イヤイヤ期到来!正解はどこだ…?|「ママと記者やってます」③
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
あれもイヤ!これもイヤ! 正解は「チーン」
前回は次女の食事について書いたので、今回は長女のことを…と思っていましたが、方針を変更せざるを得ない重大なことが起きました。次女のイヤイヤ期が始まったのです。「何を大げさな…」と笑われるかもしれませんが、「自我の芽生え」を喜びつつ、「これから 1 年くらい続くのか」と思うと、げんなりしています。
そもそも何をもって「イヤイヤ期が始まった」と決めるのでしょうか。始まる時期も始まり方にも個人差があるそうです。もちろん、イヤイヤの程度にも個人差があり、職場には「うちの子はあんまりなかった」という先輩ママもいます。
次女の場合は「これまで機嫌よく座っていたおまるを突然拒否する」「気に入らないと、床にひっくり返って、怒って泣く」と非常に分かりやすく変化したので、保育園の先生と「始まりましたねぇ」と認定しました。
イヤだイヤだと泣いて怒るわが子を前におろおろした長女の時とは違い、経験している分だけ少し余裕がある私。イヤイヤが発動するたびに、「そうかそうか、もっと遊びたかったよねぇ」などと話しかけ、気をそらし、「私、子どもの気持ちを言語化できてる。ふふ」と満足していました。が、イヤイヤ期がそんなに甘いわけはもちろんなく…。
実家で過ごしていたある日、次女は大人用のまくらで遊ぶことを試みていました。運んで積み上げようとしますが、まくらが大きいのでうまくいきません。よかれと思って手伝ったのが大間違いでした。怒ってひっくり返って、ぎゃん泣き。「ごめんごめん」と謝って抱っこしましたが、止まりません。おもちゃを渡し、おやつで釣っても止まりません。
見かねた長女が、「トントントントン アンパンマン」と横で手遊びをしてくれましたが、火に油。私の母が抱っこを代わって外に連れ出してくれましたが、さらに油…。
20 分はたったでしょうか。困った私たちは次女を床に置き、「困ったねぇ」「どうしたら泣きやむろうねぇ」「それにしても、よう泣くねぇ」と放置しました。しばらく眺めていましたが、さすがに近所迷惑なので、私が再び抱っこし、部屋をうろうろ。「お願いだから泣きやませてー」と仏壇の前に行き、鈴を「チーン」とすると、次女が「きゃっきゃ」と笑い始めました。「えーっ?チーンが正解?!」とこちらがひっくり返りそうになったことでした。
それにしても、何をやっても止まらないぎゃん泣きは親の体力と気力を奪うなと、あらためて感じました。今回は母と長女がいたので助かりましたが、一人だったらどうなっていたか。焦って、イライラして、「もーっ!静かにして!」と怒鳴っていたかもしれません。実際、長女のイヤイヤの時は大きい声を出してしまい、自己嫌悪に陥ったことが何度もありました。私の沸点がそもそも低過ぎるという問題もありますが…。
ちなみに、「チーン」が効いたのはこの 1 回きり。次のぎゃん泣きで試すと、「いらんことするなー!」という感じで余計に泣かれました。何をやれば機嫌が直るのか、「自分でやりたいけど、うまくいかない」という気持ちをどう受け止めてあげたら満足するのか。あるのかどうか分からない“最適解”を求めるイヤイヤの旅は始まったばかりです。