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男の子はなぜかわいい?大人になる息子に伝えたいことは?…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈後編〉|遊び方、トイレやお風呂の対応、体の変化…ココハレサポーターズが語りました

男の子はなぜかわいい?大人になる息子に伝えたいことは?…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈後編〉|遊び方、トイレやお風呂の対応、体の変化…ココハレサポーターズが語りました

「男の子は大変」「女の子は育てやすい」…子育てをしていて、そんな声をかけられることはありませんか?

子育ては子どもの個性によって一人一人違うものですが、性別による傾向はあるのでしょうか。

ということで、ココハレサポーターズから男の子を育てる「男児ママ」の 6 人が「男の子育児」を語りました。

前編では男の子の「摩訶(まか)不思議」「未知の世界」をたっぷり語りました。後編は男児ママにとって男の子がかわいい理由を深掘り。トイレやお風呂の付き添い、体の変化も踏まえて、大人になる息子に伝えたいことも考えました。

前編はこちらをタップ▼
男の子は「摩訶不思議」で「未知の世界」…男児ママが「男の子育児」を語り尽くす!〈前編〉

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ココハレサポーターズは、高知県内のお母さんたちがココハレ編集部員と一緒に記事の内容を考えたり、取材に参加したりする活動です。

今回の座談会は 2025 年 6 月 11 日に開催。男の子を育てるママ 6 人が参加しました。

進行役のココハレ編集部員は小学 4 年の長女、1 年の次女を育てる「女児ママ」です。

男の子を育てる「男児ママ」が語り合いました
男の子を育てる「男児ママ」が語り合いました

トミカ、トランプ、かるた、ポケモンカード…男の子は並べて、めでる!

男の子が好むおもちゃの一つが乗り物ですが、遊び方は男の子ママの想像を超えていました。

沖さん:うちの子は緊急車両が大好きなんですよ。トミカとか買うんですけど、なぜか並べて、自己満?

武内さん:並べる、並べる!

渡邉さん:並べて、いろんな角度から見て…

沖さんそれの何が楽しいんだ?!

一同:(爆笑)

乗り物のおもちゃはめでるもの?!
乗り物のおもちゃはめでるもの?!

渡邉さん「この子、大丈夫かな?」って思うことはある。

――眺める?めでる?

沖さん:めでてますね。

――車のおもちゃって「ブーブー」って動かしたりして遊ぶものじゃないんですか?

渡邉さん:それもするんですけど、床から眺めて、めでる

一同:(笑)

乗り物の遊び方は想定外…!
乗り物の遊び方は想定外…!

――男の子ってずっと動いてるんですか?

武内さんずっと動いてますね。

――座らないんですか?

沖さん座らないですね。

渡邉さんトミカを並べてる時は 1 カ所にいてくれてるから。

谷江さん:いろいろ用事ができる。

吉本さん並べてる時は、触れない!

沖さん:そう、触れない!

吉本さん:「何してるの?」とか絶対に聞かない。

武内さん:遠くから見守る。

吉本さん:そういう時に「分からないなぁ」って思う。

谷江さんトランプとかかるたも並べますよね。

渡邉さん:ポケモンカードとか。

――うーん、女子はただ並べることはしないかも。リカちゃん人形で遊ぶ時には並べてますけど。

谷江さん:役割があるでしょう?

――そうですね、ストーリー性がありますね。

男の子は、座らない
男の子は、座らない

武内さん:女の子って家で何してるんですか?

――ソファで飛び跳ねもしますけど、長時間は…。「ソファはトランポリンじゃないよ」と注意すると、やめます。

沖さん:えーっ?!やめる?!永遠ですよね

吉本さん:永遠。

谷江さん遠くからソファにばーって走ってきて、ぴょん!とか。

吉本さん:分かる!

――うーん、やりますけど、「それは危ないんじゃない?」って言うと、やめます。

武内さん:聞き分けがいい!

図書館は「おでかけの選択肢に挙がらない」

子育て家庭のおでかけ先と言えば図書館ですが、「図書館は男の子にはハードルが高い」という話になりました。

中島さん:小さい時は絵本がすぐビリビリになって。修正テープで貼ってたら、「女の子はそんなことないよ」って言われて。

武内さん:えーっ?そうなの?

