休日、勤務時間、時短術、息抜き…働くママは何を大事にしてる?|家事・育児と仕事を上手に両立させたい!ココハレサポーターズが語りました〈PR〉
家事、育児と仕事の両立は、働くママにとっては“永遠のテーマ”。上手にこなしているママを見ると、「私はこんなに大変なのに、どうやってこなしてるの?」と気になる…!
というわけで、お仕事をしているココハレサポーターズで座談会を開きました。
結婚や出産を機に転職したママがいれば、子どもの小学校入学を機に仕事を始めたママも。「休日」「勤務時間」「時短術」「息抜き」…両立のために大事にしていることを大いに語りました!
(提供=アビリティーセンター高知オフィス)
※記載されている内容は 2025 年 12 月 16 日時点のものです。
目次
ココハレサポーターズは、高知県内のお母さんたちがココハレ編集部員と一緒に記事の内容を考えたり、取材に参加したりする活動。子育て座談会ではテーマごとにおしゃべりを楽しんでいます。
今回はお仕事をしている 4 人が参加。さらにゲストとして、人材派遣会社「アビリティーセンター」の高知オフィスで働くママ・廣瀬裕子さんが加わりました。
【職歴】「パートから派遣」「資格を取った」…結婚、出産を機に転職、復職しました
座談会ではまず、サポーターズのお仕事歴を聞きました。皆さんそれぞれ、結婚や出産を機に転職を経験していました。
――皆さんのお仕事歴から教えてください。
渡邉さん:独身時代は正社員で入った会社から、派遣社員として別の会社に転職して、そこで就職しました。その後、結婚して県外に住むことになったので「辞めます」って伝えたら、「支店があるから来てほしい」と。
――独身時代は高知で、結婚して県外に出られたんですね。
渡邉さん:そう。夫が転勤族なので、長く働けるかどうか分からなかったんです。だから、もう一度、派遣会社に登録しました。子どもができたので任期満了で辞めて、ずっと専業主婦だったんですけど、下の子が小学 1 年生になると、家にいる時間が長くなって。「私、暇だな」って気づいて(笑)。
一同:(笑)
渡邉さん:家事をするにも限界があるし、私は角を丸く掃くタイプなので(笑)。
一同:(笑)
渡邉さん:ちょっと働きたくなったけど、久しぶりだから心配で。「社会復帰のため、パートのおばちゃんをやってみよう」と思って、スーパーで働きました。
――なるほど。
渡邉さん:仕事が一通りできるようになったタイミングで派遣会社に登録し直したら、私の希望通りの時間帯のお仕事を頂けて、今に至ります。
――吉本さんは?
吉本さん:新卒で正社員として働いた後、派遣会社に登録して事務系で働きました。その後、小学生専門の塾に勤めたんですけど、塾は夜がね…。
一同:あー。
吉本さん:結婚後も続けたくていろいろやりくりはしてたんですけど、難しいなと。退職して、10 カ月くらい職業訓練に通って、今の事務職の仕事に就きました。フルタイムで働いてます。
門田さん:私は新卒で県内の会社に入ったんですけど、就職氷河期だったので、正社員じゃなく嘱託社員での採用でした。
――当時、厳しかったですよね。
門田さん:150 人ぐらい受けて、2 人が正社員、1 人が嘱託社員みたいな状況。なんとか滑り込んだんですけど、嘱託期間が切れたら 1 年更新の契約社員になって。「あと数年で更新は…」という話になって。
一同:えー。
門田さん:「次の仕事を探しておいて」みたいなのをふわっと言われて、そこから半年ぐらいで今の会社から内定を頂きました。そろそろ結婚も考えていたので、不安定な立場は嫌だなと考えました。
伊吹さん:私は新卒で県外の病院に事務として入ったんですけど、希望していない部署に配属されたんです。仕事の内容も環境も合わなかったので、1 年半くらいで辞めて職業訓練に通いました。
――なるほど。
伊吹さん:希望の部署に行けなかったのが悔しかったので、簿記の資格を取りました。高知に帰って出産して、子どもが入園できる年齢になったので復職しようと。フルタイムで働くのは 2 年ぶりくらいだったので、最初は派遣社員で 9:00~13:00 のパートに入りました。今の会社ではやりたかった経理の仕事ができているので、簿記を取っておいてよかったです。
【仕事選び】ライフステージが変わったら、仕事も変えていい
結婚や出産はライフステージが大きく変わるタイミング。新しい仕事を見つける際に、大切にしたことは?
