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自分好みのユズポン酢は?安芸第一小学校の子どもたちが作りました|週刊高知の子どもニュース(2023年6月26日~7月2日)

自分好みのユズポン酢は?安芸第一小学校の子どもたちが作りました|週刊高知の子どもニュース(2023年6月26日~7月2日)

もうすぐ七夕。高知市と安芸市、土佐清水市で園児や児童が願いを込めて、短冊をササに飾り付けました。

オリジナルのユズポン酢を作る出前授業が安芸市の安芸第一小学校で開かれました。しょうゆ、酢、みりん、だし汁、ユズ果汁が用意され、子どもたちが配合に挑戦しました。

2023 年 6 月 26 日~ 7 月 2 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

リケジョが科学の魅力発信!高知高専テクノガールズが子どもに手ほどき 南国市

(高知新聞 2023 年 6 月 26 日掲載)

子どもたちに科学やものづくりの魅力を知ってもらおうと、高知高専(南国市物部乙)の女子学生団体、高知高専テクノガールズ(TGK)が25日、同市大そね乙のサニーアクシス南国店でイベント「リケジョひろば」を開催し、参加した子どもたちと雪景色のように見える化学反応などを楽しんだ。

高知高専の女子学生にスノードーム作りを教わる子どもたち(南国市のサニーアクシス南国店)
高知高専の女子学生にスノードーム作りを教わる子どもたち(南国市のサニーアクシス南国店)

イベントには1~4年生8人が参加。小さな容器の中で雪のような結晶を降らせるスノードーム作りでは、子どもたちは学生の手ほどきを受けながら塩化アンモニウムを精製水に溶かし、温めたり冷やしたりして再結晶。完成すると、子どもは「すごい雪が降りゆうみたい」「自分の部屋に飾りたい」と大喜びだった。

DNA配列に見立ててビーズをつなげるストラップや、コンクリートを使った文鎮を作るコーナーも人気で、TGKのリーダー、三好春菜さん(19)は「地域の人に理系女子の活動を知ってもらおうと開催した。今年はオープンキャンパスや学園祭もあり、そうした場でも活動をアピールしたい」と話していた。

TGKは2014年に発足。全国の高専で女子学生は増加傾向にあり、高知高専では23年4月時点で全学生の25%(207人)を占めるという。(海路佳孝)

"本物"の舞台芸術、園児や児童に届けて30年 四万十川こども演劇祭 官民共同で感性育む

(高知新聞 2023 年 6 月 27 日掲載)

四万十市の園児や児童に生の演劇や人形劇を見せる「四万十川こども演劇祭」が今年、30周年を迎えた。官民でつくる実行委員会(委員長=中平正宏市長)が「普段接する機会が少ない本物の舞台芸術に触れ、豊かな感性を育んでもらいたい」とおおむね隔年で開催。18回目の今年は約1900人が観劇を楽しんでいる。

活動について話し合う四万十川こども演劇祭の実行委員会メンバーら(写真はいずれも四万十市安並)
活動について話し合う四万十川こども演劇祭の実行委員会メンバーら(写真はいずれも四万十市安並)

演劇祭は、中村こども劇場などの民間有志が呼びかけ、旧中村市や旧西土佐村が応じて1993年7月に初開催。薪能やオペラ、人形劇など幅広い作品を上演したほか、四万十川周辺での自然体験も開催し、地域全体が大いに盛り上がった。

当時呼びかけた1人の平塚聖子さん(68)=四万十市勝間=は「民間だけでなく市長や村長も理解してくれ、1年もたたずに実現できた。官民一緒の、地域ぐるみの演劇祭になった」と振り返る。

以降は、旧中村市のふるさと創生文化振興基金や子どもたちの観覧料を原資に充て、2年に1回程度のペースで継続。30年続けるうちに「親子2代で鑑賞した」という世代も増えてきた。

