幼児の子育て、平日みんなどうしてる?|お迎え、食事、お風呂、寝かしつけ…2~5歳を育てるココハレサポーターズが語りました
ココハレ編集部員と一緒にココハレを盛り上げているココハレサポーターズ。2024 年度は 3 期の皆さんが活動しています。
主に年度ごとに活動していますが、「縦のつながりも面白そう!」ということで、1~3 期の皆さんに集まっていただく座談会を企画しました。
今回のテーマは「幼児の子育て、平日みんなどうしてる?」。2~5 歳児のママ 6 人が大いに語りました。
お迎え、お風呂、食事、寝かしつけ…、大変さをねぎらい合い、子育てのアイデアをシェアした楽しいトークをお届けします!
目次
【平日これが大変!】お迎え、スケジュール管理…ご機嫌取りでもメンタルが削られる…
座談会では「平日、これが大変!」をそれぞれが発表し、トークを進めていきました。サポーターズのママたちの悩みは?
楠岡さん:私は家事が大の苦手。仕事が終わって、お迎えに行って、帰ったら午後 6 時。そこから買い物に行ったり、冷蔵庫を見て「何を作ろうか」と考えたり。料理の手際もよくないし、娘は食事中にあちこち走り回ったりするから、延々 2 時間くらい食事。そこから大急ぎでお風呂に入って、寝かしつけは 10 時半とか…。
吉本さん:私はスケジュール管理。平日はとにかく忙しくて。午後 7 時まで仕事して、園に迎えに行って、帰るのが 7 時半。そこからご飯の用意を 15 分でして、猛ダッシュで食べて 8 時。片付けて、お風呂でギリギリ 9 時半。
一同:あー…。
吉本さん:自分の時間も取れないし、園から家まで 30 分かかるので、そこからの猛ダッシュが一番きつくて。いろいろ考えた結果、週末に作り置きをして、30 分以内に(食卓に)出すようにやってるんですけど、待たせる間は一人っ子なんで、遊ばせるとなると、YouTube。
鹿取さん:一緒です!
吉本さん:YouTubeをやめないので、結局怒ってしまう。仕事が遅くなるのも、早く寝かせたいのも、結局は自分の都合なのに、子どもに怒ってしまうのは何か違うなと、もやもやします。時間ってみんなどうやってつくってるんだろうって思うくらい、時間がないです。
まだ幼児なのに…体力おばけな子どもたち
大変なことで多かったのが「お迎え」関連でした。
武内さん:2 歳の息子を幼稚園にお迎えに行っています。園から帰ってきて、車を降りて、家にたどり着けない!「お散歩行きたい」「外で砂遊びしたい」「自転車乗りたい」って、疲れてないのかな。体力おばけ(笑)!
一同:(笑)
武内さん:赤ちゃんの時から公園にも早めに連れて行った分、体力がついてしまったのか分からないんですけど、ほんとにたどり着けなくて(笑)。毎日あの手この手で、「ママ、おしっこ漏れそう」とか、あげたくないけど「アイス食べよう」とか。
一同:やるやる(笑)。
吉本さん:車から家まで距離があるの?
武内さん:集合住宅で、駐車場から家まではちょっとなんですけど、途中に倉庫があって、中には自転車があって…。
一同:トラップが!
武内さん:砂場ゾーンもあり、蛇口ゾーンもあり。
松本さん:私は育休中なので仕事はしていないんですけど、私なりにスケジュールを入れてるので毎日バタバタ。住んでいる芸西村は年少さんまでが保育所、年中さんと年長さんは幼稚園なので、午後 4 時に保育所にまず迎えに行って 2 番目をピックして、幼稚園に行って 1 番目をピックする。で、年長の娘が「帰りたくない」って、小一時間、園庭で遊ぶんです。
鹿取さん:小一時間…!
