【イチ押しニュース】園児の頃からスライム好き。自宅でスライムを作り続ける高校生・森和心さん
軟らかく、びよーんと伸びるスライム。「触るのが大好き」というお子さんもいらっしゃると思います。
土佐市の高校生・森和心(にこ)さんは園児の頃からスライム好き。中学 2 年の時にYouTubeを見てスライム作りに目覚め、自宅で作り続けています。
母親の笑(えみ)さんは和心さんのスライム作りを「この子に必要なもの」と、全力で応援しているそうです。子どもの「好き」を尊重し、応援できるお母さん、すてきです。
スライム作りに青春ささげ 15歳・森和心さん(土佐市)―フォっトけないす
(高知新聞 2022 年 4 月 5 日掲載)
スライム作りに青春をささげている女子生徒がいる。今春高校に進学した土佐市高岡町丁の森和心(にこ)さん(15)。小遣いをためて材料を購入し、作った色とりどりのスライムは数知れず。「触っていると落ち着く」という和心さんの野望はずばり「たらいいっぱいのスライムに沈みたい」―。
園児のころからスライムに触ることが好きだった和心さん。製作のきっかけは中学2年時の夏、動画投稿サイト「ユーチューブ」で見た製作動画だ。「すぐに自分でも作ってみたくなって、夜遅くに母親と薬局まで材料を買いに行きました」
スライムは、ホウ砂や洗濯のりなどを混ぜて作る。当初は軟らか過ぎたり、伸びが悪かったりと失敗続き。数日後、試しに水を入れずに作ると、納得いく出来に。そこから一気にのめり込んだ。
「畳の上とか布団の中でも触るき、やめてーって思いよったけど…」と母の笑(えみ)さん(47)。「この子に必要なものながやって感じてからは、全力で応援してます」
〝親公認〟も得て、中学3年時に自宅の中にシートを貼った4平方メートルほどの「スライム部屋」が完成。小遣いがたまるたびに100円ショップなどで材料を買い求め、インクで色を付けてビーズや星飾りを入れるなどのアレンジを加えて作ってきた。一つの製作時間は15分ほどで、1日で五つ作ったこともあるのだとか。
「自分にとって、スライムは癒やしであり居場所」と笑う和心さん。将来の夢は環境関係の仕事かスライム屋といい、「できることなら、死ぬまでスライム作りを続けたい」。青春はまだまだ続く。(山崎友裕)