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大川村〝新入生ラッシュ〟400人の村で小学校に5人、中学校7人|週間高知の子どもニュース(2021年4月3~9日)

4月第2週、いよいよ新学期がスタート! ピカピカの新1年生がまぶしい季節です。新しい環境にうまく慣れることができるよう、お子さんたちの心身のコンディションの調整に心を配りたい時季ですね。

今週は各学校の入学式のニュースが届きました。7 日、高知県内ほとんどの小中高で入学式が行われました。その中で人口 400 人弱ながら移住者が増えている土佐郡大川村では村唯一の大川小中学校に小学生 5 人、中学生 7 人が入る「入学ラッシュ」となりました。元気いっぱいの1年生、楽しい学校生活を送ってもらいたいですね。

2021 年 4 月 3 ~ 9 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

高知は田植えの季節!青空の下、早場米の苗青々 南国市

青空の下、田植えを楽しむ子どもたち(南国市田村)
青空の下、田植えを楽しむ子どもたち(南国市田村)

(高知新聞 2021 年 4 月 6 日掲載)

香長平野で早場米の田植えが始まっている。南国市では、青空の下で早生(わせ)品種の苗が青々。「おコメの収穫が楽しみやね」と、手植え体験中の親子連れらが声を弾ませた。

JA高知県によると、同市内では3月中下旬に早生の田植えがスタート。南から徐々に山手へと北上し、来月上旬には中生(なかて)品種に移るという。

高知龍馬空港に近い同市田村にある吉本正仁さん(59)の約10アールの田んぼでは5日、高知競馬の騎手会と高知市こども劇場の会員らが、恒例の田植えを楽しんだ。騎手会の社会貢献活動の一環で9年目。騎手15人と親子連れ33人はコシヒカリの苗を手にはだしで田んぼへ。強風にあおられ、泥に足を取られながらも「頑張っておいしく育って」と声を掛けながら植え付けていった。

家族4人で来た霜田沙衣さん(33)=高知市=は「参加して4年目。今では子どもたちも黙々と田植えができるようになり、成長を実感できます」と目を細めた。コメは8月初旬には収穫し、福祉施設などに贈るという。(横田宰成)

 

室戸市で新入学児童17人にランドセルカバー贈呈 交通安全協会と室戸署

(高知新聞 2021 年 4 月 6 日掲載)

室戸市で4日、春の全国交通安全運動の開始式があり、新入学児童17人にランドセルカバーが贈られた=写真。

高知県交通安全協会室戸支部と室戸署からのプレゼントで、同市と東洋町の計53人に配布予定。開始式で児童は「交通事故に遭わないように交通ルールを守ります」と宣言した。

 

高知国際高が開校 1期生278人入学「豊かな世界へ、己に挑戦」

高知国際高1期生を代表し宣誓する細川はるかさん(高知市鴨部2丁目)
高知国際高1期生を代表し宣誓する細川はるかさん(高知市鴨部2丁目)

(高知新聞 2021 年 4 月 8 日掲載)

県立高知国際高校が7日、開校した。高知市鴨部2丁目の同校で開校式と入学式が行われ、1期生278人が新たな歴史を刻み始めた。同校は教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の認定校で、探究学習を通じて国際的な視野を持つ人材の育成を目指す。

高知国際中高は、高知南中高と高知西高の統合校。国際高校には高知南中からの進学生も含め、IBのプログラムを実施するグローバル科(78人)や、IBの手法を取り入れた授業を行う普通科(200人)で学ぶ。

開校式では伊藤博明県教育長が開校宣言した後、浜田省司知事が「国際高校でしかできない学びを重ね、心に秘めた志の実現を目指してほしい」と祝辞。

続く入学式では森本民之助校長が「飛び出すフィールドは地球。異なる考え方や習慣を尊重して新しい仲間を増やし、地球全体の課題を考えていこう」と呼び掛けた。

新入生を代表し、グローバル科の細川はるかさん(15)が「豊かな世界への〝結び〟を築くために己に挑戦し課題を求め、新たな未来、思考、自分を探索していく」と宣誓した。

新入生たちは「制服がかっこいい」と初々しい笑顔。普通科の高橋沙奈さん(15)は「発展途上国で働く医師になることが夢。特に英語を頑張りたい」。ほかの生徒も、「災害時に役立つロボットを作りたい。海外の大学入学を目指している」「何にでも好奇心を持てる人になりたい」…。それぞれが、夢や抱負をはつらつと語っていた。(石丸静香)

 

 

梼原高生 新施設に入寮 町整備「ゆすゆす」完成

梼原高校の寮として活用される「町生涯学習交流センターゆすゆす」(梼原町大蔵谷)
梼原高校の寮として活用される「町生涯学習交流センターゆすゆす」(梼原町大蔵谷)

(高知新聞 2021 年 4 月 8 日掲載)

高岡郡梼原町が梼原高校の寮を兼ねた施設として整備していた町生涯学習交流センターゆすゆす(大蔵谷)がこのほど完成し、7日に入寮式が行われた。

既存の孝山(こうざん)寮が老朽化した上、町外からの進学者増加に対応するため整備。町が県の教育振興施設整備の交付金(1億4500万円)を活用して、同校から約1キロ離れた町有地に建設した。若者を表すユースと梼原をかけて、在校生が「ゆすゆす」と名付けた。

町産の杉やヒノキをふんだんに使った木造2階建て(延べ床面積は1684平方メートル)で2人部屋で30室。同校生122人のうち、58人が入寮している。朝夕食を提供する食堂や、将来的には住民の利用も見据えたトレーニングルーム、自家発電設備もある。総事業費は7億2500万円。

式には、新入生40人のうち町外から入寮する22人と保護者らが出席。岡田圭司校長が「皆さんの若々しい姿が地域の希望や元気になる。3年間寝食を共にして生涯の友を得て素晴らしい寮に仕上げてほしい」と迎え入れた。

沖縄県与那国町から進学した青野和真さん(15)は「視野を広げたいと思い県外に出た。寮はすごくきれいで安心して暮らせる。野球部でレギュラーになれるよう頑張りたい」と目を輝かせていた。(富尾和方)

 

高知・大川村〝新入生ラッシュ〟400人の村で小学校に5人、中学校7人

今日から学校頑張るぞ―。元気いっぱいに入学した大川小学校の新入生5人(大川村小松=山下正晃撮影)
今日から学校頑張るぞ―。元気いっぱいに入学した大川小学校の新入生5人(大川村小松=山下正晃撮影)

(高知新聞 2021 年 4 月 8 日掲載)

ピッカピカ1年生、よーいドン―。好天に恵まれた7日、県内ほとんどの小中高校で入学式が行われ、多くの児童生徒がすがすがしい新生活のスタートを切った。

人口400人弱ながら移住者が増えている土佐郡大川村では、村唯一の大川小中学校(中切)に小学生5人、中学生7人が入学。特に小学校は、新入生が近年1、2人で昨年はゼロだっただけに、うれしい〝入学ラッシュ〟となった。

中学校と合同で行われた式では、同小学校の谷内宣夫校長が小学校の新入生に「元気よくあいさつや返事をして、先生や友達の話をしっかり聞いてくださいね」と語り掛けた。

小学1年の和田照生(てるき)君(6)は「足し算が好きやき算数が楽しみ。友達と鬼ごっこや鉄棒もしたい」。中学1年の朝倉昊弥(こうや)さん(12)も「クラスの皆で助け合い、最高の中学生活にしたい」と笑顔いっぱいで、新生活への期待を膨らませていた。(竹内将史)

 

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ココハレ編集部

ココハレ編集部

部員は高知新聞の社員 6 人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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