松本さん:長女は私に全然興味がないので、「ママ、見て!」「ママ、一緒に遊ぼ!」じゃなくて、「私が気の済むまで遊びたい」タイプ。私は 7 カ月の次女をずっと抱っこして、2 番目の長男はお兄ちゃん、お姉ちゃんたちがずっと遊んでくれてて。「ごめんよ」って思いながら。
一同:(笑)。
松本さん:そしたら、長女じゃない他の子に「○○ちゃんのお母さん、見て!」「○○ちゃんのお母さん、押さえて!」って言われて、もう何しに行ってるか分からない。私、この時間に迎えに行く意味あるのかなって(笑)。
編集部:もったいない、その 1 時間。
松本さん:そうなんですよ!お迎えに行っても 1 時間帰れないというのが、自分のメンタル的には一番しんどいです。だから、迎えに行く直前に炊飯器をセットして、IHなので煮込んだらできる一品をセットして。「帰ったらご飯ができてる」「一品ある」「あとはメインをちょっと炒めたらOK」にしてたら、気持ちが楽です。
鹿取さん:うちは娘が先に園から帰ってきて、おばあちゃんと過ごして、私が午後 4 時半に帰宅するんです。家の扉を開けたら、娘が「お母ちゃん、お帰り!」からの 13 キロ超、肩車から始まり、15 分はまとわりつき、ほっぺにチュッチュチュッチュ。「やめなさい」って言ってもやめません。
編集部:それは熱烈歓迎(笑)。
鹿取さん:立ち上がろうとすると、足にかきついてきて、ズボンがずり落ちます(笑)。仕事で全身くたくたの状態からの肩車、死にそうになります。園の先生には「幼稚園で一生懸命活動しているから、帰ってきた安堵で爆発してしまうんじゃないか」と言われました。
子どもの機嫌を取るの、大変です…
谷江さん:私は総じて言ったら、「子どもの機嫌を取る→親のメンタル削られる」みたいな。スケジュールはあまりがちがちに決めずに、気分で動きたいタイプなので。でも、自分の気分で「この時間までにこれをしたい」って思ったら、その時間に子どもを合わせるじゃないですか。そのために、子どもをわっしょい、わっしょい接待して、テンションを上げさせて。
一同:(笑)
谷江さん:失敗したら、子どもに八つ当たりしちゃって、「あっ、またやってしまった…」みたいな。その繰り返し。
松本さん:子どもの機嫌を取ろうっていう気持ちが偉い。私は「私に合わせろ」って思ってしまう。
谷江さん:合わさせるために機嫌を取るんですよ。結局、自分のため。
松本さん:なるほどね。どんな感じで機嫌取るの?
谷江さん:ご飯食べてる時にうろうろしたりするんで、一緒に踊って、「ハァーイ!!」って(食べさせる)。
一同:わはは!!
谷江さん:今日はBIGBANG(ビッグバン)かけながら。
一同:超いいお母さん!
谷江さん:食べさせて、園に送って、「バイバーイ!」。送り終わったら、素に戻るみたいな。
一同:(笑)。
松本さん:機嫌を取るっていうか、子どもに目線を合わせてるみたいな感じ、すごいステキ。
谷江さん:でも、親になる時もあるじゃないですか。「やめなさい!」みたいな。
編集部:意味ないんですけどね。言いたいんですよね、こっちがイライラしちゃって。
吉本さん:もう、めっちゃ分かるー!
谷江さん:それをやったら、3 歳児は泣いて、結局機嫌を取らないといけない。何やってんだ、私。
松本さん:分かる!優しくなるよね、怒った後にね。
【食事】子連れのスーパーはしんどい!宅配、作り置き…時短につなげています
「平日、大変なこと」を共有した後は、テーマごとにトークが展開されました。まずは楠岡さんが挙げた「食事」から。
編集部:楠岡さんは、お料理がちょっと苦手?
楠岡さん:そうなんです。週末の作り置きとか、煮込むのは任せちゃうとか、皆さんの手法を私もまねしたいなと思いました。
編集部:皆さん、夜ご飯はどんなメニューなんですか?
