毎日毎日きょうだいげんか!「お姉ちゃんでしょ?」と言っては駄目ですが…|「ママと記者やってます」㉘
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子どもは 1 年生と年少児の姉妹。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
毎日毎日、飽きもせず繰り返されるきょうだいげんか。長女が報告に来るたびにげんなりしていましたが…?
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声が小さい?うちの子の?学校と家では見せる顔が違います
小学 1 年生の長女にとって「初めての 1 学期」が無事終わりました。親の私も「初めての期末懇談」を体験。担任の先生に通知表を手渡され、感慨深いものがありました。
長女のいいところを教えてくださった先生から「頑張ってほしいところ」と挙げられたのが「授業で発言する時の声の大きさ」です。
大き過ぎるのかと思いきや、「とっても小さいんです…」。「え?声が小さい?うちの子の?」と思わず確認するくらい、家ではにぎやか。学校で見せる顔は、また違うんですね。
家では長女も次女もずっとにぎやかです。楽しく遊んでいる時はいいのですが、けんかは厄介です。
3 歳の次女はまだまだイヤイヤ期なので、思い通りに事を進めます。怒られてもどこ吹く風。お姉ちゃんへの忖度(そんたく)なんてものは当然なく、「欲しいおもちゃは欲しい時にゲットする」というジャイアン的振る舞いで、手も出ます。
長女はのんびりしていて、手を出されるまで無防備なところがあります。結果、長女がわーっと泣いて、次女は涼しい顔…。毎日同じことの繰り返しに、「お姉ちゃんでしょ?しっかりしなさい!」と言いたいですが、それは禁句…。
「おかあさーん」とけんかの報告に来るたびに、げんなり…
長女の様子を見ながら、「何が嫌だった?」「相手に何かされて嫌な時は『嫌だ』って伝えようね」と話してきました。当初は言葉にするのが難しく、じだんだを踏んで怒っているだけでしたが、最近は説明できるようになりました。
- 私が大事にしているおもちゃを妹が取った(大事にしている割に、その辺にほったらかし)
- 私が見ているテレビの前に立ちふさがった(ちょっと横によればいいじゃん!)
- 私が一番に靴を履こうと思っていたのに、割り込んできた(そもそも、のんびりしてるから…)
報告してくれたらしてくれたで、「そんなことで?」と思ってしまいます。忙しい時には「また?うまいことやりなさいよ」と雑な返しをしてしまい、余計むくれさせてしまうこともしばしば。
姉妹でやり合う声の後、「おかあさーん」と長女がやって来るたびに「またかー」とげんなりしていましたが、先日の報告は秀逸でした。
「お母さん!妹がね、お姉ちゃんの無駄遣いする!!!」
無駄遣い?詳しく尋ねると、「お姉ちゃんが片付けたぬいぐるみを、妹が床に落とす。片付けても片付けても落とす。お姉ちゃんはずっとずっとお片付け。お姉ちゃんの無駄遣い!」。
「なるほど!うまいこと言うねー!」と大笑いしたら、「笑いごとじゃない!真面目に話してる!」と今度は私が怒られました。スミマセン…。
大変なこと、厄介なことの中に思いがけない笑いが発生するのは、子育ての醍醐味(だいごみ)の一つですね。うまいことを言う感性も大事に育てていけたらと思います。