プロによる人形劇の上演。保育園児らの目はくぎ付けに
プロによる人形劇の上演。保育園児らの目はくぎ付けに

今年は5、6月、市内15保育所と12小学校で上演。くわえ・ぱぺっとステージ(京都)、人形劇団京芸(同)、劇団仲間(東京)の3団体がコミカルな動きの中にも友達の大切さなどを考えさせる熱演を見せ、子どもたちを引き込んだ。

12月にも小学生や一般市民向けにマリンバやドラムの演奏会を企画。事務局長の西岡登志さん(54)=同市岩田=は「四万十市は都会と違って、わざわざ呼んでこないと本物の舞台に触れることができない。今の子どもはインターネットの動画やスマートフォンに夢中だが、生の舞台に触れる感動を伝え続けたい」と、今後への意気込みを新たにしていた。(芝野祐輔)

もうすぐ七夕…園児が安芸駅に短冊飾る

(高知新聞 2023 年 6 月 28 日掲載)

七夕を前に土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線安芸駅で26日、安芸市の矢ノ丸保育園の園児19人が願いを込めた短冊をササに飾り付けた。

願いを込めた短冊を飾り付ける園児(安芸市の安芸駅)
願いを込めた短冊を飾り付ける園児(安芸市の安芸駅)

同駅では毎年この時期にササを飾っており、子どもたちは「(ディズニー映画のヒロイン)ラプンツェルみたいにかわいくなりたい」「おっきいすいぞくかんにいきたい」などの願い事をしたためた短冊を用意。折り紙で作った、ひこ星と織り姫、スイカなどと一緒に結び付けた。

ササは改札口近くに7月7日まで飾られる。別の保育所に通う園児らの短冊を車内に飾った七夕列車1両も、同9日まで運行している。(宮内萌子)

園児の願い乗せ…七夕電車が運行 とさでん交通7/7まで

(高知新聞 2023 年 6 月 28 日掲載)

高知市の潮江第二双葉園の年長組9人が27日、同市桟橋通4丁目のとさでん交通で路面電車に願いごとを書いた短冊を飾り付けた=写真。「七夕電車」として7月7日まで運行する。

同社が、電車に乗るきっかけをつくろうと昨年始めた。園児がササの模型に、「プリキュアになれますように」「ムキムキになれますように」などと記した短冊をくくりつけた後、車内の窓にササが飾られた。

その後、電車は高知駅まで往復。園児たちは揺られながら「たなばたさま」を合唱し、「願いごとがかないますように!」と手を合わせた。

七夕電車は乗降口そばに短冊とペン、下敷きが用意され、乗客も願いを書いて飾ることができる。(二瓶満瑠)

自分好みのポン酢できた! ミツカンの社員が講師 安芸第一小で出前授業 安芸市

(高知新聞 2023 年 6 月 29 日掲載)

食品メーカー、ミツカンの社員が講師となり、オリジナルのユズポン酢を作る出前授業が28日、安芸市久世町の安芸第一小学校で開かれた。3年生26人が自分好みのポン酢作りを楽しんだ。

オリジナルのユズポン酢作りに挑戦する児童(安芸市の安芸第一小学校)
オリジナルのユズポン酢作りに挑戦する児童(安芸市の安芸第一小学校)

同社は、40年以上前から同市内にあるユズ加工場で搾汁した県産ユズの果汁を使ったポン酢を販売。2011年からは、同市内の小学校などで出前授業を行っている。

この日は、同社マーケティング本部の佐藤宣利さん(29)がクイズを出題。ポン酢はオランダ語でかんきつ果汁を表す「ポンス」が語源で、高知県はユズの生産量が日本一であることなどを紹介した。

ポン酢作りでは、家庭にもあるしょうゆ、酢、みりん、だし汁に、ユズ果汁が用意され、ミツカン社員3人のアドバイスを受けながら配合に挑戦。「すっぱすぎ!」「これガチでおいしい」と互いに試食し合いながら完成させた。影山蒼君(9)は「カツオのたたきにぴったりの味にできた」と満面の笑みだった。(宮内萌子)

