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高知駅近くのカフェに車が突入し5人負傷|高知の1週間(2021年3月6~12日)

「高知の 1 週間」では、子育てだけでなく、日々の暮らしで知っておきたい高知に関連するニュースのポイントを 1 週間分まとめて紹介します。

一番最後にお届けするニュースは、ココハレ編集部イチ押しの話題です。のいち動物公園のキリン「サンタロウ」とお別れです。

高知市のワクチン接種遅れる 高齢者向けGW以降に

(高知新聞 2021 年 3 月 6 日掲載)

高知市は5日、65歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種に関し、3月下旬を予定していた接種券(クーポン券)の発送作業が4月下旬以降にずれ込む見通しを明らかにした。必要なワクチン量の確保が見通せないためで、4月上旬を見込んでいた接種開始も5月の大型連休以降となる見込み。

同市は国が示す供給スケジュールを基に、3月下旬に対象の約9万7千人に接種券を配り、かかりつけの病院などを中心に接種を始める予定だった。

高知城ぼんぼり235個点灯 5月5日まで 新型コロナウイルスで数は減は減少

お城を彩るぼんぼり(高知市の高知城)
お城を彩るぼんぼり(高知市の高知城)

(高知新聞 2021 年 3 月 6 日掲載)

高知市の高知城で5日、恒例のぼんぼりの点灯が始まった。新型コロナウイルスの影響で協賛金が減り、ぼんぼりは235個と少なく設置場所も縮小。それでもピンクの光が温かくお城下を彩っている。5月5日まで。

とさでん交通の赤字8.5億円に 2020年度見通し

(高知新聞 2021 年 3 月 6 日掲載)

とさでん交通は5日、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年度の収益は前年度比51%減の26億4400万円、純損益は8億5300万円の赤字(前年度は6900万円の赤字)になるとの見通しを示した。昨秋時点では10億円超の赤字を想定していたが、行政支援の交付金などで赤字幅が圧縮された。

高知県内でワクチン優先接種開始 医師ら3万人対象

ワクチンの接種を受ける医療従事者ら(土佐市の土佐市民病院)
ワクチンの接種を受ける医療従事者ら(土佐市の土佐市民病院)

(高知新聞 2021 年 3 月 9 日掲載)

新型コロナウイルスワクチンの医療従事者ら向けの優先接種が8日、高知県内でも始まった。コロナ患者らに対応する医師や看護師、自治体職員らのうち、県の事前調査で同意した約3万800人を対象に順次接種していく。

ワクチンは米ファイザー社製で、3週間あけて2回受ける。県内では3月中に計9750人分のワクチンが国から届き、県内約130の医療機関で順次接種する。

大月町長選 岡田氏が無投票で3選

無投票で3選を果たし、花束を受け取る岡田順一氏(大月町弘見)
無投票で3選を果たし、花束を受け取る岡田順一氏(大月町弘見)

(高知新聞 2021 年 3 月 10 日掲載)

任期満了に伴う高知県幡多郡の大月町長選が9日告示され、無所属の現職、岡田順一氏(70)=鉾土=以外に立候補者はなく、岡田氏が自身初の無投票で3選を果たした。任期は24日から4年間。

宿毛で桜開花を宣言 独自の標本木で昨年より3日早く

開花が確認されたソメイヨシノ(宿毛市坂ノ下)
開花が確認されたソメイヨシノ(宿毛市坂ノ下)

(高知新聞 2021 年 3 月 11 日掲載)

高知県宿毛市は17日、独自に設けているソメイヨシノの標本木で花が咲いたとして、開花を宣言した。

宿毛市では2001年に気象庁の測候所が廃止されたが、宿毛市はその後も宿毛市坂ノ下の荒瀬山のふもとに独自の標本木を設定。5輪以上が咲いた日に毎年、開花を宣言している。

今年も3月上旬から宿毛市商工観光課の職員が観察を続け、17日朝に複数の枝で計十数輪が咲いているのを確認した。昨年より3日早く、例年並みだという。

高知駅近くのカフェに車突入5人負傷 ペダル踏み間違えか

カフェに車が突入し、客5人が負傷した事故現場(10日午前9時25分ごろ、高知市栄田町2丁目)
カフェに車が突入し、客5人が負傷した事故現場(10日午前9時25分ごろ、高知市栄田町2丁目)

(高知新聞 2021 年 3 月 11 日掲載)

