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16.9メートル?!稲生小の子どもたちが「ロング巻きずし」に挑戦ました!|週刊高知の子どもニュース(2023年12月12~17日)

16.9メートル?!稲生小の子どもたちが「ロング巻きずし」に挑戦ました!|週刊高知の子どもニュース(2023年12月12~17日)

師走も半ば。朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、子どもたちは元気です。

今週は、香美市の特産品などをPRした「物部っ子Fes(フェス)!」や、南国市の稲生小で作られた16.9メートルのロング巻きずしなど、地域の人と交流するイベントのニュースが届きました。

2023 年 12 月 12~17 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

人権作文コンテスト 小中高生11人表彰 高知市

(高知新聞 2023 年 12 月 12 日掲載)

小中高生を対象にした人権作文コンテスト高知県大会の表彰式が10日、高知市の中央公園で開かれ、最優秀と優秀賞の11人が表彰された。

高知地方法務局長賞を受賞し表彰状を受け取る寺村心那さん(高知市の中央公園)
高知地方法務局長賞を受賞し表彰状を受け取る寺村心那さん(高知市の中央公園)

高知地方法務局などが主催。今年は県内の小中高校計104校から5687点の応募があり、最優秀3点、優秀8点、入選9点が選ばれた。

中学生部門最優秀の同法務局長賞には朝ケ丘中3年の寺村心那さん(15)が輝いた。「じゃがりこみたいな足」と題した作文は、小学生の時に母から「キリンの特徴を一つ言うて」と問われ、「じゃがりこみたいな足」と答えると、母から「長い首以外で答えられる人はすてき」と言ってもらった経験をつづった。

周囲の目を気にして悩んでいた寺村さんは母の言葉から、人と違う感性こそがすてきで、ありのままの自分でいいと思うようになり、周囲と緊張せずに接することができるようになったという。

寺村さんは「人と違ってもいいということを伝えたかった。この作文を通して自分と同じような人と出会えたらうれしい」と話していた。(二瓶満瑠)

たくさんの人を呼び込みたい! 香美市で「物部っ子フェス」 小中生が特産品を販売

(高知新聞 2023 年 12 月 13 日掲載)

香美市物部町の大栃地区の子どもたちが総合学習の成果を発表し、特産品などをPRするイベント「物部っ子Fes(フェス)!」がこのほど、大栃小中学校などで開かれ、住民らとの交流を楽しんだ。

「物部っ子Fes!」の来場者を物部川対岸の広場まで案内する大栃中生(香美市物部町柳瀬)
「物部っ子Fes!」の来場者を物部川対岸の広場まで案内する大栃中生(香美市物部町柳瀬)

地区では数年前から小中学生や住民らが祭りを開催。9日は児童が考案したべふ峡のオリジナルキャラクターを発表したり、生徒が郷土菓子のけんかもちを販売したりと、日頃の学習を生かした企画を披露した。

中学生は、物部川の対岸にある住民の持ち山を整備した広場まで参加者を案内。広場近くでは、住民グループ「おおどち食堂」と共同で考案した「新塩の道弁当」が販売された。訪れた人は、チャーテのしば漬けおにぎりやゆずゼリーが入った弁当を、物部川の景色を楽しみながら手に取っていた。

大栃中3年の凢内琥大郎(おおち・こたろう)さん(15)は「学習を通して、さらに地元の魅力を知ることができた。今後も、たくさんの人を地域に呼び込みたい」と話していた。(福井里実)

手作り品販売「ぜひ来て!」 高知市5校の特別支援学級が合同販売会

(高知新聞 2023 年 12 月 13 日掲載)

高知市内の公立中5校の特別支援学級による「合同販売会」が15日、同市の升形商店街で開かれる。作業学習で作った雑貨や菓子などが並ぶ予定で、生徒たちは「ぜひ来てください」とPRしている。

販売する米袋バッグやオーナメントなどを持ちPRする生徒たち(高知市大膳町の城西中)
販売する米袋バッグやオーナメントなどを持ちPRする生徒たち(高知市大膳町の城西中)

特別支援学級では将来の職業生活や社会自立に向けた学習の一環で、さまざまな製品作りに取り組んでいる。そうした成果物を販売する機会を設けようと、同商店街と交流がある城西中が呼び掛け、愛宕中、城東中、西部中、鏡中の4校と初めて実施することになった。

生徒たちが手作りしたクラフトテープ製の籠、ティッシュカバー、マグネット小物、布巾、クッキー、クリスマスリース、無農薬ユズなどを販売。オンラインで打ち合わせもしながら準備を進めている。

