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十川中学校の生徒が「こいのぼり弁当」を考案、川渡しをPR!|週刊高知の子どもニュース(2022年10月15~21日)

十川中学校の生徒が「こいのぼり弁当」を考案、川渡しをPR!|週刊高知の子どもニュース(2022年10月15~21日)

四万十町の十川中学校の生徒が「こいのぼり弁当」を考案し、道の駅四万十とおわ(同町十和川口)で販売が始まりました。土日限定で、十和地域発祥のこいのぼりの川渡しを「食」でPRします。

2022 年 10 月 15 ~ 21 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

元日本代表・佐藤寿人さんがサッカー教室、香南市のアランチャジョカーレに指導

小中学生にサッカーの戦術などを教える佐藤寿人さん(右)=香南市香我美町徳王子の香我美運動広場
小中学生にサッカーの戦術などを教える佐藤寿人さん(右)=香南市香我美町徳王子の香我美運動広場

(高知新聞 2022 年 10 月 15 日掲載)

サッカー元日本代表の佐藤寿人さん(40)がこのほど、香南市の香我美運動広場で地元のサッカークラブ「アランチャジョカーレ」の中学生らを指導し、考えてプレーする大切さを説いた。

同市では9月、こうなんスポーツクラブが佐藤さんを招いたサッカー教室を開いており、これに参加した同クラブ側が今回、改めて指導を依頼。12日は小学生を含む約40人が参加した。

佐藤さんは、ボールばかりを見ずに周りの選手に合わせて自分の動きを変える練習や、ゴール前での駆け引きなどを指導。「時間をかけずに素早く判断して」「今のシュート、パーフェクト」などと、一人一人に助言や励ましの声を掛けていた。

キャプテンの大西貫太さん(15)=香我美中3年=は佐藤さんとのシュート対決に挑戦し、「毎回狙ったところに強いボールが来ていてすごかった。自分も一つ一つのボールへの意識が高まった」と話していた。(深田恵衣)

難民の子どもに服2000着、甲浦中学生が東洋町内で集める

衣服の仕分け作業を行う生徒ら(東洋町の甲浦中学校)
衣服の仕分け作業を行う生徒ら(東洋町の甲浦中学校)

(高知新聞 2022 年 10 月 15 日掲載)

不要な服を集めて難民の子どもに寄付しようと、安芸郡東洋町白浜の甲浦中学校の生徒がこのほど、町内で約2千着を集めた。

活動は、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングが全国の小中高校に呼びかけて実施している。同校は、生徒会が中心となりチラシなどで協力を求め、回収ボックスを甲浦小学校や甲浦保育園など5カ所に設置。9月20日~10月7日に衣服を集めた。

13日には、生徒23人や教員、住民が約1時間かけて仕分け作業。シャツやズボン、袖丈別に分けて、発送用の段ボールに詰めた。生徒会副会長で3年の原田佳穂さん(15)は「多くの人に協力してもらえて良かった。難民の子どもたちが気に入ってくれるとうれしい」と話していた。衣服は同社を通じて11月上旬ごろに発送される予定。(板垣篤志)

中学生がオンライン交流、本山町と韓国

韓国の中学生とオンラインで交流する嶺北中生(本山町本山)
韓国の中学生とオンラインで交流する嶺北中生(本山町本山)

(高知新聞 2022 年 10 月 15 日掲載)

長岡郡本山町の嶺北中学校と韓国ソウル市のシンソ中学校の生徒が13日、オンラインで交流し、互いの学校生活や文化に理解を深めた。

文部科学省の国際共同授業プログラムの一環で、音声を両国語の字幕に変換する翻訳プログラムを活用した。

嶺北中は3年生11人が参加。英語で自己紹介した後、授業で取り組んでいる木材加工品作りの様子などを日本語で伝え、「魅力あふれる本山町に遊びに来て」と呼び掛けた。韓国の生徒たちは、ソウル市の観光名所である南山ソウルタワーや景福宮(キョンボックン)などを動画を交えながら紹介した。

最後は互いに「韓国ではどんなK―POPグループが人気?」「韓国で行ってみたい場所は?」などと英語で質問し合っていた。

嶺北中の右城慶人さん(14)は「英語は緊張したけど、韓国の生徒たちが温かく迎えてくれたのでうまく話せた。教えてもらった韓国の名所に行きたい」と話していた。(谷沢丈流)

土佐女子中学生が海上保安部で職場体験

ホースで放水する生徒たち(高知市桟橋通5丁目)
ホースで放水する生徒たち(高知市桟橋通5丁目)

(高知新聞 2022 年 10 月 15 日掲載)