「きずなの家」利用者が七夕で園児と交流 土佐清水市

(高知新聞 2023 年 6 月 30 日掲載)

土佐清水市栄町のあったかふれあいセンター「きずなの家」で29日、しみず幼稚園(同市グリーンハイツ)の年中、年長組24人と利用者が交流し、七夕の短冊作りや飾り付けを一緒に楽しんだ。

七夕飾りで交流する利用者と園児 (土佐清水市のあったかふれあいセンター「きずなの家」)
七夕飾りで交流する利用者と園児 (土佐清水市のあったかふれあいセンター「きずなの家」)

近年、新型コロナウイルスの影響で子どもたちと触れ合うイベントが減っていた中、同センターが「利用者に元気になってほしい」と同園に呼びかけ、園児を招いた。

園児は「プールが上手になりますように」「おもちゃがいっぱい買えますように」などと願い事を書いた短冊を持参。園児と一緒にササに取り付けた利用者は「にぎやかになった」「部屋が明るい」などと喜んでいた。

その後、園児と利用者が机を囲み、追加の短冊を作るなどして交流した。利用者の中山光子さん(77)=同市越前町=は「子どもたちの笑顔を見ると元気が出る。自分の孫のようにかわいい」と目を細めていた。(小笠原舞香)

地域の人と七夕飾り 土佐山学舎 伝統文化触れる 高知市

(高知新聞 2023 年 7 月 1 日掲載)

高知市の義務教育学校「土佐山学舎」で30日、全校生徒約140人が地域のお年寄りと一緒に昔ながらの七夕飾りを作り、地元の伝統文化に触れた。

地域の人に教わりながら七夕の飾りを付ける生徒たち(高知市土佐山桑尾の土佐山学舎)
地域の人に教わりながら七夕の飾りを付ける生徒たち(高知市土佐山桑尾の土佐山学舎)

児童らは地元の高齢者施設などを訪れ、お年寄りに願いごとを書いてもらったり、自分たちで縄を結ったりして準備してきた。

この日は、地域の人が用意した長さ8メートルほどのササ10本に「家族が健康でいられますよう」「しっかり者になれますように」「世界一強いサッカー選手になれますように」などと記した短冊や、折り紙の飾りなどを結び付けた。さらに、お年寄りに、縄は「反対方向にねじったら開くよ」と教えられ、キュウリやナスを挟みこんでいた。

9年の永野葵さん(14)は「コロナ禍で会えなかった地域の人に、七夕のおかげで会えた。うれしい」と笑顔。あいにくの雨で、七夕飾りを当初予定していた学校近くの橋に持っていくことはできなかったため、田中美穂教頭(57)は「足を運べる方は、ぜひ見に来てほしい」と話していた。(加藤風花)

大月町の魅力を児童がアニメ化

(高知新聞 2023 年 7 月 1 日掲載)

大月町弘見の大月小学校の5年生27人が6月29日、地元の魅力の再発見をテーマにしたアニメーションを制作し、柏島や月光桜(弘見)といった町の自慢を映像で表現した。

自作するアニメの効果音を収録する児童ら(大月町の大月小学校)
自作するアニメの効果音を収録する児童ら(大月町の大月小学校)

アニメを通じた教育に力を入れている「あにめのいろは」(一切)の間崎真由子代表(43)らが6月、同校を訪れて指導。児童は、粘土や色紙でかたどった魚やサンゴ、土佐備長炭などを少しずつ動かしてタブレット端末で1こまずつ撮影し、アプリで編集して映像を制作してきた。

この日は、主にナレーションや効果音を収録。ポリ袋を小刻みに振って立てた音で風を表現するなど、それぞれに工夫を凝らしていた。

7グループの作品は当初15秒を予定していたが、3分近い“超大作”もお目見えするなど力作がずらり。夜闇に浮かぶ幻想的な月光桜を、妖精による魔法で咲き誇っているという物語に仕上げた作品もあり、子どもたちは「すごい」と見入っていた。