商店街東側の空き店舗前で、午前11時~午後1時に〝開店〟し、売り切れ次第終了。城西中2年の山崎拓磨さん(14)は「ドキドキするけど楽しみです。みんなが楽しく販売できるようにしたい」と笑顔で話していた。(松田さやか)

土佐清水市の児童らがお接待

(高知新聞 2023 年 12 月 14 日掲載)

土佐清水市足摺岬の四国霊場38番札所・金剛福寺でこのほど、市内の児童や高齢者が遍路にお接待を行った。

9日は、同市の地域交流サロン「昭和浪漫(ろまん)倶楽部」に通う児童や高齢者10人が接待所を開設。遍路や観光客に宗田節のだし汁やぜんざい、漬物などを振る舞った。

手作りのお守りなどのストラップに「お遍路さん、お気をつけて」「いつまでもお元気で」などと手書きのメッセージを添えてプレゼント。児童は「喜んでもらえてうれしかった」と話していた。

アニメ作りって楽しい! タブレット端末でこま撮り 高知市の付属小児童

(高知新聞 2023 年 12 月 15 日掲載)

高知市小津町の付属小学校で14日、アニメーションを作る授業が行われた。5年生62人がタブレット端末を使い、こま撮りで動きを表現する楽しさを味わった。

タブレット端末で1こまずつ撮影する児童(高知市小津町)
タブレット端末で1こまずつ撮影する児童(高知市小津町)

同校では来年、高知大の母体となった高知師範学校の前身「陶冶(とうや)学舎」の開設150周年記念事業の一環として、デンマークのアニメ教育の研究所が企画した、世界の子どもたちが一つのアニメを作るプロジェクトへの参加を予定。その準備として、アニメ教育に力を入れている「あにめのいろは」代表、間崎真由子さん(43)=大月町一切=らの指導を受けた。

5年A組の授業では、班ごとに英語の動詞を1語選び、ストーリーを考案。「open」(開く)を選んだ班は、缶の箱から生き物が出てくる内容で、「wait」(待つ)の班は、タクシーに乗りたいと思う木の物語を作り上げた。人形や、雲に見立てた綿などを少しずつ動かし、1こまずつ丁寧に撮影した。

児童は楽器や自分の声を使って効果音も収録し、10~20秒程度の作品を仕上げた。夢はアニメーターという岡村咲希さん(11)は「写真をつなぎ動画にするのが楽しかった。実際に作ってみて、普段見ているアニメのすごさが分かった」と話した。授業は15日も行われる。(上野芙由子)

奈半利中生が廃校でカフェ 町ブランド肉ゆず豚のカレー提供 奈半利町

(高知新聞 2023 年 12 月 15 日掲載)

奈半利町の特産品を町内外の人にPRし、町を活気づけようと、奈半利中学校の3年生14人がこのほど、3年前に閉校した旧加領郷小学校で1日限定のカフェを開いた。

奈半利中学校の生徒が販売や給仕にいそしんだ1日限定カフェ(奈半利町甲の旧加領郷小学校)
奈半利中学校の生徒が販売や給仕にいそしんだ1日限定カフェ(奈半利町甲の旧加領郷小学校)

メニューは、ユズ皮を配合した飼料で育てた町のブランド肉、ゆず豚のカレー。「あっさりしていて、どんどんいける」と自分たちのお気に入りの食材を選び、町内外の飲食店などにポスターを掲示してSNS(交流サイト)でも宣伝。「町全体を知ってほしい」と、文化祭で集めた資金でパンや手羽先など町内の他の食品も仕入れた。

9日の営業では、午前8時からカレー150食分を調理。開店と同時に大勢の家族連れらが列をなし、体育館に用意した約70席はほぼ満席に。熱々のカレーや手羽先を頬張る人の姿があちこちで見られた。

松本拓也さん(14)は、「この肉は何、とお客さんに聞かれて『奈半利のゆず豚です』と胸を張って言えることが誇らしかった。成功してほっとした」と話していた。

カフェの収益は卒業アルバム制作の資金にするほか、町に寄付する。(深田恵衣)

16.9メートル!ロング巻きずしに歓声 稲生小児童ら住民と挑戦 高知県南国市

(高知新聞 2023 年 12 月 16 日掲載)

南国市の稲生小学校の児童らが15日、地元で収穫した米を使った恒例のロング巻きずし作りに挑戦した。長さ16・9メートルに仕上げた子どもたちは、食材や手伝った住民に感謝しながら、出来たてをおいしそうに頬張った。

