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大津中の岡林結衣選手が女子100メートルで全中制覇!市長に報告しました|週刊高知の子どもニュース(2023年9月18~24日)

大津中の岡林結衣選手が女子100メートルで全中制覇!市長に報告しました|週刊高知の子どもニュース(2023年9月18~24日)

全国中学校体育大会(全中)陸上競技女子 100 メートルで優勝した岡林結衣選手(大津中 2 年)が高知市の岡﨑誠也市長らを表敬訪問しました。昨年の 200 メートルに続く全中制覇です。

「すくもレスリングクラブ」に所属する宮本彩羽(いろは)さん(大島小 6 年)も、今夏の全国大会で優勝して自信を付けています。

2023 年 9 月 18 ~ 24 日に高知新聞に掲載された子どもたちのニュースをお届けします。

須崎のメジカ新子に親子で舌鼓 市観光協会が釣り体験ツアー

(高知新聞 2023 年 9 月 20 日掲載)

旬の味覚、メジカ(マルソウダ)の新子を釣って食べる体験ツアーが18日、須崎市で初めて開催され、高知市や四万十市などから訪れた親子連れら11人が沖合でさおを振るった。残念ながら釣果はなかったが、地元レストランが昼食に刺し身を用意し、参加者は心ゆくまでもちもち食感の新子を満喫した。

メジカの新子を狙うツアーの参加者。残念ながら釣果はゼロだった(須崎沖)
メジカの新子を狙うツアーの参加者。残念ながら釣果はゼロだった(須崎沖)

ツアーは、新子目当ての観光客が多く訪れる時季に合わせ、「自分で釣ったらなお格別」と市観光協会が初めて企画。初心者でも楽しめるよう餌やさおを準備し、ほぼ手ぶらで楽しめるようにした。

参加者は朝から市観光漁業センターの船2隻で沖へ。インストラクターに教わりながらさおを出した。

ところがこの日は、本職の漁師も首をかしげるほど魚影がなく、ポイントを移動。「かかった!」との声が上がり始めたが、釣れるのは新子ではなくサバフグ(ギンフグ)ばかりで、「もうフグはえい…」との嘆き節も漏れた

昼食に用意された新子の刺し身ににっこり。口いっぱいに頬張って満喫した(須崎市のレストハウス琵琶湖)
昼食に用意された新子の刺し身ににっこり。口いっぱいに頬張って満喫した(須崎市のレストハウス琵琶湖)

2時間ほど粘ったものの、結局釣果はゼロ。しかし、昼食先のレストハウス琵琶湖(安和)が、釣れなかった場合に備えて朝どれの新子を確保しており、刺し身をたっぷり盛った定食を提供。疲れ切った様子だった参加者は、ブシュカンをぎゅっと搾ってリュウキュウと一緒に頬張り、笑顔を取り戻していた。

初めての釣りで船酔いしたという中岡睦仁君(9)は「柔らかいけど、しっかりもちもち。おいしい!」とすっかり元気に。姉の紬さん(10)は「フグばっかりやったけど、2匹いっぺんに釣れた。またやってみたい」とうれしそうな表情だった。同協会は「新子は須崎の食文化。来年は船の数を増やして再挑戦したい」と話していた。(蒲原明佳)

夢は姉妹対決? 全中陸上100m優勝の岡林結衣選手(大津中)高知市長を表敬

(高知新聞 2023 年 9 月 20 日掲載)

8月25日に松山市で開かれた全国中学校体育大会(全中)陸上競技女子100メートルで優勝した岡林結衣選手(14)=大津中2年=が19日、高知市の岡﨑誠也市長らを表敬訪問した。昨年の200メートルに続く連年の全中制覇を報告し、「これからも楽しく陸上を続けたい」と抱負を語った。

父親の正浩さんとともに全中陸上女子100メートルの優勝を報告する岡林結衣選手=左(高知市役所)
父親の正浩さんとともに全中陸上女子100メートルの優勝を報告する岡林結衣選手=左(高知市役所)

岡林選手は、広島の選手を終盤猛追し、12秒12の同タイムでゴール。写真判定の末に千分の7秒差で逆転優勝を果たした。

この日は、父親の正浩さん(52)や同校陸上部顧問の河口凌大教諭(28)らと高知市役所へ。「私は後半型なので落ち着いていけた。すごく楽しくて、思い出に残る大会でした」と笑顔で振り返った。大会後に痛みのあった右足中指が軽度の疲労骨折だったことも明かした。

また、同じ短距離選手の姉、沙季さん(16)のいる高知農業高校や社会人チーム「MMG」などの練習参加先にも触れ、「周りへの感謝を忘れずに練習に励みます」とにっこり。今後の目標を聞かれ「大きい夢ではないですが、2年後の全国高校総体で姉と一緒に100メートルで決勝を走りたい」と、姉妹対決へ思いをはせた。(横田宰成)

戦争を繰り返さないで 親族従軍の男性が児童に平和訴え 宿毛市

(高知新聞 2023 年 9 月 21 日掲載)

太平洋戦争に従軍した親族が残した手記をまとめて出版した宿毛市中央2丁目の竹村建司さん(82)がこのほど、同市の橋上小学校で平和学習の講師に招かれ、全校児童8人に戦争の悲惨さを訴えた。

