【2025年】土佐清水市のホテル「TheMana Village」で9/20(土)に「ざまなフェス」|海に面したテラスが会場に!よさこい、打ち上げ花火が楽しめます

土佐清水市足摺岬のホテル「TheMana Village(ザマナ・ヴィレッジ)」で 2025 年 9 月 20 日(土)に「ざまなフェス」が開かれます。
「ざまなフェス」は今年で 4 回目のイベントで、合言葉は「足摺が一番輝く日に」。
今年も海に面したテラスがステージとなり、よさこいが披露されます。夜は漆黒の闇を背に打ち上げられる花火がフィナーレを飾り、地域の人たちにも喜ばれています。
足摺は「世界に誇れる自然、食文化」 土佐清水市のホテル「TheMana Village」で9/20に「ざまなフェス」 花火、よさこい「継続開催に感謝」 ―EINEE高知
(高知新聞PLUS 2025 年 8 月 13 日掲載)
土佐清水市足摺岬のホテル「TheMana Village(ザマナ・ヴィレッジ)」で9月20日、「ざまなフェス」が開かれます。今年で4回目を迎え、代表を務める高野由之さんは「継続して開催できることに感謝したい」。足摺の自然や食文化を「世界に誇れる」と語り、魅力の発信を続けています。
「今年の花火はいつ?」
「TheMana Village」の前身は足摺パシフィックホテル花椿。土佐清水市の自然や食事にほれ込んだ代表の高野さんが購入し、滞在型リゾート施設として2022年3月に再スタートさせました。
海の見えるスイートルームや、海に面したプールをテラスにしたイタリアンレストラン「Azzurrissimo(アズリッシモ)」などが評判を呼び、国内外から観光客が訪れています。

「ざまなフェス」は土佐清水の良さを地域住民にも再認識してもらおうと、2022年に始めました。合言葉は「足摺が一番輝く日に」。昨年はテラスでよさこい鳴子踊りが披露され、地元の清水高校の生徒たちもステージに登場しました。
フィナーレの花火は漆黒の闇を背に間近から打ち上げられ、観客を沸かせます。夏が近づくと、「今年の花火はいつ?」と聞かれるようになり、定番のイベントに成長しました。

今年のフェスでは鳴子踊りや花火などで“非日常”を提供する一方で、食事やホテルの内覧などを通して“日常”も体験してもらう計画です。
高野さんは「イベントを特に地方で続けていくのは大切であり、とても難しい。『ざまなフェス』を毎年開催できることに感謝しています」と語ります。
「アマルフィに勝ってる」
「足摺の海はどこにも負けていない」と常々口にする高野さん。今年、イタリア南部のアマルフィに視察に行き、その思いをさらに強くしました。
アマルフィ海岸はユネスコの世界遺産に登録されている高級リゾート地ですが、高野さんは「シェフと2人で『足摺が全然勝ってるね』と」。「自然の豊かさや食文化はもちろん、自然と融和した生活という点で、足摺はどの海外リゾートにも負けていない」と力を込めます。

現在、土佐清水市での新たな取り組みとして構想しているのが「WEAZER(ウェザー)」。既存のインフラから独立し、電気と水を自給するオフグリッド型の建物を展開する事業です。通常は災害対策で使われていて、観光での活用は珍しいそう。
「ユニットタイプのWEAZERでは、その地域に合わせて自由自在にコンテナを組み合わせて船で運びます。足摺の景色に置くとどうなるか、さらに面白いことができるんじゃないかと考えています」
これまでもホテル近くにある空き家を一棟貸しの宿泊施設にリニューアルしたり、担い手不足に悩む果樹園を継承したりと、ホテルの経営と並行して地道な活動を続けてきました。
「『ざまなフェス』では花火を打ち上げますが、地方創生は打ち上げ花火のような一過性のものでは駄目なんです」と高野さん。「世界に誇れる足摺」をさらに盛り上げようと、挑戦は続きます。(門田朋三)
「ざまなフェス」は9月20日に開催。打ち上げ花火の費用をクラウドファンディングで募っています。目標額は100万円で、9月12日まで。
「EINEE高知」は高知県内の地域振興の取り組みを支援するクラウドファンディングです。四国銀行、READYFOR、高知新聞社の 3 社が運営しています。
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