一人っ子は「けんか」や「シェア」が苦手?「愛情たっぷり」だけど「手をかけ過ぎ」が悩み|ママたちが感じる「一人っ子育児」って?ココハレサポーターズが語りました〈前編〉
いろいろな家族の形がある中で、子どもは 1 人と決めていたり、結果的にそうなったり。きょうだいのいない「一人っ子」の家庭は決して珍しくありません。国の 2021 年の調査によると、「子どもが 1 人」の夫婦の割合はおよそ 2 割。20 年前に比べて 1 割増えています。
親にとってはたった 1 人のかわいいわが子だからこそ、喜びもあれば悩みも尽きず…。一人っ子育児に奮闘中のココハレサポーターズ 5 人が、子育て座談会で本音を語り合いました!
とことん子どもに向き合える余裕がある分、「愛情も手もたっぷりかけ過ぎる」という悩ましい親心や、わが子を見ていて「けんかやシェアが苦手」「段々自分に似てきた?」という声も。ママたちが感じる一人っ子育児のリアルを前編・後編でお届けします!
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目次
これは甘やかし?「何でも買っちゃう」「朝から2人でスタバ」
はじめに子育て座談会恒例の「一言」から。「一人っ子の子育て」を一言で表すと?
――私から言わせていただくと「一瞬」!。だんだん子どもが手を離れていくにつれて、1 回きりの子育てがあっという間に終わっていきそうだな…とちょっと寂しいような感覚です。皆さんはどうですか?
上野さん:私は「言うこと聞けちゃう」。1 対 1 だから「ギリギリ聞けちゃう」のがミソです。
谷江さん:1 人だったら、わがままも要望も何か聞けちゃうんですよね。
上野さん:夜に「この子、満たされて眠ってるなあ。めっちゃ幸せじゃない?」って思います。
一同:(笑)
谷江さん:そういえば最近、朝 7 時から公園に行ってませんでした?サポーターズコラム読みました!
上野さん:保育園に行く前に公園で遊びたかったけど、朝露でぬれて使えなくて。前に「スタバでドーナツが食べたい」と言ってたので、「それならできそう」と思って、 保育園の時間まで 2 人でまったり。
一同:幸せ!
山本さん:一人っ子だと、何でも買っちゃうよね。「1 人だから、1 個分だし!」って。
谷江さん:他の人から見てどうなんでしょうね?これは甘やかしなのかな?
舛田さん:たくさんきょうだいがいる方だったら、「これ欲しい」って言ったら「じゃあお誕生日ね」ってなるかもしれないけど、すごいお値段じゃなければ、割とハードルが低いかも。「まぁいいか」って(笑)。
藤田さん:「どこかに行きたい」というのは、かなえてあげたいかな。子どもが「エヴァンゲリオン」にハマってて、運動会が終わった午後から翌日の代休を使ってハウステンボスに行こうかって予定組んだり。
谷江さん:ちょっとの休みでハウステンボスに行けちゃう!
藤田さん:小学生までは添い寝で無料のホテルもあって、食事も大人 1 人分でいいんですよ。そういうところを探して。
山本さん:いいこと聞きました。
――谷江さんは「ままとにこいち!」。これもむちゃくちゃ分かります。
谷江さん:幼稚園とか習い事以外、常に月曜から日曜まで行動が一緒。1 、2 歳の時はそれがすごくつらかったんですよね。でも世話することも減って、今は逆に 1 人だと寂しい。
――うんうん。
谷江さん:4 歳ぐらいの時かな?息子とカフェで小さいテーブルに対面で座って、ドリンクを 1 杯ずつチューって飲んで。その時に息子が「ママ、大好き」って。
一同:かわいい!
谷江さん:多幸感がすごかったです(笑)。
山本さん:子ども 3 人連れてスタバは行けない。お金のこと考えちゃう。
一同:確かに。
谷江さん:自分はきょうだいが多かった分、「息子 1 人だから私が見てあげられるわ」ってプラスに捉えちゃうんですよね。
子も母も「マイペース」?一点集中で「先回りしてやっちゃう」
――藤田さんは「マイペース」。これはうちも同じです!
