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週刊高知の子どもニュース 2020年7月19~25日

長い梅雨。スッキリしないお天気が続いたこの1週間、子どもたちのニュースがたくさん届きました。長岡郡大豊町の小学生はブルーベリーを収穫。四万十市西土佐地域の給食には天然ウナギのひつまぶしが登場しました。他にも干潟で海の生き物を探したり、汗を流しながら間伐をしたり、さまざまな形で地域を学んでいます。

安芸郡馬路村の魚梁瀬小学校など一部の学校では終業式が行われました。2020 年 7 月 19 ~  25 日の子どもたちのニュースを、高知新聞の紙面からお届けします。

 

養護施設児童が海楽しむ 高知市 遊覧船で浦戸湾巡る

船からの投網漁を見学する子どもたち(高知市の浦戸湾)
船からの投網漁を見学する子どもたち(高知市の浦戸湾)

(高知新聞 2020 年 7 月 19 日朝刊より)

観光客向けの遊覧船を運航する「新高知市観光遊覧船」(高知市桟橋通6丁目)は18日、県内の児童養護施設の子どもたちを招待し、浦戸湾や桂浜を巡った。子どもたちは普段通う学校を海から眺めたり、近くを通る船に手を振ってみたり、海上でしかできない体験を楽しんだ。

外出の機会が少ない子どもたちに楽しんでもらおうと、同社が「海の日」に合わせて毎年行っている取り組みで、3回目。19日と合わせた2日間で約60人の児童が乗船する予定。

浦戸湾内では、別の小舟に乗ったボランティアの男性たちが、子どもたちの目の前で投網漁を披露する場面も。水面に向けて網を打ち、30センチほどのヒョウダイなどが取れると、子どもたちは「すごい!」「魚かわいい」と拍手を送った。

初めて船に乗ったという小学6年生の女子児童は「(水面で)魚が跳んでて、風もすごかった。普段の生活だと体験できんことができて、楽しかった」とはしゃいでいた。(河本真澄)

干潟の生き物かわいい~ 須崎市で家族連れら観察・採取

家族連れらが参加した干潟の生きもの観察会(須崎市押岡)
家族連れらが参加した干潟の生きもの観察会(須崎市押岡)

(高知新聞 2020 年 7 月 20 日朝刊より)

高知県須崎市の通年企画「すさき野外博物館」がこのほど始まり、家族連れらが市内の干潟で生き物の採取や観察を行った。

市内で年4回ほど観察会を開いており、18日は押岡川と桜川が合流する干潟で行った。

児童ら11人はぬかるみに足を取られながら、目を皿のようにして周囲を観察。県絶滅危惧種のシオマネキやトビハゼを見つけると、「すごいかわいい」「思っていたより動きが速い」などと見入っていた。

参加者は1時間半で貝やカニなど11種類を採取。案内役の町田吉彦・高知大学名誉教授が、それぞれの生態や特徴を説明し、「干潟の泥は同じように見えて粒の大きさが違う。多様な生物がいることは環境が多様な証拠」と解説していた。

多ノ郷小学校2年の山崎悠人君(7)は「たくさんの種類の生き物が取れて楽しかった。また来たい」と目を輝かせていた。(富尾和方)

爽快ブルーベリー食べて 大豊町の農園で7月31日から収穫体験

摘んだブルーベリーを食べ「甘~い」と笑顔のおおとよ小3年生(大豊町葛原の「ゆとりすとベリー農園」)
摘んだブルーベリーを食べ「甘~い」と笑顔のおおとよ小3年生(大豊町葛原の「ゆとりすとベリー農園」)

(高知新聞 2020 年 7 月 20 日朝刊より)

高知県長岡郡大豊町葛原の「ゆとりすとベリー農園」は7月31日から8月23日まで、食べ放題のブルーベリー収穫体験を受け入れる。担当者は「甘く爽快な味を堪能してほしい」と呼び掛けている。

ゆとりすとベリー農園は2010年、西日本高速道路エンジニアリング四国(高松市)が耕作放棄地を利用し開園。現在はガラスハウスと露地の計87アールで約920本を栽培しており、大豊町や高知大と連携して特産化を進めている。

