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男の子は「摩訶不思議」で「未知の世界」…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈前編〉|男の子の“あるある”とは?ココハレサポーターズが語りました

男の子は「摩訶不思議」で「未知の世界」…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈前編〉|男の子の“あるある”とは?ココハレサポーターズが語りました

「男の子は大変」「女の子は育てやすい」…子育てをしていて、そんな声をかけられることはありませんか?

子育ては子どもの個性によって一人一人違うものですが、性別による傾向はあるのでしょうか。

ということで、ココハレサポーターズから男の子を育てる「男児ママ」の 6 人が「男の子育児」を語りました。

男の子は「摩訶(まか)不思議」で「未知の世界」?!男の子育児の“あるある”とは?前編・後編でたっぷりお届けします!

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ココハレサポーターズは、高知県内のお母さんたちがココハレ編集部員と一緒に記事の内容を考えたり、取材に参加したりする活動です。

今回の座談会は 2025 年 6 月 11 日に開催。男の子を育てるママ 6 人が参加しました。

進行役のココハレ編集部員は小学 4 年と 1 年の姉妹を育てる「女児ママ」です。

男の子を育てる「男児ママ」が語り合いました
男の子を育てる「男児ママ」が語り合いました

男の子は甘えん坊?!

座談会ではまず、「男の子育児」をそれぞれ一言で表してもらいました。

――男の子育児ってどんな感じですか?

中島さん:うちの長男はとにかく甘えん坊。年中なんですけど、一人だけいまだに抱っこで泣きながら登園してます。

一同:あー。

中島さん:年少の時は一年間ずっと、抱っこ抱っこ抱っこで毎日泣きながら。「かわいいね」と言われるんですけど、他の子たちは楽しそうに行ってるのに、こんなに甘えて大丈夫かなっていうぐらい。うちは夫が 50歳、私が 42歳で、高齢夫婦なんです。

谷江さん:えっ?!全然見えないです!

中島さん:クラスの保護者の中ではおそらく最年長夫婦で、甘やかしがすごいと思う。友達の子どもは高校生の年代。「一瞬で大きくなるから、とにかく抱っこしてあげて」と聞いて、それをずっと実践してて。

一同:分かる分かる。

中島さん:家でも抱っこしてたら、幼稚園一の甘えになっちゃって。

一同:(笑)

中島さんは「とにかく甘えん坊」
中島さんは「とにかく甘えん坊」

――甘えって男の子特有なのでしょうか。

中島さん:分かんないんですけど、女の子は迎えに行った時に、うちの子の荷物を用意してくれたり

一同:やるやる!

中島さん:ジャケットを着させてくれたり(笑)。

渡邉さん:靴を履かせてくれたり(笑)。

中島さん:そうそう!だからやっぱり、男の子の方が甘えなのかなって、何となく思います。

遊び方、虫…男の子は自分が通ってこなかった道を行く

吉本さん:男の子は摩訶不思議だけど、すごくかわいい。ほんと、不思議ですよね。性別が違うから、自分が全然通ってこなかったところを通ってる感じで、分かんない。遊び方とか、虫とか。

――虫って例えば?

吉本さん:駐車場から車に乗るまでに「ダンゴムシが」みたいな。

一同:(笑)

吉本さんすっごい角に。

渡邉さん:「よくそれ、見つけたね!」

一同:(笑)

吉本さん:遊び方も、何か違いません?何ていうか…。

谷江さんかーん!ばこーん!

吉本さん:そうそう!

吉本さんは「男の子って自分が全然通ってこなかったところを通ってる」
吉本さんは「男の子って自分が全然通ってこなかったところを通ってる」

吉本さん:体を動かす方が好きっていうか。公園に行ったりとか、エビを捕ったり、魚を捕ったりとか。

――アクティブなんですね。

吉本さん:アクティブになりましたね。個性と言えば個性なんでしょうけど、とにかく分からない!

武内さん:分からないの、分かる!

渡邉さん「分からないものとして!

吉本さん:分からない!理解不能!みたいな。

同じことを何回も何回も…

渡邉さん:うちの兄弟には何回も何回も同じことを言わないといけない。「走らないで」「止まって」「それやらないで」みたいなのが小さい頃からすごく多くて。長男は小学 6 年生なんですけど、いまだに木の棒を持って、公園で振り回して…。まだ、それ持つ?!