谷江さん:うち、絵本食べてましたよ。

一同:(笑)

渡邉さん:飛び出す絵本は、もれなくね。

一同:やるやるやる!

吉本さん:だから、買わなかった(笑)。

絵本は専用の修正テープで修正。「中はもっとぼろぼろ」だそうです
絵本は専用の修正テープで修正。「中はもっとぼろぼろ」だそうです

――絵本を破るというのは、意図的に破るんですか?

中島さん:いや、何か扱いが雑なんですよ。めくってると、破れる。絵本のカバーとかも。

谷江さん:絵本のカバーは最初に取りますね。

中島さん:そう。でも、最初は大事にしたくて。テープで貼ってたんですけど、だんだんめんどくさくなって…。

「絵本がすぐビリビリに…」
「絵本がすぐビリビリに…」

――うーん、破れてる絵本はうちにもありますけど、そんな感じじゃないかも…。

武内さん絵本修正テープって 100 均で売ってるの知ってます?

――知らないです。

武内さん:女の子のママ、知らないのかもと思って(笑)。

――破れても「セロハンテープでいいかな」ぐらいの修正ですね。

武内さん:全然、全然。

中島さん:全然。本が別々に…

渡邉さん:外れたりしますよね。「これ、2 冊かなー?」って(笑)。

「絵本の修正テープ、100均で売ってます!」
「絵本の修正テープ、100均で売ってます!」

吉本さん小さい時は図書館で本が借りられなかった。借りても破れて弁償になるから、最初から買う。

一同:そうそう。

吉本さん:年中くらいからやっと借りられるようになった。

谷江さん:確かに、年中から図書館に行けるようになりました。子どもがあまりにも自由にしてて、係の人に「お母さん、ちょっと…」って注意されたことがあって。

中島さん:年齢による。昔は行けなかった。

谷江さん:図書館は大きい声も出せないし。

武内さんおでかけの選択肢に図書館は挙がらない

吉本さん:すごい疲れるよね。

渡邉さん:ハードルが高いよね。自分にも余裕があって、今日は時間もあるから行こうかな、みたいな。

吉本さん「静かにして」っていうのも声を張らないといけないし、どこかに行ってしまったりもするから。

男の子のママにとって、図書館はハードルが高い!
男の子のママにとって、図書館はハードルが高い!

吉本さん:男の子は好きなものや興味があるものには集中しますよね。私も育児書を読みました。

渡邉さん:男の子って分からないから、本に頼るよね。

吉本さん:その本では「男の子は興味があるものには存分な集中力を発揮するけど、興味のないものには 10 分の 1 の集中力」と(笑)。

渡邉さん:全然ないやん!

谷江さん:そういえば、アンパンマンの映画は座っていられたけど、劇場は無理でした。

吉本さん:年齢が上がると離脱はしないけど、飽きてるのは分かる。

「ピアノの発表会はストレスでした…」
「ピアノの発表会はストレスでした…」

渡邉さん:長男のピアノの発表会に次男を連れて行ったんです。長男が年長で、次男が年少の時。もう暇でうろうろしたがる。ビデオなんて撮ろうものなら、「見せて。見せて」って(笑)。

一同:(笑)

吉本さん子どもによって線引きが必要かなと思うようになった。ネットには「幼児期には絵本を」ってあるけど、それは大多数の意見。それを見て図書館に行って、うちの子がダメだったら落ち込むし、「なんでできないんだろう…」って、余計に疲れません?

沖さん:疲れます。

吉本さん:「うちの子には図書館は違う」って線引きをしてあげた方がよかった。

谷江さん1 回行ってみないと分からないけどね。

吉本さん:失敗しないとね。

「男の子がかわいい」には理由がある!

男の子の育児の傾向は、女の子とだいぶ違うことが分かってきました。皆さん、「男の子あるある」に驚いたり、困ったりしながらも、「でも、かわいいんです!」。男の子のかわいさとは?

