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小学校のPTAって必要?不要?4年間活動してみて考えること|「ママと記者やってます・70」

小学校のPTAって必要?不要?4年間活動してみて考えること|「ママと記者やってます・70」

毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム

ココハレ編集部員であり、40 代ママの門田がお届けする子育てコラムです。子育てに泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、どたばたの姉妹育児をご紹介します。

小学校で避けては通れない保護者の仕事…といえばPTAの役員。決め方は各校で違いますが、1 回か 2 回は回ってきますよね。「PTA不要論」も言われる中、「実際のところどうなの?」という興味から始めて 4 年。PTAってやっぱり必要?それとも不要?

これまでのコラムはこちら

「役員が決まるまでお迎えに行けない」なんて聞いてない!

私がPTAに興味を持ったのは 2021 年。「ココハレ広場」というコーナーで、読者の皆さんからPTAについてご意見を頂いたのがきっかけでした。

「PTAは負担?義務?」「時代に合わせた形に変えたい」|ココハレ広場⑮「PTAあれこれ」

この記事では役員の決め方について聞いたり、「引き受けたものの困っています」「PTAの“食わず嫌い”はもったいない」という意見を紹介したり。私の子どもたちはまだ保育園児でしたので、「小学校のPTAって規模が大きくなって大変なんだろうなぁ」と感じました。

PTAについて、読者の皆さんにご意見を聞きました(イラスト・岡崎紗和)
PTAについて、読者の皆さんにご意見を聞きました(イラスト・岡崎紗和)

時は過ぎ、長女が小学校に入学。PTAの“洗礼”は入学式当日に受けました。式が終わって子どもたちが退場した後、保護者が残って役員決めが始まりました。

役員さんが前に立ち、「役員が決まるまで、お子さんをお迎えに行けません」という趣旨の説明をしました。申し訳なさそうな様子に同情しつつ、「そんなの聞いてないよ…」とうつむく私たち。

気まずい沈黙が続く中、保護者としての思いとは別に、子育て記者としての欲がむくむくと…。

「役員を経験しておいたら、何かココハレで記事が書けるかも…」

こうして、「役員さんが気の毒だから」という手を挙げた保護者の皆さんとともに、私も一員に加わりました。

小学生の保護者の集まりなのに、会議は平日の夜

実際に活動を始めてみると、ココハレ広場に寄せられた意見に納得しました。

小学生の保護者の集まりなのに、会議は平日の夜。しかも、結構多い!

行事も多い上に、コロナ禍で行事を見送った時期が挟まれたため、引き継ぎがほぼない!

私は役職のない役員でしたが、「部長」「委員長」を引き受けてくださった方は会議も増えるし、資料をまとめるなど手間もかかります。

これは確かに負担…。

くじ引きで役員を決める小学校もありますね
くじ引きで役員を決める小学校もありますね

行事の企画や準備は大変でしたが、当日、子どもたちが喜んでいる姿を見ると、「いいものだな」「やってよかったな」とも感じました。

1 年目は「あれやってください」「これやってください」という指示に従っただけで終わったので、2 年目はもう少し入り込んでみることにしました。

負担軽減のために効率化!これって本当に正しい?

PTAに深く関わってみると、今度は役割を「仕事」として見てしまうようになりました。

「この作業、無駄じゃない?」

「この会議、必要?」

効率化を意識すると、負担軽減に向けた改革をしたくなります。行事を見直したり、会議を減らしたり、役割を単純化させたりと、もはや仕事。

もちろん、みんなで話し合って進めてきましたが、最近は不安がよぎるようになりました。

「こういうの、ただの保護者が勝手に決めちゃっていいのだろうか…」

役員は「強制」ではありません。「引き受けてくれる人の負担が増える」というのもPTAの難しい問題…
役員は「強制」ではありません。「引き受けてくれる人の負担が増える」というのもPTAの難しい問題…

PTAは会費を集めて成り立っているれっきとした組織ですが、中心的に運営する人は形式的に承認されたボランティアの保護者たち。「予算」「決算」という言葉が飛び交い、扱うお金もそれなりに大きいのに、多くのことがあいまいです。

この先、子どもの数がさらに減っていくことが予想される中で、これからも同じように活動できるのか?

「PTA不要論」とは、「役員がめんどくさい」「行事なんてやめたらいい」なんて単純な視点で語られるべきものではないんだろうな…というのが、4 年間活動してきた上での感想です。

「子どもたちのために」でも一つにはなりにくい時代です

きっと、昔は今ほど保護者の価値観は多様ではなく、今よりも「PTAは活動するものだ」という意識もあったので、先輩たちは「めんどくさいな」と感じながらも頑張ってこられたのだと思います。「親同士で仲良くなりたい」という思いも、今の保護者より大きかったのではないでしょうか。

今は「子どもたちのために」という言葉すら、錦の御旗にはしにくい時代。「役員になったんだから、これをやってください」なんて強くは言えませんし、「子どもたちのために」と一部の保護者だけで頑張って行事を企画、運営している状況には違和感を覚えます。

「保護者が望んでいない活動ならば、いっそのことPTAを廃止する」という考えもありだとは思いますが、廃止までの手続きを自分たちでやるなんて、想像するだけで気が遠くなる…。

子どもたちには学校生活を楽しく過ごしてもらいたい
子どもたちには学校生活を楽しく過ごしてもらいたい

迷いに迷っている私ですが、学校行事にはできるだけ参加したいですし、先生方の忙しそうな姿を見ていると、保護者としてお手伝いできるところはしたいと思っています。

となると、PTA活動については、取り除ける負担は取り除きながら、「これだけはやりましょう」と決めた行事をなんとかかんとか開催していく…というのが今取れる最善の選択肢。

次女が卒業するまで続けるならあと 5 年…。そんなにできるのかと、やっぱり迷うところです。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小学生ママです。長女は思春期の入り口にさしかかった4年生、次女はピカピカの1年生です。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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