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浦ノ内小と高知商業高ジビエ部がコラボ!浦ノ内スペシャルバーガーが販売されました|週刊高知の子どもニュース(2023年3月6~12日)

浦ノ内小と高知商業高ジビエ部がコラボ!浦ノ内スペシャルバーガーが販売されました|週刊高知の子どもニュース(2023年3月6~12日)

学年締めくくりの 3 学期。卒業式のニュースも届き始めました。

須崎市の浦ノ内小学校の 5 年生らが考案した「浦ノ内スペシャルバーガー」が道の駅「かわうその里すさき」で販売されました。授業の一環で高知商業高校ジビエ商品開発・販売促進部の生徒からジビエの現状を教わり、開発したコラボ商品です。

2023 年 3 月 6 ~ 12 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

土佐市の2中学校吹奏楽部 四国フィルと共演 3/19本番へ「やりがいある」

四国フィルハーモニー管弦楽団との共演に向け練習を積む高岡中と土佐南中の吹奏楽部員ら(土佐市の高岡中学校)
四国フィルハーモニー管弦楽団との共演に向け練習を積む高岡中と土佐南中の吹奏楽部員ら(土佐市の高岡中学校)

(高知新聞 2023 年 3 月 6 日掲載)

土佐市の高岡、土佐南両中学校の吹奏楽部員25人が、19日に同市で開かれる四国フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに出演する。同楽団によると、中学吹奏楽部との共演は結成36年目にして初めて。生徒たちは本番へ緊張感を漂わせながら「こんな経験なかなかできない」「やりがいがある」と懸命に練習を積んでいる。

同楽団は1987年、高知、愛媛両県の奏者らで結成。現在は20~60代の約50人が所属し、各地で公演している。今回の共演は運営委員長の中山直之さん(58)=日高村=が企画。親交のある両校の吹奏楽部顧問に「生徒に日頃味わえない体験をしてほしい」と呼びかけた。

吹奏楽部員は高岡17人、土佐南8人で、普段の練習では少数でも演奏できる曲に限られがち。本番では四国フィルメンバーと合わせて約60人で、ホルストの「吹奏楽のための第1組曲」を披露する。中山さんによると「中学生にとっては難易度の高いチャレンジ曲」だ。

高岡中の部長、田中美波さん(14)は「かなり難しいけど普段同じ楽器仲間が少ない分、大勢での演奏を楽しみたい」。土佐南中の部長、二宮好美さん(14)は「不安や緊張はあるけど、めったにない機会でうれしく思う」と気持ちを高ぶらせている。

両校は昨年12月に合同練習をスタート。中山さんの直接指導を受け、楽団とのリハーサルも行った。「生徒はみるみる成長し、練習に取り組む姿勢も良くなった」と高岡中の川上和子顧問(55)。中山さんは「大舞台で演奏する喜びを感じ、音楽の道を歩み続ける子が一人でも多く出てきてほしい」と期待する。

コンサートは土佐市高岡町乙の市複合文化施設「つなーで」で午後2時開演。四国フィルはシューマンのピアノ協奏曲なども演奏する。指揮者は前東京芸術大学長の沢和樹さん、ピアニストは田部京子さん。小学生~高校生千円(同市在住の中学生以下は無料)、一般2千円。問い合わせは中山さん(090・1323・5372)へ。(谷川剛章)

「日々の努力実った」高知市でこども県展の表彰式

児童生徒らに賞状が贈られた「第73回こども県展」表彰式(高知市高須の県立美術館ホール)
児童生徒らに賞状が贈られた「第73回こども県展」表彰式(高知市高須の県立美術館ホール)

(高知新聞 2023 年 3 月 6 日掲載)

「第73回こども県展」の表彰式が5日、高知市高須の県立美術館ホールで行われた。学校賞に選ばれた小中学校と個人の最高賞に当たる「こども県展賞」に選ばれた児童生徒ら約30人が表彰された。高知新聞社、RKC高知放送、県教育文化祭運営協議会の主催。

今回は、図画、毛筆、硬筆、条幅の4部門合わせて6万4871点の応募があり、図画、毛筆、硬筆の3部門で各学年1人ずつ「こども県展賞」27点を決定した。学校を挙げた取り組みを評価する学校賞の最優秀「県知事賞」には、高知大付属小と学芸中が選ばれた。

表彰式では、高知新聞社の中平雅彦社長が児童生徒ら一人一人に賞状と記念品を手渡した。

毛筆と硬筆の2部門で2年連続のこども県展賞に輝いた土佐中2年、大坪おたるさんは「研究や工夫を積み重ねて仕上げた思い入れのある作品なので選んでもらえてうれしいです。日々の努力が実りました。大きな舞台で表彰されて、家族も喜んでいます」と話していた。(青木一英)

北と南つないだ「なかよしコロッケ」復活!10年超前、千歳市と交流時の給食メニュー 南国市で児童再現

試作を繰り返して再現した「海と大地のなかよしコロッケ」(南国市大埇甲の大篠小学校)
試作を繰り返して再現した「海と大地のなかよしコロッケ」(南国市大埇甲の大篠小学校)