――そもそも、わが子はかわいいものですけど、皆さんのお話を聞いていると、ママから見た男の子のかわいさってちょっと違うような感じがします。

中島さん男の子と女の子の両方を育てたママから「男の子はかわいいよ」って聞きます。「同性だったら、子どもがある程度成長したらバチバチになる人もいる」って。

谷江さん:ライバルになる。

中島さん:そう、ライバル。「お母さんと息子」「お父さんと娘」で分かれて行動する人もいるみたい。

沖さん:へぇーっ!

――うちは娘とライバルという感じではないですが、私への態度と夫への態度を明らかに変える時は「女子だな」と感じます。

ママに会いたかった…!
ママに会いたかった…!

中島さん「男の子はちっちゃい恋人みたいでかわいいよ」とは言われました。

渡邉さん:男の子は「何かあったら助けてあげる」みたいな精神でいるような気はしてます。

谷江さん:幼稚園のお迎えの時、「ママー!」って走ってきて、ぎゅーっ!「ママ、会いたかった…!」みたいな。

一同:かわいい!

谷江さん:お迎えで泣いてたので理由を聞いたら、「ママに会いたかったから」って。横にいた女の子ママに「かわいい。うちはそんなこと言わない」って言われました。

吉本さん:うちの子は昔はパパっ子だったけど、今はママ大好き。人前でも言いません?「ママ、大好き」って。

一同:言う!

谷江さん:腰とか肩に手を回してきたり(笑)。

一同:(笑)

吉本さん:女の子はありません?

――ありますけど、人前でべたべたしなくなるのは早いかもしれません。

渡邉さん女の子は人の目を意識し始めるのが早いのかも。

男の子にとって、ママは特別な存在?
男の子にとって、ママは特別な存在?

吉本さん:女の子ってしっかりするのが早い。男の子って全然しっかりしてなくないです?

中島さん:してない。

渡邉さん男の子はいつまでもしっかりしてない

中島さん:まだ年中ですけど、いつから自分で準備をするのかな。

吉本さん:うちは登園の準備を最近ちょっと始めました。持っていく物はふたのある箱に入れてるんですけど、そのふたを朝、私が開けてあげてる(笑)。

一同:(笑)

――なんかちょっと、手をかけちゃうんですね。

吉本さん:沐浴(もくよく)洗いとかもそうですよね。「ママ、シャワーをこうやってかけたら、顔にかからない」とか言われたら、「こうですか?」。

一同:(爆笑)

編集部注:「沐浴洗い」とは吉本家で行われていたシャンプー方法。「幼児の子育て」の座談会で「赤ちゃんみたいに抱っこして、横に寝かせて髪の毛を洗ってあげてる」「もう 5 歳になるのに、やばいな」と発言し、爆笑をさらいました

「沐浴洗い、卒業しました!」
「沐浴洗い、卒業しました!」

吉本さん:実は沐浴洗い、卒業したんです!

一同:えーっ!

吉本さん:半年前に。

一同:すごーい!!

渡邉さん:こんな日が来るなんて(笑)。

吉本さん:私が卒業させたんじゃなくて、友達のお姉ちゃんがお風呂に入れてくれたことがあって。

――さすがにお姉ちゃんに沐浴洗いはお願いできないから。

吉本:そう。だから、お姉ちゃんの指導の下、卒業しました。

「男の子」とは結局…?

結局、「男の子」とは?ママたちが語り合うことで見えてきました。

谷江さん:武内さんちは今、長男くんが大変ですよね。弟と妹が生まれて。

武内さん:スーパー赤ちゃん返り。だから、腹が立つ。「今までできてたのになんでやらないの?」とか「赤ちゃんはしゃべれないけど、あなたはしゃべれるでしょ?泣いてる理由を言って」とか。

一同:(笑)

絶賛赤ちゃん返り中ですが、弟と妹のお世話も頑張ってます!
絶賛赤ちゃん返り中ですが、弟と妹のお世話も頑張ってます!

谷江さん:授乳中の時とか、どうやってママの気を引くんですか?

武内さん「ママ、おしっこ」

一同:賢い!

武内さん:授乳前に聞くんですよ。「今からおっぱいあげるけど、おしっこない?今なら一緒に行けるよ?」。でも、「ない!」って遊んでて、授乳始めて 1 分くらいで「ママ、おしっこ」ですよ。

渡邉さん:さっき、聞いたやん!

