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1歳児の食事。それは理不尽との闘い|「ママと記者やってます」②

1歳児の食事。それは理不尽との闘い|「ママと記者やってます」②

毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム

ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。

「こんなもん、食べれるかーい!」

栄養を考え、愛情を込めて作り、テーブルに並べた食事。「食べてほしい」という願いもむなしく、「こんなもん、食べれるかーい!」とばかりに、口からぺっと吐き出される。笑顔でお皿をひっくり返される。「あなたの作ったご飯はいらないから、そこにあるパンをちょうだい」と要求される…。

大人相手なら「二度と作るもんか」という理不尽が繰り広げられるのが、1 歳 6 カ月になった次女の食事です。

振り返ってみれば、離乳食は順調でした。1 歳を過ぎ、保育園で幼児食に移行したあたりから、雲行きがあやしくなりました。「あれ?思ったより食べないな」と思った矢先、“偏食”が始まりました。食べるのはご飯とおみそ汁のみ!他はいらない!

ただでさえ、「2 番目の子育ては手抜きになる」と言われます。食事作りも長女の時に比べたら、手間をかけていなかったのは事実。反省して、ちゃんと作るようにしました。ハンバーグ、コロッケ、焼きそば、グラタン…。手をかければかけるほど、拒否されます。「お願いやき、食べて!」と無理強いすると、スプーンを投げ、お皿をひっくり返します。テーブルが汚れ、「きーっ!」となった時に限って、長女が「ねーねー!おかあさーん!」と注意を引こうとします。

「もーっ!」「ちょっと待って!」「ちゃんと座って!」「早う食べて!」。子育ての禁句だらけで、親も子も食事の時間が楽しみではなくなってしまいました。

メニューは混ぜご飯とおみそ汁。毎日同じです
メニューは混ぜご飯とおみそ汁。毎日同じです

これでは駄目だと反省し、保育園に相談しました。「うちの子、おかずを食べないんです」「気に入らないと、お皿をひっくり返すんです」。すると、先生に驚かれました。

「保育園ではもりもり食べてますよ。1 人だけお代わりしてます」「お皿?えっ?ひっくり返すんですか?!」

どうやら、保育園ではちゃんと食べているみたい。栄養の偏りが一番の心配だったので、少し安心しました。それからは、無理をするのをやめました。作るのは毎日、混ぜご飯とおみそ汁のみ。お茶もひっくり返すので、コップに入れるのはやめ、ストローマグに戻しました。食事中はおみそ汁のおわんに全神経を集中させ、少しでも傾けようものなら、ぱっと阻止します。それでも1 日に2 回は間に合わずにひっくり返されるのは、40 代ならではの反射神経のにぶりでしょうか…。

混ぜご飯とおみそ汁でも、ほとんど食べてくれない日はあります。「これでいいのかな」と不安になりますが、「保育園で食べてるから、大丈夫!」「体が大きくなっているから、大丈夫!」と自分に言い聞かせ、心の安定をキープしています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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