新型コロナウイルスで休止していた高知市の乳幼児健診が再開しました
新型コロナウイルスの影響で 4 月中旬から休止されていた高知市の乳幼児健診が 6 月に再開しました。高知市によると、1 日に健診を受ける人数を制限し、問診室を広くするなど「3 密」を防ぐ対策を取っているそうです。
乳幼児健診は 1 歳 6 カ月と 3 歳の 2 回受けられます。医師や歯科医師、保健師に子育ての相談ができる機会でもあります。高知市は休止中に健診を受けられず、対象年齢を過ぎた子どもがいる家庭にも受診を呼び掛けているそうですので、対象のお子さんがいるご家庭はチェックしてみてください。
人数制限、間隔広く 高知市で乳幼児健診を再開
(2020年7月3日夕刊より)
高知市が新型コロナウイルスの影響で休止していた乳幼児健診を、感染予防に注意を払って再開している。1日の健診人数を75人までとするほか、健診中は家族ごとに間隔を空けて座れるようにしている。
乳幼児健診は母子保健法に基づき、1歳6カ月児と3歳児を対象に市町村が実施。医師や歯科医師、保健師ら専門家が子どもの心身の発達状況を確認し、相談に応じる。
高知市は新型コロナの影響で4月中旬から健診を休止していたが、感染状況が落ち着いたことから6月9日に再開した。場所や頻度は休止前と同じ、高知市保健福祉センター(高知市塩田町)でほぼ週1回。
会場の「3密」回避対策として、従来は保護者が行きたい日を選んでいた健診日を、高知市母子保健課が指定する方式にした。これで1日の健診人数を75人以下になるよう調整。高知市母子保健課が郵送する健診案内で日時を指定し、事前に連絡すれば変更もできる。
待合室を新設して問診室を2倍に広げたほか、動線を明確にして会場内の「密」を防ぐよう工夫。入り口でスタッフや親子ら全員の体温をチェックする。
コロナの影響で受診できなかった人への措置として、対象年齢を3カ月過ぎた未受診児にも案内を出し健診を勧めている。高知市母子保健課の野田真由美課長補佐は「保護者が感染の不安を持ち帰らないよう、職員が知恵を出して対策を取っています。疾病や障害の早期発見のためにもぜひ受けてほしい」と話している。(松田さやか)