武内さん:最近はお風呂もご飯も「ママとじゃないと嫌」。昨日は「カブトムシを捕まえに行きたい」って夜言い始めて。「まだいないし、ママはカブトムシが苦手だからパパと行って」って伝えたら、昨日はパパと寝ました。

一同:(笑)

武内さん「カブトムシはパパと捕まえに行くから、パパと寝る」(笑)。

「赤ちゃん返り、いつ終わるかな…」
「赤ちゃん返り、いつ終わるかな…」

渡邉さん男の子ってシンプルですよね。単純。

吉本さん:シンプル!

谷江さん言い訳とか口答えはしないかな。「イヤ」とは言うけど、「でも、○○だから」とはあまり言わない。

渡邉さん:うちは次男がめっちゃ口答えする。「お母さん、さっきこう言ったやんか」って理屈を言ってくるけど、「いや、お母さんは今、感情で怒ってるから!」。

一同:(笑)

谷江さん:子どもによるかな。

渡邉さん:長男はシンプル過ぎて。イクラがすごい好きで、1 年生の時に海鮮丼を自分で盛らせてみた。お父さんに「そんなにイクラを盛ったら、明日イクラになってるかもね」って言われて、「えっ?ほんとに?」。そんなわけないでしょーっ!

一同:(笑)

渡邉さん:「おなかが痛い」って朝起きてきた時に、子どもが飲める腹痛の薬がなくて。「これで治る」って整腸剤を渡したら、飲んでちょっとして「治った気がする」(笑)。

吉本さん:「おなかが痛い」もママにさすってもらいたいからとか。

――男の子、かわいいですね。

武内単純でシンプルだけど、分からない

――めちゃめちゃ名言っぽくなりました(笑)。

お風呂は何歳まで一緒に入る?女子トイレは何歳まで利用する?

幼児期の終わりから小学生にかけて、男の子のママが悩むのがトイレやお風呂への対応です。

渡邉さん:うちの長男は声が変わって、聞き取りづらくなって。

一同:へーっ!

渡邉さん周波数が合わないのか、全然(笑)。音読も聞こえない(笑)。

一同:(笑)

――男の子とママは、いつまで一緒にお風呂に入るものですか?

渡邉さん:うちは 3 年生ぐらいから別です。

谷江さん:それは、本人から?

渡邉さん:いや、弟と一緒に入るようになって。3 人で入るより 2 人で入る方が広いから、私はその間にご飯を作るように。

吉本さん温泉っていつまで一緒に入っていいのかな。

――最近は「 6 歳まで」が増えているようです。

吉本さん5 歳だと女湯にまだ入れるけど、嫌がる人はいると思う。旅行では人のいない時間を見計らって、さーっと。

お風呂にトイレ…男の子ママは悩んでいます
お風呂にトイレ…男の子ママは悩んでいます

――最近はトイレの問題もSNSで炎上しますよね。女子トイレに男児を入れていいかどうか。

吉本さん:うちは女子トイレに一緒に。連れ去りとかあるから、一人で男子トイレに入れるのは心配。でも、多目的トイレをこんな大きい子が使っていいのかな…というのもあって。

谷江さんママが男子トイレの外からめっちゃ声をかけるらしいですよ。「トイレ出たー?」とか。

一同:(笑)

谷江さん「母親がここにいる」ってアピールしないといけないって聞きました。

渡邉さん:トイレどうしてたかな…。兄弟で一緒に多目的トイレを利用してた気がします。

吉本さん周りからいろいろ言われても、命には代えられないと思う。

一同:そうそう。

吉本さん「今日はパパがいません」って表示があればいいのに。

一同:(笑)

渡邉さん:欲しい!

吉本さん:パートナーがいてもいなくても、親が一人になる状況は絶対あるから。

母親が一人になる状況は絶対にある!
母親が一人になる状況は絶対にある!

男の子の体の変化、性教育…ママにできることは?

小学 4 年生頃から、男の子も女の子も体の変化が始まります。ママにとって、男の子の体の変化は分からないことだらけ。皆さん、どのように対応していく考えでしょうか。

吉本さん思春期の体の変化ってどうやって教えたらいいのかな。

渡邉さん:私は家に本を置いています。体の変化とかを漫画で伝えているのと、文章でもっと詳しく書いてるのと。普段読んでる本棚の中に入れて。

中島さん:それは何歳くらいから?

