【サポーターズコラム】6歳息子が一人旅!母のウルウルをよそに、笑顔で飛行機に乗りました|池内文香さん
子育て、おでかけ、家族の出来事…ココハレサポーターズがコラムで紹介します!
子育て情報や話題のスポットを保護者目線でお伝えしていく「ココハレサポーターズ」。2023 年度は 10 人のお母さんたちが活動しています。
「サポーターズコラム」では日々の子育てのこと、おでかけの思い出、家族の出来事などをそれぞれが紹介していきます。
池内文香さんは夫と 6 歳の長男、3 歳の長女、1 歳の次女の 5 人家族。この夏、長男が初めて、1 人で飛行機に乗りました。心配する母の心、子知らず。笑顔で旅立ちました。
たまった家事、夕飯、お風呂…平日は“お母さん欲”を優先しています
こんにちは。池内文香です。四万十市で子ども 3 人を育てています。
子どもは上から年長、年少、1 歳。上 2 人は幼稚園に通っていて、末っ子は 4 カ月で乳児園に入りました。ニコニコ登園で、私もうれしいです。
仕事はフルタイムです。平日、子どもたちと接する時間は、朝晩合わせて 5 時間ぐらい。帰宅すると、「見て見て!」「聞いて!」「逆立ちするから足持ってて!」…。
洗濯はたまってるし、掃除もできてないし、夕飯、お風呂はどうしよう…。でも、子どもの“お母さん欲”を満たすのが優先かな、という気持ちで、やるべきことは後回しにしています。
隣町のおばあちゃんちで泊まれないのに、埼玉に一人旅?!
長男はこの夏、幼稚園のお泊まり保育が自信になったようです。夏休み初日、埼玉にある私の実家に 1 人で帰ることを決意しました。
「オレ、1 人で行ってくるわ!お小遣いちょうだい!」
隣町のおばあちゃんちに 1 人で泊まれないのに、大丈夫か?「やっぱりお母さんがいい」と泣いてしまうだろうと、私は思っていました。
出発が近づくにつれて、長男の気持ちはどんどん盛り上がりました。数日前から、リュックやキャリーケースの準備を自分で始めました。
機内に持ち込むリュックの中身はティッシュ、ハンカチ、小さなお菓子二つ、折り紙、ゲーム機、お財布。キャリーケースにもぎっしりおもちゃを詰めました。
いざ空港へ。四万十市からは車で 2 時間半くらいかかります。高速が通れず、渋滞。ギリギリの到着となりました。
ANAジュニアパイロットで、「バイバーイ!」
ANAでは「ANAジュニアパイロット」といって、国内線では 6~7 歳の子どもを出発空港から到着空港までサポートしてくれます。希望すれば、11 歳まで対応してくれるそうです。
長男はジュニアパイロットの専用ホルダーを首に掛けて、搭乗口へ。
私が付き添いましたが、すぐに「バイバーイ」とゲートを通過する息子。係の方と楽しそうに話し、お母さんのことはもう忘れたようです。
乗り込む直前、私は涙が出てきました。「バイバーイ!!」と声をかけましたが、長男は振り返ることなく、飛行機に乗り込んで行きました。
この間、生まれたのに……。後ろ姿は立派な少年でした。
帰りたくなったら、帰っておいで!
羽田空港で待つ祖父母に会えるまでは約 2 時間。その日の飛行機は満席でした。
両隣の方に迷惑をかけてないかな?トイレまで遠いけど、行けたのかな?
私はそわそわしていましたが、両隣の方が折り紙で遊んでくださったそうです。本人は余裕で到着し、羽田でマクドナルドを堪能しました。
埼玉ではプールや児童館に出かけ、こっちではなかなかできない経験をしているようです。
帰りの飛行機は、取りませんでした。長男には「帰りたくなったら、帰っておいで」と伝えています。
本人は「夏休みが終わるまでー!」。たくましくなりました。
楽しい夏休みの思い出になりますように!
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