子ども向けスイーツ、親子で紙すき体験…子育てママ目線を加えてみたら?|ココハレ企画「マーケティング会議」にココハレサポーターズが参加しました①〈PR〉
梼原町の「和紙スタジオ かみこや」「SAKURA club」の子育て世帯向け商品を、ココハレサポーターズが考えました
お買い物先で、おでかけ先で、「子育て世帯向けにこんな商品、サービスがあったら、うれしいな」と感じることはありませんか?
子育て目線を商品開発に生かしてもらおうと、ココハレで新たな企画「ココハレ・マーケティング会議」を始めました。
今回はココハレサポーターズが、梼原町で紙すき体験ができる「和紙スタジオ かみこや」と、桜スイーツなどを手がける「SAKURA club(桜クラブ)」の商品について意見を出し合いました。和気あいあいの会議から、たくさんのアイデアが生まれました。
(提供=梼原町未来型ビジネス研究会)
※記載されている内容は 2023 年 11 月 24 日時点のものです。
目次
ココハレ初企画!マーケティング会議が開かれました
ココハレ・マーケティング会議は 2023 年 10 月 31 日、高知新聞社で開かれました。子育て目線を商品開発に生かしてもらおうという、ココハレ初の試み。梼原町の「未来型ビジネス研究会」とココハレがコラボして実現しました。
未来型ビジネス研究会では、梼原町の根幹を支える商業事業者を対象に、経営スキルの向上やコミュニティーづくり、ネットワークづくりに取り組んでいます。
今回は「子育てママ目線」ということで、2023 年度の第 2 期サポーターズに加えて、2022 年度の第 1 期サポーターズも参加。梼原町の「和紙スタジオ かみこや」と「SAKURA club」の商品について考えました。
会議は代表者が商品について説明し、サポーターズが自由に話し合うという流れで進みました。
【和紙スタジオ かみこや】梼原の自然の中で紙すき体験。高知の親子にもっとアピールしたい!
「和紙スタジオ かみこや」は紙すき体験ができる、里山の民宿です。「和紙の寺子屋」で「かみこや」と名付けられました。
説明したのはアウテンボーガルト陽平さん。手すき和紙作家のロギール・アウテンボーガルトさんの息子さんで、企画や営業を担当しています。
「かみこや」の手すき和紙作り体験は、宿泊プランと日帰りプランがあります。宿泊は 1 日 1 組限定です。
そんな「かみこや」さんの現在の悩みがこちら。
- 冬の宿泊利用が少ない
- 近場のおでかけ先として、高知県民に認知されていない
- 親子向けのおでかけ先として売り出していきたい
陽平さんの説明の後、ココハレサポーターズからまず挙がったのは「冬の梼原は雪!」の声でした。
「冬、梼原に自分たちで行くのはハードルが高いよね」
「スタッドレスタイヤにしたとしても、雪道が心配…」
おでかけ先として、雪道はマイナス要素。「途中までお迎えがあったらいいですよね」という意見もありました。
自分で作った物を持って帰りたい
「かみこや」の和紙作り体験は「草花漉きこみ和紙」と「伝統手漉き和紙」から選べます。草花をすき込んだ和紙を実際に手に取ってみました。
サポーターズからは「自分ですいた和紙はやっぱり、当日持って帰れないんですよね?」と質問が上がりました。
すき上げた紙は干した後、参加者に郵送されるので、どうしてもタイムラグがあります。
「子どもって自分で作った物をそのまま持って帰りたいよね」
「出来上がりもその場で確認して、達成感を味わいたかったりするかなぁ」
「和紙を使って工作も体験できたら、うれしい」
和紙作りといえば、木枠を持って揺らす紙すきの光景が目に浮かびます。和紙の原料がコウゾ、ミツマタだと知っていても、実際に見る機会はありません。
「紙がどうやってできるのか、子どもに教えたい」「紙すき以外の工程も見せてもらいたい」という意見もありました。
普段はできない体験を、梼原でさせてあげたい
サポーターズのアイデアは止まりません。「梼原まで行くのなら、普段はできない体験を子どもにさせてあげたい」と、いろんなプランが上がりました。
- 星空を観察したい
- 落ち葉を降らせて遊びたい
- 雪でそり遊びをしたい
- 田舎体験がしたい
- 大自然を見ながら、ドラム缶風呂に入りたい
「紙すき体験から、だんだん離れてない?」というツッコミも入りつつ、冬のおでかけ先として梼原町の可能性が広がる話し合いとなりました。
「かみこや」の宿泊は 1 日 1 組限定で朝食付き。夕食は付いていませんが、室内にBBQ設備があり、食材を持ち込んで楽しめます。梼原町の中心部までは車で 15 分ほどなので、夕食は中心部で済ませる人もいるそうです。
- 住所:高知県高岡郡梼原町太田戸 1678
- 宿泊プラン:4 人で 4 万円(税込み)から。朝食と和紙作り体験付きです
- 日帰り体験プラン: 2~6 人の場合は 1 人 4200 円、6 人以上は 1 人 3700 円
- 問い合わせ:問い合わせフォームで受け付けています
【SAKURA club】桜スイーツは子どもに向かない?!未就学児、小学生が喜ぶ味、色、ビジュアルとは
「SAKURA club(桜クラブ)」は、梼原町産の八重桜を使ったコンフィチュール(砂糖漬け)やシロップを手作りしています。
桜を使ったスイーツも開発しています。「桜ジュレライスプリン」は、地域の商品を発掘する「にっぽんの宝物」の新和素材スイーツ部門で 2022 年度、準グランプリを受賞しました。
代表の中越孝子さんは、町内のJAで桜茶など桜の加工品開発に携わりました。独立後はJAでの経験も生かしながら、桜の商品を開発しています。
桜スイーツに関する悩みがこちら。
子どもは、桜スイーツが苦手!
