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多機能型保育「らいーな」を利用してみませんか?高知市南部の6園でスタンプラリーが楽しめます

多機能型保育「らいーな」を利用してみませんか?高知市南部の6園でスタンプラリーが楽しめます

潮江第二双葉園、うらど龍馬保育園、おさなごの園、高知愛児園、城南保育園、ふくし園。6園で遊んで、プレゼントをゲット!

「らいーな」は地域ぐるみで子育て支援に取り組む多機能型保育支援事業です。高知市内では 12 施設が参加し、未就園の親子向けにイベントなどを企画しています。

このうち、高知市南部にある潮江第二双葉園、うらど龍馬保育園、おさなごの園、高知愛児園、城南保育園、ふくし園ではスタンプラリーを行っています。6 園を利用してスタンプを集めると、最後の園でプレゼントがもらえます。

この記事では 6 園の活動を紹介します。「初めての園は行きづらい…」という方も、スタンプラリーをきっかけに利用してみませんか?

【らいーなとは】高知県が進める「多機能型保育支援事業」。季節の行事、園庭開放などを行っています

「らいーな」は高知県が進める「多機能型保育支援事業」の愛称です。「地域の子育て応援拠点」を目指し、保育施設が親子の交流の場を設けています。

2023 年度は 12 月現在、19 の保育施設が参加。未就園の親子向けに、園庭開放や子育てサロン、季節の行事、水族館などを毎月企画しています。

今回ご紹介するのは、高知市南部にある 6 園です。

  • 潮江第二双葉園
  • うらど龍馬保育園
  • おさなごの園
  • 高知愛児園
  • 城南保育園
  • ふくし園
高知市南部にある6園のスタンプラリー。裏が台紙になっています
高知市南部にある6園のスタンプラリー。裏が台紙になっています

6 園では「南地区」として連携し、スタンプラリーを行っています。それぞれの園を利用してスタンプを集めると、最後の園でプレゼントがもらえます。

各園をココハレ編集部員が回ってみました。

【潮江第二双葉園】「ふたばっこひろば」は室内遊びも園庭遊びもOKです

潮江第二双葉園は高知市仲田町にあります。0~5 歳児クラスがあり、園児は 65 人。日当たりのいい園庭で、のびのび遊んでいました。

「らいーな」では月に 2 回、「ふたばっこひろば」を開いています。園内のお部屋でゆっくり過ごしてもいいし、園庭で遊んでもOKです。

「ふたばっこひろば」のお部屋
「ふたばっこひろば」のお部屋
園庭で遊んでもOKです
園庭で遊んでもOKです

ココハレ編集部がおじゃました日は、3 組の親子が利用していました。お部屋でおしゃべりをしながら、身体測定もできました。

子どもを遊ばせながらおしゃべり
子どもを遊ばせながらおしゃべり
園の看護師さんが身体測定をしてくれました
園の看護師さんが身体測定をしてくれました

園長の田井昭子さんによると、もともとは園庭開放のみだったそうですが、最近は「保護者同士が情報共有できる場」を意識しているそうです。

「知らない園には行きづらい」という声を受け、月ごとに製作も行っています。

製作で足形アートに挑戦!
製作で足形アートに挑戦!
日付も入れてくれるので、記念になりますね
日付も入れてくれるので、記念になりますね

「『ふたばっこひろば』は園児が過ごすお部屋のすぐ横で開いていますので、園の活動も見てもらいやすいです」と田井さん。「お母さんたちに意見を聞きながら、親子でゆったりできる場を提供していきます」と話していました。

潮江第二双葉園

  • 住所:高知県高知市仲田町 1-13
  • 電話:088-833-3624
  • らいーなの活動:「ふたばっこひろば」は月 2 回、火曜日に開催しています
  • 駐車場:あり。事前に問い合わせてください

【うらど龍馬保育園】小さな水族館「まりんらんど」で魚に餌やりができます

うらど龍馬保育園は高知市浦戸にある小さな保育園。0~5 歳児クラスに 21 人が通っています。

「らいーな」での主な活動は、園庭開放と「まりんらんど」。「まりんらんど」は園内にある小さな水族館で、近くの桂浜水族館の協力を得ながら、魚を飼育しています。

うらど龍馬保育園といえば「まりんらんど」
うらど龍馬保育園といえば「まりんらんど」

「和金」と呼ばれる大きな金魚や、手足の角質を食べるというドクターフィッシュなどが泳いでいて、親子に喜ばれています。餌やりも体験できます。

和金、大きい!
和金、大きい!
ドクターフィッシュの水槽には、手を入れてOKです
ドクターフィッシュの水槽には、手を入れてOKです

園庭は日当たりがよく、小高い丘やトンネルなどもあって、園児たちが元気に駆けていました。

未就園の親子には柵のある乳児用園庭が人気で、お母さんたちが腰を掛けてゆったりと、わが子を見守っているそうです。

園庭にはアップダウンあり、園児たちが走り回っています
園庭にはアップダウンあり、園児たちが走り回っています
乳児用園庭には柵があり、安心して見守れます
乳児用園庭には柵があり、安心して見守れます

