芸西幼稚園の園児がフラワーアレンジメントを体験しました!|週刊高知の子どもニュース(2022年6月25~7月1日)
高知県内は短かった梅雨が明け、本格的な夏がスタート。子どもたちは暑さにも負けず元気いっぱいです。
安芸郡芸西村特産の花を生けることで地場産業を知るとともに感性を育もうと、芸西幼稚園でフラワーアレンジメント体験が行われました。
2022 年 6 月 25~7 月 1 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。
目次
公立中の部活「地域移行」高知県内でも...清水中、地元クラブに委託 スポーツ環境の維持模索
(高知新聞 2022 年 6 月 25 日掲載)
スポーツ庁が公立中学校の運動部活動を地域に移行する方針を打ち出す中、高知県内でも地域移行を試行する動きが出始めている。土佐清水市の清水中学校では同庁の「地域運動部活動推進事業」を活用し、6月からバドミントン部と硬式テニス部の練習指導を地元スポーツクラブに委託。生徒減の中でもスポーツ環境を維持できるよう模索している。
6月上旬の午後、土佐清水市の市民体育館。清水中の生徒5人が硬式テニスの室内練習に汗を流していた。指導するのは地元の総合型地域スポーツクラブ「スクラム」のテニス指導者、宮本海帆さん(31)。平日は午後5~7時に指導している。
清水中では総合型地域スポーツクラブ「スクラム」が設立された2004年ごろからスクラム所属の指導者がバドミントンと硬式テニスを指導。小学生クラブの教え子が中学生になったのを機に継続して教えるようになったという。
硬式テニスとバドミントンは同中では「校外部活動」との位置づけで、顧問は別の部活動の副顧問が兼務。スポーツクラブの指導者が引率できない県中体連主催の大会は学校の部活動として参加し、その際は教員である顧問が引率してきた。
公立中学校の運動部活動を巡っては、スポーツ庁の有識者会議が5月末、25年度末を目標に休日の運動部活動の指導を地域のスポーツクラブなどに委ねる「地域移行」を実現すべきとの提言を了承した。
13年に約350人いた同中の生徒は約200人に減少。同中元校長で土佐清水市の岡崎哲也教育長は「生徒も教員も減る中で、このまま部活動を維持するのは難しい」と危機感を口にする。専門外の部活を担当する教師も多く、「教師の負担を軽減し、子どもの可能性を引き出すには専門的な競技指導ができる地域クラブへの移行が有効だ」と話す。
そこで、専門的な競技指導と教員の負担軽減を目指し、同庁が21年度に創設した地域移行を実践研究する同事業の導入に踏み切った。第一弾は既に地元クラブが指導しているバドミントンと硬式テニス。練習形式は従前通りだが、部活動指導の受け皿としての総合型地域スポーツクラブの位置づけが明確化された形だ。
県中体連も清水中の事例も踏まえ、中体連主催大会へのクラブチームの参加を今後検討していく方向だ。宮本さんは「この2年は新型コロナの影響で大会時に会場に入れず、駐車場で待っていた時もあった。これからは試合本番でアドバイスもできるようになる」と期待する。
一方、他の部活動を地域移行することについて岡崎教育長は「指導者の確保などの課題もある」と指摘し、「地元の指導者とも丁寧に話をしながら段階的に地域移行を進めていきたい」としている。(五十嵐隆浩)
「トルコギキョウ」など芸西特産の花、園児がアレンジ
(高知新聞 2022 年 6 月 26 日掲載)
安芸郡芸西村特産の花を生けることで地場産業を知るとともに感性を育もうと、同村和食甲の芸西幼稚園でこのほど、フラワーアレンジメント体験が行われた。園児約50人は保護者の手ほどきを受けながら、思い思いの作品づくりを楽しんだ。
同園では、「花育」として数年前から保護者と協力して実施。花は、生産者でもある保護者が提供している。22日は、同村でブルースターの次に多く生産されているトルコギキョウ5種類のほか、ユーカリやミモザの葉などを用意した。
園児は、ずらっと並んだ白やピンク、紫などの色花に興味津々。好きな色の花を選び、はさみで茎の長さを調節。水を染み込ませたスポンジに差し込んで作品が完成すると、「小さい花畑ができた」と喜んでいた。(宮内萌子)
児童だけで運営するサッカー大会が開催 プレー・作戦、審判も 黒潮町
(高知新聞 2022 年 6 月 26 日掲載)