藤田さん:ダラダラしてるんですよね。早く食べないときょうだいに取られるとかがないから、食べるのもダラダラ。ゲームもダラダラ。「〇〇時に出発するよ」って言ったら、逆算して準備してくれたらいいものの…。
谷江さん:こっちがあんまり言い過ぎてもね。自主性を考えると、「失敗して学んだ方がいいのかな?」って思ったり。
藤田さん:お母さんもマイペースになりますよね?「やらなきゃいけないことの先を見越して」なんて言いますけど、誤差の範囲で大丈夫かなって(笑)。
――舛田さんは「良くも悪くも全てたっぷり!!」と書いてくれました。
舛田さん:1 年生になって心配事もあるし、ここは線を引いて「子どもにやらさないと」と思うことも、先回りしてやっちゃう。愛情も、やりすぎもたっぷり。全部一点集中。
――これは一人っ子育児“あるある”ですね。お世話をしすぎてしまう。
谷江さん:娘さん、小学 1 年生ですよね。入学してからどんな感じでした?
舛田さん:うちの小学校は子どもが少ないので集団登校がないんです。朝は学校の横の公園まで一緒に行って、帰りも迎えに行きます。心配で心配で。
谷江さん:次の日の準備とかどうしてます?
舛田さん:最初はまあ全部やる。5 月くらいから「子どもにやらせてくださいね」と言われるけど、「ハンカチ入れた?ティッシュ入れた?」って聞いちゃう(笑)。いかんいかんと思いながら。
山本さん:全然言う、 2 年生でも(笑)!「はいシャツ!はい靴下!」って。
舛田さん:連絡帳とか宿題も「はい、出して」みたいな感じで先に言っちゃう。本当にこっちが“子離れ”しないとな、って。
――確かに一人っ子だと目が届く分、子離れのタイミングが難しいですよね。
「けんかの仕方を知らない…」友達の一言に衝撃!
山本さん:私は「深く濃く、かわいいがいっぱい」。
――これも分かります!
山本さん:考えさせられることがとにかく多い。私自身が一人っ子だったんですよね。私はとにかく一人っ子が嫌だったんです。
一同:へえー。
山本さん:旅行に行っても遊園地に行っても「ポツン」で、親と行っても全然楽しくない(笑)!「自分の子どもには絶対きょうだいをつくってあげないと!」ってすごい思ってたんですよ。
――大人の中に 1 人でいても楽しくないんですね(笑)!
山本さん:学生の時に彼氏とけんかして、もめたことがあって、「もう別れるかも」って思ったんです。その時、友達に「あなたはきょうだいがいないから、けんかの仕方も仲直りの仕方も分からないよね」と言われて。
一同:えー!
山本さん:もう「ズン!!」ってきて。でも確かに友達同士でも派手なけんかをせずに育って、彼氏が初めてのけんか相手。「けんかして分かることも生み出すものもあるよ」って友達は言いたかったと思うんだけど。だから「自分みたいにはならないように育てないと」って思う。
――「けんかをしたことがない」にはならないように。
山本さん:「私が娘とけんかしてあげないとな」ってすごく思う。私は一人っ子で親に言えないこともいっぱいあって、靴がきつくなっても「この間買ってもらったしな」とか。一人っ子って「すごく考えちゃう」のはあるかも?
谷江さん:よく覚えてますね。
山本さん:母親に怒られる時も一点集中。それが嫌だったのに、自分も怒っちゃった時がありますね。子どもがまだ年中の時に「○○ちゃんはきょうだいがいるけど、私は 1 人なの!」って泣かせてしまって。
――切ない!
谷江さん:子どもは周りの会話とかを聞いてるのかな?
山本さん:全部聞こえてると思う。そこから「ママが友達にも、お姉ちゃんにも、妹にもなるから」って何回も何回も言った。
――母親が子どもにとってのいろんな立場になるんですね。
山本さん:そう。だから「今日学校で嫌なことなかった?何が一番楽しかった?」とかお風呂でいつも聞くようにしてます。「忘れた!」「ないし!」って言われるけど、とりあえず聞いてあげる。腹立つことも言うけど、いっぱい「かわいい」が返ってくるし。
一同:うんうん。
山本さん:子どもって、けんかから学ぶことっていっぱいあるよね。「謝る」とか「引く」とか。それを私がやってあげなきゃと思う。
舛田さん:うんうん。しかる時も「こうだからこう言った」って説明してあげないと、ただしかられただけになっちゃうしね。
――言語化してあげるってことですね。それにしてもお友達の「けんかの仕方を知らない」って言葉はすごいですね。
山本さん:ストレートに言われたけど、「確かにそうかも」って(笑)。その言葉が衝撃すぎて、彼氏と何でけんかしたのかも全然覚えてない。
一同:(笑)
一人っ子はシェアが苦手?「全部自分」か「全部あげる」
――ちなみに一人っ子の特徴って、皆さんあると思いますか?