園長の清岡えりかさんは「少人数の保育園なので、園児一人一人の個性を見守りながら、家庭的な雰囲気で保育をしています」。

「らいーな」の活動でも親子でゆっくりと過ごしてもらうことを大切にしていて、「親子で楽しめる製作なども取り入れながら、気軽に遊びに来られる場にしていきたい」と話していました。

うらど龍馬保育園

  • 住所:高知県高知市浦戸 528-1
  • 電話:088-842-3653
  • らいーなの活動:「まりんらんど」の公開は毎週水曜日、園庭開放は毎週木曜日。園の行事で変更になる場合がありますので、事前に連絡してください
  • 駐車場:あり

【おさなごの園】広い園庭を開放。季節の行事にも参加できます

高知市長浜のおさなごの園(その)は、2023 年 10 月から「らいーな」に参加しています。0~5 歳児クラスがあり、77 人が通っています。

場所は長浜小学校の隣。園庭が驚くほど広く、遊具がたくさんあります。毎週木曜日が園庭開放です。

おさなごの園の園庭は広い!園舎が遠くに見えます
おさなごの園の園庭は広い!園舎が遠くに見えます
園庭の横にある建物には、大きな木の玉プールがあります
園庭の横にある建物には、大きな木の玉プールがあります

園庭開放の日に合わせて、季節の行事も行っています。ココハレ編集部が取材した日は、地域の民生委員さんたちも参加し、野だてが行われていました。園庭に赤い和傘が登場し、和の雰囲気に。

野だてが始まりました
野だてが始まりました
園児たちに抹茶と和菓子が配られます
園児たちに抹茶と和菓子が配られます

抹茶と和菓子を前にした園児たちはにこにこ笑顔。「苦い~!」「おいし~い!」と感想を話しながら味わっていました。

ちなみに、おさなごの園の園児たちは毎日、青汁を飲んでいるそう。苦みも大丈夫なようでした。

抹茶のお味は?
抹茶のお味は?

「らいーな」の活動はまだ手探りですが、園長の北岡貴子さんは「保育園に気軽にきてもらい、活動を知っていただければ」。季節の製作も取り入れつつ、近くの若宮八幡宮のおなばれに参加するなど、「園児たちと一緒に楽しめる企画を考えていきます」と話していました。

おさなごの園

  • 住所:高知県高知市長浜 4854
  • 電話:088-841-2656
  • らいーなの活動:園庭開放は毎週木曜日。園行事にも参加できます。子育て相談も行っています
  • 駐車場:あり

【高知愛児園】「サロンおひさま」で親子向け、お母さん向けのイベントを企画しています

高知愛児園は高知市竹島町にあります。0~5 歳児クラスがあり、64 人が通っています。

「らいーな」での主な活動は「サロンおひさま」と園庭開放です。

6月に開かれた「サロンおひさま」の様子。感触遊びを楽しんでいました
6月に開かれた「サロンおひさま」の様子。感触遊びを楽しんでいました
園庭開放も行っています
園庭開放も行っています

「サロンおひさま」では、親子で楽しめるイベントや、お母さん向けのイベントを毎月企画しています。

企画する際に心掛けているのが「お母さんたちがほっとできる場」であること。家庭支援保育士で「らいーな」を担当している森本真代さんは「お母さんたちに意見を聞いたり、自分の子育てを振り返って『あったらよかったな』と思う内容を考えています」。

11 月の「サロンおひさま」はいつものお部屋から、1 歳児クラスへ。園児たちとのんびり過ごしていました。

親子一緒に1歳児のクラスへ
親子一緒に1歳児のクラスへ
園児のようになじんでいました
園児のようになじんでいました

この日は園の歯科検診があり、「らいーな」に参加した子どもも診てもらいました。子育ての参考になるように、歯科医の先生が離乳食の食べさせ方や仕上げ磨きのこつを説明しました。

歯科検診も体験しました
歯科検診も体験しました

「わが子がかわいくても、24 時間ずっと一緒だと、しんどくなりますよね」と森本さん。「子どもに楽しんでもらうことと、お母さんたちにリラックスしてもらうことのバランスを取りながら、活動していけたらと思います」