(高知新聞 2023 年 3 月 7 日掲載)

南国市の小学校給食で10年以上前に提供されていた「海と大地のなかよしコロッケ」が、2023年度に復活する。北海道千歳市との交流を機に誕生した一品で、大篠小学校(大そね甲)の6年生がレシピを再現した。児童は「自分たちで復活させたコロッケがメニューとして残るのはうれしい」と喜んでいる。

6年生は総合学習で、明治時代に北海道の開拓に尽力した地元出身の自由民権家、武市安哉について学んだ。北海道との縁を調べる中で、千歳市のジャガイモと南国市のちりめんじゃこを合わせたコロッケが、01年から給食で提供されていたことを知った。

両市の交流は今も続いているが、学校関係者によるとコロッケは製造企業の都合もあってメニューから消えたという。興味を持った児童がコロッケを試作し、昨年9月のイベントで販売したところ大好評。市学校給食センターの協力を得てレシピを再現し、23年度から定番メニューとして市内の全小中学校に提供されることになった。

2月28日は先行して大篠小限定で給食に登場し、児童はパンにコロッケとレタスを挟んだハンバーガーをおいしそうにほおばっていた。復活企画の中心となった藤田莉子さん(12)と田島茉桜さん(12)は「給食センターの先生に相談して、調味料の量を変えながら試作を繰り返した。カレー粉の味がきいて、おいしく仕上がりました」と笑顔で話していた。(海路佳孝)

園児が高齢者に歌披露 オンラインで交流会 高知市

画面越しに歌や体操を披露した園児たち(高知市の高知愛児園)
画面越しに歌や体操を披露した園児たち(高知市の高知愛児園)

(高知新聞 2023 年 3 月 9 日掲載)

高知市竹島町の保育所「高知愛児園」と同市西塚ノ原の特別養護老人ホーム「風花の里」のオンライン交流会が6日開かれ、年長児14人が入所者らに歌や笑顔を届けた。

同市内の19社会福祉法人でつくる連絡協議会が、新型コロナ下で制限されがちな異世代交流を進めようと初めて企画。オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつなぎ、画面越しにやりとりを楽しんだ。

園児は指編みで作ったマフラーや普段遊んでいるおもちゃなどを発表し、ひな祭りの歌や園独自の「愛児園体操」などを元気いっぱいに披露。入所者が温かく見守り、一緒にじゃんけんをして盛り上がった。

植田朱音ちゃん(6)は「おじいちゃん、おばあちゃんと遊んで、仲良しになれたのでよかった」とにっこり。家次まり園長は「子どもたちにも新鮮だったよう。コロナ禍でも、この形なら続けられると思う」と話していた。(松田さやか)

宮城の中学生と防災交流 南国市の北陵中

宮城県岩沼市の中学生とオンラインで交流する北陵中の生徒(南国市の同校)
宮城県岩沼市の中学生とオンラインで交流する北陵中の生徒(南国市の同校)

(高知新聞 2023 年 3 月 9 日掲載)

高知県南国市岡豊町笠ノ川の北陵中学校と宮城県岩沼市の玉浦中の生徒会がこのほど、初めてオンラインで交流し、防災活動や学校生活について紹介し合った。

両市は1973年に姉妹都市提携を締結。両校の生徒が相互訪問したり、北陵中からポンカンやチューリップの球根を贈ったりしてきた。

3日、北陵中では11人が地元住民と毎月1回行うあいさつ運動などを紹介。災害に備えて取り組んでいる避難所運営訓練や校区内の危険箇所を調べるフィールドワーク、防災グッズづくりなどについて、写真を示しながら話した。

東日本大震災の津波で1年生2人が犠牲になった玉浦中側は、7人が学校から約3キロ離れた津波浸水域外への避難訓練の様子を説明。生徒会への要望などをインターネットツールで募っていることも発表した。

北陵中生徒会長の黒岩柚希さん(14)は「顔を合わせることで楽しく交流できた。玉浦中は防災活動に熱心に取り組んでいることや、北陵中にはない生徒会の取り組みもたくさん聞けて参考になった」と話していた。(海路佳孝)

伊野小学校のシンボル、アカマツ後継樹を植樹 6年生「大きく育って」いの町

アカマツの苗木を植える伊野小学校の児童たち(いの町の同校)
アカマツの苗木を植える伊野小学校の児童たち(いの町の同校)

(高知新聞 2023 年 3 月 10 日掲載)

いの町の伊野小学校のシンボルになっているアカマツの樹勢が衰えているため同校はこのほど、〝赤ちゃん〟とも言える苗を老木のそばに植えた。枝を接ぎ木して育てた3本を植樹した児童は「大きく元気に育って」と期待している。

1935年に植えられたアカマツは高さ約5メートル、幹回り約120センチ。2015年の校舎建て替え以降に2度移植されてから急激に弱っていた。

町教委は、樹木の後継増殖に取り組んでいる森林総合研究所林木育種センター関西育種場(岡山県)に協力を依頼。昨年1月にアカマツの枝を数十本採取し育て、野外で育成可能と判断された苗木が〝里帰り〟することになった。