山本さん:世間一般には「甘えん坊」とか「わがまま」とかネガティブな言葉が多いよね。
舛田さん:周りのママが、あるお子さんのことについて「あの子は一人っ子だから、わがままなところあるよね」って深く考えず言っていて。「うちも一人っ子だけど、イコールそういうこと!?」って内心思った(笑)。
上野さん:でも私が今まで会ってきた一人っ子の人、めっちゃいい人ばっかり(笑)。
舛田さん:人って、「一人っ子」とか「きょうだいが多い」とかで分析しがちだけど、その子の性格もあるし、と思いますよね。
谷江さん:職場の一人っ子の人は「芯がある」ってイメージかな。自分で解決する能力が高いっていうか。
山本さん:きょうだいがいない子は、家では自分と対話するしかないからかも。うちは、1 個しかない物を全員で食べるとか、シェアするのが下手かもしれない。
一同:あ~!!
――確かに言われてみれば…。うちの子も均等に分けるっていうより、全部あげがちです!
谷江さん:息子は好きな女の子にはシェアするけど、男の子には一切…。それで男社会でうまくやっていけるのか?(笑)
上野さん:この間、子どもと小さなドーナツがいっぱい入ってる商品を買ったんです。「友達と食べる」って言うから、「分けっこするのね?」って聞いたら、「ううん、友達にも買う」って。いっぱい入ってるのに!
一同:(笑)
藤田さん:子ども同士で交渉することがあんまりないかも。「おもちゃ貸して?」とか。
――確かに。うちの子も小さいころ、友達におもちゃを取られたら「あ、いいよー」って感じで戦わなかったですね。
上野さん:私は 5 歳くらいの時に、自分に買ってもらったおもちゃを「妹に貸してあげて」って親に言われて、「これはだめ!私の!」って言ってる動画が残ってるんですけど(笑)。大人になった今でも覚えてます。
谷江さん:逆に一人っ子はそういうやりとりがないから、心配じゃないです?
一同:うんうん。
山本さん:残ったご飯を「全部食べていい?」って子どもに言われたら、親は「どうぞ食べてー」ってなるしね。
谷江さん:残った唐揚げ、親は絶対譲る!
一同:(笑)
娘と一緒のアイドル推し!女子は母親寄りに?「自分に似てきたな」
――親と過ごす時間が長くなりがちな一人っ子ですけど、「自分から影響を受けてるな」と感じることはありますか?
谷江さん:私は姉と弟がいるんですけど、きょうだいの好きなものが自分に混ざってくる感覚はあるかも。好きなバンドとか趣味とか。一人っ子は、自分の好きな世界で構成されている感じかな。
一同:うんうん。
山本さん:娘が自分みたいになっていくよね。服を買うにしても、「好みがちょっと自分に似てきたな」って。あるよね!?
舛田さん:うちもそうそう!
谷江さん:女の子ママだと、娘さんと双子コーディネートとかします?
山本さん:「ママが黒だったら、私も黒着ようかな」って娘が言う。
一同:かわいいー。
谷江さん:いいなー。男児だと色味合わせるくらいしかないけど(笑)。
――ジーパンだけ一緒とか。
舛田さん:娘は私が好きな見てるもの、聴いてるものは一緒に好きになってくれる。推しのアイドルとかね。洗脳じゃないですけど(笑)。
山本さん:この間、うちの子が嵐のラストライブのニュース見た後で、「泣けるわぁ~」って。今までろくに見てなかったのに。
一同:(笑)
谷江さん:ママとそっくりそのままにね(笑)。
山本さん:そう!私が「解散、寂しいねえ~」って言ってたから。女子は特に母親に寄ってくるよね。
一人っ子座談会、後編に続きます!
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一人っ子ママは「2人目はまだ?」と聞かれがち…子どもの「きょうだい欲しい?」にどう答える?|ママたちが感じる「一人っ子育児」って?ココハレサポーターズが語りました〈後編〉

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