高知愛児園

  • 住所:高知県高知市竹島町 28-2
  • 電話:088-831-2857
  • らいーなの活動:サロンおひさまは毎週木曜日、園庭開放は毎週月曜日。園の行事で変更になる場合があります
  • 駐車場:あり

【城南保育園】多様な遊びができる園庭。季節の小物製作も楽しめます

城南保育園は高知市竹島町にあり、0~5 歳児クラスに 116 人が通っています。

「らいーな」への参加は 2023 年 5 月から。近くの高知愛児園、ふくし園が活動していたのがきっかけで、園長の田ノ内学さんは「地域の保育園同士で連携して、未就園の親子とつながる場をつくっていきたいと考えました」。

主な活動は、園庭開放と園行事への参加です。園庭開放は月 2 回、土曜日に行われています。アスレチックや子ども用のボルダリングなどがあって多様な遊びができ、親子に喜ばれています。

園庭開放は月に2回、土曜日に行われています
園庭開放は月に2回、土曜日に行われています
アスレチック「むげんはうす」
アスレチック「むげんはうす」
砂場の横にはボルダリングも設置されています
砂場の横にはボルダリングも設置されています

また、毎月のお誕生日会や、歌手う~みさんのコンサートなどの園行事に、園児たちと一緒に参加できます。お誕生日会は全園児が集まる場なので、園の雰囲気や、年齢ごとの子どもたちの様子も見学できます。

11月のお誕生日会が開かれていました
11月のお誕生日会が開かれていました

室内にもアスレチックがあり、「らいーな」で訪れた親子も遊べます。0 歳児クラスに入ることもあるそうです。

2階にある室内アスレチック。季節の小物製作も行っています
2階にある室内アスレチック。季節の小物製作も行っています

「らいーなでは、子育てサロンなどの親子の交流の場を月 4 回ほど設けていきたい」と田ノ内さん。「地域の団体ともつながりながら保育園の多機能化を進め、福祉の拠点を目指していきます」と話していました。

城南保育園

  • 住所:高知県高知市竹島町 158-1
  • 電話:088-832-4981
  • らいーなの活動:園庭開放は土曜日に月 2 回。園行事への参加、季節の小物製作など
  • 駐車場:あり

【ふくし園】毎週水曜日は「あいあい広場」。土曜日には園庭開放も行っています

ふくし園は高知市百石町 3 丁目にあります。0~5 歳児クラスがあり、147 人が通っています。

「らいーな」の活動として、毎週水曜日の「あいあい広場」と、土曜日の園庭開放が定着しています。

園庭開放は毎週土曜日。アンパンマンの遊具が人気です
園庭開放は毎週土曜日。アンパンマンの遊具が人気です

11 月の「あいあい広場」では、「おいもパーティー」が開かれました。年長児さんが収穫した芋を、先生たちが園庭で焼き、園児たちに配っていきます。

収穫した芋を園庭で焼きます。本格的!
収穫した芋を園庭で焼きます。本格的!
並んで「いただきます!」
並んで「いただきます!」

「らいーな」に参加した親子にも、焼きたての芋が配られました。「お芋は食べさせやすいからうれしい!」とお母さんたち。火をおこして焼いた芋は、格別の味でした!

「らいーな」の親子にも焼き芋が配られました
「らいーな」の親子にも焼き芋が配られました
夢中で食べていました
夢中で食べていました

「あいあい広場」では園行事に参加したり、年齢に応じたクラスに入って一緒に遊んだりしながら過ごしています。

園長の野々宮綾郁さんによると、お店屋さんごっこに参加したお母さんたちが「園児たち、こんなのが作れるんだ」「家でも作ってみよう」と話していたそう。

「園で一緒に遊ぶ中で、お子さんへの関わり方や遊び方など、子育てのヒントを見つけていただけたらと思っています」

ふくし園

  • 住所:高知県高知市百石町 3 丁目 7-7
  • 電話:088-832-8631
  • らいーなの活動:「あいあい広場」は毎週水曜日、園庭開放は毎週土曜日。毎週月曜日は子育て電話相談を行っています
  • 駐車場:あり

 

高知市南部の 6 園、いかがでしたか?あるお母さんは「自分と同じように子育てをしているお母さんたちと知り合えるし、子育ての先輩である先生たちとも話せます」と「らいーな」の魅力を語ってくれました。

ココハレ編集部が取材する中で、「また会いましたね」というお母さんも何人かいました。「らいーな」で知り合い、一緒にスタンプラリーを楽しむ人もいるそうです。子育ての気晴らしに、仲間づくりに、皆さんもいかがですか?

ココハレでは高知市内の「らいーな」のイベントを毎月紹介しています。こちらから

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小 3 と年長児の娘がいます。「仲良し」と「けんか」の繰り返しで毎日にぎやかです。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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