くもんの先生は「長く続けられる仕事」。子育て、介護を乗り越え50年|高知の「くもんの先生」に聞きました④〈PR〉
「くもんの先生」を続けて50年!高知県内一のベテラン先生に聞いた「長く働く秘けつ」とは?
公文の教室で子どもたちを指導する「くもんの先生」。自分の教室を開き、子ども一人一人に合った「ちょうどの学習」をサポートしていく仕事です。
子育て中のママにもぴったりの仕事…と聞きますが、本当に?
シリーズ「くもんの先生に聞きました」では、ココハレ編集部が高知県内の先生にインタビューしています。
第 4 回は「長く働く秘けつ」。くもんの先生になって 50 年の萩野親枝先生に聞きました。子育てや介護を乗り越えてきたベテラン先生の経験談には、私たち子育て世代が参考にしていきたい考え方や姿勢がたくさんありました。
(提供=公文教育研究会)
※記載されている内容は 2025 年 1 月 30 日時点のものです。
目次
【教室】介良教室を運営しています
今回、ココハレ編集部がお話を聞いたのは萩野親枝先生。高知市介良乙で介良教室を運営しています。
萩野先生が「くもんの先生」の仕事を始めたのは、1975 年(昭和 50 年)4 月。公文式の教室が高知県内で本格的に広がり始めた当時のことでした。
現在、76 歳。指導者歴 50 周年を迎える、高知県内で一番ベテランの先生です。
ちなみに、公文式を創設した公文公(とおる)さんは長岡郡大津村(現・高知市大津)出身。高知や大阪の中学、高校で数学の先生として勤務し、息子・毅(たけし)さんの家庭学習をきっかけに、公文式教育法を編み出しました。
萩野先生は、生前の公文さんとも交流があり、直接教えを受けました。
高知の「くもんの先生」のレジェンド的存在ですが、ご本人は物腰柔らか。笑顔がステキな先生です。
【きっかけ】「個人別、能力別の学習塾?そんなこと、可能?」という疑問から始まりました
萩野先生が「くもんの先生」を始めたきっかけは、先生を募集する小さな新聞広告でした。
大学を卒業し、すぐに結婚した萩野先生。家庭に入って主婦をしながら、近所の子どもの家庭教師をしていました。
学生時代から子どもに勉強を教えるのが好きでしたが、「能力の違う子どもを同時に教えるのは難しい」とも感じていました。そんな時に目に入った広告に記載されていたのが「個人別、能力別」という言葉。
「そんなこと、可能なのかな」という疑問を胸に、連絡を取りました。
説明を聞き、高知県でも本格的に指導者を募集していくと知り、「やってみよう」と思い立ちます。しかし、当時は 2 歳長男と 1 歳次男の子育ての真っ最中。「女性は結婚後は家庭に入る」が主流だった時代でもありました。
「夫に『やってみたい』と相談したら、『自分のできる範囲で働いたらいいよ』と。反対されず、びっくりしました」
【子育て、介護との両立】ママ友、親戚、先生仲間…困ったら、助けてくれる人がいました
教室は週 2 回でスタートしました。教室の間、2 歳と 1 歳の息子たちをどうするか。力を貸してくれたのは、先輩ママでした。
「同じ団地内で預かってくださるご家庭があって。教室が終わるまで、息子たちはそのご家庭のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちに遊んでもらって」
「早くに母を亡くしましたので、研修などで県外に行く時は兄嫁のお世話にもなりました」
4 年後には二つ目の教室を開きました。それが現在の介良教室です。
教室のある日は午後から夜にかけて家を留守にしますが、そのほかの時間は自分でやり繰りできるのが「くもんの先生」の魅力です。
「参観日や学校行事なんかは行けましたし、自分の用事も組み込める。家でも仕事できますし、工夫次第で何とでもなるのがよかったですね」
子どもの成長と並行し、子育て世代が直面するのが親の介護。萩野さんは夫の闘病に加え、自身のけがや入院も経験しました。
そのような時には、先生仲間や公文教育研究会のスタッフのサポートを得てきました。
「『くもんの先生』って 1 人で頑張るものじゃなくてね、困ったら助けてくれる人がいるんです。周りの皆さんに支えられて、50 年続けてこられました。本当にありがたいことです」
現在は次男の妻やかつての教室スタッフも、県内で教室を開設。「くもんの先生」の輪が広がっています。
【くもんの先生の魅力】「子どもが変わる瞬間」に立ち会える喜び
この 50 年で萩野先生が受け持った生徒は、ゆうに 1000 人以上。社会の変化とともに、子どもたちも変わってきました。
「教室を始めた頃は第 2 次ベビーブームですから、子どもがたくさん。子どもたちの間で仲間意識もあれば、競争意識もありました。習い事も少ないから、公文が終わったらみんなで外で遊んで」
