もう5歳、まだ5歳|「ママと記者やってます」⑧
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
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どうしてこんなにうまくいかないんだろう?
わが家の長女は 5 歳、次女はもうすぐ 2 歳。ここ最近、子育てに行き詰まっています。
きっかけは保育園での長女の反抗でした。
先週、長女は登園後に友達とだらだらおしゃべりしたり、ぐずぐずしたりして、朝の支度が間に合わなかったそうです。担任の先生に「まず、しなきゃいけないことをしてね」と諭され、「嫌だ!」と怒ったと聞きました。
家ではともかく、保育園では“いい子”だったのに、そんなことでなぜ?「嫌だという気持ちを素直に出せることはいいことですよ」なんて普段、記事で書いているのに、私はうろたえました。
振り返ると、最近の長女にはイライラさせられっぱなしでした。「妹が手をつないでくれない」「自分が一番に手を洗えなかった」など、ささいなことでかんしゃくを起こします。「どうしてそんなことで怒るの?」と聞いても、「あー!あー!」と叫んだり、手足をばたばたさせたり。
度重なると、私も最初から怒りモード全開。「ちゃんと口で説明しなさい!」「いい加減にしなさい!」と怒鳴りつけることもしょっちゅうでした。
どうしてこんなにうまくいかないんだろう、うちの子はどこかおかしいのかな…。途方に暮れながら考えていて、ふと気付きました。
「あれ?これはもしかして、イヤイヤ期では?」
次女はイヤイヤ期真っ盛り。あれもイヤ、これもイヤと、しょっちゅうひっくり返って泣いています。私は「嫌よねぇ、やりたくないよねぇ」と抱っこしたり、頭をなでたりしながら対応しています。
一方で、一人前に会話ができるようになった長女には言葉のみで対応していました。朝や帰宅後に時間がないことを言い訳に、「自分でやって」と突き放してしまっていました。
長女からしたら、「どうしてお母さんは妹に甘くて、私には冷たいんだ」という思いだったのでしょう。「もう 5 歳」ではなく、「まだ 5 歳」。赤ちゃん返りのようなイヤイヤは「もっと私を見て!」という気持ちの表れだったようです。
これまでの関わり方を反省し、心を入れ替えました。が、それは親の都合。子どもはそんなことはおかまいなしです。
昨日は午後 7 時に帰宅後、長女のイヤイヤが始まり、訳を聞きながら対応すること 30 分、「やっとお風呂」と思いきや、次女が「私は自分で服を脱ぐ!」と主張し、脱ぎ終わるまで待つこと 10 分…。
きっとこれは、何かの修行。そう思い、引きずって言うことを聞かせたい衝動を抑える毎日です。