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「ペアレント・プログラム」を受けてみた③|行動を「カテゴリー」に分けてみよう

「ペアレント・プログラム」を受けてみた③|行動を「カテゴリー」に分けてみよう

褒めるこつを学ぶ「ペアプロ講座」をココハレ編集部員がリポートします

子どもの困った行動を理解し、褒めて育てるこつを学ぶ「ペアレント・プログラム(ペアプロ)」。5 歳児と 2 歳児を育てるココハレ編集部・門田が高知市内で開かれている講座を受講し、全 6 回のシリーズでリポートします。

3 回目のテーマは「同じカテゴリーを見つける」。現状把握表に書いた「いいところ」「努力しているところ」「困ったところ」を行動の種類ごとに分けると、自分と子どもの傾向が見えてきました。

 

「『ペアレント・プログラム』を受けてみた」シリーズはこちらから

褒める=実況中継

高知市の地域子育て支援センター「いるかひろば」で開かれているペアプロ講座。1 回目は「現状把握」、2 回目は「行動で書く」ことをテーマに取り組みました。「自分編」と「子ども編」に分けて、「いいところ」「努力しているところ」「困ったところ」がどんな行動かを書き出しています。私は 5 歳の長女で考えています。

3 回目は宿題発表から始まりました。一つ目は「子どもを褒める」。子どもをいつ、どこで、どのように褒めたか、反応はどうだったかを報告しました。

褒め方にはポイントがあります。「すごいね」「偉いね」という抽象的な言い方ではなく、どんな行動がよかったかを実況中継するといいそうです。

  • 洗濯物を畳んでくれた時…「タオルの端っこと端っこを合わせて上手に畳めたね」
  • 朝ご飯を食べた時…「目玉焼きを全部食べれたね」
  • おもちゃを片付けはじめた時…「おもちゃを片付けたね」

私は、朝ご飯を 30 分以上かけてのんびり食べる長女に手を焼いています。「早く食べて」とせかすのをやめ、食べている最中に「ご飯を全部食べるって、すごいことやと思う」と声を掛けてみました。すると、長女はにんまりしました。その後は、変わらずのんびり食べていましたが…。

このエピソードを報告すると、講師の土居寿美子さんに「『にんまり』という顔、とてもいいですよ」と言われました。子どものいいところを実況中継すると、子どもは「親が自分を見てくれている」と感じ、信頼関係につながるのだそうです。

他のお母さんからは「褒めたら、うれしそうな顔をしてお手伝いを続けてくれた」「いつもは残すご飯を全部食べた」などの報告がありました。褒めることの効果をあらためて感じました。

宿題はもう一つ、「マス目が増えた現状把握表を埋める」でした。まず、「自分編」。

「子ども編」は「いいところ」が埋まり、ほっとしました。

カテゴリーに分けたら、困りごとが見えてきた!

宿題発表の後は、表のブラッシュアップに入りました。他のお母さんとペアになり、お互いの表を見ながら分かりにくい表現を出し合いました。

次に取り組んだのが行動の「カテゴリー分け」です。カテゴリーの例は以下になります。自分で作ってもいいそうです。

  • 自分編…家事、仕事、育児、生活習慣、健康管理、人付き合い、不注意、気持ちの調節など
  • 子ども編…睡眠、食事、着替え、トイレ、人とのかかわり、言葉、気持ちの調節、行動の調節など

分け方も具体例で教えてもらいました。

  • 育児…子どもに絵本を読む、子どもを叱りとばす
  • 家事…ご飯をつくる、床にワックスをかける
  • 不注意…聞いたことを忘れないようにメモする、誤字脱字をよくしてしまう

土居さんいわく、「自分と子どもがどの部分で頑張っていて、どの部分で困っているかが分かる」とのこと。早速、分けてみました。右下の赤い文字がカテゴリーです。

まずは「自分編」から。

思いつくままに書き出した表ですが、「困ったところ」は「すぐに怒る」「けんかになると、食い下がる」など「気持ちの調節」ばかり!「私、気持ちばっかりやん!」と思わず、声が出ました。

続いて、「子ども編」。

長女の「困ったところ」には「気持ちの調節」「食事」「人とのかかわり」がありました。気にしていた「生活習慣」は「いいところ」「努力しているところ」にありました。長女なりに頑張っているんですね。

私が「気持ちの調節」を上手にする方法、つまりイライラしない方法を身に付けられれば、困りごとは割と解決するのではないか…と感じました。私が上手になれば、子どもにも「こうしたらいいよ」と伝えられるかもしれません。

他のお母さんからはこんな意見が出ました。

【自分編】

  • 「家事」はできてるけど、「気持ち」の面で困ったことがものすごくある。気持ちをプラスに持っていけたら、家事も育児もできるのでは。
  • 「生活習慣」がだらけがちだと気付いた。もうちょっと時間を気にして行動できたら、時間が足りなくなってイライラすることがなくなるかも。

【子ども編】

  • 「生活習慣」「行動」は子どもなりにできてる。そんなに怒ることはないのかな。
  • 子どもの行動面で自分が困っていることが分かった。
  • うちの子は「人見知り」だと思っていたけど、そうでもなかった。気持ちの切り替えの仕方を上手にフォローしていきたい。

 

「自分のことは自分が一番よく分かっている」と言いますが、行動をカテゴリーに分けることで、「気持ちの調節が下手」ということに気付きました。もちろん、自分の性格は分かっていましたが、子育てに結び付いていることは意識していませんでした。

もう一つ、ペアプロ講座で順を追って実感することで、自分の「苦手」を素直に受け入れられられたのも大きな発見でした。このプロセスがないまま、「あなたは気持ちの調節が下手です」と人に指摘されても、「変わりたいな」とまでは思わないかもしれません。

4 回目は 2 月下旬に開かれます。果たして私は、変われるのでしょうか?!次回もお楽しみに!

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この記事の著者

門田朋三

門田朋三

アナ雪のエルサになりたい5歳と、おてんばな2歳の娘がいます。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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