「戦争を繰り返さず、平和な社会を目指そう」と子どもたちに語りかける竹村建司さん(中央)=宿毛市橋上町橋上の橋上小学校
「戦争を繰り返さず、平和な社会を目指そう」と子どもたちに語りかける竹村建司さん(中央)=宿毛市橋上町橋上の橋上小学校

竹村さんの叔父、政治(まさじ)さんは戦時中、陸軍の電信連隊に配属されパプアニューギニアへ。連合国軍の空爆を受けて仲間と撤退を強いられ、手記には「飲み水を求めてたどり着いた川で、折り重なるように死んでいった。戦友同士で食料を奪い合う姿は地獄絵そのままだった」とつづった。亡くなった戦友の姿を忘れられない政治さんは、戦後も長く心の傷に苦しんでいたという。

竹村さんは6日、政治さんが残した言葉を子どもたちに紹介し「戦争は決して繰り返してはいけない」と強調。「克己心を持ち、身近な友達を大切にしながら、平和な社会を目指してほしい」と締めくくった。

所谷和佳(ののか)さん(11)=5年=は「戦争は駄目。意見の対立(の積み重ね)が戦争につながるのかなと。けんかした時は、相手の意見も大切にしながら、話し合いたい」と話していた。(坂本 出)

高知県宿毛市の小6宮本さんレスリング全国V 「桜井つぐみさんみたいに強く」

(高知新聞 2023 年 9 月 22 日掲載)

高知県出身の桜井つぐみ選手(22)がパリ五輪切符をつかんだ女子レスリングで、彼女を目標に練習に打ち込む小学生が宿毛市にいる。「すくもレスリングクラブ」に所属する宮本彩羽(いろは)さん(12)=大島小6年。今夏の全国大会で優勝して自信を付け、「つぐみさんみたいに強くて、優しい人になりたい」と前を見据えている。

同級生の小嶋聖心さんと練習に打ち込む宮本彩羽さん(宿毛市与市明の宿毛高校)
同級生の小嶋聖心さんと練習に打ち込む宮本彩羽さん(宿毛市与市明の宿毛高校)

宮本さんは4~5歳の頃に2歳上の姉と共に入部。元々、レスリングはあまり好きではなかったといい、当初は真剣に練習に打ち込む先輩たちの姿が「怖いっ!」と感じていた。涙があふれ、マットに上がれない日もあった。

気持ちに変化が出たのは小学3年の頃、同学年の小嶋聖心(のぞみ)さん(12)=同市藻津=が仲間に加わってから。体格や実力が互角の2人は、練習でペアを組み、切磋琢磨(せっさたくま)し合うようになり、宮本さんは表情も明るくなった。他クラブとの合同合宿や県内外の大会にも積極的に参加するようになり、桜井選手と交流する機会を持てた。「誰にでもすごく優しかった」と印象を話し、一緒に練習したり、アドバイスをもらったりしたと振り返る。

7月末、三重県での「全国少年少女レスリング選手権大会」の最上位階級・58キロ超級に出場した。決勝は「(私より)6~7キロは重い」という体格のいい相手との対戦だったが、持ち前のパワーと豊富な運動量で圧倒し、1ポイントも与えることなく勝利。「7月上旬に右膝をけがし、不安があったけど、勝つぞ~って」。気負わず自然体で試合に臨んだという。

来年度は中学生となる宮本さん。指導してきた同クラブ代表の頼田匡平さん(38)は「身体能力も高いし、性格も真面目。もっと技術を磨いてレスリングの幅を広げてほしい」とさらなる成長に期待を込めた。(坂本出)

生き物と触れ合うフェス、4000人で盛況 アメゴつかみ取りも 日高村

(高知新聞 2023 年 9 月 24 日掲載)

日高村本郷の村総合運動公園と日下川調整池周辺で23日、「仁淀川こども祭&日高めだかフェスティバル」が4年ぶりに開かれ、家族連れら約4千人が生き物との触れ合い体験やステージイベントなどを楽しんだ。

「仁淀川こども祭&日高めだかフェスティバル」でアメゴのつかみ取りに挑戦する子どもたち(日高村本郷)
「仁淀川こども祭&日高めだかフェスティバル」でアメゴのつかみ取りに挑戦する子どもたち(日高村本郷)

同公園には、たこ焼きやツガニを使ったうどんなどを売る出店がずらり。ステージでは和太鼓の演奏やよさこい鳴子踊りが披露されたほか、カヌー体験やアメゴのつかみ取りもにぎわった。

調整池近くのめだか池では〝生き物調査〟も。子どもたちがカルガモやカワセミ、チョウトンボなどを探し回り、見つけるたびに歓声を上げた。横浜新町小学校5年の吉田雛希(ねね)さん(10)は「キイトトンボがこんなに黄色いとは知らなかった。メダカもたくさんいて楽しい」と話していた。

イベントは土佐の豊穣(ほうじょう)祭in仁淀川流域実行委員会が主催した。(乙井康弘)

 

高知の子どもたちや教育に関するニュースは高知新聞Plusでご覧いただけます。

この記事の著者

小笠原雄次

小笠原雄次

息子と娘はすでに成人。孫ができるのはいつになるか。趣味はテニス。体調管理も兼ねてプレイしてます。1963年生まれ。

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