住民らと協力してロング巻きずし作りに挑戦する児童(南国市稲生の稲生小学校)
住民らと協力してロング巻きずし作りに挑戦する児童(南国市稲生の稲生小学校)

同校では2003年から毎年、児童が田植えし、収穫した米を使ってロング巻きずしを作っている。今年は4~6年生の24人と地元で独居老人向けの弁当を作っている「ひまわり会」メンバー、高知大学地域協働学部の学生ら合わせて約80人が参加した。

児童らはのりの上にご飯を敷き詰めた後、にんじんやホウレンソウ、かんぴょうなどの具材をのせ、「せーの」のかけ声に合わせて慎重に巻き上げた。昨年より1メートル余り長くなり、「きれいに巻けちゅう!」「おいしそうやね」と拍手しながら喜んでいた。

最後は、ひまわり会のメンバーが作ったいなりずしや桃のゼリーなどと一緒に試食を楽しんだ。6年の島内玲さん(12)は「昨年も挑戦したけど、今年は完璧にできた。4、5年生や地域の人と一緒に息を合わせて作るのが楽しかった」と笑顔で話していた。(海路佳孝)

安全運転へ園児ら餅配る 高知市

(高知新聞 2023 年 12 月 16 日掲載)

高知南署は15日、年末の交通安全運動の一環として、城南保育園(高知市竹島町)の年長園児23人を招いて餅つきを行い、できたてをドライバーに振る舞った。

園児らは「よいしょ、よいしょ」と署員と一緒にきねを振り、信号機に見立てた赤、黄、緑の約1500個の餅が完成。署員が電車通りを走る車を署の敷地に誘導し、園児が「安全運転で」とドライバーに手渡した。

元オリックスの星野伸之さんらが中学球児を指導 プロの技学ぶ 安芸市

(高知新聞 2023 年 12 月 17 日掲載)

プロ野球オリックス、阪神で技巧派左腕として活躍した星野伸之さん(57)らによる野球教室が16日、安芸市桜ケ丘町の安芸球場で開かれ、 県東部の中学生44人が投球や守備の基礎を学んだ。

投球時の体の使い方を指導する星野伸之さん=右(安芸市の安芸球場)
投球時の体の使い方を指導する星野伸之さん=右(安芸市の安芸球場)

星野さんは、プロ通算176勝を挙げ、引退後は両球団でコーチを務めた。交流のある県内関係者らの招きを受け、野球教室は9回目。広島の永川勝浩投手コーチ(43)、迎祐一郎総合コーチ(41)、松橋隆普実ブルペン捕手(39)も指導に加わった。

中学生は最初に走塁練習をした後、バッテリーと野手に分かれ、指導を受けた。星野さんは「軸足にしっかり体重を乗せて」「構える時は体の軸以外は力を抜いて」などと、キャッチボールの様子を見て個別にアドバイスしていた。

室戸市の佐喜浜中学校1年、池畠佑さん(13)は「今まで気付かなかった悪いところが分かった。教わった足腰の使い方を練習で意識したい」と話していた。(宮内萌子)

「クリスマスこども大会」に1400人 サンタと歌い踊り笑顔 高知市

(高知新聞 2023 年 12 月 17 日掲載)

ダンスや吹奏楽などを楽しむ「クリスマスこども大会」(高知新聞社主催)が16日、高知市の県民文化ホールで開かれ、親子連れら約1400人が一足早くクリスマス気分を味わった。

ダンスを披露する高知学園短期大学の学生(高知市の県民文化ホール)
ダンスを披露する高知学園短期大学の学生(高知市の県民文化ホール)

大手食品メーカー明治の協賛で70回目。高知学園短期大学の学生が鉄琴やクラリネットなどで「あわてんぼうのサンタクロース」などを演奏。サンタの仮装をした学生も登場し、拍手で盛り上げながらダンスを披露した。子どもたちも一緒に歌ったり踊ったりして楽しんでいた。

学芸高の吹奏楽部は「スタジオジブリマーチメドレー」などを演奏。最後は袋を抱えたサンタが現れ、お菓子の詰め合わせなどが当たる抽選会を行った。

1等が当たった四万十市の石川結基ちゃん(4)は「大好きなお菓子がいっぱいもらえてうれしい」と抽選券に何度もキス。高知市の宇賀文乃ちゃん(4)は「トトロの曲の時に歌った。本物のサンタさんに会うのが楽しみ」と笑顔だった。(相良平蔵)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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