――皆さん、結婚や出産のタイミングでお仕事を一度辞めたり、探したりしていますよね。お仕事を探す際に大事にしたことを教えてください。
吉本さん:私は「休み」。働いていた塾はシフト制だったんですけど、受験シーズンは休めなかったりして、それが最初はきつくて。時間も13:00 出勤の 22:00 終わり。残業すると、日付が変わるんですよね。
渡邉さん:それは嫌だ!
吉本さん:これは子どもができたら絶対無理だなって。
――結婚して、その先を考えたんですね。
吉本さん:そう。子育ての前に、「妊娠したらきつくない?」って。なので、「土日祝日が完全休み」が私の中で絶対外せないなと。
吉本さん:あと、「フルタイムで働きたい」っていうのもありました。だらだらし過ぎるんで(笑)。
一同:(笑)
吉本さん:私、塾を辞めてから職業訓練に通うまでの 3 カ月がさ…(笑)。
渡邉さん:だらけてた(笑)?
吉本さん:毎日時間があるのに、「明日も休みだから、いっか」って(笑)。
渡邉さん:分かるわー。「明日やればいいさ」って(笑)。
吉本さん:そう!すごい量の海外ドラマを永遠に見てて。私は長い休みを取ったらダメな人間(笑)。
一同:(爆笑)
――「休み」や「勤務時間」は大事なポイントなんですね。
渡邉さん:独身時代は私も日付が変わるような働き方をしていました。「違うな」と思って、もっと健康的に働ける仕事に変えました。
――日付が変わる仕事は、やっぱり…。
渡邉さん:こう、「人間らしい生活をしたい」っていう…。
――やばい。私はやりがいを感じてきたタイプ(笑)。
一同:(笑)
吉本さん:独身時代はいいけど、家族ができると、家庭が崩壊するか、自分が崩壊するか…みたいになりますよね。
門田さん:子育てを始めて、休みって大事だなと感じています。「お熱出しました」とか「参観日があります」とか。対応してたら、年休が足りない!
渡邉さん:経験を積んだ人が、子育てが理由で働き続けられなくなるというのはね。
門田さん:「休みが足りない」という理由での人材流出はもったいないですよね。
吉本さん:伊吹さんはお子さんが小さいから、年休、足りなくない?
伊吹さん:私は今、正社員じゃなくてバイトなんです。フルタイムでは働けないので、9:00~15:00 の勤務から始めました。もうちょっと働けるなと思って 16:00 までに延ばして、今は 17:00 までにしてもらってます。
――なるほど。そこは割り切って。
伊吹さん:これ以上働くと、ワークライフバランス的に自分の余裕がなくなってしまうなと思って。子どもが小学校に入ったら働ける時間がもう少し長くなるかなと思ってます。やりたかった事務の仕事はできているので、先を見通して正社員につなげたいなって。
――新しい!時代が違う感じがする。私は 40 代後半の氷河期世代なので、「頑張って入った会社にしがみつく」みたいな…。
門田さん:分かります!ここを逃したら…(笑)!
――言うこと、聞きます(笑)!
一同:(笑)
伊吹さん:ライフステージが変わったら、仕事を変えても別にいいのかなと思ってます。
【子どもとの時間】「お熱」「参観日」「面談」…休みはママから減っていく
サポーターズの仕事選びでは「子どもとの時間」を大事にしていることも分かりました。
――皆さん、子育てを始める前から「子どもとの時間を大切に」って考えていたんですね。私、全く考えてなかったです。
渡邉さん:独身時代は、仕事と子育ての両立でロールモデルになる先輩が職場にいなかった。
吉本さん:分かる!
