夜のテレビをやめました|「ママと記者やってます」⑫
毎日が体力・気力勝負! 40代ママ記者による子育てコラム
ココハレ編集部員・門田がお届けする子育てコラムです。40 代に突入したけれど、子どもはまだ幼児。うまくいかない子育てに悩み、体力・気力の衰えを嘆いています。泣いて笑って、怒ってしまって反省して…、そんなどたばたの毎日をご紹介します。
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怒るくらいなら、やめてしまおう
ココハレの「育児のヒント」というコーナーで、「ペアレント・プログラム」という子育て講座の体験リポートをお届けしています。
この講座では自分と子どもの行動に注目し、どんな行動に困っているのか、その行動はなぜ起きるのかということを考えていきます。子どもたちにしょっちゅう怒っている私。理由はいろいろありますが、講座を通して怒るきっかけを生んでいるアイテムに気付きました。テレビです。
テレビは親子で好きなので、よく見ています。「子どもに長時間見せるのはよくない」と知りつつ、寝るまでつけっぱなしにしてきた結果、5 歳の長女に掛ける言葉は毎日こんな感じになっていました。
「テレビに見とれんと、早うお風呂に入りなさい!」
「テレビに見とれんと、ご飯を食べなさい!」
「テレビに見とれんと、ちゃんと歯を磨きなさい!」
5 歳児に「見とれるな」と言うのも無理な話。「さすがにこれは親が悪い」と反省し、長女に「テレビを消してみよう」と提案しました。
テレビがついていなかったら、長女がテレビに見とれることはありません。見とれなければ、怒る理由も生まれません。お風呂と夜ご飯にかかる時間自体はさほど変わりませんでしたが、「テレビに見とれんと…!」と言わない分、お互いのストレスは減りました。
ただ、「テレビを見ない」というのは逆にストレスになりました。長女の希望で、「夜ご飯が終わったら、子どもが好きなテレビを見る」ということに決めました。朝ドラ好きの私は「朝ご飯の時はテレビを見せて」とお願い。「お母さんが朝ドラを見ている時は、私(長女)がゆっくりご飯を食べていても怒らない」と約束し、今のところうまくいっています。
「怒る」という行動は「誰に」「どんな時に」「なぜ」と具体的に分析していくと、防いだり、避けたりする方法が見つかるんですね。子どもと話し合うことで、お互いの考えが分かったのも新鮮でした。
「子どもを怒らない」という目標は抽象的で、達成が難しいように感じます。理想として心掛けながら、自分の行動を振り返り、“怒りのもと”を減らしていこうと思います。