渡邉さん:長男が思春期に入る前くらいかな。

渡邉さんの自宅の本棚
渡邉さんの自宅の本棚
性教育の本をさりげなく入れています
性教育の本をさりげなく入れています

武内さん:子どもに「これ、読んで」とかは言わず?

渡邉さん:うん、そのまま入れておいて。「あっ、新しい本がある!」って開いて、「思ってたのと違う!」(笑)。

一同:(笑)

谷江さん:読んだ後、お母さんに何か話しかけてきました?

渡邉さん:それはなかった。学校の性教育の授業でジャブは打たれてるし、この春、夫の単身赴任が終わったので、「あなたの出番よ、これからは」と。

「これからは、あなたの出番」
「これからは、あなたの出番」

谷江さん:「今は父親の出番」みたいな時ってありますか?

渡邉さん:すごくイラついてる時とか、私が声をかけたら余計に腹が立つだろうなという時は夫が行って、話して。

――小学校では 4 年生以降に月経や精通を習うそうです。男の子への関わりって難しいですけど、性教育の取材では、お母さんから息子に「下着が汚れたら、水で洗って洗濯に出しておいてね」と伝えておくといいと、よく聞きます。

渡邉さん:そうそう。長男が「学校で習った」と話してきたタイミングで、「そういうことがあって困ったら、とりあえず自分で洗って、洗濯機に入れておいて」って伝えた気がする。子どものスマホも母親として気になることがあったら、いきなり息子に言わずに、夫と共有してる。

谷江さん:お子さんのスマホを同期してるんですか?

渡邉さん:同期はしてなくて、最初にスマホを持たせる時に「このスマホは私の物で、あなたに貸している。だから、私に見られたらまずいものはここに置かないように」と伝えました。あとは「玄関先に貼れないような人の悪口とか、人が嫌な思いをするようなこともスマホに入れないように」。

谷江さん:なるほど。

渡邉さん:あとは「私のスマホだから、私は中を見るよ」と伝えて、使う時間を決めて。「約束通りに使えなかったら没収だよ」と。

スマホの使い方は最初にかっちりしておきたいところ
スマホの使い方は最初にかっちりしておきたいところ

谷江さん:性教育の先生がおすすめしている絵本をこの間開いてみたんですけど、結構衝撃で…。デフォルメはされてるけど、これは子どもに見せていいのかなと。読まずに置いておいたら、子どもが黙って開いてて。その夜、絵本を読む時に持ってきて、「これ、読むのか…」。

一同:(笑)

谷江さん:読むのは無理って思って、「好きなページはある?」って聞いてみたら、赤ちゃんが生まれる瞬間のページを開いた。

一同:ほー。

谷江さん:ちょっと安心して、携帯で生まれた時の写真とかを見せたんですけど。

息子が生まれた時の話からなら、入りやすいですよね
息子が生まれた時の話からなら、入りやすいですよね

吉本さん:子どもを産む・産まないは別として、「女の人は赤ちゃんを産む体になっているから、絶対に優しくしないとダメ」とは教えてる。保育園の先生が重い物を持っていたら手伝うとか、おなかは蹴らない・たたかないとか。それが正解かは分からないけど、男の人と女の人の体は違うというのは教える。

武内さん:勉強になる。

谷江さん生理とかも、小さいうちなら男の子にも教えられる。

吉本さん:そうそう。小さい頃から、ちょっとずつ、ちょっとずつ。

――性の問題については「自分の身を守りなさい」に加えて、「相手を傷つけてはいけない」というのも教えなきゃいけないですよね。

谷江さん:性犯罪のニュースを見たら想像しますよね。「息子がこうなったらどうしよう」って。

一同:そうそう。

谷江さん:自分の息子にはそんなことは絶対にしてほしくない。

男性も女性も働いていいし、相手を養ってもいい!