桜シロップは甘みの中に、ほのかな苦みがあるのが魅力ですが、中越さんによると、「子どもは大人よりも苦みに敏感」だそう。親子で梼原町のスイーツを楽しんでもらうため、「未就学児や小学生向けの商品を開発したい」と語りました。
というわけで、まずは試食。サポーターズに「桜ジュレライスプリン」が配られました。 5 層になっていて、「色がきれい!」「かわいーい!」と盛り上がります。
実際に食べてみて、「おいしい!」。そして、「なるほど」「確かにこれは、大人の味」と納得しました。
子どもはどんなお菓子が好き?
子ども向けのスイーツに桜を使いたいところですが、ほのかな苦みがやはりネックに。いったん桜から離れて、子どもが喜ぶお菓子を考えました。
「子どもってやっぱり、グミとかチョコとかが好きですよね」
「イチゴも大好き」「季節の果物は喜ぶ」
「イベントに行くと、綿菓子に吸い寄せられる。手がべたべたになるから、あんまり食べさせたくないんだけど」
思い思いに話す中で、キーワードが出てきました。
- 子どもはカラフルなものが好き…レインボーはてっぱん
- 子どもはキャラクターが好き…アニメキャラじゃなくて、動物でOK。星やハートも好き
- 子どもは自分で作るのが好き…練ったり、振りかけたり
- 親としては喉に詰まらせない、手が汚れないお菓子がありがたい
アレルギーフリーのスイーツ、需要は?
中越さんがもう一つ、サポーターズに聞きたかったのがこちら。
アレルギーフリーのスイーツ、必要ですか?
スイーツには卵や乳製品などが使われています。「桜ジュレライスプリン」はアレルギー対応を考え、卵ではなく、お米を使っています。
2 歳児さんを連れてきていたサポーターさんが「桜ジュレライスプリン」のお米プリンの層を食べさせてみると、「もっとちょうだい」という表情。「お米だと安心して食べさせられる」という声が上がりました。
アレルギーを理由に、見た目がきれいで味もおいしいスイーツを子どもに我慢させるのは、やはりかわいそう。家族で同じように楽しめるアレルギーフリーのスイーツには、需要がありそうです。
「SAKURA club」の商品は「とさのさとアグリコレット」(高知市北御座)で販売されています。ウェブサイトでも購入できます。
- 住所:高知県高岡郡梼原町川井 6982
- 営業時間:9:00~18:00
- 問い合わせ:090-4508-0721
オンラインショップはこちら
- 桜のシロップ: 1080 円(160ml)
- 桜の花コンフィチュール:1296 円(50g)
- 桜ジュレライスプリン: 600 円
※価格は税込みです
子育てママからのアイデア、早速取り入れました!
ココハレ・マーケティング会議を経て、梼原町で 11 月 13 日、未来型ビジネス研究会の話し合いが行われました。ココハレサポーターズから出されたアイデアをもとに、これからの商品展開を考えました。
「SAKURA club」の中越さんは、子どもが喜ぶお菓子のアイデアを早速、商品に取り入れました。
カラフルなマカロンにウサギの耳を付けてイベントで販売したところ、完売!たくさんの親子が「どの色にする?」と選んでいたそうです。
子育て目線が商品に取り入れられると、お買い物やおでかけがさらに楽しくなりますね。
梼原町未来型ビジネス研究会とコラボしたココハレ・マーケティング会議は、12 月に第 2 弾を予定しています。お楽しみに!