渡邉さん:「子育てって大変そう」っていうイメージしかなくて。
吉本さん:仕事として憧れる先輩はいるけど…。
渡邉さん:仕事も私生活も充実してて…という先輩は、日付が変わる職場にはいない(笑)。
一同:(笑)
吉本さん:前の職場は結婚しても続ける先輩がいなくて、「私は絶対続けたい。じゃないと、後に続く人ができない」と思ったんですけど、やっぱりしんどくて。
――年も取りますしね。
渡邉さん:無理も利かなくなる。
門田さん:体力がなくなる。
一同:(笑)
吉本さん:塾はクリスマスも冬期講習なんですね。残業で日付が変わったころに、酔っぱらった夫が「飲み会でテレビが当たった!」って来たことがあって。台車にテレビを載せて、歩いて(笑)。
一同:(爆笑)
吉本さん:私は明日の朝、また 7:00 に出勤しないといけなくて、もうイライラして、「はぁ?なんなん?」って(笑)。
一同:(爆笑)
吉本さん:夫婦のテンションの違い(笑)。いまだに、あの時もっと優しく言ってあげたかったなと思う(笑)。
一同:(爆笑)
吉本さん:でも、優しく言うには私の心の余裕が…(笑)。
渡邉さん:なかった(笑)!
門田さん:ゆとりがね(笑)。
吉本さん:ワークライフバランスってやっぱり大事。
――子どもにも影響する。
門田さん:そうそう。
――仕事で余裕がなくなると、子どもに伝わってる。
渡邉さん:普段よりぐだぐだしたり。
吉本さん:母親になって、謝ることが増えた。子どもが熱を出して年休を取る時に「すみません」。行事とかで仕事を休むのも「すみません」だし、子どもには「仕事を休めなくてごめん」だし、おばあちゃんに預けて遅くなってるのにも「ごめんね」。子どもが小さい時は、ずっと謝ってるのがつらくて、帰りがけに涙が出たことがありました。
――何のために働いているか分からなくなる瞬間がありますよね。
――皆さん、休みのやりくりはどうされてました?
吉本さん:最終、何とかなりますけど、年休だけじゃ足りないので、看護休暇を使います。無給なので使いたくないんですけど。自分の体調が悪い時は病休。今は休みが増えたし、子どもも大きくなったので。
渡邉さん:体がちょっとずつ強くなりますよね。
吉本さん:そう。でも、自分の休みってなくないです?
門田さん:ないです、ないです!全部、子ども。「子どもが熱を出したから、休みをください」とか「面談があるので半休をください」とか。
吉本さん:そうそう!
門田さん:年休がなくなったら、夫の担当。
渡邉さん:休みは基本、お母さんから減っていく。
吉本さん:だから、今は夫と半々にしてます。
――半々で休みを取るのはいいですね。でも、「お母さんがやるのが当たり前」という意識はまだまだ。
一同:そうそう。
――夫の会社は、妻が休むことで恩恵を受けているという感覚が…あまりないかな。
渡邉さん:そうそう、知らないですよね。夫はそんなことをおくびにも出さずに仕事しているから。
――夫がこの時間まで残業できているということは、妻は仕事を切り上げて家に帰って子育てをしているんですよ、という。
門田さん:そこは考え方を変えてほしいですよね。
【時短術】「平日はご飯を作らない」「晩ご飯のおかずを考えながら」「宿題は金曜の夜」
休日の多い職場を選んだり、時短を選んだり、柔軟な働き方を選んで時間をつくったとしても、予定通りに進まないのが子育て。皆さんの時短術を聞きました。
伊吹さん:うちは子どもの寝かしつけを 19:30 には始めたいので、「ご飯は平日に作らない」って決めてます。
一同:早い!!!
伊吹さん:なので、おかずは土日に作り置きして、レンジでチンするだけ。
――なるほど。ルーティンが崩れたらイライラしますもんね。
伊吹さん:そう。ちょっと時間が押すと、「早く食べて」って(笑)。
一同:(爆笑)
吉本さん:分かる!ちょっとトイレが長いとか(笑)。
一同:(笑)
吉本さん:ちょっとこぼしたとか。その後、泣かれるとしんどいから「こぼしてもいいよ」「大丈夫、大丈夫」って拭くんですけど、すごいイライラ(笑)。
渡邉さん:なぜここでこぼすー!!