2018年から「ゆとりすとパークおおとよ」(中村大王)で収穫体験もできるイベントを開いてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止。ゆとりすとベリー農園では6年ぶりという収穫体験を通じ、知名度向上を図ることにした。

13日は地元の特産品を学ぼうと、おおとよ小学校の3年生11人がゆとりすとベリー農園を訪問。生産者から「ブルーム(果実表面の白い粉)が付き、実から茎まで色づくものが新鮮で甘い」「栽培は全て手作業なので大変」などと説明を受けた。沖湊都(みなと)さん(9)は、「20個以上食べた。トロっと柔らかくて甘かった」と笑顔で話した。

体験料(税込み)は小学生500円、中学生以上1200円(未就学児は無料)。予約、問い合わせはゆとりすとベリー農園(090・9779・1331)へ。(竹内将史)

県内で唯一夏休みを短縮せず 魚梁瀬小中学校「7時間目」頑張る

通知表を手に笑顔の子どもたち。“長い”夏休みが始まる(20日午前、馬路村の魚梁瀬小中)
通知表を手に笑顔の子どもたち。“長い”夏休みが始まる(20日午前、馬路村の魚梁瀬小中)

(高知新聞 2020 年 7 月 20 日夕刊より)

頑張った分、長い夏休みに―。高知県安芸郡馬路村の魚梁瀬小学校など一部の小学校でも20日、終業式が行われた。各校が夏休みを短縮して新型コロナウイルスによる春の休校を補う中、魚梁瀬小学校と併設の魚梁瀬中学校は1学期の授業時間を増やして対応。高知県内の公立小中学校で唯一、7月21日から8月31日までのフルの夏休みになるという。

魚梁瀬小中学校は4月21日から5月10日まで休校した。児童10人のうち3人の山村留学生がおり、長期に帰省できるよう配慮したほか、保護者から「夏休みに親子で過ごす時間を確保してほしい」という要望も出ていた。魚梁瀬小中学校は授業を7時間目までやったり、運動会の練習時間を減らしたりして対応し、小中学校とも「短縮なし」となった。

終業式で田中茂樹校長が「毎日の7時間授業など、本当に頑張りました。42日間の夏休み、勉強や家の手伝いにチャレンジして」とあいさつ。子どもらは大掃除を終え、通知表を笑顔で受け取った。

魚梁瀬小学校5年の島田世那(せな)君(11)は「つらかった7時間目から解放される時がやっときた。虫が好きなので夏休みは自由研究を頑張りたい」と話していた。

20日は安芸郡田野町の田野小学校でも終業式が行われた。今年は高知県内公立小学校で対応が異なり、休校が最も長かった高知市では31日に終業式を行って、2学期も8月中に始まる。(北原省吾)

西土佐給食に天然ウナギ 児童ら大喜び

四万十川の天然ウナギのひつまぶしを食べる児童(四万十市西土佐用井の西土佐小学校)
四万十川の天然ウナギのひつまぶしを食べる児童(四万十市西土佐用井の西土佐小学校)

(高知新聞 2020 年 7 月 21 日朝刊より)

「土用の丑(うし)の日」(21日)に合わせウナギを味わってもらおうと20日、高知県四万十市西土佐地域の小中学校給食に四万十川で取れた天然もののひつまぶしが登場した。栄養もうまみもたっぷり詰まったごちそうに、児童らは「ウナギおいしい!」と大喜びでかき込んでいた。

名物を食べて地域への関心を高めるきっかけにしてほしいとの思いも込め、西土佐小学校の栄養教諭、植木南さん(27)が給食メニュー化。四万十市西土佐江川崎の「鮎市場」から白焼き約5キロを仕入れ、西土佐小中学校の給食を担当する四万十市立学校給食センター「スクールミールにしとさ」が調理した。

この日は、ひつまぶしのほか、米ナスと小松菜のツナあえやユズゼリーなど、地元食材をふんだんに使ったメニュー。西土佐小6年の今井文香さん(11)は「今日の献立はひつまぶしが1番だった。西土佐の食べ物がおいしいのは自然が豊かだからかな?」とおいしそうに頬張っていた。(平野愛弓)

