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eスポ国体に城東中・稲田さん出場!優勝を目指します|週刊高知の子どもニュース(2022年10月8~14日)

eスポ国体に城東中・稲田さん出場!優勝を目指します|週刊高知の子どもニュース(2022年10月8~14日)

国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の文化プログラムとして開催される「都道府県対抗eスポーツ選手権」に、高知市の城東中3年・稲田大翔(ひろと)さん(15)が4年連続で出場します。「優勝を目指したい」と意気込んでいます。

2022 年 10 月 8 ~ 14 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

サッカー日本W杯頑張れ 高知市に代表バス、子ども歓喜

サッカー日本代表のバスと記念撮影する子どもたち(高知市の県立春野総合運動公園)
サッカー日本代表のバスと記念撮影する子どもたち(高知市の県立春野総合運動公園)

(高知新聞 2022 年 10 月 9 日掲載)

サムライブルー頑張れ! 11月21日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を前に、日本代表のオフィシャルバスが8日、高知市の県立春野総合運動公園に登場した。県内の少年サッカーチームが集まり、記念撮影や選手への応援メッセージをつづった。

日本サッカー協会が大会を盛り上げようと全国各地を巡るイベント。この日は高知市を中心に約140人の小学1、2年生が集まった。

バスは日本代表のイメージカラーである青を基調に、「SAMURAI BLUE」の白い文字を大きくあしらった。子どもたちは「かっこいい」と目を輝かせ、用意されたメッセージカードに「日本さいきょう!」「ゆうしょうがんばるぞ」など書き込んだ。全国から集められたカードは、ボードや折り紙アートにし、選手に届けられるという。

十津三里FCの2年、影山瑛二君は「久保(建英)選手のドリブルとシュートがかっこいい。いっぱい点を取って優勝してほしい」と笑顔で話していた。(加治屋隆文)

DMV、遠足にいかが? 徳島の観光局PR

遠足でDMVに乗車して喜ぶ児童(徳島県海陽町)
遠足でDMVに乗車して喜ぶ児童(徳島県海陽町)

(高知新聞 2022 年 10 月 9 日掲載)

阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)を遠足などに活用してもらおうと、徳島県と県南部の1市4町でつくる「四国の右下観光局」(美波町)がPRに力を入れている。7日には同観光局が提案したプラン第1号として、牟岐小学校(牟岐町)の児童が遠足に訪れ、世界初の乗り物に目を輝かせた。

DMVを観光資源として活用していくため同観光局や徳島県は、鉄道マニアらだけでなく遠足や修学旅行での誘客を模索。同観光局が、乗車やモードチェンジ見学などが楽しめるモデルコースを同校に提案した。

この日は1、2年生27人が2グループに分かれ、阿波海南文化村―道の駅宍喰温泉間に乗車した。ほとんどの児童が初めてのDMVで、「速い!」「ガタンゴトン鳴ってる」と大はしゃぎ。阿波海南駅でのモードチェンジ見学では、鉄道用の車輪が出てくる様子を夢中になって見ていた。

DMV活性化へ「子どもたちの関心を高めたい」と同観光局。今後、高知県などの学校にも〝DMV遠足〟を売り込んでいく。(板垣篤志)

吉野川の環境守ろう 親子ら下流の砂観察 大豊町

砂に混じったごみをより分ける参加者(大豊町岩原の集落活動センター「絆の里・いわはら」)
砂に混じったごみをより分ける参加者(大豊町岩原の集落活動センター「絆の里・いわはら」)

(高知新聞 2022 年 10 月 9 日掲載)

水質の悪化が指摘されている吉野川の環境について考える「全国砂浜ムーブメント2022in吉野川」が8日、長岡郡大豊町で開かれた。県内外から訪れた家族連れら17人が、座学や河原でのごみ拾いを通して、環境保護への意識を高めた。

吉野川でのラフティング体験などを行っている「ハッピーラフト」(同町筏木)と日本自然保護協会が共同で、初めて開催した。

同社代表の桂川輝彦さん(47)によると、流域世帯からの生活用水の影響で、吉野川の水質は悪化。「自分の子どもたちにきれいな吉野川を残したい」との思いから、同協会にイベント開催を呼びかけた。