廣瀬さん:私はご飯を多めに炊いて、冷凍してます。保育園に毎日ご飯を持っていくので、1 週間分ぐらいストックしてます。平日はあんまり炊かないかな。
――そっか、そういうやり方も。料理はどうしてます?
渡邉さん:晩ご飯のおかずを考えながら仕事をする。
――究極の時短術が!
一同:(笑)
渡邉さん:そう(笑)。夕方ぐらいから、「今日は何を買って帰ろうかな」って考えながら仕事してますよね。
吉本さん:毎日じゃない?
渡邉さん:そう、毎日。
吉本さん:朝から晩までご飯のこと考えてない?
門田さん:休みの日は朝、昼、晩と作らないといけない。休みの日もずーっとご飯のこと考えてる。
渡邉さん:嫌ですよねー。「今日は焼くだけにしよう」とか、何を作るか考えながら帰って、作っている間に息子たちにお風呂に入ってもらう。
――子どもが小学生になるとね。
門田さん:お風呂に 1 人で入れるようになる。
渡邉さん:それが、下の子が最近、お風呂長くて。1 時間くらい、「ふん、ふん、ふーん♪」って(笑)。
一同:(笑)
渡邉さん:時間押す!ご飯冷めるでしょ!
門田さん:土日は子どもとの時間をつくりたいから、金曜日に帰ってきたら、夕方から夜寝るまでに全部宿題を済ませる。やってなかったら、「早く宿題やりなさい」って日曜の夕方まで言い続けることになるから。
渡邉さん:言う言う!
門田さん:自分の精神的にもしんどいので、子どもがどんなにぐずっても、日記以外の本読みとかプリントとかタブレットのワークブックなんかは金曜日のうちに全部終わらせてます。
渡邉さん:うちも九九を言いながらスイミングに行ってました。
門田さん:車の後ろで本読みとかね。金曜日に終わらせておくと、土日はその分、私にも余裕ができる。宿題が終わってたら、「公園遊びに行っておいでよ」って言える。そしたら自分の時間もできる。
――子どもが小学生になると、自然と時間ができますよね。吉本さんは息子さんが年長さんだからもうすぐ?
吉本さん:私は子どもから手が離れないので…(笑)。息子がすごい甘えなんです!
――かわいいんですよね。
吉本さん:もう今しかないのを逆に楽しんでます。男の子の先輩ママから「あと 5 年だよ」とか「10 年で絶対離れるよ」って言われて、割り切ってる。おかずの作り置きはずっとしてたんですけど、最近は日曜日に保育園の友達と遊ぶことが多くなって、できなくなった。
――そっか、卒園したらお別れですもんね。
吉本さん:そう。平日はご飯を作らないといけないので、朝は「作らない」「パンか昨日の残り」って決めて、お弁当も詰めるだけ。できる時にできることをするようにしてます。
【息抜き、気分転換】映画、リッチなお菓子…ネイルは気づかれなくてもいい!
子育て中のママとして、子どもや家族を優先する毎日…とはいえ、ママ自身の時間も大切。息抜きや気分転換はどうしてますか?
吉本さん:「子どもが大きくなったら、絶対に自分の時間ができる」っていうのを心に留めて子ども中心の生活をしてますけど、自分の時間は大事じゃないですか。夫に子どもを預けて映画に 2 時間だけ行くとか、友達とご飯を食べに行くとか、時間は取るようにしてます。お母さんにも心のバランスは必要。
――頑張って働いていて、自分の楽しみがないのもね。
廣瀬さん:私は趣味が全くなくて。働いたお金を何に使ってるかなと考えたら、子どもに。
渡邉さん:それはそれでいいよね。
廣瀬さん:でも、少しリッチなお菓子とか、プチプラのコスメとかは買いますね。買っただけで満足。
――私は子どもができて自分の服装に興味がなくなりました。皆さん、おしゃれですごいなと。
門田さん:私も興味ないですよ。家では基本、ジャージーです。
――「お母さん、いつも同じ格好」って言われる(笑)。
渡邉さん:「よく見たら、ちょっと違うよー」って(笑)。
門田さん:2 着をローテーション(笑)。おしゃれに気を使う余裕がないというか、どうでもよくなった。
渡邉さん:仕事復帰したタイミングで、またネイルを始めました。夫のお給料を使うのが気になってやめていたので。
伊吹さん:ネイルってモチベになりますよね。パソコン仕事が多いから。
吉本さん:分かる。
伊吹さん:会社で怒られても、「ま、ネイルかわいいしな」。
一同:(爆笑)
渡邉さん:分かる分かる!
