1分55秒は155秒?!勉強嫌いの小学3年生との攻防戦|「ママと記者やってます」㊿
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの毎日をご紹介します。
小学校で「時刻と時間」を習った小学 3 年生の長女。返ってきたテストを見ると、「1 分 55 秒= 155 秒」とありました。これはまずい!勉強をしたくない長女と、勉強をさせたい私の攻防が繰り広げられました。
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「子どもに勉強を押しつけない」と誓ってはいましたが…
長女が生まれた時、誓ったことがあります。
「子どもに勉強を押しつける親にはならない」
過剰に勉強させたり、希望していない学校を受験させたり。子どもの意に反することを押しつけるのはやめよう…と決めました。
あれからもうすぐ 9 年。「過剰」どころか「最低限」で攻防を繰り広げるわが家です。
「復習しよう」で大げんかです
小学 3 年生の算数で登場する「時刻と時間」。長女は時計を読めるし、参観日でも手を挙げて答えていたので大丈夫だろうと高をくくっていました。
テストが返ってきました。分を秒に、秒を分に直す問題です。
- 1 分は?→ 60 秒
- 90 秒は?→ 1 分 30 秒
ふむふむ、できてる。
- 1 分 55 秒は?→ 155 秒
いやいや、なぜ?!
他にもちょこちょこ間違っています。これはそもそもが分かっていないのかも…。
長女を呼ぶと、はなから嫌そうな雰囲気。私に叱られると思ったのか、警戒モードです。
私:「テスト、結構間違ってるけど。どうしたの?」
長女:「いいの。たまたまできなかっただけ」
私:「いやいや、良くないよ。100 点を取りなさいとは言わないけど、もうちょっとできてほしい。ほら、この問題とか基本だし…」
長女:(長々しゃべる私に、ムスッとした表情)
私:「できなかった問題を復習しようか」
長女:「嫌!しなくても大丈夫!」
長女は間違いを指摘されることが嫌なようで、「復習しよう」と提案する私にイライラ。その言動に、私もイライラ。最終的に、大げんかとなりました。
「1日1問だけなら、やってあげてもいい」
振り返れば、長女は 2 年生の頃から勉強を「めんどくさい」とたびたび発言していました。勉強が好きか嫌いかと問われれば、「嫌い」と言う子です。
嫌なことを無理にさせたくありませんが、さすがに「 1 分 55 秒= 155 秒」は見過ごせません。善は急げと、本屋さんでドリルを購入しました。
私:「ドリル買ってきたよ。1 日たったの 5 分!どう?」
長女:「えー、宿題あるし」
なにー?!せっかく買ってきたのに!
私:「おうちで勉強するのが嫌なら、塾とか行ってみる?お母さんより先生の方が優しいし、教え方も上手だよ」
長女:「それは、ぜったいに、嫌!!」
攻防の末、「お母さんが書いた問題を、 1 日 1 問だけならやってあげてもいいけど」と長女。「『やってあげる』って何様?!」と思いつつ、やっと見つけた妥協点!逃すものか!
というわけで、翌日から 1 日 1 問、算数の問題を手書きしています。デジタルの時代に、超アナログです。
「頑張りたい」という気持ちを大事にしていきたいです
手書きの問題集は「チャレンジ・ノート」と名付けました。長女は宿題が終わると、1 日 1 問に取り組んでいます。
ある日、ノートの表紙に小さくこう書かれていました。
「がんばる!」
勉強が嫌いな長女なりに「やらなきゃ」とは思っているようで、うれしくなりました。
「何でこんな問題ができないの!」なんて不用意な一言で、小さな気持ちを摘み取らないようにしなければ…。
気持ちを新たにした昨晩、長女の算数の宿題をチェックしました。
問)803cmのテープがあります。155cm使いました。残りは何cmですか。
式)803-155
答)688cm
いやいや、648cm でしょ!計算ミス?
式の横に書かれた筆算を見ると、「803-115」。あぁ、式の写し間違いね…。ため息が出ました。
長女の目標が「1 日 1 問」なら、私の目標は「子どもへの対応は冷静に」。かなりの“難問”ですが、頑張ります。