高知海上保安部(高知市桟橋通5丁目)でこのほど、土佐女子中学校の3年生4人が職場体験し、海の安全と環境を守る仕事を学んだ。

同校が11、12の両日、県内約50カ所で行った職場体験の一つ。4人は重さ約10キロのボンベを背負い、ガスマスクを装着して、船内火災で取り残された人の救助や放水の訓練に参加した。窪田真子さん(15)は「消防士のような仕事をしてるのに驚いた。ボンベにガスマスクを着けると歩くだけで息苦しい」と話した。

他にも、巡視船「さんれい」の操舵(そうだ)室で航海用レーダーの操作やかじ取りを体験したり、密漁の摘発などで行う指紋採取に取り組んだり。

同保安部の安積憲作渉外係長は「海上保安庁は潜水士のイメージが強いが、海洋環境を守ったり、海上で消防や警察のような役割を果たしたり、業務が多岐にわたることを知ってもらういい機会になった」と話していた。(人見彩織)

勇壮に尾崎太刀踊り 子どもら奉納 室戸市佐喜浜町

伝統の尾崎太刀踊りを奉納する子どもら(室戸市佐喜浜町の白髭神社)
伝統の尾崎太刀踊りを奉納する子どもら(室戸市佐喜浜町の白髭神社)

(高知新聞 2022 年 10 月 16 日掲載)

室戸市佐喜浜町の白髭(しらひげ)神社で15日、秋の神祭が行われ、地元の子どもらが伝統の尾崎太刀踊りを奉納した。

尾崎太刀踊りは江戸時代の天保年間(1830~43年)、河内(現大阪府東部)で刀鍛冶の修業をしていた地元出身者が帰郷して伝えたとされる。後継者不足で1962年に途絶えて以降は72年に1度踊られただけとなっていたが、有志が保存会を立ち上げて2002年に復活させた。

2種類の歌と踊りを1幕とした全5幕のうち、今回は3幕を奉納。保存会メンバーや子どもら10人の踊り手が黄緑や白の衣装に身を包み、刀や日傘などを素早く持ち替えるなどしながら、拍子木に合わせて勇壮な舞を披露した。

踊り手は4月から週に1回練習を重ねてきた。佐喜浜小5年の多田遥有(はるあ)君(11)は「みんなそろってきれいに踊れたのをお客さんに見てもらえてよかった」とうれしそうに話していた。(板垣篤志)

新聞感想文コンクール 最優秀の児童生徒表彰 高知市

表彰状を受け取る受賞者(高知市本町5丁目の高知会館)
表彰状を受け取る受賞者(高知市本町5丁目の高知会館)

(高知新聞 2022 年 10 月 17 日掲載)

高知県内の小中高生を対象にした「第19回新聞感想文コンクール」の表彰式が16日、高知市内で開かれた。77校から寄せられた3558点の中から、各部門の最優秀に輝いた児童生徒らに表彰状が手渡された。

高知新聞販売所でつくる高新会と高知新聞社が、「新聞を読んで感じたこと」をテーマに募集。小学は48校1362点、中学は16校1430点、高校は13校766点の応募があり、小中高合わせて最優秀5人、優秀25人、優良50人、優秀学校賞3校、参加奨励賞15校が選ばれた。

表彰式には受賞者や家族ら約20人が出席。審査員を代表し、小砂丘賞委員会の元副理事長、鈴木義夫さんが「新聞記事をよく読み、暮らしと結びつけて、自分の思いをまっすぐに書くことができていた」と講評した。

小学中学年の部で最優秀となった野市東3年の下元悠世(ひさよ)さん(9)は、「男性育休 県内じわり定着」という記事で感想を書いた。出産予定の母のために、父が育休を取るか家族で話し合ったという。10月に弟が生まれ「パパが育休を取ってくれたから一緒におれてうれしいし、ママも楽できている。男性育休が特別じゃなく、当たり前の社会になってほしい」と話していた。(玉置萌恵)

かかしで観光列車歓迎 窪川―影野駅間に16体 四万十町

沿線に並ぶ窪川小児童のかかし(四万十町榊山町)
沿線に並ぶ窪川小児童のかかし(四万十町榊山町)

(高知新聞 2022 年 10 月 19 日掲載)

JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の乗客を楽しませようと、高知県高岡郡四万十町の沿線にこのほど、「かかしコンテスト」の作品16体が設置された。12月末まで。