一同:(笑)

谷江さん傘もすぐ壊すって言ってましたね。

渡邉さん:そうそう。傘は消耗品(笑)。

一同:(笑)

渡邉さん:靴も「そこ、破れる?!」っていうところを破いて帰ってきたり、鉛筆も何回補充しても 2 本しか入ってなくて、「朝、5 本持って行ったよね?あと 3 本、どこ行った?」「さぁ…」みたいな。「何回も言うから聞かないのかな」と思って試しに黙ってみたら、やっぱりやる!じゃあ、やっぱり言おう!

一同:(笑)

渡邉さんは「何回も何回も同じことを言ってます!」
渡邉さんは「何回も何回も同じことを言ってます!」

渡邉さん:あまりにも分からないから、私、本を買って。「男の子は脳の聞く力を育てなさい」みたいな本。「男の子は何回も言わないといけない。言うのが普通だ」って書いてあって。

一同:あー。

渡邉さん:女の子は 1 回で聞ける子が多いけど、男の子は運動面が先に発達するから。「これやってね」とお願いすると、「はい」って返事はするけど、聞いてない。こちらを見て返事はするけど、内容を理解した「はい」じゃなくて、何かを言われたから「はい」

――反射的に。

渡邉さん:そうそう。頭の中にインプットされたわけじゃないって知って、「何回言ってもいいんだ」ってちょっと楽に。

谷江さん:何回も言うのってダメかなと思ってたけど、言ってもいいんだ。

男の子“あるある”が次から次へと…!
男の子“あるある”が次から次へと…!

渡邉さん:そうそう。でも、「 6 年生になってもまだ言わないといけないのか!」って(笑)。「水筒持った?」「体操服持った?」って聞いて、「持った!」って言って忘れていく。

一同:(笑)

――何回もお母さんに言われることによって、「うざい」みたいなのは出てくるんですか?

渡邉さん長男は「持ったし!」みたいなのが最近出てきましたけど、次男は「ある」って素直に言ってくれます。

谷江さん:男の子って余計にたくさん言わないといけない気がする。

渡邉さん:1 回言って、「お兄ちゃんが言われてるからしなきゃ」って察知してくれる子ならいいんですけど。掛ける 2 なんで…

谷江さん:どっちに言ったか分からなくなりそう。

――名前も間違えますしね。

渡邉さん:いや、もう、「君らよ!君ら!」(笑)。

男の子ママは女の子ママより明らかに声が大きい!

谷江さん:男の子ママって明らかに、女の子ママより声が大きいですよね。

一同:分かる!

谷江さん「待ちなさーい!」とか「もうやめてー!」とか。

一同:そうそう!

谷江さん:友達の家でゲームをしてて止める時とか、女の子は「はい」ってコントローラーを置くんだけど、男の子はずっとやるから、「もうやめなさい!!」。

渡邉さん:まず、「窓を閉めろ」

一同:(爆笑)

――ご近所さんへのね(笑)。

谷江さん窓を閉めて、おっきい声を出す(笑)。

吉本さん:分かる!

谷江さんは「息子ができて、声が大きくなりました」
谷江さんは「息子ができて、声が大きくなりました」

谷江さん:女の子ママは「ねえねえ、やめなさい」「はい」でいけるけど、男の子はこっちを見ないから、大きい声で親の存在をアピールする。

渡邉さん公園の端まで声が届くように(笑)。

――そうなんですか?!でも、そう言われたらそうかもしれない…。

吉本さん:園で仲のいいお友達何人かと公園に行った時、叫んでるのは私ともう一人の男の子ママだけ。「こっち見て!」みたいな(笑)。

一同:(爆笑)

谷江さん:独身の頃は自分がこんなになるなんて思ってなかったですよね。

吉本さん:思ってない、思ってない(笑)。

女の子のママには気を使うそう
女の子のママには気を使うそう

――やっぱり、止めなきゃいけない行動が多いんですか?

吉本さん:多いよね。女の子と遊んでたら、「優しくしなさいよ」って。男の子はやっぱ、力が強い?

渡邉さん:当たりが強い。

吉本さん:小さい頃は女の子の方が背が高いけど、男の子はがっちりしてるから。男の子同士だったら、まぁいいかなって思うけど、女の子ママとはそこまで仲良くないから。

渡邉さん:気を使いますよね。

谷江さん:女の子は視野が広いけど、男の子は狭い

一同:そうそう!

谷江さん:周りが見えてないから、親が大きい声を出して、「今、こんな状況だよ!」って知らせてます。

いいことも悪いこともすぐに吸収します

沖さん:うちの長男はいいことも悪いことも、園で吸収して帰ってくるんです。

一同:あー。

沖さん:友達の名前を覚えて、「今日こんなことあったよ」って教えてくれるんですけど、下ネタですよね。「おしり」とか「おっぱい」とか、年少なのにもう言うんだ…って。

――下ネタを言われたら、どうしてます?