吉本さん:パソコンで作業してると、爪が目に入るから。
――あっ、だからネイルするのか。
渡邉さん:誰も気づかないんですよ。家族の誰も。でも、いいんです!私が楽しいんで!
一同:(笑)
吉本さん:私はネイルを眉毛にシフトしたんです。あっ、眉毛って時短かもしれない!
一同:(爆笑)
吉本さん:私、やすし眉なんです。
――ヤスシ? あっ、横山やすし?
吉本さん:そう!
一同:(笑)
吉本さん:毎朝、眉毛にすごく時間がかかってたんですよ。短縮したいなと思って、眉デザインに行くようになって。
――ネイル代を眉毛代に。
吉本さん:私、眉毛がきれいになってるから…。
――テンションが上がる!
吉本さん:前より眉毛に悩まなくなったから…。
渡邉さん:朝の準備も速くなる!
吉本さん:ストレスがなくなるから、時短になったかも。服も時短で、「これ!」って決めたら、これ!
渡邉さん:分かる!制服みたいにね。
――私、車の中でお化粧を…。
門田さん:私も昔、1 時間くらいかけてメイクしてたのが 5 分。それこそ、時短ですよ。顔にかける時間は 5 分!
――自分にかける時間は削りやすいですよね。お風呂ではぬくもらないとか。
渡邉さん:いや、そこはぬくもりたい(笑)。
【ワークライフバランス】希望を伝えることは「わがまま」?
子育て中の女性が「土日は休みたい」「時短で働きたい」と希望を伝えることが「わがまま」と受け止められていた時代もありました。「ワークライフバランス」という言葉が浸透してきた今、多様な働き方も増えてきているようです。
――仕事の選び方にもいろんな基準があるんだなと分かりました。
渡邉さん:私は派遣で働いているんですけど、「この曜日とこの曜日は子どもの習い事の送迎があるから、仕事は何時までがいい」と希望を派遣会社に全部出して、交渉してもらってます。
――働き方の希望って、言っていいんですね。
伊吹さん:まず言ってみて、ダメだったら次を考えます。
――「こんなこと言うの、わがままじゃない?」なんて思っていました。
門田さん:私も「大変なのはあなただけじゃないのよ」と思われるのが嫌なので言いたくなかった。
渡邉さん:私、言いまくってます(笑)。
一同:(笑)
渡邉さん:だからこそ、派遣という働き方を選んでるっていうのはあります。派遣会社が間に入って希望を伝えてくれるから。
吉本さん:私の職場ではフレックスタイム制が導入されていて、朝はみんなより早く出社して、早く帰るようにしています。月の就労時間も決まってるので、早く帰る日があれば、長く働く日もあります。
――自分で調整できるのは大きいですね。
吉本さん:子どもの行事に合わせて就労時間を変えられるのは、すごくありがたいです。
渡邉さん:そういうのが広がればいいですよね。
吉本さん:あとは在宅。子どもが熱を出した時とかね。例えば昼間、子どものお世話で 2 時間仕事ができなかったので、子どもが寝た後に 2 時間働くというのが認められたらな。子育て中の人だけじゃなくて、介護をしている人とか、自分が病気の人とかも楽になりますよね。
渡邉さん:最近、「男性が育休を取ろう」なんて言ってるでしょう?遅いよ!
門田さん:今のお父さんはちゃんと取りますよね、当たり前のように。
吉本さん:1 人で子育てするのって、地獄じゃなかったです?
渡邉さん:もう、ストレスでした!
吉本さん:私も派遣で 1 回働いたことがあるけど、こちらの希望をあまり言うのはダメなのかなと思ってました。
渡邉さん:あれ?私だけ?