楠岡さん:ギリギリ一汁一菜です。
鹿取さん:うちは 10 年以上、宅配のヨシケイを使ってます。キットが来て、作り方も載ってるので、お弁当のおかずにも入れてみたり。食材は切ってるものと切っていないものがあって、「野菜炒めをやめてお鍋にしよう」とかできます。
松本さん:食事で何を大事にしたいかですよね。こだわった食材なのか、時間通りに終わらせたいのか、団らんの時間にしたいのか。あれもこれもは実現しないから、私は料理が下手だけど、自分で作って食べさせたい。働いてる時は時間がないのでスケジュール優先で、おばあちゃんの作ったご飯を食べてもらってました。ヨシケイを頼むのも手ですよね。「時間通りに」とか「献立を考える手間を省く」とか。
鹿取さん:そうなんです。その日の気分で「ご飯作りたくない」ってなったら、食材は置いとけるので。スーパーに行く時間はなくなりました。
武内さん:子連れのスーパーはね…。
吉本さん:1 人だけでもえぐい!
鹿取さん:子どもがお菓子を買いたくなるので、できれば連れて行きたくない。キラキラとか、プリキュアとか。
谷江さん:うちは 1200 円くらいする雑誌。
一同:高っ!
谷江さん:この前も買ったやん、みたいな。「めばえ」とか、付録が欲しくて。
松本さん:うちはコープ自然派。おやつも買いに行かずに、私が買ったおやつから選んでます。遠足の時はスーパーに連れて行って、自分で買わせてます。
谷江さん:宅配で間に合います?
松本さん:スーパーに連れて行ったら、長女と長男がカートの取り合い。押したい、乗りたい。私から見たら同じベルトなのに、「こっちのベルトの方が長い!」。
一同:分かる分かる!
週末に作り置き…人が作ってくれたご飯はおいしい!
吉本さん:私は週末の作り置きを友達と一緒にしてるんです。
松本さん:それ、最高!
吉本さん:もともと、毎日の献立を考えるのが苦痛で。友達もフルタイムで忙しくて、午後 8 時に帰ってご飯を作ってたんですよ。
一同:あぁ、それは…。
吉本さん:2 人とも困ってて、一緒に作り置きすれば食材も使い切れるし、食費も浮く。私、だし巻き卵が苦手なんですけど、友達が作ってくれたりとか、お互いの味を楽しんでます。
武内さん:人が作ってくれたご飯って、余計においしい。
松本さん:分かる。なんで、人が作ったみそ汁ってこんなにおいしいの?!
吉本さん:手作りで頑張っても、子どもって食べないですよね。うちの子はちょっと前まで、うどん、ひじき、納豆、うどん、ひじき、納豆…。何だろこの人って。
楠岡さん:傷つく。時間かけたのにって。
吉本さん:自分の作り方が駄目なのかなとか、味が嫌なのかなとか。いろいろ考えるのがめんどくさくなってきて。なので、週末はバーベキューをしたり。
楠岡さん:ご飯がエンタメ!
吉本さん:流しそうめんとか。そしたら子どもも食べるし。週末は何でもいい、朝からマックでも月に 1 回くらいならいいとか、ちょっと妥協する。
【お風呂】ご飯が先?お風呂が先?何歳から自分で入ってもらってる?
吉本さん:皆さん、お風呂ってどうやって入れてます?うちは「お風呂入ろう」「いや」「お風呂入ろう」「いや」。
編集部:うちも同じです。
吉本さん:「ママが先入るね。寂しくなるかもしれんき、ピコピコって鳴らしたら来てね」「うん、分かった」。来ない。ピコピコ。来ない。「もーっ、早く来て!時間もったいない!」って怒るのが嫌で、先にご飯にしてしまうんですけど。
谷江さん:バスボムですよ、絶対!100 均で 110 円!
吉本さん:やっぱり課金かー!
