田野町でハロウィンパーティー!ALTらと仮装やゲームを楽しみました|週刊高知の子どもニュース(2023年10月30日~11月5日)
10 月 31 日はハロウィン本番。高知市の愛宕商店街では、江ノ口保育園、高知聖園マリア園、児童発達支援センターしんほんまちの園児らがパレードをしました。
田野町では前日の 30 日夜にハロウィーンパーティーが開かれました。外国人と交流する機会をつくろうと、20 年以上前に始まった恒例イベント。子どもたちが思い思いに仮装し、ALTらとゲームを楽しみました。
2023 年 10 月 30~ 11 月 5 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
仮装パーティーを児童ら90人が満喫 ALTとゲーム 田野町
(高知新聞 2023 年 11 月 1 日掲載)
子どもたちが思い思いに仮装して外国語指導助手(ALT)らとゲームを楽しむハロウィーンパーティーが10月30日夜、田野町の町ふれあいセンターで開かれ、約90人が非日常の雰囲気を満喫した。
外国人と交流する機会をつくろうと、ALTらが20年以上前に始めたイベント。この日は中芸地域の国際交流員(CIR)らも加わり、五つのゲームや衣装コンテストを用意した。
会場には、魔女やディズニーアニメのキャラクターに扮(ふん)した子どもたちが勢ぞろい。カボチャが描かれた板にボールを投げて点数を競うゲームや輪投げ、じゃんけん列車に歓声を上げた。キャンディー投げでは、餅投げに参戦する大人のような闘志をみせ、大量のお菓子を拾ってご満悦の様子だった。
ハロウィーンの発祥地、アイルランド出身の同町CIR、ネヴィル・ローシーンさん(24)は「アイルランドの習慣とは少し違うけど、外国人や異文化に触れるすてきな機会。みんな楽しそうで良かった」と喜んでいた。(深田恵衣)
トリック・オア・トリート! ハロウィーン仮装で園児らお菓子もらう 高知市の愛宕商店街
(高知新聞 2023 年 11 月 1 日掲載)
高知市の愛宕商店街で31日、園児らによるハロウィーンパレードが行われた。仮装した約90人が「トリック・オア・トリート!」と言いながら店舗を回り、店主らと楽しく交流した。
江ノ口保育園、高知聖園マリア園、児童発達支援センターしんほんまちの園児らが集合。同商店街振興組合の店舗など15店が協力し、軒先で子どもたちにお菓子を配った。
魔女やおばけに扮(ふん)した園児らは「ありがとう」「こんなにいっぱいもらった!」とにんまり。1歳2カ月の長女と参加した倉林可菜さん(28)=東京出身=は「初めて愛宕商店街を歩いて、こんなふうに交流ができて楽しかった」。パン店を営む山手由美さん(45)は「衣装がみんなかわいい。元気をもらえますね」と喜んでいた。
パレードは県の「多機能型保育支援事業」の一環。地域の住民と子どもたちのつながりを深めようと、NPO高知市民会議を中心に毎年実施しており3回目。(河本真澄)
来春閉校の興津小児童が東又小で合同授業 統合前に打ち解ける 四万十町
(高知新聞 2023 年 11 月 1 日掲載)
児童数の減少などで来春閉校する興津小学校(四万十町興津)の全児童18人がこのほど、統合先となる東又小(同町黒石)に2日間通って合同授業を受けた。当初は不安いっぱいだった児童らは徐々に打ち解け、2日目にはあちこちで笑みがこぼれた。
興津小は全学年が複式学級で、児童は大人数の集団で過ごす体験に乏しい。統合先の東又小は児童62人と興津小の3倍以上おり、両校は円滑な統合への準備として合同授業を企画した。
興津小の18人は10月26日午前7時半ごろ、教員に付き添われて学校などからバスに乗車。曲がりくねった峠道を越え、約30分かけて東又小に到着した。
各学年の教室では両校の教員が共同で指導したものの、興津小の児童は慣れない環境に緊張気味。しかし27日まで東又小の児童と過ごすうち、親近感が生まれ、仲良く過ごしていた。
また初日は、来春東又小に入学する興津保育所の年長3人も給食に参加。両校の1年生と一緒に食事を楽しんだ。
興津小5年の橋本翼さんは「バスに乗るため早起きするのが大変だった。最初は不安だったけど、友達ができて、授業も鬼ごっこも一緒に楽しめて安心できました」と話していた。
同校の坂本益英校長(58)は「バス通学一つとっても子どもたちには大変。全児童がどきどきしながら臨んだ。東又の子からよく声をかけてもらい、素晴らしい交流ができた」と目を細めていた。(福田仁)
巫女の女児が舞を奉納 香南市吉川で4年ぶり秋祭り
(高知新聞 2023 年 11 月 5 日掲載)
香南市吉川町吉原の西徳善八幡宮と大八幡宮でこのほど、4年ぶりに秋祭り「神幸祭」が行われ、巫女(みこ)装束を着た地元の女児が舞を奉納し、氏子ら約50人が約1キロを練り歩いた。
西徳善八幡宮には15代応神天皇、大八幡宮には応神天皇の母、神功皇后が祭られているとされ、おなばれで年に1度の親子の再会を氏子らが演出してきた。
少子化で吉川地域から巫女を出せず、地域外の女児に依頼したこともあったが、今回は同地域から吉川小5年の中村紫(しおり)さん(10)、4年の西内ひとみさん(9)の2人が巫女に選出された。
1日、西徳善八幡宮での出航式で、2人が伝統の浦安の舞を披露。扇や鈴を手に息の合った舞で氏子らを魅了した。その後、てんぐやみこしを担いだ一行が列をなして大八幡宮へ。道中、カメラ片手に手を振る住民らに“巫女さん”は笑顔で応じていた。
夏休みから毎週練習してきたという2人。中村さんは「舞の手足を大きく広げる部分が難しかったけど、2人できれいにそろえることができてうれしかった」と満足げ。西内さんも「小さい時に祭りを見て、巫女さんをやってみたかった。お姫様みたいで浮き浮きした」と目を輝かせていた。(玉置萌恵)
夜須幼稚園で防災教室 災害時の備えを園児ら学ぶ 香南市夜須町
(高知新聞 2023 年 11 月 5 日掲載)
「世界津波の日」(5日)を前に香南市夜須町西山の夜須幼稚園で2日、防災教室が開かれ、園児と職員約40人が災害時の備えを学び、避難ルートを確認した。
防災意識向上へ南国署が企画。県内でホームセンターを展開するフタガミの防災アドバイザーを招いた。
教室では、家具の固定やガラスの飛散防止など平時からできる対策を呼びかけ。「靴を袋に入れて保管しておくと、ばらばらにならないからすぐに逃げられる」といったアドバイスもあった。
揺れて物が散乱した家の中を疑似体験するため、突起があるマットの上を歩いた子どもたちは「痛いー」とこわばった表情。揺れを再現できる別のマットの上で、身を守るカエルのポーズを取る練習もした。
この後、園庭でヘルメットをかぶった子どもたちは約1キロ先の避難場所まで駆け足で避難。伊野佑(たすく)ちゃん(5)は「揺れたけど、カエルのポーズが上手にできた。本当に地震がきてもちゃんと走れそう」と話していた。(玉置萌恵)
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