伊吹さん:会社の人に「仕事、どうですか?」と聞かれると、本当のことを言っていいのか迷うけど、派遣会社は第三者なので相談しやすいし、メンタルケアもしてもらえそう。私、前に派遣会社に登録した時、担当の方が男性だったので言いづらかったりしたんですよね。そういうのも伝えたらよかった。
――自分がやりたい仕事を大事にしつつ、家族との時間も大事にしつつ。バランスの取れた働き方はこれまではわがままと見られてたし、今でもそう見る人がいるかもしれないけど、わがままじゃない。
吉本さん:「私はこう働きたい」と主張することが当たり前になったらいいなと思います。
「集中して働いてくれる」「子育て経験が生かせる」…子育てママが求められています!
仕事を探す時、働き方の選択肢の一つとなるのが派遣社員としての働き方です。アビリティーセンターは四国 4 県を拠点とする人材派遣会社です。
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コーディネーターの廣瀬さんによると、8 割が女性で、子育て世代が多いそうです。登録に来る方のきっかけや悩みはこちら。
- 夫が転勤族なので、期間を相談しながら働きたい
- シングルマザーなので、安定した企業で安定した収入を得たい
- 休日や時間など、子育てとの両立がしやすい環境の仕事に転職したい
- 子どもを保育園に入れたいので就労証明が欲しい
- 子どもが小学生になったのでまた働き始めたい
- 子どもの大学進学に備えて収入を増やしたい
- 未経験でもできる新たな仕事に転職したい
- 職業訓練校で学んだ知識・資格を生かして働きたい
登録を希望する人には、廣瀬さんたちコーディネーターが面談を行います。
「これまでの経験や今後の希望をじっくり聞きながら、その方が思ってもなかった選択肢や、可能性を広げた求人を紹介できるようにしています」と廣瀬さん。
高知オフィスのコーディネーターは 6 人いて、皆さん 20~40 代のママ。面談では子育ての話で盛り上がることもあるそうです。
職場見学、あいさつ、初日…慣れるまでフォローあり
「こんな仕事をしたい」「こんな働き方をしたい」などの希望は、コーディネーターさんが全部聞き取りをしてくれます。
「希望がかなう・かなわないはもちろんありますが、思っていることは言っていただいた方が、ご希望に添った仕事をご提示できます」とのこと。
県内では年齢や勤務時間、休日、期間などの条件に柔軟に対応する企業が少しずつ増えているそうです。
希望する仕事が見つかったら、派遣先の職場を見学します。ここからは営業担当のスタッフが同行し、職場の雰囲気を見たり、仕事の内容や一日の流れなど、働く上での大事な条件を確認したりしてくれます。
勤務初日も営業担当スタッフが同行し、仕事に慣れるまで細かくフォロー。その後も定期的にフォローがあり、働き方の変更希望などがあれば、派遣先と交渉してくれるそうです。
「アビリティーセンターでは派遣スタッフは『お客さま』ではなく『一緒に働く仲間』なんです。派遣先で困ったことがあれば気兼ねなく相談していただけるように、一人の方を複数のスタッフで担当しています」
子育て中の女性は制約が多く、「働きたいけど、職場に迷惑をかけるのでは…」と心配する方も少なくありません。
アビリティーセンターには派遣先の会社から、こんな声が寄せられています。
- 子育て中の女性は時間に制約がある分、集中して働いてくれています
- 子育ての経験が仕事にも生かされているようで、生産性が高いですよ
- 「子育ては助け合い」という土壌があるので、休むスタッフがいたら快く対応してくれています
子育て経験は、働く上で“強み”になるとのこと。ライフスタイルに合った働き方を、アビリティーセンターで探してみませんか?
【アビリティ―センター株式会社 高知オフィス】
- 住所:高知市本町 4 丁目 1 番 16 号 高知電気ビル 7 F
- 電話:088-872-1202
- 営業時間:月曜日〜金曜日(祝日を除く)9:00〜18:00
- 公式サイト:https://haken.abi.co.jp/
- 公式LINE:https://haken.abi.co.jp/line/
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