松本さん:お風呂って何が嫌なんですかね。うちはあまり経験がないので。
編集部:うちの小学生は「なんでお風呂に入る時間をお母さんに決められなきゃいけないんだ」と。
谷江さん:あー、遊びを止められたり。
松本さん:そうなったら私、先に入ります。子どもは後で、自分たちで。
吉本さん:お子さんはいくつくらいから 1 人で入ってます?
松本さん:たぶん、4 歳くらいから。
谷江さん:4 歳で 1 人で?!どこからどこまでを 1 人で?
松本さん:全部。体を洗ってるかどうかは知らない(笑)。
吉本さん:えっ?見てないんですか?!
武内さん:ちょっと「怖い」が勝ってしまう。おぼれたらどうしよう。
松本さん:キッチンとお風呂がつながってるので、しばらくは生存確認をしていました。最近は長男と一緒に入ってて、大丈夫って分かったので。
編集部:ご家庭はお風呂が先ですか?ご飯が先ですか?
松本さん、谷江さん:お風呂が先。
鹿取さん:うちはご飯。
谷江さん:えーっ、そうなんだ!絶対、お風呂が先だと思ってた!
鹿取さん:ご飯を先に食べさせて、満腹になって、お風呂につかって、ぽかぽかしたら寝るかな…って。全然寝ないんですけど。
一同:(笑)
「時短」のために全部洗ってあげるのは…正解?
谷江さん:何か、一人っ子だと、子どもはほんと甘えてますよね。うちは全然、自分で体を洗おうとしない。もう全部やってもらうもの、みたいな。棒立ち。
一同:(笑)。
吉本さん:親が洗った方が早いのもあるし。
編集部:よくないって分かっていてもね。
吉本さん:私、「やばいな」って今思った!うちの子、もう 5 歳になるのに、沐浴洗いなんですよ。
谷江さん:どういうこと?
吉本さん:赤ちゃんみたいに抱っこして、横に寝かせて髪の毛を洗ってあげてる…。
谷江さん:まじすか?!
鹿取さん:えっ?うちも沐浴洗いです!
吉本さん:この前、お友達の家でバーベキューをした時に、お友達のお父さんがお風呂に入れてくれたんですけど、「僕は横に寝かせて、こういうふうに洗ってください」って言ったらしくて(笑)。
一同:面白い!
谷江さん:まじかー!いやー、聞かないと分からないですね!園のプールはどうしてるんですか?
吉本さん:園では優等生感がすごいから、「できない」って思われたくないから、一生懸命頑張るんです。
編集部:あぁ、だから家ではできるだけ動きたくない…。
松本さん:「 1 人で入らせたい」って思うなら、実験してみたらいいよ。お風呂に一緒に入って、横でやらせてみて、「これをするのが嫌なら、何日我慢できる?」とか。不快が勝ったら、多分やる。
吉本さん:この前、体調が悪くて 3 日入れなかったことがあったんですけど、「全然平気」って。大丈夫かなって思うけど、やってみます。
【家に帰りたがらない】「時間の感覚」「遊びのリミット」を上手に伝えるには?
編集部:武内さんがおっしゃってた「家に帰りたがらない」って大変ですよね。イヤイヤ期ならでは?
谷江さん:うちは抱っこします。疲れたら「抱っこ、抱っこ」になるんで、「抱っこしたら帰るからね」って。行きは歩いて、帰りは抱っこ。距離が長くなると、こっちがしんどいけど。
楠岡さん:うちは割と、脅して帰らせたりするんですよ。全然よくないなぁって…。
谷江さん:脅しって、どういう?
楠岡さん:「鬼さんが来るよー」とか。最後は怖がって「帰るー!」ってなるから、やっぱ効果的だなぁ、やめたいけどなぁと思いながら。
谷江さん:脅しって、麻薬みたいなものですよね。
楠岡さん:効くけど、よくないなぁって。
音が鳴ったら、子どもは帰る!