徳川楓佳さん(10)は、「楽しかった。また作ってみたい」と笑顔。間崎さんは「わくわくした気持ちや感性を、これからも大切にしてほしい」と話していた。

児童の作品は、あにめのいろはのユーチューブチャンネルで公開している。(坂本出)

障害児と家族ら、学びと交流の場に 高知市でバリアフリーフェス

(高知新聞 2023 年 7 月 2 日掲載)

障害のある児童や、その家族らの学びと交流の場となる「キッズバリアフリーフェスティバル2023」が1、2日、高知市朝倉戊の県立ふくし交流プラザで開かれた。

スロープを使ったボウリングを楽しむ子どもら(高知市の県立ふくし交流プラザ)
スロープを使ったボウリングを楽しむ子どもら(高知市の県立ふくし交流プラザ)

県内の福祉・医療関係者らでつくる実行委員会と県社会福祉協議会の主催。コロナ禍で、全面的な対面開催は4年ぶりとなった。

自力移動が難しい児童をベッドなどに楽に移動することができるリフトや、発達障害の児童らが予定を立てやすいという巻物型カレンダー、うつぶせの姿勢を保つための特別な形のクッションなど、さまざまな福祉用具が展示され、来場者は「このリフトは軽く動かせる」「いろいろ体験できていいね」と、あちこちを見て回っていた。

会場には、手でこぐ自転車や、スロープを使って誰でもボウリングを楽しめるコーナーも。車いすバスケットボール用の車いすに乗り込んだ南国市日章小学校4年の武市栞奈(かんな)さん(9)は「いつも乗るものより軽くて楽しい」と話していた。

2日は、障害などがある県外の人がロボットを操作し、接客する店も登場する。午前10時~午後4時。入場無料。(加藤風花)

ブラインドサッカーを子どもたちが体験、選手のテクに「すげえ!」 高知市で200人楽しむ

(高知新聞 2023 年 7 月 2 日掲載)

視覚障害者らがプレーする「ブラインドサッカー」の体験会が1日、高知市の東部総合運動場で行われた。市内の小学生や当事者ら約200人が参加。障害の垣根を越えてボールを蹴り合い、楽しんだ。

アイマスクを着けてボールを蹴る参加者と内田佳さん=中央(高知市の東部総合運動場多目的ドーム)
アイマスクを着けてボールを蹴る参加者と内田佳さん=中央(高知市の東部総合運動場多目的ドーム)

ブラインドサッカーは、1チーム5人制でフィールドの4選手はアイマスクを着け、音が鳴る専用のボールでプレーする。主催の県サッカー協会は昨年から、障害者も健常者も関係なくサッカーを楽しむ機運を高めようと活動しており、今回もその一環で行った。

講師を務めたのは日本ブラインドサッカー協会スタッフで、東京のチームでプレーしている内田佳さん(32)。アイマスクを着けて柔らかなボールタッチを見せたり、180度ターンを決めたりすると参加者から「すげえ」と驚きの声が上がった。

続けて参加者も目隠ししてパス交換に挑戦。「真っ暗やん」「ボールどこ」の声が聞こえる中、受け手はボールのシャカシャカという音に耳を傾け、恐る恐る球を追い掛けた。

相手守備を置いてのドリブルにも挑んだ。周囲の「右にディフェンス」「ボールは後ろ」などの声に従って、見事なドリブルを見せる小学生もいれば、方向感覚がつかめず右往左往する人も。参加者は「見るのとやるのは全然違う」「見えんと怖い。でも耳だけの感覚は新鮮」「内田選手が見えているかのようにプレーしてたのは、すごい」など感心していた。

内田さんは「障害の有無に関係なく楽しめるのがブラインドサッカーの魅力。高知でもチームをつくってほしい」と話していた。(田代雄人)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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