沖さん:下ネタで返してます。

一同:(笑)。

沖さんは「何でもすぐに吸収します」
沖さんは「何でもすぐに吸収します」

沖さん下ネタって触れたらいけないのかな、止めないといけないのかなと思ってましたけど、何か強くなりました(笑)。

谷江さん:うちも、「おっぱい」って私の胸を触ってきたら、私も息子のを触る。「○○にもあるよね」って。

沖さん:そんな感じです。

――言葉遣いも?うちは娘たちが乱暴な言葉を覚えてきて、「誰が言ってた?」と聞くと、男の子の名前が挙がります。

沖さん:園もあるし、テレビで言ってたことも吸収したりする。バラエティーとか私も好きで見ちゃうんで…。

――子どもって聞いたら、すぐに言いたいですもんね。

なんで跳んでる?なんで走ってる?…男の子は未知の世界

武内さん:私も吉本さんと一緒で、とにかく長男が分からない。遭遇したことない。未確認生物じゃないけど…(笑)。

一同:(笑)

武内さん考えてることも、やる意味も…

吉本さん:分かる…(笑)。

武内さん:分からん!

武内さんは「男の子の考えてることも、やる意味も分からない!」
武内さんは「男の子の考えてることも、やる意味も分からない!」

――書いてくださってる「未知の世界」の「未知」って例えば?

武内さん:園から帰ってきて、寝るまで。「なんで跳んでる?」「なんで走ってる?」

一同:分かる!

渡邉さんマグロかなっていう。

武内さん:そう。疲れて帰ってきてないの?体力おばけだから体力温存で帰ってきて。前に 2 期のサポーターの方が「男の子は宇宙人」って言ってましたけど、本当に。2 歳までは「かわいいなぁ」が勝っていて、幼児の子育て座談会で私、「子どもを怒ったことない」って言ってたんです。

――言ってました!

武内さん今、めっちゃ怒ってる!

一同:(爆笑)

谷江さん:それは、下のお子さんを妊娠したから?

武内さん:いや、会話ができるようになってからかな。2 歳までは私が一方的に声をかけてた感じ。谷江さんの話を聞いて「私にも怒る時が来るのかな」と思ってたんですけど、なんのなんの!自分ってここまでキレるんだ…。

渡邉さん知らない自分に会える(笑)。

武内さん:人生でここまで怒ったことない!

ポケットに砂、靴下を脱いでも砂……「僕の靴じゃない」に衝撃

男の子育児の“あるある”を出し合ったところで、男の子の「摩訶不思議」と「未知」を深掘りしていきました。

――吉本さんと武内さんが挙げてくださった「摩訶不思議」や「未知」について教えてください。

吉本さん:何だろう。日常過ぎて…。

渡邉さん石を拾ってくるとか、ポケットに虫が入ってるとか。

一同:あるある。

渡邉さん:ポケットをひっくり返したら、砂がざーっ!「ほんとにそんなことある?」が「あるんだ…!」って。

――砂?!

中島さん靴下を脱いだら、砂が。

――どういうこと?!

渡邉さん:そうでしょう?砂と一緒に帰ってくる

――遊んでて、砂が入るってこと?あっ、そうか、分からないのか(笑)。

渡邉さん:そうそう(笑)。

「ポケットから砂が、ざーっ!」
「ポケットから砂が、ざーっ!」

吉本さん女の子だったら、砂をのけると思うんですよね。

一同:そうそう!

渡邉さん:男の子は気にせず帰ってきますよね。

吉本さん:この前、すごくびっくりしたことがあって。園の靴を新しくした時に、私がたまたま名前を書き忘れたんですね。お迎えの時に、息子に「靴箱から取って、履いて」って言ったら、この靴は「自分のじゃない」と。ちょっと履いて、「これじゃない」。先生が確認してくれて「○○君のだよ」て言ってくれたけど、「違う」って言い張るんですよ。

――なるほど。

吉本さん:息子に理由を聞いたら、「砂が入ってない」

一同:(爆笑)

吉本さん:衝撃(笑)!

谷江さん砂を感じながら歩いてるんですね(笑)。

一同:(爆笑)

衝撃の「僕の靴じゃない」事件!
衝撃の「僕の靴じゃない」事件!

吉本さん:「いや、砂が入ってるって分かってるなら、のけよう」って。

中島さん:分かる、分かる!