編集部:2 歳児はまだ抱えて連れて帰れるけれど…。
武内さん:私は多分、他の親御さんたちよりも時間の余裕がある分、穏やかな気持ちで接してはいます。パパが帰ってくるのが遅いから、2 人のペース。でも、きょうだいができたら、きついかな。実家が近くにはないから。
松本さん:2 歳でも、リミットを決めたらいいと思う。いつまでも遊んでたら一日が終わらないから、今日はトラップ 1 個だけね、とか。ちなみに、芸西村は午後 5 時に音楽が流れるから、帰ります。
谷江さん:分かりやすくていい!
松本さん:谷江さんみたいに「ママ抱っこ~」ってなったら帰るとか。後出しじゃんけんになったら自分も嫌だから、先に 2 人の約束を決める。
谷江さん:携帯のタイマーは使ったことある?
楠岡さん:うちも使う。「ピッピが鳴ったら帰ろうね」で 3 分、5 分とか。
谷江さん:基本、効きますよね。
楠本さん:はい。「音が鳴ったら帰らなきゃ」みたいになります。
【寝かしつけ】寝かしつけに1時間半…最後は無視?!
編集部:鹿取さんは昨年、サポーターズコラムで「寝ない 2 歳児」について書いてくださいました。娘さんが 3 歳になって、いかがですか?
鹿取さん:やっぱり寝ないです。もともとショートスリーパーで、ちょっとした睡眠でフル充電!お昼寝を 2 時間したら、夜中の 12 時まで寝ません。長時間のお昼寝は厳禁です!
松本さん:背中をとんとんじゃなくて優しくさするとか、あっためるとか…。
鹿取さん:いろいろやってはみたんですが…。今はリビングで寝るのをじっと待ってます。眠くなってきたら、「はい、ねんねしよ!」って。でも、ぶつぶつ言ってます。
吉本さん:うちの子も全然寝なくて、寝る前にマッサージしてます。おまじないじゃないけど、「これをやったら寝るよ」みたいな。最近始めたのが夜の散歩。
編集部:夜の散歩?!時間がないのに…。
吉本さん:ほんとに(笑)!でも、私との触れ合いが少ないし、YouTubeもやめさせたい。なので、親子 3 人で近所を 15 分くらい歩いてます。子どもは「マラソンの練習」って言って、ずっと走らせて。寝かしつけに今まで 1 時間半かかってたんですけど、1 時間、30 分と刻んできて、今は 15 分。
鹿取さん:15 分はありがたい!うちは、寝る前にライオンを見せてるのがダメなんでしょうかね。
谷江さん:ライオン?
鹿取さん:動物病院で流れているような動物の映像を見せながら、背中をとんとん、1時間、1時間半…。
谷江さん:映像はあんまり良くないかも…。
吉本さん:最終的には自分が先に寝る。
谷江さん:分かる。
吉本さん:寝なくても、無視してる。そしたら「ママ…」とか言いながら、多分寝てる(笑)。
【自分の時間】散歩、コーヒー…自分で自分の機嫌を取る方法は?
編集部:平日はやっぱり時間が限られるから、どこかで優先順位を決めるしかないんでしょうね。皆さんは、何を優先したいですか?
松本さん:私は寝る時間は絶対に変えたくない。9 時より遅くはしたくない。
楠岡さん:寝る時間は早いほうがいいですよね。うちはほんとにひどくて、11 時くらいなので…。
鹿取さん:一緒です…。
吉本さん:寝かしつけは、息子が 2 歳の頃の方がしんどかった。今はちょっとはましになってきて、私もリズムがつくれて。「10 時までに寝室に入る」は大前提。でも、多少、30 分ずれ込んだとしても、一生のうちで考えたら…。
一同:(笑)。
吉本さん:妥協点。
仕事が「自分の時間」?!
吉本さん:でも、自分の時間って平日は全くないですよね。私はパソコンも開けないし、LINEも返せてない。
松本さん:育休中は仕事はしてないけど、24 時間ずっと乳児と一緒。自分の時間って、LINEとか連絡するとか…?