最近は「共働き・共育て」が盛んに言われるようになりました。男の子のママたちは息子の将来も見据えて子育てをしています。

武内さん:体のこととか、ゆくゆくはバトンタッチかなと思ってるから、余計に今がかわいいという気持ち。

吉本さんいつかは絶対に自分の手を離れる日が来るって分かってるから。女の子だったら、大きくなっても買い物に行けたりするけど。

渡邉:女子とは並んで歩む感じがあるけど、男子はどこかで分かれる

――「息子は結婚したら、妻の方に…」なんて言われますしね。

沖さん:そう!

一同:(笑)

いつか絶対に離れると分かっているから…
いつか絶対に離れると分かっているから…

吉本さん:成長も感じますよね。「ママと結婚する」って言ってたのが、「○○ちゃんと結婚する」って。小さい頃は「ママはパパと結婚してるから」って伝えたら泣いてたのに。

――えーっ、泣くんですか!

吉本さん:そう。で、「パパとお別れしてもらっていいかな…」

一同:(爆笑)

吉本さん:でも、この前は「僕は○○ちゃんと結婚するから、大金持ちになる」って。大金持ちへの執着もすごいけど(笑)。

一同:(笑)

「ママと結婚」から「○○ちゃんと結婚」へ!
「ママと結婚」から「○○ちゃんと結婚」へ!

――「令和を生きる男性をこう育てたい」みたいなのはありますか?

谷江さん:うちは、自分の洗濯物は自分で洗濯機に入れる。やりたがるので、遊びの一環で。食器洗いとかもびっちゃびちゃになるけど、「やりたい」と言ったらやらせる。やらせなかったら…。

沖さん:後がややこしいですよね。

谷江さん:そうそう。でも、「将来の奥さんのために」と思って。

一同:素晴らしい!

吉本さん:うちは子どもにやらせると時間がかかるから、時短のために私がやっちゃう。前に家事を「ママの仕事でしょ?」っ言われてショックだったので、「ママだけが家事をするのは普通ではない」「家のことは家族の誰がやってもいい」と絶対に言ってます。

家事は家族の誰がやってもいい!
家事は家族の誰がやってもいい!

――子どもって、たまにお父さんが家事をやると、「お父さん、偉いね」と言ったりしますよね。

渡邉さん:そこ、違うぞ(笑)!

吉本さん:男の人も女の人も働いていいし、男の人が働いて養ってもいいし、女の人が働いて養ってもいい。いろんな家庭があるんだよというのは言ってます。

「男性も家事をするんだ」と育てたい
「男性も家事をするんだ」と育てたい

中島さん:自分たちの父親世代って、家のことは妻に任せて仕事を…という時代だったじゃないですか。夫は「男性も家事をするんだ」というふうに育てられていて、私も息子をそういうふうに育てていきたい。

沖さん:うちは夫にも家事を共有して、その姿を子どもたちに見せてます。

谷江さん:夫が料理するから、「パパの料理、おいしいねー!」って。

沖さん:褒めて!

谷江さん:そういうのを見せたら、「パパも料理するものなんだ」って思いますよね。

渡邉さん:うちは夫の単身赴任が長かったから、息子たちには「働かざる者、食うべからず」で、お手伝いを割り振った。私が仕事を始めてからは「この時間にお風呂に入るにはどうしないといけない?」と考えさせて、宿題やピアノの練習の時間を決めて。「お風呂掃除しとく」って言ってくれたので、「それ、お願い!」。

谷江さん:へーっ!息子が小学生になるの、楽しみ。

沖さん:そうですね、楽しみです。

楽しいトークをありがとうございました!
楽しいトークをありがとうございました!

 

前編・後編でお届けした「男の子育児座談会」、いかがでしたか?女の子だけを育てているココハレ編集部員にとって、男の子ママから飛び出すエピソードは驚きの連続でした。

「男の子はこういうもの」と性別で決めつけるのよくないですが、男の子ママ同士で「あるよねー!」とおしゃべりするのはとても楽しい時間だと感じました。

次回は、女の子のママたちによる「女の子育児座談会」を開催します。お楽しみに!

 

「男の子育児座談会」の様子をココハレの音声メディア「ココボイス」で紹介しています。

この記事の著者

門田朋三

門田朋三

小学生ママです。長女は思春期の入り口にさしかかった4年生、次女はピカピカの1年生です。あだなは「ともぞう」。1978年生まれ。

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