集落活動センター「絆の里・いわはら」に集まった参加者は、吉野川が流れ着く徳島市の海岸で採取された砂を観察。同協会の職員から「地球温暖化による海面上昇などの影響で、全国で砂浜が減っている」といった話を聞きつつ、砂に紛れたマイクロプラスチックなどをより分けていった。

その後は、吉野川でラフティングを体験。約5キロの初心者向けコースを下り、途中で河原に降りてごみを拾った。(谷沢丈流)

ものづくりの力知って 4高校と高専がフェス 南国市

高知東工業高生から木の飛行機作りを教わる親子(南国市大そね甲の海洋堂SpaceFactoryなんこく)
高知東工業高生から木の飛行機作りを教わる親子(南国市大そね甲の海洋堂SpaceFactoryなんこく)

(高知新聞 2022 年 10 月 9 日掲載)

南国市の4高校と高知高専の生徒・学生が各校の魅力やものづくりの力をPRする「ナンコクスクールフェスティバル」が8日から2日間の日程で、同市大そね甲の海洋堂SpaceFactoryなんこくで始まった。市と各校が連携し、昨年に続いて開催した。

初日は高知東工業高が木を使った飛行機作りのブースを用意。参加した親子らは機械工作部の生徒から作り方を教わり、色を付けたり、輪ゴムで飛行機を飛ばしたりして楽しんだ。

高知高専はVR(仮想現実)技術を紹介。参加者は専用のゴーグルを装着し、世界中を〝空中散歩〟する体験に息をのんでいた。

同市大そね甲の会社員、小崎仁さん(38)は長男の尊君(7)と訪れ、「いろいろな学校の特色を知ることができるし、子どもがものづくりに興味を持つきっかけになればと思って来ました」と話していた。(海路佳孝)

気付こう無意識の偏見 大豊町の大豊学園で生徒40人学ぶ

バイオレットさん=中央=が生徒に質問しながら「アンコンシャスバイアス」について考えた授業(大豊町中村大王の大豊学園)
バイオレットさん=中央=が生徒に質問しながら「アンコンシャスバイアス」について考えた授業(大豊町中村大王の大豊学園)

(高知新聞 2022 年 10 月 12 日掲載)

見た目や性別、年齢などによる無意識の思い込みや偏見を指す「アンコンシャスバイアス」について理解を深めてもらおうと、長岡郡大豊町の義務教育学校大豊学園でこのほど、専門家の授業が行われ、6~9年生約40人が物事の多様な見方を学んだ。

講師役は2年前に同町にIターンし、同校に息子を通わせているバイオレット・パチレオさん(40)。昨年、一般社団法人「アンコンシャスバイアス研究所」が認定するトレーナーの資格を取得し、全国の小中学校でオンライン授業などを行っている。

アンコンシャスは無意識、バイアスは思い込みという意味。8日の授業では、金髪で長髪の人の後ろ姿の写真を見せ、「どんな人を思い浮かべるか」と質問。「女性」と答える生徒が多かったが、正解は男性だった。略して「アンコン」と呼ぶバイオレットさんは、「アンコンは誰にでもある。大切なのは自分が持っているアンコンに気付こうとすること」と語りかけた。

またアンコンには、ステレオタイプバイアスや集団同調性バイアスなど約200種類あることも説明。「『あれは男の仕事』とか『名前がカタカナの人は英語が話せる』というのは、ステレオタイプバイアス」「目立ちたくないから何も言わない、という集団同調性バイアスは災害時に出やすい。みんなと違っても正しいと思う行動を取ることが大切」などと力説した。

授業を受けた8年の久保竜冬さん(13)は「自分にも思い込みがたくさんあったことに気付かされたし、その思い込みが人を傷つけるかもしれないと感じた」と話していた。(谷沢丈流)