最先端の稲作学ぶ 南国市の国府小学校 棚田の給食米も

生産者らから稲作の変遷について教わる児童ら(南国市の国府小学校)
生産者らから稲作の変遷について教わる児童ら(南国市の国府小学校)

(高知新聞 2020 年 7 月 21 日朝刊より)

高知県南国市国分の国府小学校で20日、給食米の生産農家やJA高知県の職員による出前授業が行われ、5年生16人がICT(情報通信技術)を活用した最先端の稲作や中山間農業の現状などに理解を深めた。

食育学習の一環で、米作りに取り組む児童に農業現場の変遷を知ってもらおうと国府小学校が企画した。

南国市北部の山あいで農業を営む西本良平さん(65)=成合=は、「朝夕の寒暖差が、おいしい米を育ててくれる」と棚田の利点を説明。その上で、1枚当たり面積の狭さ▽後継者不足による遊休農地増▽深刻化する鳥獣被害―などの課題も説明した。

JA職員は、衛星利用測位システム(GPS)付きの田植え機や、ドローンによる農薬散布などを動画を交えて紹介。馬を使った田起こしや代かきが行われていた半世紀前と比べると、労働時間が約3割に減ったことを解説した。

米価の下落も相まって大規模・機械化が進む現状を学んだ児童らは、「個人(経営)は厳しそう」「給食の完食はもちろん、一粒一粒を大事に食べたい」などと話していた。(横田宰成)

東又小の学校林を児童らが除間伐 四万十町

除間伐作業に挑戦する東又小児童(四万十町黒石)
除間伐作業に挑戦する東又小児童(四万十町黒石)

(高知新聞 2020 年 7 月 23 日朝刊より)

学校林を活用した自然、林業学習に力を入れている高知県高岡郡四万十町の東又小学校の6年生がこのほど、NPO「朝霧森林倶楽部」のメンバーらと除間伐作業を行った。

同校の学校林活動は例年、秋に本格化。6年生は冬にかけてほぼ週1回、山に入る。しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で5月に予定された広島への修学旅行が10月に延期されたことなどから、学校林活動を前倒ししている。

20日は10人が、学校から歩いて5分のヒノキ林へ。「朝霧」の4人からのこぎりの使い方や、切った木の倒れる方向などを教わり、約1時間半かけて雑木を伐採していった。

のこぎりを使ったことがほとんどない子もいたが、慣れてくると直径15センチほどの木も切れるように。児童らは「太い木を切り倒すのが気持ちよくて楽しかった」と満足そうだった。(井上太郎)

10年後 20歳の自分に手紙 ホビー館四万十 30通を展示

10年後の自分に記したメッセージが並ぶ「立志の木」(四万十町の海洋堂ホビー館四万十)
10年後の自分に記したメッセージが並ぶ「立志の木」(四万十町の海洋堂ホビー館四万十)

(高知新聞 2020 年 7 月 24 日朝刊より)

高岡郡四万十町打井川の「海洋堂ホビー館四万十」は23日、10歳の小学生が20歳の自分に宛てて書いた手紙の展示を始めた。10年後に本人の元に送られる。展示は8月31日まで。

小学校で行われる「2分の1成人式」をヒントに、2014年から毎年実施している。例年は5月の「こどもの日」に合わせて大型連休中に行うが、今年は新型コロナウイルスの影響で休館中だったため、夏休み企画として行うことにした。

同町内の9小学校の児童に募集し、91人が寄せた手紙のうち約30通を屋外ステージの「立志の木」に展示。「どんな車に乗っていますか?」「プロ野球選手になって、大谷投手より速い球を投げている」など、思い思いの言葉が並んでいる。

同館を訪れた10歳の児童なら誰でも参加可。応募者には同館のオリジナルクリアファイルが贈られる。

また、コロナ対策で休止中のジオラマ教室の代わりに、自宅で動物のジオラマ製作や、恐竜フィギュアの色塗りを楽しめるキットも販売している。問い合わせは同館(0880・29・3355)へ。(井上太郎)

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ココハレ編集部

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部員は高知新聞の社員6人。合言葉は「仕事は楽しく、おもしろく」。親子の笑顔に出合うことを楽しみに、高知県内を取材しています。

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