編集部:それを「自分の時間」と言っていいのかどうか…。
松本さん:仕事してる方が自分の時間って感じなんです。自分のタイミングでトイレに行けるし、ご飯も食べれるし、人のお世話をしなくていい!
楠岡さん:仕事してたら、気持ちが割とリセットされますよね。だって、同僚って見てないうちにティッシュ食べたりしないですもんね(笑)。
谷江さん:めっちゃ面白い!
楠岡さん:コードとか食べたりしないから、職場は天国(笑)。
一同:分かるー!
子どもにイライラするのは、自分のせい…
編集部:私は仕事がうまく進んでいない時、子どもがちょっと何かしたらイライラして怒っちゃうんですけど、完全に自分のせいじゃないですか。皆さん、自分の機嫌の取り方ってありますか?
谷江さん:私は一人で散歩に行って、雑草を摘んで生け花してます(笑)。
一同:(笑)
谷江さん:自分の時間がある時にそれをして、整えるみたいな。でも、一瞬一瞬の爆発ってありません?
一同:あるある。
編集部:ダメだと分かってるんですよね。「今、私は子どもに八つ当たりをしてるだけだ」と。
松本さん:それ、娘に言われます。「こうやって言ったら伝わるのに、ママが最初からわーって言うから、私も怒る」って言われて、「ごめーん」って。
鹿取さん:すごーい!
編集部:武内さんはイライラされたりします?
武内さん:あまり…。息子に怒ることはあるけど、イライラは…。まだ赤ちゃんだから?
吉本さん:その人の性格もあると思う。
松本さん:私は思考回路が「○○すべき」とか「○○せねばならない」。結構強い。
吉本さん:分かる!
松本さん:「○○すべき」から外れると、きーっとなる。
武内さん:うーん、ないなぁ…。
松本さん:だから、口調から直そうと思って。「○○すべき」を言わないようにしよう。言っちゃうけど。あとは、優先順位の低いやつは捨てる。生きてりゃいいや。
吉本さん:ほんとに引かれると思うけど、子どもが「お風呂に入りたくない」って言ったら、それでいいよ。「臭い」って言われてもいいんだったら、いいよって言って、子どものお風呂の時間を引く。
編集部:なるほど。
吉本:あとは夫婦でスケジュールをシェアして、1 人になれる時間をつくってもらってます。友達とスーパーに行って駐車場で話したり、残業の後にスタバに寄ったり。自分の中でちょっとした楽しみを作ってます。
自分が大変だったから、他のママの力になりたい!
鹿取さん:近くにお友達がいるのがうらやましい。私の友達のお子さんたちはみんな成人してるので…。子育てについて友達に聞いても「忘れた」って。リアルに友達がいなかったから、サポーターズに応募した。
谷江さん:子育てって 3 年たったら変わりますもんね。
松本さん:私、最初は「自分だけで子育てしたい」って思ってたけど、いろんな人に頼るのがいいなって。自分と子どもと 1 対 1 だと煮詰まるから、みんなで子育てしたい。愚痴り合いながら、励まし合いながら。
編集部:楠岡さんは実家が県外ですけど、ファミサポの預かりに挑戦しようとされてたんですよね。
谷江さん:預かり?!
楠岡さん:はい。自分も大変だから、誰かの力になりたいなと思って。
吉本さん:みんな、そういうメンタルになるんですね。子育てをしながら、もうちょっと働きやすくなったらいいのにね。
松本さん:「働け」「子を育てろ」の両立が何とかならない世代になってきてますよね。私たちがリアルタイムで困ってること、必要なことをどんどん挙げていけるシステムがあったら、園や行政が動いてくれるようになるかな…と思ってます。
ココハレサポーターズの座談会、いかがでしたか?幼児の子育ては 2 時間では語り尽くせませんでしたが、話した後はスッキリ!ココハレ編集部員も「今日からまた、子育てを頑張ろう」と前向きになれました。
座談会はこれからも企画してきます。お楽しみに!
ココハレサポーターズの皆さんの活動やコラムは「#サポーターズ」で紹介しています。