新型コロナウイルスの5~11歳へのワクチン接種、高知市は3月から始まります
新型コロナウイルスワクチンの 5~11 歳への接種について、高知市では 3 月開始に向けて準備を進めていることを岡﨑誠也市長が表明しました。
5~11 歳へのワクチンは米ファイザー製で、21 日に政府が特例承認しました。子どもへの接種の必要性は専門家の間でも見解が分かれています。オミクロン株が拡大し、乳幼児施設や学校の休園・休校も相次ぐ中、わが子への接種をどうするのか。メリットとデメリットをよく理解した上での判断が保護者に求められています。
5~11歳のコロナワクチン接種3月から、高知市が表明 1万8000人対象
(高知新聞 2022 年 1 月 26 日掲載)
高知市の岡﨑誠也市長は25日開いた記者会見で、5~11歳への新型コロナウイルスワクチン接種について「オミクロン株で子どもの感染が急拡大しており急がれる」と述べ、3月開始に向けて取り組む考えを示した。
政府は21日、5~11歳の子どもに接種する米ファイザー製ワクチンを特例承認した。28日に予定される自治体向けの説明を経て、高知市は小児の診療機会の多い医療機関十数カ所で接種できるよう調整する。
市内の対象は約1万8千人。子どもの接種の必要性は専門家の間で見解が分かれており、同市は、効果や副反応の可能性などメリットとデメリットを医師が丁寧に説明することを接種条件にする方針。
岡﨑市長は、市内の医療機関で行う18歳以上の3回目接種について、2月からファイザー製に加えて米モデルナ製も扱い始めると説明。2回目と異なる製品のワクチンを打つ交差接種も認められており、予約時に製品を選択できるようにする。(福田一昂)