6年生約50人が7日、運動場の築山に「まつたろう」「まつすけ」「まつこ」と名付けた約40センチの苗を植樹。橋本純和君(12)は「僕たちは卒業するけど、これから伊野小の守り神として在校生たちを見守ってほしい」と話していた。(谷川剛章)

たった2人の卒業式...佐川町尾川中学校 卒業シーズン到来

卒業式後に後輩と語り合う田村悠人さん(右)と岡本宗磨さん(佐川町の尾川中学校)
卒業式後に後輩と語り合う田村悠人さん(右)と岡本宗磨さん(佐川町の尾川中学校)

(高知新聞 2023 年 3 月 11 日掲載)

高知県内の多くの公立中学校で11、14日に卒業式が開かれる。これに先駆け10日、佐川町本郷耕の尾川中学校で式が開かれ、男子生徒2人が学びやを後にした。

田村悠人さん(15)と岡本宗磨さん(15)。保育園からずっと席を並べてきた2人は、中学でともにソフトボール部でプレー。昨年8月の全国中学校体育大会には、仁淀中、池川中との合同チームで出場し、3位入賞も果たしている。

この日の式には中学校の教員や保護者ら15人と、1、2年生の計8人が出席した。片岡貢校長は式辞で「2人の根っこは尾川にある。根っこがなければ幹も葉も花も付けられない」と語りかけ「尾川川を下り、前途洋々たる大きな海へ向かって」。生徒代表の田村さんは後輩に「勉強も部活も大変になるけど、支え合えるみんななら大丈夫」と語り、親に感謝の言葉を伝えていた。

2人はともに高知市内の別の高校に進学予定で、田村さんは「豊かな発想力を生かして頑張って」、岡本さんは「面白キャラなのでうまくやっていけると思う」と互いにエール。式後には後輩に寄せ書きを渡されて照れくさそうに目を細め、教員は輪になった子どもたちを目に涙を浮かべて見つめていた。

今春の県内の公立中卒業予定者は4419人。(玉置萌恵)

ジビエ×小学生=浦ノ内バーガーおいしい! 須崎市の道の駅、児童ら考案

浦ノ内スペシャルバーガーを販売する浦ノ内小学校の児童ら(須崎市下分甲の道の駅「かわうその里すさき」)
浦ノ内スペシャルバーガーを販売する浦ノ内小学校の児童ら(須崎市下分甲の道の駅「かわうその里すさき」)

(高知新聞 2023 年 3 月 12 日掲載)

高知県須崎市の浦ノ内地区で生産されるシシ肉を生かそうと11日、浦ノ内小学校の5年生らが考案した「浦ノ内スペシャルバーガー」が道の駅「かわうその里すさき」で販売された。

5年生17人は授業の中で、捕獲されたイノシシが地元の施設で加工販売されているなどと学習。高知商業高校ジビエ商品開発・販売促進部の生徒からもジビエの現状を教わる中、同部と共同での商品開発が持ち上がった。

考案したバーガーは、バラ肉を甘辛いチャーシューにしてサンド。シシ肉のほか豚肉も入れ、食べ比べられるよう工夫したという。

この日は両校の児童生徒とジビエ浦ノ内企業組合のスタッフら4人が観光客らに売り込み。宮本心太君(11)は「濃厚だけど脂っぽくないシシ肉を食べてほしい」と話していた。

小学校とのコラボは初めてという同部顧問の佐々木翼教諭(38)は「ジビエへの理解が深まり、地域の課題を解決できるきっかけになってほしい」と期待を寄せていた。バーガーは1個600円。(富尾和方)

おもちゃ美術館開業待ち遠しい!子どもたち楽しくプレ体験 佐川町でキャラバン

木のおもちゃを楽しんだ「おもちゃ美術館」の体験イベント(佐川町の桜座)
木のおもちゃを楽しんだ「おもちゃ美術館」の体験イベント(佐川町の桜座)

(高知新聞 2023 年 3 月 12 日掲載)

高知県佐川町に7月開業する「佐川おもちゃ美術館」の体験イベントが11日、同町甲の桜座で開かれ、親子が木のおもちゃで遊び、美術館の雰囲気を楽しんだ。

おもちゃ美術館は木育などを目的にした施設で、町が加茂地区に整備する「まきのさんの道の駅・佐川」に併設。NPO法人「芸術と遊び創造協会」(東京都)が監修し、町出身の植物学者、牧野富太郎博士にちなんだ木製遊具などを設置する。

体験イベントは、同協会が全国で展開する「木育キャラバン」として開催。会場には200種類以上の木のおもちゃが並んだ。

子どもたちは積み木の高さを競ったり、木のボールプールに寝転がって感触を楽しんだり。ボランティアとドミノ倒しに挑戦した女児(6)は「途中で倒れて難しかったけど、面白かった」と声を弾ませていた。

佐川おもちゃ美術館では五感を刺激するおもちゃをそろえ、多世代交流も目指す。東京おもちゃ美術館の星野太郎副館長(42)は「子どもも大人も創造力を働かせて自由に遊び、心の交流ができる場にしたい」と話している。(門田朋三)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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