「eスポ国体 優勝目指す」城東中・稲田さん

大会に向けて意気込む稲田大翔さん。左は井上浩之副知事(県庁)
大会に向けて意気込む稲田大翔さん。左は井上浩之副知事(県庁)

(高知新聞 2022 年 10 月 13 日掲載)

国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の文化プログラムとして開催される「都道府県対抗eスポーツ選手権」に、高知市の城東中3年、稲田大翔(ひろと)さん(15)が4年連続で出場する。12日、県庁を訪れた稲田さんは「優勝を目指したい」と意気込みを語った。

大会では、自動車レースゲーム「グランツーリスモ7」の腕前を競う。稲田さんは8月に愛媛県新居浜市で行われた四国予選(6歳以上18歳未満の部)で優勝し、全国行きを決めた。

稲田さんは中学でバスケットボール部に所属しながら、帰宅後に1日3時間ほど専用機器に乗り込んで練習してきたと説明。「アクセルのタイミングでタイムが0・1秒は変わるのが難しい。(4回目出場に)年を重ねるごとに速くなっていると思う」と笑顔を見せ、井上浩之副知事に「優勝して、また報告に来てください」と激励されていた。

大会は15、16日に宇都宮市で「パズドラ」や「ぷよぷよ」など6競技を行う。(山崎友裕)

高知大付属中、初の全国合唱コンクールへ 混声合唱に15人で挑む 学芸高10年ぶり、付属小3大会連続

初めての全国大会に向け練習に励む付属中の生徒たち(高知市小津町)
初めての全国大会に向け練習に励む付属中の生徒たち(高知市小津町)

(高知新聞 2022 年 10 月 14 日掲載)

10~11月の全日本合唱コンクール全国大会に高知県内の3校が出場する。初挑戦となる付属中学校(高知市小津町)は四国大会を勝ち抜いてのエントリーで、部員たちは「歌える喜びをかみしめて練習してます」と意気込んでいる。このほか学芸高が10年ぶり、付属小が3大会連続で出場する。

付属中は混声合唱の部に15人で挑む。他チームより人数は少ないが、部員は「少人数の方がまとまりやすい。男子は4人だけやけど、バランスが取れちゅう」と前向き。顧問の坂本彩夏教諭(35)は「元気で明るくて、めげないチーム」という。

本番で歌う2曲のうち、表現に苦労しているのが「たましいのスケジュール」。「愛し、愛されるために人は生まれてきた」という内容だが、部長の谷相瑠杏(るあん)さん(15)は「15年生きてきただけじゃ、愛なんて分からない」と戸惑ったという。

そこで赤ちゃんを育てている伴奏者に話を聞き、部員同士で愛について考え、「相思相愛じゃなくても、その人の幸せを願うこと」「自分たちも愛されて生まれてきたんだ」と気付いたという。谷相さんは「初出場で金賞取れたらかっこいい。目指します」。

学芸高は10年ぶり2度目の出場。32人以下の部門に、21人で出場する。

部員から「ボス」と親しまれる顧問の坂本雅代教諭(62)は「言いたいことを言い合えるチーム。私も『指揮の拍数が違う』とか『テンポが違うき息継ぎできん』とかって怒られてる」と笑う。

部長の近沢祢寧(ねね)さん(17)は「久しぶりにいろんな学校が集まって、大きいホールで歌える。四国代表として恥ずかしくない演奏をしたい」と気合を入れている。

ちなみに、両校の顧問は母娘。「初出場は一生に一回だけ。生徒たちと一緒に舞台を楽しんで」「生徒が導いてくれた地で最高の演奏を」と互いにエールを送り合っている。

また、付属小は県大会を勝ち抜いての出場。顧問の堀内知佐乃教諭(53)は「ハーモニーを作るのが上手なチーム。音楽を歌う喜びを感じられる演奏をしてほしい。今まで銅賞しか取っていないので、もうちょっと輝ける賞がもらえたら」と期待している。

同コンクールは10月29日に高校、同30日に中学部門を青森市で開催。11月13日には堺市で小学校部門を行う。(玉置萌恵)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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