地小学校の３、４年生１０人はこのほど、同市の龍河洞でガイド役を務め、広島県の瀬戸田小学校の６年生約６０人に魅力を伝えた。

ガイドは、地元をもっとよく知ろうと、総合学習の一環で２０１４年から実施している。２０年からは市外の児童を案内しており、瀬戸田小は昨年に続き２回目。

９月２９日、洞内では片地小の児童が「１億７５００万年という長い歳月をかけてできた」「神の壺（つぼ）は弥生人が使っていた土器で、３分の１が石灰岩に包まれた」などと解説。瀬戸田小の児童は「暗い、狭い！」「こんなに寒いの！？」と驚いた様子で、不思議な形の鍾乳石に見入っていた。

今回は初めて山田高校の生徒も協力。１０人ほどが洞窟外でよさこい鳴子踊りやご当地クイズを披露した。

片地小３年の小野川芽依さん（９）は「すごく緊張したけど、家で練習した通りに大きな声で話せた。また龍河洞に遊びに来てほしい」と笑顔だった。（福井里実）

（高知新聞 2022 年 10 月 3 日掲載）

関わってくれた人たちに感謝のプレーを―。高知市東部の７中学校の３年生野球部員が２日、高知市の東部球場で合同引退試合を行った。保護者や指導者、同級生、地域住民ら約３００人の前で、３年間の成長を示し、感謝の思いを伝えた。

青柳、一宮、大津、介良、城東、三里各中が合同で毎年開いており４年目。今年は三里と連合チームを組む南海も加わった。

この日は７校の３年生部員計３７人が２チームに分かれ、熱戦を繰り広げた。スタンドには一塁側に青柳中、三塁側は介良中の吹奏楽部員が陣取り、軽快な演奏でプレーを後押し。保護者らは公式戦さながらの熱戦に大きな拍手を送った。

試合の合間には選手たちがスタンドの子どもたちにお菓子を配ったり、打撃イベントを開いたりして野球の楽しさを〝次代〟につなぐ試みも行った。

青柳中エースの横川侑也さんは「親や先生に成長した姿を見せようと最初から全力で投げたが、途中で崩れてしまって…」と悔しげな表情。ライト前ヒットで好機を広げた城東中の谷村美優さんは「いいところを見せられて良かった」と声を弾ませた。（竹内竜一）

（高知新聞 2022 年 10 月 5 日掲載）

全日空のパイロットらによる航空教室がこのほど、四万十市中村新町３丁目の中村小学校で開かれ、同市内の小学４～６年生約４０人が航空会社の仕事について学んだ＝写真。

将来や夢について考えるきっかけにと、全日空グループから派遣された市観光商工課の駐在員らが企画。１日、高知市出身のパイロット、北田寛明さん（３４）＝東京都＝や客室乗務員、整備士らが授業した。

北田さんの教室では、児童１０人が羽田―伊丹間の飛行計画を議論。離陸が遅れる中、早い到着を目指して機内サービスが制限される揺れの高度で飛ぶか、遅れても揺れない高度で飛ぶかで意見を出し合った。

北田さんは、機長は気象や先発便からの情報、乗客の様子などから判断するといい「安全は当然として、お客さんの立場で考え、チームワークで取り組んでいる」と説明した。竹島小４年、矢部恭志郎君（９）は「飛行機やパイロットに興味が持てた」と話していた。（芝野祐輔）

（高知新聞 2022 年 10 月 6 日掲載）

１１月にタイで開かれるペタンクのアジア選手権大会に、高知県香美市の山田小学校６年、和田一嘉君（１１）が出場する。ジュニア部門への出場は県勢初。和田君は「緊張より楽しみの方が大きい。表彰台を目指す」と練習に励んでいる。

ペタンクはフランス発祥のスポーツ。目標に向けて鉄球を投げ合い、どれだけ近づけられるかを競う。

小学２年の時にペタンクに出合った和田君。「簡単そうなのになかなか当てるのが難しい。その分、相手の球を思いっきりはじき飛ばした時は気持ちいい」とのめり込んだ。

週に２回の練習は欠かさない真面目さで、ぐんぐん上達。指導する吉本幸雄さん（６０）＝土佐山田町＝は「指先が柔らかく、彼のボールにはいい回転が掛かる」と話す。

これまで県内大会にしか出場経験がなかったが、吉本さんの誘いで、今年８月に長野県で開かれた国内合宿に参加。全国の強豪１７人が集い、的に近づけたり、球に当てたりする課題に取り組んだ。参加者同士の個人戦では１位に。実力が認められ、アジア大会メンバーに選ばれた。

今回出場するジュニア部門は小学５年～高校２年が対象で、３人制のチーム戦。強豪国のタイやカンボジアなど１０カ国ほどが出場する。和田君は岩手県の中高生３人とともに日本代表として試合に臨む。

吉本さんは「合宿の試合でも、最後の一球でどんでん返しを決めた。勝負強いところがある」と期待。和田君は「チームメートと息を合わせて頑張る。競技をもっと知ってもらうためにも、いい結果を残したい」と力強く話した。（福井里実）

（高知新聞 2022 年 10 月 7 日掲載）

四万十市の居酒屋で時々、アコースティックギターに乗ったかわいい歌声が響く。歌うのが大好きという小寺コナツさん（９）＝具同小学校３年＝は両親が営む店の〝専属シンガー〟。客の口コミなどで小さな歌手の評判が広がり、８日には同市の天神橋商店街のイベントでステージデビューする。

６歳の時に見たディズニーのアニメ映画「リメンバー・ミー」。主人公の少年がギターを弾きながら歌うシーンに心を奪われた。「私もやりたい」。同商店街にある楽器店に週１回通い、ギターと歌のレッスンに励んでいる。

放課後は、両親が営む居酒屋「昭和ブギウギ食堂のらくろ」（中村大橋通４丁目）で過ごす。弾き語りの腕前が上がってきたある時、客から「何か歌って」とのリクエストが。ミニライブを重ねるうちに、キュートな居酒屋シンガーはちょっとした有名人になった。場数を踏んだ小寺さんは「人前で歌っても緊張しない」と余裕の表情を見せる。

両親は「お客さんや商店街の方に歌を受け入れられたことが、本人の自信につながっている。これからも好きなだけ歌ったらいい」と、まな娘のチャレンジを優しく見守っている。

今好きな歌手は、小寺さんのようにギターを抱えて歌うあいみょんで、将来の夢はシンガー・ソングライター。アルバムを手に「いつか会いたい」と目を輝かせる。「歌うと思い切り声を出せるのが好き。商店街で歌うのも楽しみ」とはにかんでいた。

天神橋商店街で８、９日マルシェ
「天神橋すまいるマルシェ」が８、９日午前１０時～午後４時、四万十市の天神橋商店街で開かれる。８日午後１時半からのステージには小寺さんや同市出身のシンガー・ソングライター、堀内佳さんが出演。９日午後１時半からはお笑いコンビ、ツーライスが登場する。会場には焼き菓子やパン、布雑貨などを販売する約３０店が並ぶ。問い合わせは天神橋商店街振興組合（０８８０・３１・０２８０）へ。（河本真澄）

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