10日午前9時5分ごろ、JR高知駅近くの「高知アイスカフェ よさこい咲都」(高知市栄田町2丁目)に乗用車が突っ込み、店内の座席にいた30~70代の女性客5人が腰や脚の打撲などで救急搬送された。いずれも軽傷で、5人のうち2人は妊婦という。

高知署は、車を運転していた高知市比島町4丁目の無職の男性容疑者(72)を自動車運転処罰法(過失運転致傷)違反容疑で現行犯逮捕した。「ブレーキとアクセルを踏み間違えたかもしれない」という趣旨の話をしているという。男性容疑者にけがはなかった。

高知からも鎮魂の祈り 東日本大震災10年、南海トラフへ思い新た

竹灯籠を囲み黙とうする参加者(高知市稲荷町)
竹灯籠を囲み黙とうする参加者(高知市稲荷町)

(高知新聞 2021 年 3 月 12 日掲載)

あの震災を忘れない―。東日本大震災から10年を迎えた11日、高知市内でも追悼行事が開かれた。参加者は、奪われた命に鎮魂の祈りをささげ、必ず来る南海トラフ地震への備えに思いを新たにした。

同市稲荷町の青柳公園では、地域防災活動に取り組んでいる下知地区減災連絡会が「追悼の集い」を開催。地区内外の30人ほどが集まった。

「3・11」と並べられた手作りの竹灯籠を囲み、発生時刻の4時間後の午後6時46分から1分間、黙とう。近くの女性(78)は「10年が過ぎたが、あの日が今も忘れられない」と思いを込め、茨城県鹿嶋市で被災したという同会副会長の大崎修二さん(67)は「南海トラフが起きた時の対応をもう一度確認して」と呼び掛けた。

黒潮町が高台に大規模宅地 2021年度着手、役場隣を埋め立てへ

黒潮町役場(右中央)と錦野団地(左)の間の谷に高台宅地を造成する=2020年12月、同町入野
黒潮町役場(右中央)と錦野団地(左)の間の谷に高台宅地を造成する=2020年12月、同町入野

(高知新聞 2021 年 3 月 12 日掲載)

南海トラフ地震で最大津波高34メートルが想定されている幡多郡黒潮町が2021年度、浸水対策として、大規模な高台宅地造成に着手する。同町入野の町役場(標高約26メートル)と錦野団地(同約30~45メートル、約300戸)の間に広がる谷を埋め立て、同団地に匹敵する規模としたい考え。松本敏郎町長は「安全な宅地の確保は絶対に必要で、今こそやらねばならない」と決意を示している。

ごめん・なはり線の新駅「あき総合病院前」 3月13日開業

(高知新聞 2021 年 3 月 12 日掲載)

土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の新駅「あき総合病院前駅」が13日に開業する。現在の安芸駅と球場前駅の間に位置し、高知県立あき総合病院(安芸市宝永町)の駐車場に隣接している。同日の始発便から新ダイヤで運用される。

【今週のイチ押し】キリンのサンタロウが岡山へ 高知・のいち動物公園でお別れ会

ミルクで〝別れの杯〟を交わすサンタロウ (香南市の県立のいち動物公園)
ミルクで〝別れの杯〟を交わすサンタロウ (香南市の県立のいち動物公園)

(高知新聞 2021 年 3 月 8 日掲載)

高知県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)で7日、繁殖のため岡山市の池田動物園に無償貸与されるアミメキリン「サンタロウ」(雄、1歳9カ月)のお別れ会が開かれ、親子連れらが「岡山のみんなを笑顔にしてあげて」と声を掛けた。引っ越しは15日で、13、14日にも展示を予定している。

サンタロウは父リンタロウ(12歳)と母ジャネット(24歳)の3番目の子で、現在の体長は約3・3メートル。人懐っこい性格で人気だ。

今はリンタロウと仲が良いが、親子でも雄同士はやがて衝突するようになるという。このため2頭の兄同様、「のいち」に所有権を置いたまま貸与されることになった。

お別れ会では哺乳瓶のミルク2リットルを一気飲みするなど、元気な姿を披露。飼育担当の小西克弥さん(51)は「嫁が来るまでは独りぼっちだが、高知生まれのいごっそうとして頑張ってほしい」とエールを送った。

池田動物園では昨年、キリンを含む看板動物の死が相次いだ。岡山青年会議所がクラウドファンディングで資金を調達してサンタロウの輸送費をまかない、獣舎も床暖房付きに改修したという。

池田動物園の忠政智登士副園長(85)は「県民が首を長くして待っています。大切に育てて繁殖を成功させたい」と話している。(横田宰成)

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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