観光列車は土讃線の高知―窪川間で土―月曜、祝日に運行。かかしコンは「農業の盛んな町らしい歓迎を」と、町などが昨年から行っている。

今年は影野、窪川小学校の児童や障害者支援施設オイコニア(仁井田)の入所者らがユニークなかかしを寄せ、今月14日までに窪川―影野駅間の3カ所に立てられた。このうち窪川駅近くには、窪川小5年生35人が作った9体を設置。マスクを着けた鬼やピエロなどが並び、「いってらっしゃい。楽しんで来てね」とメッセージを添えた作品もあった。

町商工会、町観光協会などが後日、出来栄えを審査し上位者を表彰する。(小林司)

第六小で初の「防災運動会」、津波避難訓練も 高知市

パン食い競走に挑戦する子どもたち(高知市の第六小学校)
パン食い競走に挑戦する子どもたち(高知市の第六小学校)

(高知新聞 2022 年 10 月 19 日掲載)

高知市升形の第六小学校でこのほど、初の「防災運動会」が開かれ、児童や地域住民らが津波避難訓練や玉入れなどに汗を流した。第六体育会や同校PTAなどの主催で、区民運動会は3年ぶり。初めて津波避難訓練と同時に行った。

まず、小学4年の参加児童が、校内の災害用備品の置き場所を紹介した。市役所の防災担当職員の指導で、住民が学校玄関口にある震度5弱以上で開く鍵箱から体育館や屋上の鍵を取り出し、屋上へと避難。さらに、体育館の防災倉庫に毛布や担架などが入っていることを確認した。

その後、運動場で300人が参加し、ひしゃくで水をくんで走る「消火リレー」や「救援物資が届いたぞ」と称したパン食い競走などを楽しんだ。

同校4年の岩佐玲奈さん(9)は「防災のことを知れて楽しかったし、勉強になった」。祖母の明神友子さん(72)も「あまり学校に来ることがないので、孫が友達と仲良くしているのを見られて良かった」と目を細めていた。(玉置萌恵)

武道の魅力知って 体験会に子ども100人 南国市

武道体験会で剣道の面打ちを習う子どもたち(南国市立スポーツセンター)
武道体験会で剣道の面打ちを習う子どもたち(南国市立スポーツセンター)

(高知新聞 2022 年 10 月 19 日掲載)

子どもを対象にした武道体験会がこのほど、南国市前浜の市立スポーツセンターで開かれ、園児から中学生まで約100人が心身を鍛える魅力に触れた。

市スポーツ協会の主催。同協会によると、所属する六つの武道連盟の会員数は少子化などを背景に10年前と比べほぼ半減しており、普及の機会にと体験会を企画した。

15日は少林寺拳法やなぎなたなどの5連盟が参加し、演武を披露。その後、子どもたちは順番に各武道のブースを回り、柔道の背負い投げや剣道の面打ち、空手の突き蹴りなどを教わった。指導者は「体育の成績が上がる」「あいさつは大事。礼儀も身につく」などとアピールしていた。

剣道に興味を持ったという溝渕真央(まひろ)ちゃん(5)は「木刀をばってんにして打ち合うところが格好よかった。私もやってみたい」と話していた。(深田恵衣)

川渡しPRへ「こいのぼり弁当」十川中生が考案 土日に道の駅「四万十とおわ」で販売 四万十町

考案した「こいのぼり弁当」をPRする十川中学校の生徒(四万十町十和川口)
考案した「こいのぼり弁当」をPRする十川中学校の生徒(四万十町十和川口)

(高知新聞 2022 年 10 月 20 日掲載)

高知県高岡郡四万十町の十川中学校の生徒が「こいのぼり弁当」を考案し、道の駅四万十とおわ(同町十和川口)で販売が始まった。土日限定で、十和地域発祥のこいのぼりの川渡しを「食」でPRする。

同校は地元企業や住民と協力し、生徒が地域活性化などに目を向ける授業に取り組んでいる。今年は商品開発に1、2年生5人が参加し、6月からアイデアを出し合って道の駅スタッフと試作を重ねてきた。

完成した弁当は地元の米で作ったのり巻きとオムライスの上に、チーズや魚肉ソーセージでこいのぼりの目やうろこを表現。総菜はシイタケや里芋、カボチャなどを使い、イガグリを模したコロッケを入れるなど楽しい見た目に仕上げた。

見た目も楽しい「こいのぼり弁当」
見た目も楽しい「こいのぼり弁当」

15日の販売初日は、道の駅で生徒5人がそろって「おいしいですよ」とPR。用意した40食を2時間ほどで売り切った。また模擬株式会社を運営する他の生徒らも、こいのぼりをモチーフにした独自キャラ「のぼりん」などのグッズを販売した。

