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どろぼうねこが魚屋と協力? ユーモラスな絵本出版

香美市職員の小松申尚さんがストーリーを手がけた絵本「どろぼうねこのおやぶんさん」が、「第 18 回えほん大賞」を受賞し、書籍化されました。

絵本の主人公は商店街を縄張りにする「どろぼうねこ」。魚が降ってくるという天気予報があり、商売あがったりと困った魚屋さんに助けを求められる物語です。

さてさて、どんなふうに魚屋さんと猫が協力するのか。「子どもに寄り添う物語」を手がける小松さんの絵本を、お子さんに読み聞かせしてみてはいかがでしょうか。

「どろぼうねこのおやぶんさん」えほん大賞 香美市の小松さん作

「子どもに寄り添うストーリーを」と日々創作意欲を燃やす小松申尚さん
「子どもに寄り添うストーリーを」と日々創作意欲を燃やす小松申尚さん
出版された絵本「どろぼうねこのおやぶんさん」
出版された絵本「どろぼうねこのおやぶんさん」

(高知新聞 2021 年 3 月 30 日掲載 )

高知県香美市在住の小松申尚(のぶひさ)さん(41)がストーリーを手掛けた絵本「どろぼうねこのおやぶんさん」が、文芸社(東京都)の「第18回えほん大賞」を受賞し、書籍化された。猫と人が織りなすユーモラスな描写で、ほっこりと心が和む作品となっている。

香美市職員の小松さんは、幼い頃から「世界を広げてくれる本が大好きだった」そう。夢だった小説家の道には進まなかったが、40歳を前に「イラストは上手じゃないけど文章なら」と一念発起。2019年からえほん大賞への応募を続けてきた。

えほん大賞は年2回開催され、絵本、ストーリー2部門の大賞各1点を書籍化。第18回は両部門に約2600点の応募があり、昨年6月の最終発表で小松さんがストーリー部門の大賞に選ばれた。絵本作家、かのうかりんさんが挿絵を担当し、昨年12月に出版された。

主人公は、商店街を縄張りにする1匹の「どろぼうねこ」。サンマやサバが降ってくるという天気予報があり、商売あがったりだと困った魚屋さんに助けを求められるという物語。魚屋と猫の協力関係や、ふてぶてしくも愛らしい猫の表情が楽しめる作品に仕上がった。

小松さんは昨年11月にも、別のストーリーで童心社(東京都)主催の「第13回絵本テキスト大賞」を受賞し、絵本化が決定済み。3児の父親でもある小松さんは「子どもと過ごす日常生活の中に、アイデアのかけらがたくさんある」といい、「今後も子どもに寄り添うストーリーを考えたい」と意欲を見せている。

「どろぼうねこのおやぶんさん」はA4変型判32ページで、税込み1320円。

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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