高知市中心商店街の魅力を子どもたちが発掘!フリーペーパーで紹介する「こども編集部プロジェクト」が始まりました
小中学生が取材・編集・制作を担うフリーペーパー「高知市中心商店街32選トキメクBook」がこの秋、発行されます
高知市の中心商店街の魅力を小中学生が発掘する「こども編集部プロジェクト」が始まりました。
この夏、小中学生が商店街を取材。執筆や編集なども担い、フリーペーパー「高知市中心商店街 32 選トキメクBook」を制作します。
中心となっているのが高知県内で地域創生に取り組んでいる社会起業家の小崎百葉さん。「子どもたちに『高知に残りたい』と思ってもらいたい」と活動しています。
フリーペーパーは 2000 部の発行が目標で、クラウドファンディングで支援を呼びかけています。
子どもたちに「高知に残りたい」と思ってもらいたい!
小崎さんは高知市出身。兵庫県の大学でインテリアや建築、まちづくりを学びました。
「大学での学びを生かし、生まれ育った高知県に貢献したい」と、2023 年にミタニ建設工業に入社。地域創生の仕事に取り組んでいます。
高知に帰ってきてあらためて感じるのが人口減少や人口流出。至る所で「若者がいない」「後継者がいない」という声を聞きました。
「今ある資源で、高知をより良くできないだろうか」「子どもたちに『高知に残りたい』と思ってもらいたい」と考えるようになりました。
子どもたちがガイドブックの取材・編集・制作を担当します
そんな思いから始めたのが「こども編集部プロジェクト」。社会起業家として立ち上げました。
例えば、高知市の日曜市を紹介するガイドや、観光客向けのマップはありますが、「中心商店街の魅力を伝えるガイドブックはなかった」と小崎さん。
「地域」と「子どもたち」をつなぐため、小中学生にガイドブック作りに挑戦してもらおうと考えました。
活動は 2024 年 8 月。県内の小学 5 年生~中学 3 年生を 10 人募集します。
「季刊高知」を発行するクリケットの編集者が協力。子どもたちは本の作り方を雑誌編集のプロから学んだ後、中心商店街で食や人、景色など街の魅力を探し、取材します。デザインなどの編集も担います。
完成したガイドブックは商店街で無料で配布するなど、最初から最後まで、子どもたちが携わります。
こういった活動では、大人がお膳立てをする場合も少なくありませんが、「今回は全部、子どもたちを主体にしたい」と小崎さん。事前の取材交渉も子どもたちが行います。
プロジェクトチームには印刷会社、カメラマン、デザイナーも加わり、子どもたちが達成感を味わえる仕掛けを考えています。
高知の街の魅力を子どもの視点から引き出したい!
フリーペーパー「高知市中心商店街 32 選トキメクBook」はA5 版カラー。2024 年 9 月に初版を発行し、中心商店街などで無料配布します。小崎さんは 2000 部の発行を目指し、クラウドファンディングで支援を呼びかけています。
「子どもたちには、大人が想像できない秘めた力があります。子どもの視点から商店街のどんな魅力が引き出されるのか、私も楽しみ」と小崎さん。
「高知の街の良さを多くの人に伝えるため、私たち大人が子どもたちをしっかりバックアップし、一緒に楽しんでいきたいです」
クラウドファンディングの目標額は 120 万円で、6 月 30 日(日)まで受け付けています。詳しくはこちらから
こども編集部プロジェクトでは 6 月末から、取材・編集を担う子どもを募集します。
- 対象:高知県内の小学 5 年生~中学 3 年生
- 人数:10 人
- 開催日時:8 月 1、2、5~8、19~23 日の 9:00~16:00
- 開催拠点:マチナカplus(高知市廿代町 1 丁目 21 )
- 参加費:無料
- 問い合わせ:088-844-2111(ミタニ建設工業企画開発部・小崎さんへ)
- インスタグラム:https://www.instagram.com/mitani_village32/