弁当開発に参加した2年の楠原万利衣さん(13)は「日本で最初のこいのぼり川渡しを知ってもらうきっかけにしてほしい」と話していた。弁当は税込み780円で、今後1年間の販売を予定。四季ごとに具材を変えながら1日20~30食を用意するという。(小林司)

子どもの写真を宇宙に届ける!ロケットでモザイクアートを 高知市の一宮小で撮影会

夢を書いた紙を手に撮影に臨む一宮小の児童たち(高知市一宮西町1丁目の一宮小)
夢を書いた紙を手に撮影に臨む一宮小の児童たち(高知市一宮西町1丁目の一宮小)

(高知新聞 2022 年 10 月 21 日掲載)

子どもたちの笑顔の写真を宇宙に届けようと20日、高知市の一宮小学校の児童の撮影会が行われた。写真はモザイクアートに加工され、ロケットで国際宇宙ステーションに届けられる。

航空写真撮影などを行う国際総合企画(東京都千代田区)の「こども宇宙プロジェクト」で、今回が10回目。プロジェクト参加は無料で、保護者に同社が撮影した児童の写真を販売している。本年度は一宮小や朝倉小など、全国の小中約200校が参加した。全校の写真を使い、A2サイズのモザイクアートにして宇宙に届けるという。

この日、業者が運動場で全校児童の集合写真をドローンで撮影。クラスごとに「看護師」や「マンガ家」など、児童がそれぞれの将来の夢を書いた紙を持って写真に納まった。

6年の三谷虎祐多(こうた)君(12)は「アニメに声をあてて命を吹き込むのがかっこいいから、声優になりたい」とにっこり。田渕心美さん(12)は「医者になりたい。おじいちゃんが肺炎で亡くなったときに『助かる手だてがない』と言われたから、私がその方法を見つける」と語った。

子どもたちの写真を載せた米航空宇宙局(NASA)のロケットは来年6月ごろ、フロリダから宇宙へ出発するという。(玉置萌恵)

1万本のミカン狩り、園児らが楽しむ 大月町

ミカン狩りを楽しんだおおつき保育所の園児(大月町頭集のコーラルフルーツ大月農場)
ミカン狩りを楽しんだおおつき保育所の園児(大月町頭集のコーラルフルーツ大月農場)

(高知新聞 2022 年 10 月 21 日掲載)

幡多郡大月町頭集のミカン園、コーラルフルーツ大月農場でこのほど、同町弘見のおおつき保育所の園児16人がミカン狩りを楽しんだ。

約4・3ヘクタールの農場には、3種類計1万本のミカンの木があり、20年以上前から地元の園児らを招待。18日は農場長の岡翔太郎さん(29)が「オレンジ色が濃いと熟していて甘い」と説明し、園児は直径6センチほどに実った温州ミカン「日南1号」をはさみで摘み取り、その場でぱくっと頬張っていた。

岡さんによると、今年は表年で気候も良く、実付きや甘さは十分。園児は「甘~い!」と歓声を上げ、「家で食べるよりおいしく感じる」とほほ笑んでいた。

ミカン狩りは11月27日までの午前9時~午後5時。園内食べ放題で、入園料は中学生以上500円、小学生400円、園児300円。問い合わせは同園(0880・72・1583)へ。(坂本出)

北海道の浦臼中生が嶺北中を訪問、3年ぶりにモルックなどで交流

モルックの試合を楽しむ浦臼、嶺北両中学校の生徒(本山町本山の嶺北中)
モルックの試合を楽しむ浦臼、嶺北両中学校の生徒(本山町本山の嶺北中)

(高知新聞 2022 年 10 月 21 日掲載)

長岡郡本山町の友好交流町になっている北海道浦臼町の浦臼中学校3年生13人が19日、修学旅行で本山町の嶺北中学校を訪れ、スポーツやグルメを楽しみながら交流した。

1893年に本山町出身者が浦臼町に入植した縁から、両町は1999年に友好交流町協定を締結。2014年から両校の生徒が修学旅行で互いに訪問しており、18年には姉妹校協定を結んだ。新型コロナウイルスの影響で20、21年は訪問を中止していた。

嶺北中では同校3年生11人が出迎え。ボウリングに似たフィンランド生まれのスポーツ「モルック」に両校の混合チームで挑戦した。昼食には土佐あかうしのカレーライスが振る舞われ、浦臼中生は「北海道の牛肉より食感がしっかりしていておいしい」などと喜んでいた。

浦臼中生は、18日から4日間の日程で本県や愛媛県を訪問。3年の魚本つぼみさん(14)は「本山町に来るのがずっと楽しみだった。嶺北中の子たちが元気に迎えてくれてうれしかった」と話していた。(谷沢丈流)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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