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週刊高知の子どもニュース 2020年5月31日~6月6日

四国地方が梅雨入りし、高知県内もじめじめと蒸し暑くなってきました。紙面ではお茶について学んだり、地元の酒米の田植えをしたり、子どもたちは暑さに負けず、元気いっぱいです。再開した学校生活にも慣れてきたでしょうか。今年はマスクを着用する夏になります。新型コロナウイルスの感染予防に加えて、熱中症予防にも気を付けましょう。

2020 年 5 月 31 日~ 6 月 6 日の子どもたちのニュースを、高知新聞の紙面からお届けします。

葉山小児童が地元のお茶学ぶ 津野町

茶の入れ方を学んだ葉山小学校の児童ら(津野町の同校)
茶の入れ方を学んだ葉山小学校の児童ら(津野町の同校)

(高知新聞 2020 年 6 月 1 日朝刊より)

高知県高岡郡津野町姫野々の葉山小学校でこのほど、特産の茶についての授業があり、児童が収穫や加工、おいしい入れ方を学んだ。

3年生15人は5月7日、葉山小学校近くの茶畑で収穫し、「かまいり茶」に加工。27日には、津野町茶業振興アドバイザーで日本茶インストラクターの柿谷奈穂子さん(39)=須崎市=が、茶について授業した。

同じ茶葉でも加工の違いで緑茶、ウーロン茶、紅茶になるとの説に、児童は「へー」と驚きの声。児童が摘んだ茶と地元の農協が製造した茶を水出しで飲み比べ、「けっこう甘い」「ちょっと苦い」などと違いを味わった。

湯の温度や注ぎ方を教わりながら急須で茶を入れ、地元産の茶の粉末を使ったお菓子と一緒に味わった。笹岡佑衣さん(9)は「急須で家の人に入れてあげたい」と笑顔を見せていた。(富尾和方)

高知少年少女合唱団がリモート合唱動画 31人の歌声重ね合わせ

自宅などで歌う合唱団員ら(高知少年少女合唱団のフェイスブックより)
自宅などで歌う合唱団員ら(高知少年少女合唱団のフェイスブックより)

(高知新聞 2020 年 6 月 2 日朝刊より)

笑い合えたら、今日よりずっといい日になるでしょう―。新型コロナウイルス感染対策で、インターネットを使ったオンライン練習を続けている高知市の高知少年少女合唱団が1日、各自が自宅などで録音した歌を重ね合わせた「リモート合唱」の動画をフェイスブックで公開した。曲は「明日はきっといい日になる」。現役団員や元団員、指導者ら31人が参加し、明るく澄んだハーモニーを響かせている。

合唱団は児童生徒24人。毎週土曜に市内で練習していたが、新型コロナの影響で2月末に中止した。3月下旬に屋外で練習を再開したが、その後の外出自粛要請を受けて再び中止となった。

リモート合唱のきっかけは4月、海外の交響楽団が自主隔離する団員らの演奏を重ね合わせた動画が話題になったこと。指導者の間瑞枝さん(57)は「見た瞬間、これだ!です。合唱団の子たちなら絶対にできる。歌で元気を届けよう」と考え、5月2日からテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」での練習が始まった。

練習は毎週2時間。各団員の歌が仕上がってきた5月下旬、スマートフォンやICレコーダーで録音した音声データを提出してもらった。

出来上がった動画は3分間。歌声に合わせ、録音に挑む真剣な姿や昨年の定期演奏会の様子、普段の練習写真や動画をつないだ。間さんは「オンライン練習で子どもたちの顔を見てほっとして、声を聞いて感動した。合唱もクオリティーが高く、子どもたちの成長に驚かされた」と声を弾ませる。

神田小5年の久保暁斗さん(10)は「いろんな人に見られている感がすごくて、めっちゃ恥ずかしい」と照れ笑い。朝倉第二小5年の加治木匡志さん(11)は「1人きりの録音は演奏会の本番よりも緊張した。でも歌は大丈夫」と胸を張った。

動画は合唱団のフェイスブック(https://www.facebook.com/kochi.bg.chorus)から。(佐藤邦昭)

四万十市小中生 酒米田植え 地酒「とみやま」20年節目

酒米の田植えに取り組んだ小中生ら(四万十市大用)
酒米の田植えに取り組んだ小中生ら(四万十市大用)

(高知新聞 2020 年 6 月 5 日朝刊より)

四万十市大用でこのほど、地元の小中学生らが地酒「とみやま」の原料となる酒米の田植えをした。

同市東部の富山地区では、農家らが「とみやま酒米生産部」(西村悦男部長)を組織。旧富山村の名称を生かした地域振興策として、酒米「吟の夢」を栽培している。

20年目の今年は6戸が約1・8ヘクタールに植え付ける予定。5トン前後の収量を見込み、市内の藤娘酒造に醸造を委託する。

5月28日の田植えには大用小学校の5、6年生8人や大用中の1~3年生15人、教職員、農家ら約40人が参加。泥に足を取られながらも、「もっと苗ちょうだい!」などと声を上げ、約12アールに苗を植えていった。

大用中1年の敷地憧哉(しょうや)さん(12)は「次は稲刈り。今は先輩に教えてもらっていますが、来年は後輩を指導できるよう頑張りたい」と話していた。 (島本正人)

地酒オーナー募集
とみやま酒米生産部は新酒オーナーを募集している。「うすにごり」「うわずみ」「原酒」(いずれも720ミリリットル)が2本ずつ入った6本がセットで、12月~来年2月、複数回に分け届ける。

1口1万1千円(市外発送は1万2千円)。申し込み、問い合わせは藤娘酒造(0880・34・4131)へ。

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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