「今は共働きや核家族が増えて、親御さんがすごく忙しい。子どもだけで遊ばせるのも心配だから、習い事をたくさん入れるでしょう?子どもらしく遊ぶ時間が減ったんだろうなと。ちょっとかわいそうにも思います」
昭和、平成、令和と時代が変わっても、変わらないもの。それは「子どもが変わる瞬間」です。
教室に通い始めたものの、「やりたくない」と意思表示する子どもがいます。「プリントをやらなかったり、やったとしても、字がものすごく汚かったりねぇ」と萩野先生。
その子のいいところを認めながら根気よく付き合っていくと、子どもは変わるそう。
「子どもが変わる瞬間に立ち会えるのがこの仕事の一番の喜び。スタッフの先生と喜んで、親御さんにも『今日は褒めてあげてね』と伝えます」
公文式ではそれぞれが個別に学習を進めますが、「教室」という空間で生まれる学びもあります。
ある時、小学校高学年の子どもが入会しました。その子には障害があり、支援学校では学習をほとんど行ってこなかったと聞きました。「筆箱には 1 年生が使う 2B の鉛筆がきれいなまま入っていました」
公文では 1 年生の足し算から始め、国語、英語にも挑戦。「高校生の今では英語が大好き」だそうです。
教室ではたまに、大きな声が出ることがあります。
その様子を見て、「うるさいね」と教室内で声が上がりましたが、別の子どもがすかさずこう返しました。
「違うよ。うるさいんじゃなくて、頑張ってるんだよ」
萩野先生は「教室はただ課題をやる場所じゃないんですよ」と話します。
「異年齢の集団の中で学びながら、話したり、競争したりして、体も心も成長しているんだと感じています」
【長く働くには?】「私はこれでいい」と思ったら終わり!年下の先生にも習いながら
子育ての状況に限らず、この 50 年の変化には目を見張るものがあります。
「親御さんへの連絡手段なんて、最初は黒電話だったのに、今はスマホでしょう?ついていくのに大変!」
そう苦笑する萩野先生ですが、保護者への連絡システムやオンライン会議など、新しいツールをその都度、取り入れています。
「最近ね、91 歳の生徒さんが入会したんです。『公文で脳トレする』って。自分より年上の生徒ができたのも初めてなんですけど、『こうやって生きていかなきゃ』って思いましたね」
自分のキャリアに関係なく、若い先生の教室に見学に行き、「いいな」と感じた指導や取り組みは取り入れています。
「『私はこれでいい』と思ったら、そこで終わり。いいことは取り入れて、分からなかったら聞いて、助けてもらう。年下の人は優秀ですから(笑)」
子どもたちには「お勉強がどこまで進んだか」よりも、「諦めずに粘り強く取り組む姿勢」を身につけてもらいたいという萩野先生。
長く働き続ける秘けつは、朗らかな笑顔としなやかな考え方にあるのだなと実感しました。
「くもんの先生」の説明会を開催!参加者にはアマギフカードをプレゼント!
公文教育研究会高知ブランチでは「くもんの先生」の説明会を開催しています。
- 興味はあるけど、本当に自分にできる?
- 教室経営ってどういうものなの?
- 今すぐには自信がないけれど…
という方におすすめ。
高知ブランチでは「『くもんの先生』はご自身の子育て経験も生かせる仕事です。説明会で少し先のご自身のイメージを膨らませてみませんか?」と呼びかけています。
2 月と 3 月の説明会に参加した人には、Amazonのギフトカード( 1000 円分)がプレゼントされます。
・株式会社公文教育研究会主催キャンペーンです。
・Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴはAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
参加希望の方はウェブサイトからお申し込みください。ウェブ説明会もあります。
「くもんの先生」の本音が聞ける!ウェビナー動画サイト
「くもんの先生トークセッションルーム」では全国の先生のトークセッション動画が公開されています。
2 月 6 日(木)12:05 から「子どもの成長にもっと関わりたい!~KUMONの保護者・スタッフから先生に~」が開かれます。申し込みは 2 月 4 日(火)締め切りです。
【公文教育研究会】
- フリーダイヤル:0120-834-414
- 受付時間:9:30~17:30(土日祝日を除きます)
- くもんの先生ウェブサイト:https://www.kumon.ne.jp/inst/index.html
くもんの先生のお仕事について、インスタグラムの公式アカウントで発信しています。全国の先生や、先生を支えるスタッフの皆さんが登場しています。
ココハレのシリーズ「くもんの先生に聞きました」では高知県内で子育て中の先生を深掘りしています。
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