児童だけで運営、プレーするサッカー大会「高知りょうまフェスタ(U―10)ニューチャレンジカップ」が25日、幡多郡黒潮町の土佐西南大規模公園で開かれた。
子どもが主体的に考えて行動できる場にしようと、NPO法人砂浜美術館などでつくる実行委員会が主催。県内の小学3、4年生で組織する7チーム約80人が参加した。
試合会場は監督や保護者を“シャットアウト”。子どもたちは作戦を立てたり、記録本部の役目を務めたり。試合中のジャッジも選手自らが決めた。宿毛FCの田村信登(しんと)君(10)は「いつもと違う話し合いができた。皆で協力して、試合中に前向きな声かけもできた」と明るい表情だった。
またこの日は、町内の小中学校教員もファシリテーター(話し合いのまとめ役)研修のため参加。子どもたちが作戦を練るタイミングで、「どうしたい?」「話してみて」と呼び掛けていた。佐賀小教員の吉岡大将さん(27)は「チーム全員が話せるようにするのが大事だと分かった。普段のクラスでも同じようにやりたい」と話していた。(河本真澄)
短冊で路面電車を飾り付け 7/7まで「七夕電車」
(高知新聞 2022 年 6 月 28 日掲載)
「ウルトラマンサーガになりたい」「いっぱいおすしがたべれますように」―。七夕を前に27日、高知市の潮江第二双葉園の年長組16人が願いごとを記した短冊で路面電車を飾り付けた=写真。「七夕電車」として7月7日まで運行する。
とさでん交通が電車を身近に感じてもらおうと企画。同市桟橋通4丁目の車庫に招かれた園児たちが「プリンセスになれますように」などと書き、ササの模型にくくり付けた。電車の天井は星空をイメージして青と黄の紙テープで装飾され、窓際につるした短冊と合わせて車内はカラフルに。三石恵未ちゃん(5)は「きらきらでかわいい。また乗りたい」とにっこり。
電車内でのイベントはコロナ禍前、2019年のクリスマス以来。七夕電車は乗降口そばに短冊とペンが用意され、乗客も願いごとが書けるという。(新妻亮太)
七夕に願い 園児飾る 安芸駅
(高知新聞 2022 年 6 月 29 日掲載)
七夕を前に土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線安芸駅で28日、安芸市の矢ノ丸保育所の園児がササに短冊を飾り付けた。
改札前に約2・5メートルのササを用意。子どもたちは「プールでもぐれるようになりたいです」「ママがかわいくなれますように」など、願い事を書いた短冊をくくりつけていった。
ササ飾りは7月7日まで設置。ごめん・なはり線では、一般の乗客が願い事を記した短冊などで七夕の装飾をした列車も運行している。(宮内萌子)
花海道の花植え替え 高知市の浦戸小
(高知新聞 2022 年 6 月 30 日掲載)
高知市の浦戸小学校の全校児童46人が29日、学校近くの桂浜花海道(県道春野赤岡線)で花壇の花を植え替えた。
同小は県のロードボランティアとして、2001年から夏と冬に植え替えを担ってきたが、一昨年からはコロナ下で中止に。今回は3年ぶりに行った。
道沿いの約20メートル区間に、ニチニチソウとマツバボタンの苗計300株を植栽。気温30度を超える炎天の下、水分をこまめに取りながら、赤、白、紫の苗を植えていった。
6年の山本翔大君(12)は「毎日仕事でこの道を通る人たちが花を見て楽しい気持ちになってほしい」と話していた。(人見彩織)
神田小児童が着衣水泳訓練 高知市
(高知新聞 2022 年 7 月 1 日掲載)
落水事故から身を守る方法を学ぼうと、高知市の神田小学校で30日、着衣水泳訓練が行われ、5年生約120人が市東消防署員の指導で落ち着いて水に浮く方法を学んだ=写真。
同署特別救助隊の原信仁さんが「水に落ちたら、浮いて救助を待つことが一番大事」と説明し、児童は服を着たままプールへ。「うわ、体が重たい」「寒ーい」と歓声を上げつつ、自由に泳げないことを体感した。
他の隊員らは「服には保温効果があり、靴も浮具になるから脱がない」「手足の力を抜いて」と助言。ペットボトルやポリ袋、ランドセルを使って浮く訓練も行われ、児童は「道具を使うと楽に浮けた」「ランドセルが浮くって知らんかった」と話していた。(川田樹希)
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