吉本さん「この砂の入り具合は自分のじゃない」みたいな(笑)。意味が分からん!

渡邉さん:いい感じの砂の具合が(笑)。

吉本さん:で、先生が「今日はあんまり砂が入らない日だったかな」って(笑)。

一同:(爆笑)

沖さん:先生がかわいい!

吉本さん:恥ずかしいのと、「何なの?!」っていうのと、「もう分からん!」っていうのが入り交じって、「早く帰ろう」って(笑)。

年少から年中にかけて…謎の「僕が一番」になりたがる時期

男の子の不思議な世界は、まだまだ続きます。

吉本さん:男の子ってこういうことが日常にあり過ぎて…。トランポリンを置いてるのに、その横のソファで跳ねるとか。

武内さん:分かるー。

渡邉さん:そこじゃない!

吉本さん:家で「滑り台を持ってきて」って言われて持ってきたら、滑らずに、「上からジャンプするから写真撮って」

渡邉さん:何の選手権(笑)。男の子っていきなり戦いが始まったり、選手権が始まったりする。

男の子エピソードはどれも「分かるー!」
男の子エピソードはどれも「分かるー!」

吉本さん:あと、年少か年中から始まる、謎の「一番」問題

中島さん:分かるー!

吉本さん:みんなが常に「僕が一番」になりたがる時期(笑)。

中島さん年少の終わりくらいから、年中の始めぐらいまで(笑)。

吉本さん:年長ではもうないけど(笑)。「給食を食べるのが一番だった」とか「トイレから出てくるのが一番だった」とか。

「僕が一番」になりたがる時期がある!
「僕が一番」になりたがる時期がある!

谷江さん:一番にならないと、泣きません?

――泣くの?!

一同:泣く!

谷江さん:だから、先生が「あなたはこれが一番」「あなたはこれが一番」って、全員に一番を与えていく(笑)。かけっこの練習とか、うちは足が遅いんで、先生が足の遅い組にしてくださって。

――先生、ありがとう。

谷江さん:年中さんになると、一番じゃなくても大丈夫になって。「一番じゃないこともあるね」と分かってきたみたい。

――成長してるんですね。

「僕が一番」からの「一番じゃないこともあるね」
「僕が一番」からの「一番じゃないこともあるね」

――男の子と虫ってどんな感じなんですか?

谷江さん:虫…。虫かごは 1 個じゃ足りない

吉本さん:足りない、足りない。

谷江さん:ダンゴムシを入れるかご。

渡邉さん:虫を捕りに行く用のかご。

吉本さん飼育ケースも要りません?ダンゴムシ、カブトムシ、クワガタ…。

――ダンゴムシって飼育するんですか?

吉本さん:してました。

渡邉さん:私はリリース、リリース。

谷江さん前は「ありこり」、今は「あちこち」っていう名前のダンゴムシが家にいます(笑)。

一同:(笑)

女の子のも虫取りはしますが、かごは1個で十分…
女の子のも虫取りはしますが、かごは1個で十分…

――皆さん、虫は大丈夫?

一同:いや…。

渡邉さん:私、セミのブルブルがダメで。昔はつかめたけど、今は無理!つかめない!

谷江さん:そっか、小学生くらいになると、木の上の虫が捕れるんですね。

渡邉さん:対象物が高くなる。

谷江さん:うちはまだ、地面見てますね。

一同:(笑)

――男の子のポケットに入るのはダンゴムシだけ?

渡邉さん:石と砂とダンゴムシ…。

――それ、「部屋とYシャツと私」みたいな…。

一同:(笑)

男の子のポケットは石と砂とダンゴムシ…
男の子のポケットは石と砂とダンゴムシ…

吉本ドングリも入りますね。

谷江さん雑草とかも。

吉本さん葉っぱ!

武内さん:女子は花を摘みます?

――摘みますね。「お母さん、あげる」って。

吉本さん:あれ、どうしてます?

――せっかく咲いてるので、花を水に浮かべて。

沖さん:飾るんですね。

吉本さん男の子は花がつぶれてますよね。

一同:(笑)

吉本さん:あれ、どうしたらいい?

渡邉さん:「ありがとー!」ってもらっとく(笑)。

 

男の子育児の“あるある”、いかがでしたか?後編も爆笑トークが続きます。ぜひご覧ください!
男の子はなぜかわいい?大人になる息子に伝えたいことは?…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈後編〉

「男の子育児座談会」の様子をココハレの音声メディア「ココボイス」で紹介しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小学生ママです。長女は思春期の入り口にさしかかった4年生、次女はピカピカの1年生です。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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